MATSUO MEMO
   


KUNIHIKO MATSUO
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    (c)2003 MATSUO kunihiko All rights reserved.


               
    Fri, 31 Dec 2004

    先生と私
    めがねの安売りやで安物のめがねを購入。もっとものがいいものを、とは思うが、あまりの安さにそれ以上の金を出すのがばかばかしくなる。どうせ読書用だ。俺の近視はめがねでは矯正できない。かけても大して見えない上に肩がこる。

    久しぶりに渋谷に行ったので、CD屋やら本屋やら電気屋やらをのぞこうと思いぶらぶらするも、はじめのCD屋で軽いめまいがして早々に退散。周りにあるすべてのものが体中の穴という穴から、SFXでよくあるように、ごごごごごっと体の中に突入してきそうになる。いまは、そんな状況でうまく泳ぎながら情報を処理していくよりは、ささやかでも自分でアウトプットしたものをかわいがりたい気分。必要なものは、自分で作る。

    帰ってきて、引っ越し後の整理がまだつかない部屋を何とかしようと思うが、家人に「あなたが一人でやると、壁に穴を開けそうだから、私がいるときに一緒にやりましょう」という言葉を思い出し、あきらめる。かってにやるとおこられそうだから。そんなわけで、せっかく広いところに引っ越したというのに、越して一月、一部屋丸ごと倉庫状態。年が明けたら、ちゃんと有効利用できるようにしなければ、もったいない。

    特にすることもないので、というか、そう思いこむことに決めて、漱石の「こころ」なんて読み始める。中学生のころに読んだきり。中学生、とくに俺みたいなバカ中学生にはわかるはずもなく、内容も覚えていないので、これは限りなく初めてに近い再読。バカ中学生の時は、わかりもしないし読みたくもないのに、押しつけられて読むばっかりで、それで読書が嫌いになったんだ、恨んでやる。自分から進んで無理して読むっていうのは、それはそれで記憶に残るんだけどね。何せ、上の空だからね。つまんなくなってくると、つい、性的な描写はないかな、なんて探してしまうんだよな、中学生のころは。

    で、こころをよんでいたら、仕事中のかみさんから電話で、この年の瀬、もう帰省ラッシュが始まっているこの時期に、深夜一人で会社で残業だという。かわいそうに。でもがんばれ。

    にゃんこ先生と一緒に留守番。年をまたいでこころはいやなので、こころは読んでしまおう、今晩。

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    Thu, 30 Dec 2004

    Avant-dernieres pensees、もしくはあまりにもlike a rolling stone的な、または図らずもborn to be wildなのか
    二十八日の夜は、事務所の忘年会のようなものにいって、朝まで呑む。呑み、歌い、踊り、浮かれ、騒ぐ。全く人目を気にせず、大声で叫び、歌い続け、のどもかれる。酒に酔っていない人々には、ああ、酒によって浮かれている人だなあ、と思われただろう。
    で、朝方帰宅して、なんとなく酒によって浮かれ騒ぎながら感じていたその代償のコールドターキーに打ち勝ち、目覚めると夕方五時。
    朝まで一緒に呑んで浮かれ騒いでいた他の面々は大丈夫だったのだろうか?濱中さんは仕事があるといっていたな。あれで次の日きちんと仕事をこなすのだから、人物の器の違いを感じます。感服しながら、俺は猫をいじり、えさをねだられ、猫パンチを食らう。猫にばかにされてる。猫以下のクリーチャー。残念。
    チャーハン作って食ったり、無駄に過ごした一日にするはずで出来なかったことを思い返し、悔やみながら、猫パンチを食らい続けていると、出張帰りのかみさんから迎えに出てこいとの電話を受け、外に出ると、異常な寒さ。雪降ったんじゃんか・・・。
    今は三十日の朝。今日は渋谷に出てめがねでも買ってくるか、と思っています。午前中は、銀行行ってやりくりして、家賃入れて、あ、そうだ、レンタルビデオの会員になっておけと妻に言われたので、入会ついでに何か借りてくるか・・・・って、明日は実家に帰るんじゃないか・・・。
    思い出すと頭痛と吐き気がもどっってくるようだけれど、思い出せたら何を歌ったかかく、と書いたので、何歌ったか書いておこう。・・・・思い出せない。一曲目、部屋に入るなり入力して「born to run」(笑)そのあとに自分で入力した曲を覚えていません。しかし、人が歌っている歌も、マイクを奪ってまで全力で歌うはた迷惑なカラオケスタイルは変わらず。
    来年は、とりつく島のない生活と、この茫漠とした不安から解消されるべく、自分でも尊敬の出来る人物としての生活を送りたいと、心から願う。

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    Mon, 27 Dec 2004

    茄子の形の黒猫のための小品
    一日に二回ここに書くなんていうのは、初めてじゃないか?
    というのも、かみさんもいないし、寒くて何もする気にもなれないし。
    本でも読むか。でも、この年末の押し迫った時期というのは、ちょっと何か落ち着かなくて、本なんて読んでる場合でもないような気もするし、かといってよく考えれば別に何があるってわけでもないし。そういうときは、何も考えず友人と酒でも飲んでいるのが一番充実感を感じる年の瀬の数日間なんだけれど。一人で呑む。サティとストーンズを交互に聴きながら、茶とビールとワインを交互に飲む。おかげではらはたぷたぷ。
    このやさぐれ感はなんだ、今日一日のどこかにターニングポイントがあるぞ、と思って思い返せば、朝五時半に妻を送り出したあと、二度寝するのかしないのか決めかねながら地震のニュースやら芸能ニュースなんぞを見ながら菓子パンをかじっていたら九時ころに眠くなってきて、歯医者の十時の予約に間に合えばいいやということで三十分寝ようと思い(この時点で負け)九時半に目覚ましをかけて寝て、起きたのが十時。あきらめた。っていうか、九時に寝た時点であきらめてる。
    で、いい感じによはらっているので、今日は猫との会話を公開します。
    「さみい」「さむいね」「ひざくる?」「いく」「ちょっとあしくみかえていい?」「うごくな・・・・」「おこるなよ」「もういいや、俺ここでねるわ・・・・」「いいじゃん、ひざきなよ」「あ、さわるな、水飲みに行く途中なんだよ」「そっちさむいよ」「そうだ、ニラくれよ」「ないよ、いま」「あーむかむかする、ビニール食っちゃえ」「ビニール食うなよ、死ぬぞ」「食ってねえよ、はぐはぐしてるだけだよ」「やめなさい」「じゃあ、やめるからかにかまくれ」「はい」
    で、かにかまをくったあと、今、曲がったなすの形、なまこ、もしくは血を吸ってふくれたヒルのような形になって、斜め一メートル前方で寝てる。サティだったらどんなタイトルを付けるだろう。
    かわいいものを見ると歯を食いしばるのが癖なのだが、治療中の奥歯に、ぴりっと痛みが走る。

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    猫クリスマス
    クリスマスイブの夜は、仕事で遅くなるかみさんを待ちながら、なんだか大量に料理。で、たらふく食ってしこたま呑んで、例年のように「明石家サンタ」を見て、寝る。なぜか、もう十年もうつらうつらしながらこれを見ることになっている、というか、なってしまっている。なんかもっとぱっとした過ごし方はないのか?まあ、それはそれで幸せといっちゃ幸せだけど。
    二十五日も寒いので、ほぼ一日うちにいた、のか?覚えてないけど、ちょっと買い物に行ったような・・・・覚えてないな。うちでテレビ見たり音楽聞いたりしながら、ヤフオク見てたのか・・・・。なんか他にぱっとした過ごし方はないのか?一日中高橋悠治のサティを聞いていた。というと優雅に聞こえるが、段ボールからCD出すのがめんどくさいので、リピートしてただけ。おかげで気分が落ちた。
    で、日曜日。朝、というか昼に起きて、チャーハン作ってかみさん起こして一緒に食べて、仕事場へ。イベントの記録映像編集。あー、どうしよう。こういうのは経験なんだなあ、編集しながらもう一回撮影したくなる。どういう素材が必要なのかは編集作業をしてみてやっとわかった・・・・・。まあ、何とかするしかないだろ。今回はメインの撮影は俺じゃないのだけど、俺も撮影というのはどうも苦手だ。ファインダーの中からのぞいたパースペクティブにどうも違和感を感じるのは、俺の中に風景というものがないのだろう。奥行きのない不均質な世界を見ている。
    で、二十七日の今日、早朝。五時半に起きて出張に出かけるかみさんを送り出し、もう一寝入りしようかどうか迷いながらこれをかいている。ニュースではスマトラのM8.9の地震の話。8.9?地震じゃないな、実際にそこにいたら。世界の終わりがきた感覚だろう。南インドも津波で大変なことになっているらしいので、チェンナイでせわになった友人は大丈夫だろうか?海が近かったような・・・・。
    年末だというのにそれほど忙しくない。というか、これまでの人生、忙しかったためしがない、ような気がする。いいのか、俺は。みんなが忙しい忙しい、終わらない終わらない、とぼやくのを聞いていると、不安になってくるぞ。そんなに、人生、忙しいものなんだろうか?それとも、やはり俺には何かかけているのだろうか?たしかに同年代の友人と比べて、絶対的な仕事量が少ない気もする(笑)実績が見あたらないのは、まあ、そういうことなんだろう。 誰か俺を必要としている人はいないのか?暇つぶしに勉強でもしてみるか。その前に猫でもいじるか。
    まあ、長生きするんだろう。俺みたいなのがいてもいいか。無用の用、という奴だ。

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    Thu, 23 Dec 2004

    THE ENDもしくは極北
    ワークショップの最終日ということで、江戸川橋のいつもの居酒屋で終電の時間まで呑み、結局、MILKでの、今年最後のCANDYにはいかず。
    WSは、参加者が少なかったこともあって、コミュニケーションの嵐になって有機的に事が運ぶ、ということにはいたらなかった、けど、最終的にできあがった殺伐とした作品から思うことは多かった(笑)。
    maxmspなんかを使った作品、まあ、この手のメディアアート作品なんかによくあるような、音を映像で、映像を音に、みたいなかんじな仕組み。それを五台のコンピュータとひとりのボイスパフォーマーで無限ループ状態にするというコンセプト。しかも、それぞれのインプットとアウトプットは映像はカメラで撮影、音はラインを使わず、マイクで入力、つまり環境によるノイズがつねに混入するというコンセプト。
    は、いいんだけど、それぞれのアウトプットしているものが、同じ空間にバラバラとつっこまれていてまとまりなく、なんだこれは、という代物。それぞれの出している音や映像は、なんとなく、それぞれいい感じ。実験的でシンプル。
    でも、「で、なんなの?」と(笑)。 しかし、不思議なことに「見ていて飽きないねえ」。いや、その状況を見れば見るほど、可能性を考えれば考えるほど、金属的な、昨日も書いたような「オイルの匂い」がしてくる。
    で、この作品は、[THE END OF MEDIA ART]と名付けることにしました(笑)でいいんだっけ?

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    Wed, 22 Dec 2004

    れろれろくんとへんないきもの
    昨日はsal vanillaの忘年会、かどうかわからないような忘年会。朝まで。出し物は、まあ、あんな感じじゃないの?これからがんばるよ。うまくできたときだけ見に来てくださいよ。ちょうど、創作意欲がみじんもない時期だったんだよ、俺。
    で、あの人とあの人とあの人とかにこのオヤジの独り言時々大公開ページを読んでいるぞ、と脅されたので、あなたに読まれていると思って書きます。
    きょうはワークショップだった。明日も。
    ・・・・もうかくことないや、ごめん。
    あ、そうだ。「れろれろくん」と、「へんないきもの」をかった。よんだ。おもしろかった。これらに関しては、以上。
    以上、と書いたけど、付け足したくなった。れろれろくん、たまにこういう、わけわかんないけど、きわどくて、異常にに完成度が高いような、高くないような、あっちの世界から「このすごさを分かれ」といわれているようなものに出会うことがある。ぶっ飛んでるやつ。そういうときは必ず、「オイル」のにおいがする。揮発性のオイルのにおいのする絵本、なんて読みたくないよな(笑)たとえばほかに、といわれると、思い出せないんだけど、俺的にはいつもその感じがにじみ出てるものがやりたい、と思ってます。あ、マイルスのon the corner、とかU2のbeautiful dayとか、か・・・・。音楽だな・・・ビジュアルでは・・・思い出せない。れろれろくんです。あ、ひとつおもいだした。大塚でだしてるテジャワっていう缶紅茶の缶。岡村靖幸のダンス(笑)ちょっとちがうな。ケージのサイレンス。中上健次の地の果て至上の時。全部ちょっとずつ違うな。

    目黒のうちを引き払ったフェムケがいらないものをくれるというので、まだ足りないものだらけのうちで、なにかつかえるものがあるかと思ってピックアップしに行く。結局、ほぼがらくた!残念(笑)。クリップライトとか、埃だらけで異常に重いアンティークのタイプライターとか、50センチのMIDIケーブルとか。

    明日もワークショップ。のあとはMILKか・・・。WSが十一時くらいまでになるだろうから、MILKいけるかなあ・・・。行きたいけどなあ、オールだもんなあ。気分落ちてるし、体力落ちてるし。でも、まだまだ俺、子供だから、みんなに会いたくて会いたくて、そんなよるにうちで茶をすすってると、寂し死にしちゃうんだよな。

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    Thu, 16 Dec 2004

    これ読んでも何もおもしろいこと書いてないですよ
    もうすぐ年末ジャンボ宝くじの購入締め切りじゃないか?買っておこう。あたったらどうしよう。
    体調すぐれず、頭痛して、気管支もおかしい。で、膝が痛い。老人になった気分。夜になるまで異常な寒気を感じて、もうすぐ耐えられなくなって発狂するかと思った。
    七時半からはUPLINKでワークショップ。今回は参加者が少ない上に、今日は欠席者も多い。何か、今回はいつもと感触が違う。どう進めていいのかとまどう。そういうときは、いつもよりも気合い入れてプランを立てないと。とは思うが、なぜかあがらない。がんばります。
    sal vanillaのパーティーでのゴールデン鈴木企画のネタを考えるが、おもしろいことが思い浮かばない。手を動かしていれば、何か新しいアイデアが浮かぶのか。理屈の糸口を見つければ、するするとすべてが自然と出て来るのか。
    思いついたことは、時間がかかっても全部やってみること、とノリユキさんが言ってたな。めんどくさがりやで、思いついてもつい思いつかなかったことにしがちな俺には、ありがたいお言葉でございます。
    しかし、このところmaxをいじっていなかった(とはいってもひと月かふた月?)ので、わすれた。歳をとると物忘れがひどくなる。
    なんだかすべてが振り出しに戻ったようだ。ここにも何も書くことが思いつかない。
    支離滅裂でごめんなさい。書かなきゃよかった。あ、ノリユキさんは、中途半端にやるくらいならやらない方がまし、ともいってた。文字に書くと、くそ当たり前なことだな。でも、それができるかな。あら、考えてみると、俺はやらない方がましなことしかしてこなかったようだ。何もやんなかった方が、もっと楽しい人生になっていたかもしれない。
    他に書くことないのか、もっと有意義な情報とか持っていないのか、俺。
    俺もtaroさんのように、blogで情報を発信したい(笑)

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    Mon, 13 Dec 2004

    そろそろ脱引越モードで、年越準備
    週末はちんたらちんたら引っ越し後の段ボールの山の整理。ちんたらやっただけに、まだまだ収拾はつかない状態だけれど、茶が飲みたいから段ボールをまさぐって湯飲みを探し、顔が洗いたいから段ボールをまさぐって石けんを探す、なんて事はなくなった。しかしそれも日常最低限の部分であって、まだまだDVDがみたいだの、いい音で音楽が聴きたいだの、ここはひとつじっくり何か作るか・・・・等ということには対応していない。
    ちんたら片づけしながら、町田康の猫エッセイをよむ。年老いて死んでいく猫を見守る話に、まだまだ元気だが、おもちゃを振っても昔ほどの集中力と気力のなくなった十三歳のうちのにゃんこ先生について考え、溺愛するかみさんを思うと、俺がちゃんと覚悟決めておかなければならないなあ、と。
    日曜はユキちゃんが遊びに来たのに、そんな状態なので、申し訳ないことにかみさんは片づけを手伝わせていた(笑)一息ついたところで、殺伐とした状況でもちょっと文化的に行こうということで、パスタ二種にサラダ、鳥の香草焼きもどきなどをつくって一緒に食す。ビール二本にワイン一本飲んでいい感じに酔っぱらって、風呂に入り、早めに寝る。
    今週はちょっと忙しくなりそうだ。サルバニラの忘年会が思いの外、忘年会らしくない大パーティーになりそうで、サービスの出し物も、結構気合いが入ったプラン。しかも、俺は尊敬するゴールデン鈴木氏と組んだパフォーマンスも。これは、後々ちゃんとした作品に昇華させる前のプロトタイプとして作ろうかと。それにワークショップの展開にもちゃんと注意を払わなければいけない。顧客満足(笑)。
    インドに関して、つたない英語で不安と質問をクリス・ジーグラーにメールするも、返事がいまだこない。忙しいんだろうか。かれがどういうオファーを受けて事に望もうとしているのか知ってから、ジャイと話そうと思っているのに・・・・。インドから電話がかかってきませんように・・・。
    その、二月のインド行きをぽろぽろ話していたら、俺も行く、俺も着いていく、という方々が出現。いいよ、一緒に行こうよ。俺も寂しくないし、みんなにあそこに行って本物を目撃したらおもしろいし。二月にインドに行く人募集!(笑)飛行機代往復十万円ほどです。南インドのバンガロールなので、暮らしやすいです。初めてのインドでも、信用できるインド人の現地スタッフも俺もいるから大丈夫。ヒッピーの聖地ゴアへは電車で一泊くらい、だっけ・・・・。滞在費は、覚悟を決めれば「お小遣い」程度です。出来れば、ちょっと仕事手伝ってください・・・・。カレーおごるから・・・。ってここで募集してどうするんだ・・・。

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    Tue, 07 Dec 2004

    引っ越しをぬけるとそこは師走だった
    引っ越し完了。池尻大橋には、八年住んだことになる。少し寂しいな。いや、だいぶ寂しい。いろんな事があった。楽しい事やら、つらいこと。ちょっとおせんちなきぶん。で、ここが新たな拠点になるわけだ。
    家の中は段ボールの山。段ボールの山ならばまとまってもいるが、まとまらない細々したものが散乱している。ぞっとする。
    考えてみると、今までは、「うち」じゃなくて、「へや」にすんでいた。ここは、「うち」という感じがする。結婚したら、すぐに「うち」に住むべきだったな。とか考えた。まあ、とにかく、これからだ。やり直しの気分。
    猫も、テリトリーが広くなって、いろいろなところに自分のにおいを付けるので忙しい様子。前の部屋ではどんと構えていた奴も、小さな物音に敏感に反応して目玉をむいているのがおかしい。彼の仕事はパトロールと、外部からの攻撃をいち早く察知して報告することだ。(観察しているときっとそう思っているに違いないようでおかしい)今までの二倍以上の仕事量をこなさなければならない地位についた。晩年の、もう隠居してもいい年の彼だが、少し誇らしげに見える。
    俺も一仕事終わったので、次はなんだと思ったら、もう師走。明後日からWSか。で、忘年会とか。いや、忘年会なんてどうでもいい。いろいろ企画書とか、金とか、やらなきゃいけないんじゃないのか?お勉強もする時間はあるのか?時間はあるけど、やる気はあるのか?そもそも、この混沌とした環境で、何か考えられるのか?

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    Tue, 30 Nov 2004


    取りあえず、引っ越しは半分完了。あと半分。全身筋肉痛。かみさんの友人のジャンギー夫妻に手伝ってもらったおかげで、少しは楽になったけど、三階から運び出して、三階に運び入れるのは結構しんどかった。ありがとう。落ち着いたら、ご飯でも招待しよう。
    部屋が増えたので、本来一畳あれば十分生活できるくらいの俺には、どう使っていいのかわかりかねる。想像力が不足している。「住む」ということについて、ちゃんと考えてみよう。建築家の濱中さんの仕事なんかをみると、まいにち俺の考えていないことをずーっと考えていて、仕事にしてるんだなあ、と、考えるわけです。しかし、まだ自分の家のようなきがしない。
    そういえば、書き忘れたけど、ソウルではleeumっていうサムソンが新しく作った美術館も見てきた。まだ臨時オープンで中を見るには予約が必要。しかも予約はいっぱいだったので、建物しか見ることは出来ないけれど、むしろ建物がみたかったのでいってきた。東京を発つときにすごいことになってると濱中氏に教えてもらって。レム・コールハースとマリオ・ボッタとジャン・ヌーベルという、俺でも知ってる大先生たちが一つの敷地に、どかどかどかっと美術館を三つおっ立てたらしい。実際に見てみると異様な光景。サムソンの社長がほしい建物を三つ持ってきて庭に並べてみましたっていう感じ。隣がサムソンの社長の家だし(笑)もしくは、住宅展示場で、この家は〜風、こっちは〜風、みたいな、違うテイストの家が脈絡なく並んでるみたいな。まあ、それだけそれぞれの作家性がハッキリしてるんだね。
    なんかソウルは建築でもすごいことになってるらしくて、リベスキンドの高層ビルもすごいデザイン。タクシーからちらっと見ただけだけど。
    しかし、建築家はいい。わかりやすい仕事だ。〜家っていうのはいいな。
    新しい家で、テレビをつけたら、自分の家のような気がしてきた。そんなもんか。
    腹減ったけど、ガスコンロがない。

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    Sat, 27 Nov 2004

    SEOUL備忘録
    思ったよりも疲れていたみたい。帰ってきてから荷物を置いて仕事場へ行くつもりだったのだけれど、少し熱っぽかったので水を大量に飲んで横になったら、見事(十分予想のつくこと、というか、半ばそのつもりで)爆睡。
    忘れないうちにソウルツアーの備忘録。
    結局、たいしてまとまらないまま思いつく資料をpawerbookに詰め込んで、早朝から成田へ。昼過ぎの飛行機だから、そんなに早くでなくてもいいものを、いつもよりも一時間も早くでる。
    飯名氏と合流して二時間半のフライトのあと、インチョンからソウル市内のセオさんとの待ち合わせ場所へ。挨拶もそこそこに、即初日の会場であるART CENTER NABIってところへ。とにかく、初日がどこで、二日目がどこで、そこがどんなところかもわからないままにつれてこられた感じなので、たいした立派なところで驚く。話によると、サムソンの社長の奥さんが金出してやってる東京でいえばICCみたいな所なんだという。で、到着そうそう、たばこ一本吸うくらいの時間のあとすぐにレクチャー。
    まずは、飯名氏がDANCE AND MEDIAの活動の紹介と、SAL VANILLAやらNESTやらRE[ ]やら、まあ、そのほかいろいろのカンパニーの特徴を比べたりしながら彼なりにうまく紹介。そのあと、約一時間半CMprocessのことやらについて話す。来場者数は五十人くらいか。どんな人が来ているのかさっぱりわからんけど、とにかくセオさんに通訳してもらいながら、丁寧に一生懸命(自分なりに)なはす。結構真剣に聞き入ってくれて、頷いたり、表情で反応してくれたりしていたので、うまくいったんじゃないかな?
    時間をオーバーしながら質問を受けたりして、名刺交換。これは日本と同じですね。で、名刺の枚数に気をつけていなかったので、なんと初日で名刺切れ(笑)
    あとで名刺交換させてもらった人たちの名刺を見たら、なんとか大学教授だとか、なんとかセンターキュレーターだとか、偉そうな人たちばっかりだったに驚く。ごめん、ジャージに野球帽で、長々と好き勝手なこと話して・・・・。
    そのあとは、NABIのスタッフの人たちと、同い年だという、現代音楽の先生やら、日本から女性問題で逃げてきたというデザイナーのアメリカ人やらと飲みに行く。初日から、しかもついてホテルにもチェックインしないままレクチャーして、こんなに人にあって、へとへと。へとへとだけど、チェックインしたあとセオさんと別れて飯名さんと近くのおしゃれ屋台に繰り出してビール。外国人とわかると、サービスでいろいろ出してくれた。女の子が話しかけてきて、この辺はファッションピープルが集まる最近トレンディーなエリアなのだと。でも、自分がどこにいるかわかんないので(未だに)どこだか教えられません。(ちなみに、次の日セオさんに聞いたら、そんなところではみんなビールなんて頼まないんだってさ。焼酎とか、もっとおしゃれドリンクなんだって)
    二日目は、セオさんに迎えに来てもらって、タクシーでまたなんだかわからないけど美術ギャラリーが立ち並ぶおしゃれストリートへ。飯名さんのリサーチに同行。なんだかよくわかんない(俺は)NPOがやってるポリティカルな作品を扱うオルタナティブスペース?っていうのか、そういうところでお話を聞いてもらいに行く。手応えありな予感。何か仕事になりそう。飯名さんがんばって。
    でそのあと、今度はHAJAセンターという、ソウル市がやってる職業訓練学校、っていうか、美術大学、っていうか、そんなところにいってレクチャー。ここは徹底して学生自治で、徹底して自由。文字通り何から何まで自分でやりたいこと決めてやるところらしい。説明すると長くなるから省くけど、慎太郎も東京にこんな所作ってやったらいいのに。
    で、おやつを食べながら、十五人くらいかな?こんどはくだけた調子で考えてることを話す。ここでもおもしろがってくれたみたい。
    おわって、ついに焼き肉屋へ。またどこだかわかんないけど、うまいところがある、というのでHAJAセンターのディレクターの先生と線路沿いの焼き肉屋台街みたいな、ションベン横町みたいなところで、これぞ焼き肉、という焼き肉を食う。去年ソウルでくったものより、うまい(笑)
    二日目は、これでホテルに帰って、撃沈。
    三日目。去年見ることが出来なかった、パイクの「多いほどよい」が見たかったので、ちょっと早起きして現代美術館へ。現物見たら、盛り上がるね。ロックコンサートを見るときの気持ちのような感じ。テートモダンでデュシャンの大ガラスのレプリカ見たときも、かっちょいいー、と思ったけど、そのときのよう。ストーンズのコンサートで初めてキースが(豆粒くらいに)見えたときとか(笑)ちょうど、日本と韓国の若手アーティスト、みたいな企画をやってたので、そいつも見る。ヤノベケンジさん、ですか・・・・。
    ちかくでクッパを食ったあと、またなんとかというギャラリーっていうかオルタナティブスペース?(なんだそれ)に話を聞いてもらいに。去年、ゴージャラスがきたらしい。松蔭さんと宇治野さんの話題も。アポなしだったのにかかわらずここの人はほんとにていねいに応対してくれて、しかも、ここはうまくつながりそう。小さいとこだけど。CMprocessに食いついてきたみたい。
    最後のレクチャーは、IDASという、これも行くまで何のことだかさっぱりわかんなかったんだけど、International design school for advanced studiesっていうのの略で、なんていうか、デザインの大学院?よくわからん。で、結構ハードコアな感じ。一番びびる。
    レクチャーはほんとに、大学の授業のような感じで進む。ここでは、飯名さんのプレゼンはなしで、CMprocess-potentiality for generative performance-と題して。教室だし。でも相変わらず、野球帽にジャージで申し訳ない(笑)参加者は大学院だけあって、大学院生らしい人から、大学院生らしい人まで(笑)でも、大学の授業っていうのですこしへこむのは、出入り自由なわけだから、話の途中で席を立ったり、少し眠そうにしてる人もいたりすること(笑)でも、ほとんどの人は集中してくれて、頷いたり、メモ取ったり、ビデオまで撮影したりするひとも。今回も時間をオーバーしながら、質問大会。セオさんはもう三回も俺の通訳やってくれてるから、難しそうな質問にも、俺の話をふくらませて、丁寧に説明してくれてる。セオさんによると、特別レクチャーでこんなに人が集まって食いつきがいいのはしらないというので、ここでも満足。
    めしは、なんていうの?あれ、豚の焼き肉。脂たっぷりの。それ を食ったあと、東大門にくりだし、飯名さんの帽子とセーターを買うのにつきあう。相変わらず、ぱちもんの客引きが多い(笑)気に入ったセーターがなくもないんだけど、知らずにどっかのブランドのまねまねデザインだったりすると困るので(多分そう。〜タイプ、って説明するんだよね、店員が。これはプラダタイプです、って(笑))ためらって、結局俺は買うのをやめる。
    おみやげはやっぱり、スーパーマーケットだろう、ということで、二十四時間のスーパーで、マッシブな唐辛子の袋詰めやらを買っていたら、IDASの教授からでんわで、時間があったら、話がしたいというので、グランドハイアットのソウルが一望できるロビーへ。すまん、ここでもジャージに野球帽・・・・しかも、スーパーの買い物袋。話というのは、来年、なんとか大学(名前が思い出せない、っていうか韓国語の発音なので、覚えられない)というマンモス大学で、五月に大きな記念イベントがあるんだけど、そのパフォーマンスの所のディレクションをやってほしいという。で、いくらくらいかかるのか、とか、どんなことやってほしい、とかそんな話。まだ、どうなるかわからないけれど、うまく決まれば、チャンス。日韓合作の結構大きな規模の作品を作ることになるだろう。ツアーもできるとか何とかいってたし。もんだいは、インドのスケジュール、と、これの方が問題だが、webの方。どれもこれもやっていたら、来年はほとんど神楽坂へは行けない。だからといって、もうすでに来年予定されてるいくつかのオファーを断っているんだから、神楽坂にいるために断り続けるのは、いかがなものか・・・・・でもね、それでは、生活が出来ないのだよ・・・・生活が成り立つだけの金が動かないんだよねえ。まあ、そんなことを考えながら金の話もしながら、猛烈にたばこを吸いながら、胃がどんどん痛くなっていく。非常にうれしい話なはずなのに、なんで、胃が痛くなっていくんだ・・・・・俺は何やってんだ・・・・と。深夜一時半くらいまで?はなして、ホテルへ。寝酒のビールを飲みながら考える。売る「もの」作ろう、と。もの?なにを?
    七時に起きてインチョンへ。そんなことずっと考えながら、家にたどり着いて、事務所に行くつもりがぶっ倒れる。
    明日、明後日は、そんなことは全く考えないようにしなければ。引っ越しだから。

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    Mon, 22 Nov 2004

    前頭葉が弱い
    引っ越しの準備が進まない。ADDとかいう片づけられない病にかかっているんだろうか。いや、のってくると我ながらすごい集中力を見せてあっという間に片づくので、ただめんどくさいだけなんだろう、俺は。無性にトマトグランバーガーというものが食いたくなり、かみさんを口説いてマクドナルドへ。昨夜「華氏911」をみながら心の中で毒づきまくった呪いか・・・・。
    昨日は、毎年タナカノリユキ氏と心理学者?の下條信輔氏が監修して行われるルネッサンスジェネレーションという、なんつうか、レクチャーショーみたいなものの現場に、今回は純粋に裏方としてはいる。今年のテーマは、決断の一瞬には何が起こっているのか・・・っていうはなし。話がおもしろくて、仕事どころではない。本来、裏方的にはなるべく時間がおさないように、と考えるべきが、心のどこかで、もっと長くやれ・・・もっときかせろ・・・この時間じゃ、足りないでしょう、センセー、なんて考えてる。そんなおれがタイムキープしてるせいか、三十分押しで終了。本番中、舞台袖で話を聞きながら、俺にいませまられている決断の数々を考えさせられた。ああやってノリユキさんみたいに質の高い仕事をしていくためには、ちゃんと決断しなければいけないときがあるんだな。で、その決断はどこから来るのか・・・・。・・・・もういい。ねる。
    明後日からソウルじゃないか・・・荷物の準備もしてないし、それより、資料・・・・。

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    Fri, 19 Nov 2004

    violence
    新宿の紅茶屋(たかが茶なのにすばらしくすてきで、一斉水平射撃したくなるような)で「エトインテラパクス」(綴りがわかんない)の有村さんと打ち合わせ。トップダウンスタイルへのこだわりをストレートに、真摯に語られる。いわゆるアーティストでない俺は、有村女史の切々とした語りに胸を打たれて、(傍目からはそうは見えないだろうけど)ものすごい大英断。大江戸線で同じ言葉を頭の中で四千回くらい繰り返して、やる、と。
    考えてみれば、それほど性に合っていないわけではない。いつもやってることではあるから。久しぶりに、ここで、これが出来るか。まだ体力があるので、そのくらいの事したって、死にはしないだろう。
    そのあとはいつもの盟友たちと、酒場で。けして美しくはないが愛すべき人たちを見ていると、なぜかあたまのなかではかみさんの顔にオーバーラップしたled zeppelinのフィジカルグラフィティが一曲目からぐるぐる。それらがすべて同時に頭の中で処理される、されても問題なし。全曲終わったあたりでお開き。
    明日はノリユキなので、そろそろ寝る。
    支離滅裂だけれど、ほんとにそれだけ。
    つまんねえなと思いながら、ビニール傘を、誰も周りにいないことを確認して電信柱に、中村ノリのまねをしてたたきつける。
    完全な傘のできあがり。瞬間、アヌーシャの顔が思い浮かぶ。「今、私がほしいものわかる?・・・・ヴァイオレンス」

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    Thu, 18 Nov 2004

    vertigo
    引っ越しに伴う公共料金やらの手続きをすませ、不動産屋へ引っ越しの日取りを伝え・・・・そのくらいまでは覚えているのだが、そのあとは記憶にない。
    ここ数日生産性の全くない日を過ごす。こういうときこそ、時間を無駄にせず、がっつり調べものや考え事なんぞをして、さらには新作なんかを作ったりしてみたいものだが、いかんせん、勤め人としては机から離れるわけにもいかず、じゃあ自分がやってきたことと知ってることでも頭の中に並べながら半生の反省でもしてみようかと思いを巡らせていると、めまいがして、叫びたくなって(ほんとに叫んでいたかもしれない)気を失う。気を失うこと十時間以上(なんと十時間)。毎日十時間以上気を失っている。それに睡眠時間を入れると、覚醒しているのは四〜五時間か。
    このところ事務所にスケートボードのビデオの編集に来ているタケシとはなす。いわく「インドにいると生きてるって感じするよねえ」。よく言われることだが、全く同感。
    気を失っていると、背中から肩を通って頭頂までが一様にばりばりにこるので、なんとか仕事を作って、人はどうやって動くんだろう、なんて事を考え始めないようにしなければならない。
    そういや、U2の新作を聞いた。なんか、一様にべたな感じがする。やっぱりイーノとラノアのコンビがいいなあ。彼らがプロデュースすれば、べたな曲でも、ちゃんとストレンジでそのバンドオリジナルな感触が残る。同じようなコーラスやらブリッジのおかずでも、今作のアレンジはいちいち汗くさいくかんじる。ちょっと赤面してしまうような微妙さ・・・。まあ、一回しか聞いてないので何ともいえないけど。スティーブリリーホワイト、と聞いて、なんとなく予想がついたイメージそのまんまだった。ちゃんとしてるんだろうな、でもいい意味で裏切られる、ってこともないだろうな、っていう感じ。U2とスティーブリリーホワイトだけだと、優等生すぎて、汗くさくなってくるんじゃないか。リリーホワイトもアイルランド人か?

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    Tue, 16 Nov 2004

    授業
    昼過ぎまで、二度寝、三度寝を繰り返し、銀行などへ行き、やりくり関係を済ませ、二度寝三度寝のおかげで風邪から回復したのか、自転車も息切れ無しに神楽坂へ。韓国レクチャーの資料作りをしながら、気になるものをネットで調べているうちにSFCのグローバルキャンパスとかいうサイトにたどり着き、なんか頭がよくなりそうなのでストリーミングを見始めたらはまる。そうこうしている間に日が暮れ、かみさんが出張なので、猫の世話をしに早めに帰宅したあとも、おもしろそうなテレビもないことだしずっと見続ける。一本一時間半もあるんだけれど、みんなたいしたことはいっていなくて、五分ありゃもっと簡単に学生を納得させられるようなことをだらだらと偉そうに話してるのが、おもしろい。そうでない偉い先生もいることはいる。でも、一人の人間がほんとに自分で気がついて本当に言いたい事なんて、実は五分で説明がつくようなことにまで抽象化できるのかもしれない。で、結局4~5本見た。なんという一日・・・・。
    しかし、おかげで、自分が話さなければならないことの大体のイメージはつかめた。っつうか、それだけ人の話聞いて、自分のことしか考えていなかった(笑)
    しかし、こんな時間(午前四時)になってしまった・・・・。が、全く眠くない。寝るという事がイメージできない。俺は寝るのだろうか?それというのも、全く疲れていないから。働かざる者食うべからず、というけれど、働かざる者寝るべからず、と、どなたかからいわれているような気もする。
    最近どんな音を聞いてもおもしろくないので、逆に、この音をおもしろくする環境はどうすれば作れるかを考えることにした。掃除でもするか・・・・っつうか、引っ越しの準備・・・・。

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    Sun, 14 Nov 2004

    Most likely you go your way and i'll go mine
    さあや、よかったね、っつうか、土曜日は弟の結婚式、披露宴に参加。朝からものすごい酒量。こんな事でもないと、日常では思いつきもしないようなchez matsuoでおフランス料理。育ちが悪いのか、長年の貧乏が俺の心をゆがませているのか、一口一口、謝りたくなるほどうまいのが悔しくおもう(笑)まあ、そこでは身内だけだったので酒を飲んで飯を食ってあいかわらずの気まずい近況報告大会。皆ストレートに、「今なにやっているんだ」と尋ねてくるが、説明がつかない。真面目に返さなければいかん、と思う人物にははぐらかさず説明を、と思うのだが、ただでさえ長くなりがちなはなしが、四十五倍くらいに長くなりそうになり、「まあ、何とかやっていけております」なんて話でうやむやになる。ストレートに「おまえはなんだ」と訪ねたくなるくらい、謎なんだろう。俺でさえ謎なんだから。
    披露宴まではまだ時間があるというので、久しぶりに両親とかみさんと午後を過ごす。渋谷で茶飲み話をしたり、東急でやってるpopart展とやらを見に行ったり。いつものように、父は入り口から出口まで(たぶん)十分とかからずに通過。それでも、自分なりに何か納得しているようで、満足げな顔をしている。絵を見に行くのは好きなようでガキのころからよく連れて行ってもらったものだが、父が絵のどこを見て何に納得しているのかは未だにわからない。
    結婚式の披露宴に出席するとかならず自分の居場所が見つからない気持ちになるというか、自分が場違いなところにいるような気持ちがするものなんだろうか。映画の宣伝屋をやっている弟らしく、まるでバラエティー番組のような趣向を凝らした楽しい宴会だったが、まるで対岸でバーベキューパーティーをやって大騒ぎしているグループを缶ビール片手に眺めているような気分のまま、黙々と酒を呑み、手練れた司会にのせられながらクイズなどに参加し時間は過ぎる。「お兄様ですか?お噂はかねがね」なんて、悪意はないにしても、そういう噂は笑い話のネタにでもなっていることは必至なので、苦笑いで相づちなどを打っている間にお開き。
    見回すと、自分が一番堅気な仕事を指向している人間に思えてきた(笑)昼間感じたのとはまるで逆だ。
    亘君。君は成長したな。自分の道を見つけたようだ。
    そしてスピーチもよかった。かわいいかみさんと幸せになることを祈る。

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    Sat, 13 Nov 2004

    面倒ライン
    引っ越しの準備やら、韓国でのレクチャーのための資料作りなど、やらなくちゃいけないことはたんまりあるのに、どうにも真面目にやるきがでない。いつも、面倒くさいことがあると、面倒くさいという事実を確認することで時間が過ぎていく。非常に優秀な人間たちにかこまれていると、なぜ彼らは(彼らも面倒くさいと考えているのだろうが)そう易々と仕事をこなしていけるのか、その気力がどこからわき上がってくるのか、それはもちろん、責任というものもあるだろうし、仕事を楽しむだけの甲斐性もあるのだろう、けど、俺にはそれらが決定的にかけているようなきもするし、しない。
    明日は弟の結婚式なので、朝早くからスーツを着て街を歩くのかとおもうと、つまらない気分になる。ネタのおもしろさに自信のない仮装をしてハロウィンのパーティーへ行くようだ。要は、着慣れていないだけだけれど。自分の貧相な体がスーツに似合うというイメージが全くわかない。俺とよく似た父はスーツがよく似合う。父とよくにたおれもスーツが似合う男になるのだろうか。ある程度は経済力だな。いいスーツと、身のこなしを経験で覚えれば、それなりには成るか。いまのままではいかんともしがたい。
    とにかく、三十五になるまで、夏はジーパンにTシャツ、冬はジーパンにTシャツ、に上着、という服装で仕事も遊びも貫いてきたので(貫いた、というと強い意志を感じるかもしれないけど、実のところはそれしか思いつかなかったから・・・・)それ以外の衣類は、どこに袖を通していいのかさえわからない。
    かみさんには、もっと何とかしたらいかがかといわれるけれど、その何とかするのがめんどくさい。何とかする手だてを考えるのがめんどくさい。また、面倒くさいという事実を確認することで時間が過ぎていくのかと思うとめんどくさい。
    世間を観察すると、どうも、服装センスのない人間は、誰にでもある青春時代、その人なりに「ぶいぶい」いわせていた時代の服装をかたくなに守っていたりしていて、ちょっとグロテスクな印象を与えていることが多いような気がするのだけれど、俺なんかは物忘れもひどく、物持ちも悪く、なんのスタイルもないから、ほとんど迷彩服のように自分が消えている。きがする。
    ずっと着ていたセーターの肘がすり切れてきたので、もう捨てよう。そろそろ新しいのを買おうか。
    ソウルで買おうか。そうしよう。ソウルで買おう。 今、思ったが、めんどくさいのは、能力がなくて、仕事をこなすのに人一倍エネルギーを費やさねば、人並みの仕事が出来ないから、もちろんそれは服装にもいえて、人一倍気合いを入れなければ、どうにもならないことがわかっているから、そのハードルを考えると、めんどくさくて、何も考えないで寝てしまった方がましだと思うんだ、ろう。面倒ラインが低いのだ。それから、責任感もないのだな、あるのだけれど、ない。

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    Thu, 11 Nov 2004

    無力感くさい
    またしばらく書かないうちに十日以上たってしまった。
    書かなかった間には、引っ越し先を決めようということでたまたまはいった不動産屋で一件目に見せてもらったところに即決したり、実はひどい風邪を引いているのに、しこたま呑んでは「風邪ひいてるなあ俺は」等とおもいながら吐いてみたり・・・・いろいろなことがあったなあ、と書きたかったけど、それくらいしかなかった。おれには。
    俺の誰も気にとめない日常にはなにもなくても、ジョージ・ブッシュ氏が再選されたり、何かの犠牲になって死んでいく人がたくさんいたり。俺でさえそうなのに、ものすごい無力感を感じてしまっている人が、この十日あまりの間にどれだけ増えたことか。なんか、無力感がプーンとにおってくる。せかいは無力感くさい。まずい。
    前向きっぽいことをいってみよう。
    十三日は弟の結婚式。弟、っていうのは、なんというか、他の誰とも違う。当たり前か。自分のようでいて、絶対に他者。でも、なんていう言葉で表せばいいのかわからないけど、かみさんを愛しているというのとは別の意味で、恋愛感情のような、不思議な愛を感じてきたんだなあ、と思う。まだ結婚相手にはお会いしてはいないけど、あの人間を愛する人間に、この世で会うことができて、あの人間のことについて話が出来るなんて、非常に希有な体験だ、と思う。
    そういえば、今日はビールを飲んでいない。
    あたらしいpowerbookにしてから、調子が悪い。
    たばこは控えよう。最近たばこが無力感くさい。
    何も特殊ではないことでも量が何かを変えることがある。たまに量を変えてみると、思わぬことが起こるかもしれない。あえてベタだからと避けないで。itunesのシャッフル再生で今まで聞いていた退屈な音楽が違って聞こえるようになるように。

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    Fri, 29 Oct 2004

    どうもたくさんかけているようだが何がかけているのか自分ではよくわからないようだ
    修理に出したpowerbookが一日で帰ってきた。すばらしい。何年か前は、どうでもいい故障で三週間も一ヶ月も待ったものなのに。やれば出来るんじゃん。俺もやれば出来ることから、言い訳しながら逃げるのはやめよう(笑)

    おとといあたりから、某建築家先生のblogでふれられていたので、つい日本近代文学の起源を手にとり再読。大学一年生の時に柄谷の著作でこれを初めて読んで、夜も寝られないくらいのショックを受けた。再読して改めてこの本が自分のスタートだった事を確認。おもしろすぎる。そしてのあとの探求1,2、トランスクリティーク・・・・盛り上がります。でも、今はもっと軽く、しかもシリアスに読む。

    最近、耳がおかしい。朝起きると、(汚い話だけど)みみだれが・・・ミミカキしすぎたのかな・・・・。おじさんになると、いつもどこか調子が悪い。耳鼻科いかなくちゃ。中耳炎は痛いんだよな。子供の時痛くてねむれなかった覚えがある。

    インドに行くのかいかないのか。いつもこんな事で迷っている。馬鹿者。人に必要とされることなんて、そんなありがたい話・・・・・。行くだろうな・・・俺は。そしてまた一月あの喧噪の中で日本にいるときより働くんだろう。
    でも未だそれは現実的な話じゃない。金の問題。そして今度こそはwebの仕事との関わりをはっきりさせることになるだろう。それも金の問題だ。やっぱり現実的じゃないなあ。でもなぜだろう・・・・・俺がばかで間抜けだからだ。

    風邪をひいたらしい。風邪をひいたときの、あの、なんていうか、四百メートル走ったあとのような息苦しさと筋肉の疲れが、別に走っていないのに。つまりこれはひどい風邪だ。今俺は風邪をひいている。今気がついた。

    やけくそだ。酒が飲みたい。

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    Tue, 26 Oct 2004

    香港
    二十四日に香港から帰ってきた。二日ほど寝たい気分。むちゃくちゃに疲れた。忘れないうちにメモ。忘れないうちに、っていうけど、ほとんど無我夢中だったので、リアルな夢のディテールを思い出そうとするのに似ている。
    一日目は午後三時くらいにホテル着、だったような。九龍のYMCAホテル。会場の香港文化中心の、目と鼻の先。荷物を置いて劇場へ。すり鉢状のテニスコートのような劇場。下見を終えて、近くの飯屋で腹ごなしと乾杯を済ませてから、レセプションパーティーへ。全員坊主の荒くれっぽい雰囲気が完全に浮きまくり。VIPっぽいひとたちも声をかけずらかろう・・・(笑)まあ、毎度のこと。
    いろいろ世話を焼いてくれるフェスティバルスタッフは全員若い女性。日本語が達者なzoeさんが通訳をしてくれるので、なかなかスムーズに事が運ぶ。
    で、例によって、町に繰り出し、屋台で大酒。サルバニラの面子はみてるだけで楽しい(笑)
    二日目は九時に劇場入りして仕込みまくり。十時?十一時?まで。で、今度は近くの飯屋でカレーやら。陽気なおばちゃん(リューシー)のいる店。そのあとはおとなしくホテルへ。
    三日目は、いよいよテクリハ。現場主義としてはここが勝負。もう何をどうつめたんだかわからないけど、いろいろいじくってアイデアを詰め込んで八割方の俺のパートのねた、演出はここでできあがる。照明卓にMIDIが遅れないなど問題もあったが、スムーズに事が運ぶ。しかし、あまり現地の人とのコミュニケーションが必要なく、こっちだけで完結してしまうようなシステムなので、なんだか、みんなが現地のスタッフとああでもないこうでもないとやっているのがうらやましい。
    で、この日はスタッフの女の子たちオススメのタイ料理屋へ。あんまり辛くなくて、うまい。あまい。ちょっと高級料理。コンビニによってビールかって、素直にホテルへ。ちょっとのんで就寝。
    四日目。ゲネ。さいごのつめ。本番。結構いい作品になったと思う。失敗もなく、そつなく見せた。終演後、一人、大ブーイングをする観客がいたけど(笑)we want less!とか叫んでたな・・・。他の客の反応はどうだったんだろう。話が出来なかったので、どうもいまいちわからない。
    夕飯は、油麻地へいっていい感じの鍋料理の店へ。牛肉の煮込みやらなにやら。しかし、臓物やら髄やらが多い。普通の赤身の部分とかはどこへ行ってるんだろう?
    ホテルへ戻って、録画ビデオをみんなで見ながら、自画自賛。いいじゃんか、これ。
    五日目は、昼間にワークショップ。前半はダンス、後半はテクノロジー関係のデモンストレーション。これはいつものように。特筆すべきはなし。数人、やっぱりMAXjitterで構築したシステムに食いついてくる若者あり。
    多少の映像ネタの入れ替えをして、夜、二回目の公演。客は一日目二日目とも、九割方埋まっていたようだ。子供からおばあちゃんまで、いろいろ。西洋人も多い。この日も成功、だったと思う。客の反応がいまいちわかりずらい。二時間で撤収してから、また女の子たちのオススメの、こじゃれたバーへ。キャバレーの余興のようなルールがいまいちわからない変なさいころゲームをやりながら数本ビールを飲み、女の子たちが終電でかえるのをみおくってから、初日にいった屋台へ。巨大なシャコがうますぎ。味の素の結晶がバラバラ落ちてくる(笑)
    こういう舞台物の打ち上げにありがちなああすれば良かったこうすれば良かったみたいなことで喧々囂々やらあったりして、朝六時まで。気がつくと、周りのテーブルと椅子は片づけられて、残るはスキンヘッドの軍団だけ。
    歩いてホテルまで帰って、三〜四時間寝て、集合。空港へ。
    結局、香港島へは行けず。対岸から、ばかばかしく電飾されてレーザービームを発射しているでっかい看板みたいな高層ビル群を眺めただけ。観光で行くところではないなあ。
    amplifiedで作ったネタは、もちろんまだまだ改良の余地はあるけれど、今年のおもちゃいじりの集大成的なネタになった。音をもっといじることが出来たら、という心残りはあるけれど。来年、また機会があれば、今度は全く新しいアイデアを試してみたいな。なんかかんがえよう。

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    Sat, 16 Oct 2004

    幻覚か夢か
    香港amplifiedのためにパッチを組んでいたら日が暮れる。あまりおもしろいしかけはないけど。しかけの部分より、演出。
    問題は解像度、スピード。シーンごとに細かい調整が必要になってくる。GARANDOのスクリーンとあらかじめパースをつけた映像を投影する仕組みはよくできているけど、それぞれの面は四分の一の解像度。GARANDOは、あのゆがんだ投影の仕組みが見せどころなのかもしれないけれど、プロジェクターを八台同期させればもっと自由度がでるのに・・・。八台を二台で!っていう数の問題なのかな・・・・?
    まあ、とにかく悩まされる。
    明日のリハーサルが終わったら、機材関係をまとめないとどたばたしたまま出発し、向こうであれがないこれがない、また買わなくていいものを買う羽目になるので、しっかり計画しましょう・・・。
    なんだこれ、あんまり書かなくていいよな、こんな事。
    で、日曜日は中ザワさんの方法主義のイベントを見に行く予定。気になります。方法マシーンのダンス。
    とにかく、そろそろ、おもちゃいじりばかりではなく、あっちのほうも・・・と・・・・おもちゃいじりもちゃんとやれるとこまでやってみよう・・・・。
    時間をたどりながら、いろいろ音やら映像やら、光やら、ダンスやらを頭の中でぐるぐる回していると、なんか3Dの空間にありえない部材で建築物を建てているような感じだと思っていたのが、感じじゃなくて、そういう幻覚をみるようになった(笑)これはパッチを組んでいる時にコードをあっちにひっぱたりこっちにひっぱたり、あっちにとばしてこっちにとばして・・・・・結構、つらいんだろうな、自分。
    時々ぐわっと空中に跳ぶような感じで、世界がいろんなレイヤーに分かれたり、空間のいろんなものがものすごく、なんていうか、つながっていたり。
    ここ何日か、頭の中でなんか変な建物を組んでいる夢を見ておきる。

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    Wed, 13 Oct 2004

    瀬田君へ
    かなり久しぶりに書こうと思って、またもやいろいろ書くことが多すぎて、書くことがない。例によって、あやふやに、赤裸々にかきます。
    今日は瀬田君のお誕生日なので、十二時から焼き肉屋で濱中さんと三人で、お誕生会?。せたくんは、やさしいなあ・・・・。これからももっと優しくしてください。
    お誕生会?だというのに、あたまのなかはインドのことやこれからのことや今のことや、たった今のことでいっぱい。三十五にして、情緒不安定、で、子供のようなことしか頭に浮かばない。
    今日は、香港の映像/しかけ関係のプログラミング、っていうか、プログラミングまでいかないな、ネタ仕込み、を一日中。のっているときはいいんだけど、一瞬気がちると、モチベーションが下がって、どうでもよくなって眠くなる。
    でもそんなこといってられない。ちゃんと、何か新しいことを作らなくては・・・。新しいことと、さすがに見事なこと。どうでもいいからこそ美しいもの。
    そういえば、これを書かない間に何があったっけ?山形から帰ってきてから、書いたっけ?かいてないな。山形・・・仕事は失敗。俺に関しては。何もうまくいかなかった。何もうまくいかないことを切実に感じて、もっと何とかしなくちゃ、とか追いつめられ、それから睡眠もとらずに仕事しまくって、誰の追随も許さないような仕事をする、万歳、みたいなことにはならない。
    で、八日は原宿でEJTのライブ、か・・・。それも、まあ、中途半端、っていっちゃ中途半端・・・・。録音した音を聞いていないので、どうかわかんないけど、とにかく、次はもうちょっと考えないといけないだろうな。自分の勝負すべき所を明確にすることだ。命がけでやるべきだけど、長生きしたいので、命はかけない。
    俺は何屋だ?
    一月、インドに行くべきかいかざるべきか。三十五の男は、命綱無しの綱渡りのように、冷静に大胆に、決断を下さなければいけない。食えなくなる。しかも俺だけじゃなく。
    何屋か・・・。
    瀬田君にきいてみよう。瀬田君なら、教えてくれる、はず。優しいから。
    一緒に行ってさえくれる、はず。優しいから。俺も優しくする。

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    Tue, 28 Sep 2004

    あまりに中途半端なのでだれかに塩をかけてほしい
    くそ、どれもこれも中途半端。山形の仕込みがまだ全然詰められていない、のに、朝五時までインド関係にメール書いてる・・・。一所懸命に長々と書いたのに、あらら、結局なんの答えにもなっていないんじゃないか、これは・・・。っていうか、微妙だからな・・・。っていうか、微妙に中途半端に物事を宙ぶらりんにすることでゆらゆら生きてきたんだな、俺は、と、悲しくなる。
    いつかつけが回ってくる、というか、このあたりからツケの始まりです。
    帰ってきたら、EJTのライブだろ・・・・。でも何もやってないだろ・・・・。見に来る人がこれ読んだら、何もやってねえの蚊よ、何もネタねえの蚊よ、行き当たりばったりのライブみたかねえよ、と思われるでしょうけど、そうです、すいません。でも、ドラムがかっちょいい、はずなので、いいだろ、何とかなるだろ、と、いつもの何とかなるが始まる。何とかなる、で何か筋の通ったものができあがるんだろうか・・・・。
    あした・・・あしたも、ちょっと、仕事、ごめんなさい、誰か大量の塩でもかけてください。とけて小さくなって、その間にどこかに逃げたい。
    なんだ、この文章。たまにしか書かないのに、こんなことかいてもなあ・・・
    あー、あたまのなかでborn in the usaがぐるぐる回る。でもいい歌だ。みんな、ばかにすんなよ、スプリングスティーン。すごいんだぞ。
    きょうは、gogで山形香港の打ち合わせ、デモンストレーション、リハーサル。で、今日と明日に宿題をたっぷり残してきたのに、インドメールで時間が過ぎる。で、たぶんインドには行くことが出来なくなるんだろう。
    なんとか生き延びる方法を考えなければ。つらいことはしたくないなあ、ってうまれてから一回もつらい思いなんかしたことないぞ・・・・。なんだ、つらい思い、って・・・・。ごめんなさい。おれがあまかった。
    そういえば、週末はルドのうちでヤニス君の誕生会。やっぱり、ちょっとでかい。虫とかネズミとかでも、ちょっとサイズがでかいと、ちょっと違和感があって、思わず「でかい・・」といってしまう、あの感覚。まあ、いいや、そんなこと。
    さむいな、まあいいや、そんなこと。ねるぞ。
    マイルス、すげー。Live At Fillmore East。異常だ。眠れない。

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    Fri, 24 Sep 2004

    candy
    今日はmilkでケンジ君が主催するパーティーへ。coded_miniをしこんで、いつもの面子と「やあやあやあ」みたいな感じ。十二時にはさくっと終わって、内容もハッピーな感じで良かった。このくらいがちょうどいいサイズ。もうじじいだし。
    じじいのパーティーは、パーティーのあとでゆっくり茶でも飲むのがいい感じ。まあ、でも今回は機材があったので素直に帰宅。こういうのは、友達の友達で・・・・ちょっとのぞきに来ました、くらいが一番楽しめるんだな。
    で、一日結構遊んでしまったので、また懸案事項は未解決。頼まれごとやら、ねたプログラムの事やら、インド対策やら。やら、っていったって、そんなに多くないな、解決しなくちゃいけないこと。でもいっぱいいっぱいな感じ。キャパ小さい。っていうか、睡眠時間が長い。

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    Sun, 19 Sep 2004

    東京P.R.O
    かみさんが福岡へ出張なので、猫の世話、というか、猫いじりをしたあと、山田さんが映像で参加している劇団の公演へ。残念ながら、客入れ時にしかけていたという山田さんの映像は見ることが出来ず。
    悔しい・・・パクろうと思ってたのに(笑)
    しかし、小劇場の芝居みるの、何年ぶりだろう。懐かしかった。まず、内容がどうの、というよりその状況と、ロスコの匂いに涙が出そうになる(笑)
    内容的には、愛と友情と青春がテーマの近未来SF。すごい展開の話(笑)十五六年前、良くああいうのをみたような・・・・。ちょっとセンチメンタル?ロマンチック?すぎるし、演出も役者の見せ場作り中心だったけど、楽しかった。みんな楽しんでやってたし。もっと稽古した方がいいとか、もっとプロとしてストイックにがんばれ、とかいわないけど、ちゃんと友達や仲間と何か楽しく作る、っていう事を真剣にやる時期なんだろう。それを真剣に経験して、とにかく続けて、気がついたら何もモチベーションがなくなって、そのあと何を作ればいいのか悩む、と(笑)ああいうのはお祭りだから。のらなきゃ損だ。じじいみたいな感想だけど。
    お芝居とかダンスとかっていうのは、映画とか小説とか音楽とか、マスに届きやすいメディアじゃないので、なかなか先人たちの作り上げてきた演出手法だとかテクニックだとか、演出のこつだとかを勉強しにくい傾向があると思う。二十年前とあまり変わらない。進化のスピードが遅いような気がする、小劇場のシーンは。
    そのあと楊さんと山田さんと二件はしご。会社起こす話とか、くだらないことだけやっていきたい、とか(笑)。おもろかった。 終電のがしてタクシーで帰宅。

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    Sat, 18 Sep 2004

    逃避、膜
    co-labでRE[ ]とギガと打ち合わせ。模型にプロジェクションをしてみる。それはそれでオーケー。映像サイズの問題も、まあ、クリア。問題は、それぞれのシーンの演出ポイントをどうするかということ。脳に直接針を刺すような、心理学的な効果がねらいどころ。これはいろいろリサーチしてみて、実際に山形で実験してみることが必要だな。
    CMprocessのジェネラティブな作り方とは全く逆の、あらゆる要素が観客に与えたい効果を実現するために一点に集中していくやり方。ただ今回は、曖昧なイメージや雰囲気を伝えるだけではなく、心理学的に、観客に体感させる、臨床実験のようなことにしてみたい。
    いつもは構造的にシステマチックなことを考えているけど、今回は心理学的に。

    ジャイからメールが来て、アーカイブ作りに関する相談と現状報告。なんかいろいろバラナティヤムやらカラリなどの動きの要素を撮影してため込んで分類して・・・という作業をしているらしいが、なんだかビジョンが見えていないらしい。どうすればいいのか?ってきいてくるんだけど、どうもこうもよくわかってないからなんと答えていいのやら。取りあえず、構成図をつくって送ってやらなければいけないような。あとはインターフェイスのデザインだろう・・・。っていうか、俺はデザインできないっていってるのに・・・。一月と二月になったら、呼ぶから来てくれという。いきたいけど、俺がいってインドで、あそこでやっても仕方がないから、一回いって話し合って、方向性確認して、東京に持ってかえって仕上げて・・・・っていうのがいいのかな・・・。とにかく、俺一人いって向こうで何から何まで一人で作る自信はない。DVD二枚組、しかも英語、しかもインド伝統舞踊。おもしろそうだから断りたくはない、作戦を練らなくては・・・。

    全然関係ないけど、ムーアみててまた確認。うまく物語を語るやつには気をつけた方がいい。ブッシュ然り、マイケルムーア然り、スピルバーグ然り、ルーカス然り、三島然り。
    最高のストーリーテラーと最低の思想がむずびついたとき、最悪の事態が起こる。どうやったら、まともに物語を語ることが出来るか。美学的な価値を伴う場所で、思想を語らないこともひとつ。あまりに圧倒的な演出の中で戦争賛成!とかブッシュ再選!とかメッセージを受けたら、「そうだよねー」と思ってしまうかもしれない。ものすごく美しいけど、だから何?っていうのがいい。もしくは趣味もへったくれもなく美しくもなく、だから何?っていうの。とにかく、何もしないのがいい。無害。

    仕事をする時間がない。すこしずつ片づけても、よく考えると無理。はじめに切りたくなるのがwebのしごと。そんなことは出来ないし、今が踏ん張りどころ。こんな所に書いている場合ではない。
    なんか膜がかかっている。少し走り込みでもするか(笑)

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    Fri, 17 Sep 2004

    ちょっと逃避
    今日は携帯電話を忘れて出かける。全く問題なし。いらない。
    あれこれ調べものをしたりするも、結局何も得られず、時間の無駄。問題なし。

    家にかえってボーリングフォーコロンバインをテレビでやってるのをみる。問題にならない。ばかすぎる。マイケルムーア、どんどんやれ。まあ、敵を作ってなんぼなのはどっちもどっちだけど。アメリカ、ねえ・・・・。おかしいよなあ・・・・。理解に困る。でも、テレビでやったことで、相当の数の人が見たんだろうな。どうなんですか、アメリカについて、皆さんは・・・・。

    考えてみると、今日やっておかなければ、また週末になって、やるべき事が出来る時間がなくなる。終わらない、っていうか、解決のめどが立っていない。気力がわかない。

    モナコからやっと結果の知らせ。だめだったらしい。っていうか、なんでだ・・・。ちょっと腑に落ちない。腑に落ちないので金持ちがシャンパンかなんか飲みながら決めてるのを想像して、どうでも良くなり、一気に冷めた。さて、どんなすごい企画が選ばれたのか。
    まあ、勉強して出直します。

    アヌーシャから久しぶりにメール。バンガロールでジャイとアーカイブプロジェクトのことで悩んでるらしい。っていうか、アヌーシャはいつも悩んでいる。人生がうまくいかない、だの、身辺がとっちらかってる、だの。十二月、モナコなくなったから、インドに呼ばれたら、いこう。あそこにもう一回行くことを考えると、わくわくしてくる。なんだろう、何かに似た感じ。ああ、ドラクエで、遠くの町に行く感じ・・・・。

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    Wed, 15 Sep 2004

    折り返し地点
    10日は誕生日だった。
    村上春樹の短篇に、35の誕生日をちょうど人生の折り返し地点と決めた男の話があった。良く内容は覚えていないが、別にたいした話ではない。その申し分のない人生を歩む男は理由もなくぼろぼろ泣いていたような気がする。確かではないけれど。確かな気持ちではないけれど、少しぼろぼろ泣きたくなる気持ちがわからないでもない。彼と違って、申し分のない人生なんかではないけれど。
    で、村上春樹の新作がアマゾンから届くので読む。映画を意識したような作り。悪くない。って、巨匠にむかって偉そうに、悪くない、なんていえないけど(笑)新しい文体なので新鮮、俯瞰からズームアップするような視点の移動とか。都市の自己組織化を俯瞰で眺める視点。新鮮、といえば、神泉、円山町あたりが舞台になっているような感じ、でもないか・・・。これまでの一連の長編作品とテーマは一貫しているような気がする。闇はすぐそこにあるぞ、みたいなこと。それが今までより繊細な形で、なんていうか、詩になった感じ。
    昨日は飯名氏がパリでのプレゼン用にインタビュー映像がほしいというので、適当に話す。心の準備が出来ていなかったので、本当の意味で、適当に脈絡なくはなす。編集が大変だろう。でも、あのくらいいい加減な方が、らしくていい。
    helena用の映像パッチを作るのに四苦八苦。なかなかうまくいかない。基本的なことをもっと勉強する必要がある。世界は広い。
    三十五になれば、理解できないことは、二十の時よりも少なくなっているもんだと思っていた。でも、二十の時に理解していると思っていたことが、今は理解できなくなっている。理解しなければいけないなんて思ってもいなかったことも。このままでは、謎に飲まれて死んでしまうではないか。やりきれない。

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    Thu, 09 Sep 2004

    読書の秋の準備
    mixiというソーシャルネットワークっていうやつに参加しているんだけど、ちょうど「創発-蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク」っていうやつをよんだばかりということもあって、なかなかおもしろい。ネットワークが自己組織化していくのがイメージできる。このシステムを作った奴らも、さぞたのしいだろう。
    アマゾンで、ネットワークやら自己組織化の本を数冊購入(ついでに村上春樹の新作も)。オートポイエーシスやアフォーダンスに関してももう一回読んでみよう。勉強勉強。
    CMprocessでも、数に関してある臨界点を超えたところで展開するという方向性もある。明らかにパフォーマンスという枠の中では、数の臨界点を超えて、新しいフェーズの自己組織化を観察することなど不可能だ。
    はじめに考えたときは、これは五万人のジェネラティブなパフォーマンスを五万人がみる、というようなことも可能になると思った。
    mixiのようなものが普通になってきた今、きちんと次のフェーズを考え直さなければいけない気がする。さぼっていたら、「そんなの普通ですよ。だからなんですか?」なんていわれかねないことになってきた。

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    Fri, 03 Sep 2004

    時代は変わる
    全く役に立たない一日を送る。実現しようとしたくそ細かいことも途中で投げ出し、もうどうでも良くなってきて、松橋さんの書いたプログラムに感心しながら、寂しさと焦りを感じ、頭の中ではぐるぐるボブディランのいらだったような歌がぐるぐるしている。なんていうタイトルか忘れたけど、「時代は変わる」の中の一曲。意味もわからんのに。
    サーバ、というかW.R.の調子も悪いので飲み屋によって一ぱい。良くある「自己責任」の議論。時々光の速さで後ずさりするように、物事を見失いそうになる。繰り返すことが出来るのは紋切り型の言葉ばかり。
    gigaと日高さんと連絡を取り、山形と香港で仕事をすることに。やってみたいことと出来ることがたくさんある。八月に得たことは大きかった。教えたり、教わったり。教えて考えさせたことより、教わったことと考えたことの方が大きい。
    ボブディランがききたくなるのは、丁寧に言葉を発したいからか・・・・。
    優しくされたい(笑)

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    Thu, 02 Sep 2004

    うまいものの季節
    気がついたら九月じゃないか・・・。
    一日、ほんとに落ち込むほど、なんて事のないHTMLをああでもないこうでもないとやって、そんなことをやってると、ものすごく時間のたつのが早くて、ほんとに落ち込む。腹が減ってだめになっていきそうなのでコンビニでやけくそでスナック菓子を二袋買って、ものの五分で平らげ、気分が悪くなり、松橋氏が飯を食いに行くというので、つきあって、近くのアジア料理屋でビールを一杯のみ、店のおごりでネパールのラムをいただき、深夜帰宅。手のひらがぴりぴりするのは、絶対内蔵がいかれた証拠。
    何か、薬でも飲んで寝よう。アルコール消毒が一番効くと思う。
    うまいものがいっぱいあるから、秋がすき。これからもうまいものを食べられるように、健康でいられますように、と祈る。

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    Wed, 01 Sep 2004

    マサラドーサ
    今日は、酒も飲んでいないのに、朝から激烈に頭が痛くて、やる気失せる。あついし。
    頭が痛いと部屋の汚さに我慢がいかなくなって、ちょっとお片づけ。
    仕事も早めに帰ってきてちょっとお片づけ。
    で、少し本読んで、少しテレビみて、世界が広いということと、世界が狭いということをインターネットで確認して、少し呆然として、明日に備えてねる事にする。
    湿気が多いと呼吸が苦しい。
    ビールを飲まないと死んでしまう。
    どうやらモナコからなんの連絡もないと思っていたら、九月に知らせるということ。
    インドチームとのジュネーブツアーはなくなったらしい。金の問題だそうだ。インド舞踊アーカイブの件もどうなる事やら・・・。インドをベースに世界、というのは、大所帯のダンスカンパニーにとっては大変なんだろう・・・。
    ものすごい久しぶりにボブディランの声を聞いた。瞬間鳥肌が立って、そのあとボブディランの声だと気がついた。いい声だね。
    ネストで、サインウェーブフィルターという傑作がある。その作品について少し考えた。そのうち、再演したいと思う。ネストがなくなるのであれば、CMprocessでプロデュースして、ネストという名義を復活させる。
    1994年にやった、co-ex-istという作品のことも思い出す。すごいメンバーを集めて、ある意味で実験は失敗した。でも、心意気、というかコンセプトは今でもおもしろいと思う。その時の思考の流れが今につながる。
    いろいろやったので、もう何もしたくない。
    今は小さなものと、ものすごくでっかいものが作りたい。中くらいはいいや。なんだ中くらいって?
    マサラドーサが無性に食いたい。それだけのためにインドに行ってもいい。

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    Tue, 31 Aug 2004

    小沢さんに感謝
    あっという間に八月も終わり、で、今日は台風。
    昨日は森美術館の小沢剛展へ。タイトルも展示も秀逸。非常に感慨深い。
    九十年代前半から、ずっとそばでみてきた。いろんなアーティストたちがいたし、いまもいる。同じ時代を生きてきて、小沢さん以外にもたくさんの才能のあるアーティストをみてきたし、たくさんのくだらないアイデアや、すごかったけれど誰も覚えていない作品、力不足で立ち消えたいけてるプロジェクト、形にならなかったけれどすばらしいアイデアもたくさんあった。ずーっと、そういうものを生み出す人たちを尊敬と畏怖の念を持ってみてきた。自分にはあんな事やこんな事は生み出せないとおもったし悔しかったけど、それはそれで圧倒的で甘い敗北感を感じてきた(笑)それで今はこんな事をやっている。芸術的ではないことを。地道に、真剣に。
    小沢さんの展示の背後には、膨大なばか騒ぎと、膨大な無駄口と、膨大な量の小さな真剣さといらだちがある。
    その真剣さがちゃんと、世界を変えるということを信じているんだろうね、小沢さん。信じていないかもしれないけど、少なくとも俺は信じられるような気になれる。いいじゃない。みんな、見に行くんだろうな。そして感謝するんだろう。小沢さんと、あのころの自分のまだ混沌としていた生活と思考に。
    今日、アマゾンから気になっていたスティーブン・ジョンソンの「創発」が届く。自己組織化についての本。読み始めてとまらなくなるが、途中で切り上げて仕事へ。きわめて論点がCMprocess(笑)

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    Fri, 27 Aug 2004

    たばこがまずい
    夏ばて気味。たばこがまずい。遅くまでだらだらと仕事をして、ビールを飲んで、途方に暮れる。良く笑うけれど、何に笑っていたのか覚えていない。こういうときは、勉強がいい。
    とにかく、勉強が足りないな。人より時間がかかるのだから、すきがあったら勉強・・・・。しかし、それ以上に人よりいいかげん、意志が弱い、ので困る。せめて仕事を丁寧にこなすことが出来れば。丁寧に・・・それが基本だけれど一番難しい。とはいえ、それをちゃんとこなす人がいるのだから、自分にも出来るはずだ。ちゃんとこなさなければ、ちゃんとした精神状態は保てないだろう。微妙なバランス。
    オリンピックもあと三日で終わり。世の中にはいろんなスポーツがあるもんだ。人間ってきれいだな、と思う。べたな感想だけど。

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    Wed, 25 Aug 2004

    夏の終わり
    昨日山口から帰って、joと一緒の一ヶ月にわたるツアーも終わり。急激に疲れが出る。父方の国は山口なので、始めていったのは感慨深かったが、今はまだ、そんな気持ちも整理が着かず、ただ疲れだけが勝っている。とにかく、振り返れば良くやったものだ、と思う(笑)
    一度荷物を置いて、そのあとjoのさよならパーティーへ。疲れとともに、急激に寂しさも。肝心なのはこれから。根っからの怠け者なので、このまま冬まで寝てしまいそうだ。
    アニーは明日帰るはずだった。出発までには、もうあえないかな・・・。まあ、そんなこともある。ますます寂しくなる。兵どもが夢のあと、という気分。

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    Wed, 18 Aug 2004

    一つクリア
    今日でUPLINKでの二回目のワークショップ終わり。ゲストに徳井君。まあ四日間しかなかったけれど、駆け足でずいぶんな情報量をゲットできたんじゃないかと思う。つぎはjitterか・・・・?しかし専門分化したはなしよりも、全部ひっくるめた広く浅くの話の方がやりやすい。
    明日からはダンスアンドメディアとjoの山口巡業に同行。やまぐちについたら、とりあえずのんで、深夜遅くシステムの調整などをすることになる予定。毎度のこと。
    あたらしいpowerbookG41.5G、夢の世界のように、調子いい。キータッチから、スピードから・・・。あり得ない感触。

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    Sat, 14 Aug 2004

    ワークショップ月間
    東京のワークショップのあとは、昨日まで京都でワークショップ。明日からはまた東京でワークショップ。
    今年はワークショップ三昧。CMprocess的には、ワークショップはとっても大切なので、この怒濤のワークショップはいろいろ思うことが多く、いい経験になる。
    やっとのことであたらしいPBが到着。快適。
    あすのワークショップの準備をして寝る。
    夏ばて気味。だるいのでたばこを控えよう、とおもう。

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    Sat, 31 Jul 2004

    暑い夏の始まり・・
    今日は最後のリハーサル。細かい詰めの作業、といっても、それぞれ手練れなので、基本的なコンセンサスがとれればある程度の物はどかどか出てくる。それぞれがそれぞれで、安心。
    しかし、何かがかけている印象はぬぐえない。陶芸家のように、最大の注意力で、綱渡りの仕事をすれば、見せ物としては着実な物が出来るだろう、けど、何かが足りない。テクニカルなギミック?でもないな。あとひとつ・・・。
    まあ、とにかく二回連続の失敗ライブにはしてはいけない(笑)
    熱中症なのか・・・、少し、熱があるようで悪寒がする。こんばんはネタを詰めるか、明日のことを考えて早く寝るか・・・。早く寝よう。で、あしたは自分の仕込みに集中。といってもたいしたネタではないけど。

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    Wed, 28 Jul 2004

    久しぶりで書くことが多すぎて書くことがない
    十日ぶり。
    その間にはいろいろ。ICCでライブがあったり、それでこけたり、うまくいったり、ルドのうちでパーティー、念願のjoの来日があったり、ウェルカムパーティーがあったり、某盛田氏の所のweb作成が始まったり・・・・
    で、しかもちょうど、気分は落ち気味。気合いで乗り切る。やっぱりICCの失敗がきつい。
    joの来日は、かねてからの夢。一緒に東京で仕事が出来るなんて・・・
    いろいろ書いておきたいことはあるけど、きりがない。
    さぼりすぎた。
    これをかくことも、生活のバランスをとるためには重要なことだと再認識。

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    Sat, 17 Jul 2004

    powerbookG4_550
    15日はICCでパフォーマンスのリハーサル。新宿一帯停電だったらしい。いろいろ課題を残して、十一時半頃終了。やることいっぱい。っていうか、何も考えていなかったから悪いんだよな・・・。
    今日は、午前中、少しだけ準備したあと、下板橋のgogにいき、amplifideで使う河内君のライトと、影を使ったシーンの実験と打ち合わせ。
    midiディマーがうまく動いてくれない。プログラム的には、まあ、何とかなるだろう。
    それにしても、powerbookが遅い。動くはずの物が動かない。いちいち何をするにも、虹色のボールがぐるぐる。映像も、フレームレートが3fpsとか・・・。これでは、つくるのに二倍も三倍も時間がかかる。いやもっとだな、動かないんじゃ話にならない。実際に、本番で使うのは、もっと早いマックにしなければいけないとは思っていたけど、プログラム作業が進まない。いらいらする。
    新しいマシンがほしい・・・・
    ICCのcodedの方は、うまくいっていたのか?シンポジウムに行きたかったけど、打ち合わせのため、いけず。センサーがたまに動かなくなることが心配。I-CUBE、MIDIにも、いらいらさせられる。
    そういえば、シンポジウム中は、codedの電源、落としているのだろうか・・・。ICCのスタッフは、LEDの光量が強すぎて、お客が直視するのを気にしていたから、たぶん切っていると思うが、どうなんだろう。シンポジウムのバックでビカビカ光っていたら、うるさいだろうし。
    いろいろ立て込んできて、一つ一つがやっつけにならないように気をつけなければ。そういうこと多いので。

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    Wed, 14 Jul 2004

    胸がかゆい
    午前中から事務所の大掃除。午後はメールを書いたりしらべものしたりしたあと、ICCへ。仕込みの続き。
    太郎さんが生徒をつれてくる。システムについての説明。みんな興味を持ってくれたかな?しかし、恵まれているな。学生のころは、美術や技術を学校で学ぶ事なんて想像がつかなかった。ばかだから。学校っていうのは、ボーっと、何かボーっと考えていればいいところだと思ってた。でも、意識の高い(笑)人はちゃんと少しづつ積み上げてたんだなあ、と思う:-)手に職っていうやつ。
    取りあえず、まあ何とかなるだろうというところで、終電もないので帰宅。やっぱり結局、初日は自ら起動しに行くことに。午前中から三時間くらい走らせてみて、問題なければ、なんとかいけるだろう。
    かえってきてパスタをゆでて、テレビを見ていたら、すさまじい物をみてしまう。布袋寅泰のライブ。わけわからん・・・。どういう事だろう。ものすごい笑えるし、笑えない。決してばかにはできないんだけど、良くもない。っていうか、かゆくなる。ものすごく、くず。でも、そのくずが・・・。なんだろう、この胸のあたりのかゆさ。いつもだったら、あまり俺の人生に関係ないと思って無視するんだけど、なぜか、今無視できなかった(笑)。
    ちなみに、十五〜六年前の、布袋のファーストソロアルバムは、かなりいい。学生のころ、密かに愛聴。もちろん、この胸のかゆさ含めて。

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    Tue, 13 Jul 2004

    新作のような!
    週末は選挙へ。で、ドラゴンヘッドとニモをみて、選挙速報にかぶりつき。予想通りになるのはわかっているんだけど、すごいことになってくれるのを期待しながら・・・。
    今日はICCでcodedのしこみ。浜さんと瀬田君と。バージョンアップしたソフトは、はじめはなかなかうまくいかなかったけど、かなりいけてるんじゃない?録画機能もついて、メディアアートっぽい(笑)
    設置の仕方も初めてのやり口。瀬田君と浜さんがLEDの足も全部切りそろえて。いいじゃない、これ。
    まるで新作。いや、新作だな、これ。同じ材料使ってるけど。
    物は結構いい。つまらないのなら、俺のせいだな・・・。
    すごいおもしろい、っていうわけではないから、あまり期待しないでほしいけど・・・。

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    Fri, 09 Jul 2004

    日本的霊性・・・・
    一日中ずっとcoded:decodedの調整。なかなかうまくいかない。まず、MIDIをなんとかしたい。ほんとに思ったようにいかない。思ったようにいくプロトコルやらシステムやらを作るのは大変なことなんだなあ、と思う。パソコンをいじってると、デジタルってすごいなあ、とつくづく思う。周りを見回すと、小さな事がとても特別に見えて、これをつくったやつはすごい、と思い初めてとまらなくなり、自分の小ささ、無力さに、もうどうでも良くなって、酒が飲みたくなる。暑いし。なんで世界が出来てるのか、酒を飲みながら考えたくなる、考えたくなくなる。
    ICCでのパフォーマンスのミーティングに、参加者が集まりミーティング。ミーティングはどうでも良くて、ビールが飲みたかった。
    ビールがうまくなるようなパフォーマンスを・・・。とにかくビールがうまくなること。陶芸家のような、さくひん作り。タイトで、小さくまとまったやつ。あえて小さくまとまってみる。もう、このせかいで、何もあたらしく作る必要なんかないから。
    七月後半から八月前半にかけて、たぶん、今のスケジュールだと、睡眠時間がない。でも絶対普通に寝るから、破綻しているが、それはそれで、どうしようもない。
    かえってきて、テレビをつけたら、NHKでキューバの不思議な魚の話。完璧すぎて、何も考えたくない。
    南無阿弥陀仏・・・:-)っていうか、なんまいだ

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    Wed, 07 Jul 2004

    新レイアウト
    [coded:decoded]ICCバージョンの仕様が大体決まった。新機能搭載。新レイアウト。大丈夫かな・・・少し心配。いろいろ他にもアイデアはあったけど、取りあえず、わかりやすくする意味で、削っていく。
    もっとすごいアイデアがあったら・・・。
    問題はMIDIの量とスピード。いろいろ細かい技術のこと。明日実験してみなければ・・・・。
    浜さんと瀬田君とカレー食って帰宅。

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    Tue, 06 Jul 2004

    梅雨
    週末はnestのアナログ展へ。悪くなかった。パフォーマンスもおもしろいところがいくつかあった。けど、あまり興味が持てなかった。特に、今は、nestに限らず、どんな物にもわくわくすることがない。疲れている。
    体調がすぐれない、のは、気候のせい、と、酒の飲み過ぎ。
    今週中にやらなければいけないことを終わらせてしまおう。ちょっとだけ努力すればいいはず。
    梅雨らしいじめじめした感じもいい、と感じるのは、あまり真剣に考えていないからだろう。

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    Wed, 30 Jun 2004

    WS最終日
    予定では最後のワークショップの日。しかし、四回で発表までたどり着くはずもなく、7月1日に改めて日を設けた。
    しかし、なんか、いろいろおもしろいことやっているみたい。ネットワーク使ったりとか、カラーディテクトとか・・・驚いた。すごいね。ここまで来ると楽しくなってくるんだよな。すぐ、「どうやったのかわからない」ようなすごい作品作っちゃうんだろう。
    俺も勉強しなくては(笑)

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    Mon, 28 Jun 2004

    おめでとうございます
    日曜は、河内君の結婚式の二次会へ招かれ、かみさんと。どうも怪しいと思っていたら、やっぱりラグビー部で、体育会系の友達たちの盛り上がりがすごい!でも、俺もああいうタイプの男の友情つながりによわいほうで、なんだか・・・・いい友達がいっぱいで、ちょっと泣けた(笑)肩組んで歌っちゃうし。連中が彼のうちなんかに集まったら、奥さんはまるでラグビー部のマネージャーのようなことになるんだろう・・・・
    とにかくおめでとう。
    その会場で、なんと高校時代の同級生に会う。共通の知り合いを通して何度か話題には上っていたが、実際会うのは高校卒業して以来だから、十五〜六年ぶりか・・・・ショック。彼女は変わっていなかった、でもなんでいるの・・・って、そうだ、河内君は彼女の後輩だ(笑)なんだろう、パズルが埋まった感覚・・・じゃないな、ふしぎな・・・・
    しかし、「松尾君、まだそんなことやってんの?」なんていわれてしまいそう(笑)彼女とかみさんは名前が一緒。そういえば、理絵にであったころ、そういえば、同じ名前の友達がいたな・・・なんて思った記憶がある。

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    Sun, 27 Jun 2004

    HARDCOREとCORELESS
    今日からnestのana(log)展。残念ながら、一週目は行くことが出来ず。どうだったかな?とにかく、成功を祈る。
    来週には、いけるはず。
    ちゃんと実績になるような仕事になっていくといい。のだが・・・。
    きょうは、slowmediaの展覧会にあわせて出版された[HADRCORE]という冊子の出版記念パーティー。濱中と対談で参加している。パーティーでは、その場にいただけで、ビールをごちそうになっていただけだけど、問題意識が似通ったフィールドの仲間たちの話を聞くのはおもしろい。
    そのあと、フェムケの友達たちを紹介してもらって、みんなでお好み焼き。みんな日本語が流ちょうで、たいした物。英語も勉強しないとな・・・・。
    EJTのCDを聞き直す。自分のギターソロのパートがつまらない・・・。他の曲の中での音はいい感じなんだけど・・・。山道さんを信じよう。このつぎにはもっと何とかしよう。・・・。

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    Fri, 25 Jun 2004

    メジャーアップデート
    三回目のワークショップでは、基本的にグループ内でのディスカッションを中心に、ぐるぐる回ってこれまた基本的なMIDIのつなぎ方やら、パッチ作りにおける考え方、実践的なTIPSなんかを交えて、だんだん具体的なパッチが組める段階、というか、組めるかな・・・組んでみたら出来たな・・・これ使えるな・・・・っていう感覚をわかってもらう、という感じの展開。
    グループワークは難しい。MAXで一人でこつこつ作っているぶんには、なんの問題もないけど、コラボレーションとなると、なかなかうまくいかない。この辺のことを考えていくのも、今回のワークショップの隠れテーマ。
    ちゃんと、最終日に作品ができあがるか?たのしみ。
    昨日はICCで[coded:decodecd]の展示について打ち合わせ。展示するのはいいけど、結構、物がヘタってるので、展示方法に関しては工夫が必要。見せ方によっては、いい感じのヘタレ感が出せると思う。
    プログラムも、はじめの展示に間に合わせるようにあわてて作ってから一年以上たっているのでこの際根本から見直して、新しい機能を盛り込みながら、ブラッシュアップさせる方向で。メジャーアップグレードの予定。
    モナコから、カタログに載せるので資料を送れ、というメール。これは、決まったな:-) 予定より三週間近く早い知らせなんだけど・・・。おかしいな。でも、ただ見本市に招待されるだけだからね・・・・。それはいいとして、タキシードと、カジノ資金を用意すべきか。

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    Mon, 21 Jun 2004

    音楽のお祭り
    日曜日は、飯田橋の日仏学院で「音楽のお祭り」。天気もいいのでいってみると、なんとSpank Happyのライブ。おお!
    おフランスな雰囲気のなか、いかにもフランス人が好きそうな八十年代っぽい打ち込みの大人な感じのポップス。ゆるい感じだけど、緊張感もある、ハイクオリティー。さすが音の抜けがいいです。菊池氏を初めて生で見たけど、結構カリスマ性があるんですね。かっこよかった。
    子供たちもいっぱい。ちっこい奴らをずっと見ていると、意味もなくずーっと走ってる。なんで歩かないんだろう。移動するときは必ず走る。おもしろくてずーっと見ていた。なんで走っているのか全く理解できない。かわいい。
    で、そのあと実は毎週見ていたオレンジデイズっていうべたな北川悦吏子ドラマの最終回を見る。大学生の青春物で、北川悦吏子丸出しのくさい感じ、見ていて赤面。
    今日は近所の学生たちに紛れて歩いていると、その話題をしているグループに何組かでくわす。だろうなあ・・・かわいい。

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    Sat, 19 Jun 2004

    台風のはず
    週末は台風だと聞いていたので、とんでもないことになるかと思っていたが、あっけなくはれている。東京はあまり関係なかった模様。掃除と洗濯。寝転がって読書。たまたま手に取った「科学的方法とは何か」という新書。ねむくなる・・・・。
    今年は冬にインドに行っていたせいか、冬がなかったような気がする。半袖で過ごしている記憶しかない。
    仕事も大して忙しくないので、こういうときにまとまったやり残しなんかを見つけてやらなければいけないのだけれど、運悪く気分も落ち気味で、たらたらコンピュータの画面を眺めたりして時間は過ぎていく。
    モナコからたった二行のメールが届く。どうも、pre-selected?されたらしい。なんだかよくわからない。わざわざ知らせてくるということは、内定、ということか?

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    Wed, 16 Jun 2004

    仲間作り
    きょうは、展示会場の映像セッティングへいったあと、ワークショップ二回目。おもしろいアイデアがいっぱい。出来るか出来ないかわからないまま、自由な頭で考えていくとおもしろいことが出てくることがおおい。それから、単純なアイデアでも文脈作りと仕上げで化けることも多い。
    四回で出来ることは限られるけれど、ここで同じレベルからスタートした情報交換できる仲間を見つけられたことが一番の収穫になるだろう。ということを感じてもらえれば・・・。
    俺は孤軍奮闘だったので、彼らのような仲間を作ることが出来ていたら、もっとおもしろかったのにな、と思う。

    全然関係ないけど、夜中のjwaveのみうらじゅん、くそくだらないくていい。

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    Tue, 15 Jun 2004

    凡庸だったかな
    昨日のフランス対イングランドはリアルタイムで見たかった・・・・。それが悔しい。だけど、今日が早かったので、あきらめた・・・。
    展示会イベント用に組んだ映像のシステムの仕込み。うまくいっている様子。ああいうシビアなビジネスの現場で、jitterを使うのは初めてなので、うまくいってくれて満足。まだ本番始まってないけど。
    先日のパブリックスペース云々のコンペは、残念ながら選に漏れた様子。まあ、同じようなアイデアが何件も出てくるというような状況だったので、仕方ないけれど。凡庸だったかな、と思っていたので、やっぱり凡庸だったんだろう。もっと突拍子もない発想でないと・・・。考えるのは楽しかったから、また何かにチャレンジしてみよう。でも、発想力だな・・・。まだ選ばれたアイデアをちゃんと確認していないけど、結構、くだらないのも多いみたい・・・・。
    明日のワークショップの準備と、現場用のプログラムをしてから、寝る・・・と、寝られないので、しないで寝る。潔い。

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    Thu, 10 Jun 2004

    EJT
    ヤマミチ氏がEJTの音をほぼ完成させたということで、CDRを持って事務所へやってくる。しぶい・・・けど派手にも聞こえる。うまいな、やっぱり。
    俺のギターもうまくいっているようで安心。ライブをするのが楽しみ。盛り上がってきた。
    そのあとベルギービールを飲みに行って、いろいろ今後の展開について。とにかく、三人で音出して遊んでみるのがいいと思う。楽しそう。あ、すごく楽しそう。

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    Wed, 09 Jun 2004

    ワークショップ
    ワークショップ初日。でもあまりワークショップという感じではなくなってしまった。しゃべりすぎたな・・・いつものことだけど。会場の構成も反省点。展覧会中だということもあってスペースがゆったりとれず、椅子を並べて、学校のような構図になってしまった。
    四回だけがワークショップじゃない。その間もずっとフォローしていくつもり。明日、今日わかった事に基づいて、作戦を立てよう。いいじゃない、前向きだな、とおもう、我ながら。

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    Tue, 08 Jun 2004

    梅雨入り
    きのうは、飯名さんがなんのこっちゃわからないけど、スタジオとスナックを開くというので、オープニングパーティーへ。ありえない物件。しかも、ほぼ無償。
    RE[ ]の面子やsalvanillaなど、いつもの仲間がいっぱいきていた。どうも、彼らとあのスペースがつながらない:-)
    どういう展開をしていくんだろう・・・・
    明日からワークショップ。準備・・・・してないなあ(-_-)。まあ、とにかく、楽しく、ためになるパーティーを(T_T) ちょっと顔文字を使ってみた<(_ _)>使い方が違うか?
    蒸し暑くなってきた。一番いやな季節。

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    Thu, 03 Jun 2004

    God
    取りあえず、怒濤の提出週間はすぎて、一段落。期待半分ってところだけど、身にはなった。パブリックスペースにかんするコンペ案は、展覧会のネタにも使える。ということで、企画することにする。
    今日は、海老名まで行ってhibinoのどでかいLEDモニターを三十二分割した映像システムにjitterで制御した映像ネタを流す実験。企業のイベント用。でかい。美しい。一ユニット八百万くらいらしい。いろいろアイデアわいて、いろいろつかいたいけど、ものすごーく高い。
    いろいろメールなどのやりとりの結果、残念だけど、nestの企画にはのれないと判断。でも、nestもいろいろもまれて、それぞれ思う方向は明確になってきた気がする。結構典型的な流れ方をしていて、石山の舵取りの方向性は(石山が聞いたらそんなややこしい舵取りなんてしていないというだろうし、そうだろうけど。それこそ石山の才能だ)ana(log)をやったことで非常にしっくりとメンバーの気持ちを捉えたようだ。さすが。外から眺めてわかることもある。良かれ悪しかれ、これでまた若者の気持ちをつかむ作品を作ることが出来るだろうとおもう。それで失う物は多少あるが、みんなハッピーだ。俺は、その失われる部分にこだわりを持っていた。
    1998年にCMをやったとき、それまでもう参加するのはやめようと思っていたんだけど、あと五年これをnestでやってみようと思ってとどまった。SFのあとは、十年でここまで、っていうビジョンがどかっと見えた。そのあと、ある部分はうまくいったし、ある部分は停滞し続けた。計画していた目標は達成できなかったけど、まあまあやったと思う。今のnestには、今までみんなでやったことが自然に染みついているように見える。考え方のヒントとして。
    あまり始めにいったことを実行することが出来るたちではないけど。一年半のびてしかも成果は目標には届かなかった。でも、まだ続きはある。
    また何か、一生懸命考えてみよう。頭が良くはないから、ひらめきでも鍛えるか。
    漫画でも読むか・・・・。
    sonic youthの新作を購入。しびれまくり。
    amplified打ち合わせ。まだ、いつものサルバニラ的なアプローチかな。ここからスタートするとなると・・・と考えて行かないと、普通に終わる。

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    Mon, 31 May 2004

    おもしれええーが
    ようやくキルビル1を見る。飲み屋の大量虐殺の所は、さすがに血が多すぎて、もうやめて、もう限界・・・と思ったけど、最初っから最後までガンガンにとばしまくっていて、楽しかった。日本人にはわかりやすいねたばかりだし。リューシーリューはかわいいし。この監督はお世辞じゃなく本気で深作が好きなんだなとおもう。それから、スタッフに日本人が多いのにびっくり・・・・。日米中合作。
    好きな物があって、好きな物を好きと感じられる、というのは、とても特殊なことのように見えてくる。さらに、それを表現できる技術と執念があると、ああいう作品が出来る。
    俺はといえば、まず入れ込むほど好きな物がない、入れ込みそうになるとひいてしまう、さらにめんどくさがりやなので、技術を習得することが出来ない。おもしれえ。
    ずっと見たかったシャインをDVDでみる。これもあたり。大感動、ってわけではないけど、ちょっといい話。
    土曜は、パブリックスペースのコンペのこと。間に合うのか?
    日曜はなんかよくわかっていないけど、勧められた、モナコのダンスのイベントの、なんていうか、そういうやつの申込書類を作る。モナコには、いってみたいな。
    対談の原稿の校正。どうにもならん・・・・。
    天気も良く、神楽坂の歩行者天国は、ものすごく楽しそうだった。

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    Fri, 28 May 2004

    五月末まで
    ロンドンの友人らとの共同企画への助成金申請の締め切りが、月末必着だったのだが週末を挟むので、今日中にロンドンに郵送する必要があることに気がつき(おそいよ)あわててまとめる。なんとか提出。はちやまさんのおかげ。さあ、うまくいくかな・・・・。
    そのあとは深夜までwebの仕事。
    五月末まで、っていうものが多い。たまには踏ん張るか・・・。

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    Wed, 26 May 2004

    インターコミュニケーションでインタラクティブ
    朝早く「趣都の誕生」を届けに来たアマゾンのペリカン便に起こされる。電車でを読みながら、午前中ICCへ「n_ext展」を見に行く。まだ、こういう分野は、技術的に出来たからとりあえず作ってみた、という感じの作品が多い。取りあえず・・・、じゃ出来そうにもない物もあるけど。でもおもしろかった。若い人たちとはいえ、同じようなフィールドと技術でやってる先輩たちだから、いろいろお勉強させていただいた。気がついたらコンピューターがあって、物があふれたあとのポストモダン状況の中で育った人たちは・・・やっぱり違うんだな、なんてのはよそう。
    会場内は非常にすいていて、っていうかひとがいなくて・・・・係の女性だけ。数人いる客も女性ばかり。なんで女ばかり・・・しかもきれいな人ばかり・・・・恥ずかしかった・・・・。
    ついでに、ずっと見たかったフォーサイスのインタビューもみられた。若者たちの作品にはない、大観。コンテクスト。
    午後から事務所。WR作業。
    の合間に、ちょっとおもしろそうなアイデアをおもいつく、けど忘れる。
    夜十時頃インドのジャイから突然電話。十月にジュネーヴに招待された、と。来月からリハーサルを始めるとかなんとか。で、きてくれ、という話。来月は無理だ。そんな無茶な・・・・。詳しいスケジュールがきたら調整しよう。
    なぜかnestの今までの理論的な展開とこれからの展望を文章にする作業。そもそも、俺の考えてきたことのながれは、結局は正史ではないので、最近の修正nestのコンセプトを正当化できるはずもなく、いきなり破綻(笑)
    日高さんから、こないだの対談の原稿が届く。びっちり小さなフォントで十三ページ!俺のいっていることに内容がない!殺伐とした気分。

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    Tue, 25 May 2004

    毎度ながら普通の週末と普通の週明け
    土曜は南洋堂でslowmedia展のオープニング。言葉を使わない都市計画、ということだけれど、やっぱり展示からだけではつかみきれない。話を聞くと何かおもしろいので、じゃあ、それはそれで、勉強しよう。
    あそこで、ちょっとした展示をしてもいいかも、なんておもう。
    体調が良くないのか、二杯ほど焼酎をごちそうになったら、よった。
    そのあと数人でエチオピアカレーでカレー食ってかえる。
    オープンユアアイズとエトワールをDVDでみる。バニラスカイよりこっちを先に見ておけば良かった。エトワールはもうちょっとダンスがうまくとれてれば良かったのに・・・と思う。
    今日は一時から打ち合わせのあと、問題のmaxのunicode問題について悩んで調べて・・・。どうも、maxにおける特殊文字をコードに含んでる文字が化けるらしい。よくわからないけど。これでは使い物にならないが、現実的な対策としては、化ける文字は使わない表現に変える、っつうことで。

    キューブのインスタレーション。全然つまらない・・・。というか中味がない。白紙だな。いや、もう一つなにか要素をぶち込んでそれでもだめだったら、やめよう。
    思想もユーモアもない。
    気圧の影響か?頭が痛いしかたがこる。水が飲みたい。水を飲んで、普通に生きる。

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    Fri, 21 May 2004

    少し提言、反省
    ちょっと考えたら、すっきりしてきたので、ネストの展覧会に関してのアイデアをいくつか提言。でも、俺が急に出しゃばるとうざったがられるので、ひかえめに。関係ないとは思いつつも、気になることいっぱい。まとめる人がいない、っていうよりも、議論できる人、自分の意見を説得出来る人、がいない状況、がかいま見える。「私はこうしたい、なぜなら私はこう思うから・・・、みなさんどうか?」ではなくて、「私はこうする。なんで、ってきくな。それがしたいからだ。私にもなぜかわからん。」という行動の結果が渦巻く状況。グループワークは責任の所在を分散させるんじゃなくて、逆にそれの所在を明らかにする情報共有が重要。「納得したので、それでいってください、あなたの責任において」っていうぐあい。お互いが知らないところで、それぞれが納得のいかない物が、勝手に発表される、ってことにならないか?それでは責任のなすりつけあいになる事は目に見えてる。俺は知らないよ、おまえが勝手にやったんだろ・・・っていう。すこし反省。
    とにかくすこしかえるだけで、見やすくわかりやすいana(log)展になるはず。
    イベント用の映像システムだが、jitterで問題が・・・・時間がない。ライブで入力したテキストをスクロールするんだけれど、文字コードがunicode。重要な文字が化ける・・・・。文字コードの仕組みに詳しくないので、よくわからない・・・・。他の手段を考えるか・・・・・。冷や汗。もっと先に気がつくべきだった・・・。

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    Thu, 20 May 2004

    起きてから十五分後
    いつものように飲み過ぎて、昼過ぎに起きる。というか、一時から打ち合わせ、という事務所からの電話で起きる・・・・。
    イベント用の映像のシステム作りと、助成金申請の資料作り。それから、nestの新作で使った発泡スチロールのキューブで何かできないかと思い、あまりコンセプトやらの考えもないまま少し映像のシステムをプログラム。つまらないものしかできない。システムとしては別にオリジナリティーがあるわけではないけど単純でおもしろいから、あとは一ひねり、コンテンツをどうするか考えれば、おもしろくなるのか・・・・。あまり深く考えないで、寝かせておいて、ほかのアイデアに手をつけようか。
    どっちにしろ、キューブが生かされていない。そんなに魅力的な素材でもないけど・・・。
    nestの展覧会はどんなかんじになるんだろう。不安と期待。さんざん今までいろいろやってきているので、地雷の場所はわかっているはずだ。あえてそれを踏むのなら、やらない方がましだとおもう。ここでの失敗は、致命傷になるんじゃないか。すくなくとも、パフォーマーたちにとって。策のない「ノンダンサー」はありえない。課題はワークショップだと思う。しかし、着々と進行していると聞いているので、俺の知らない新しい展開があるんだろう。成功を祈る。

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    Tue, 18 May 2004

    だらだらと続くのはそういうもんだから仕方がない
    日曜はかみさんの友人の個展へ。ポストカードの印象からは、なんか天然型のかわいい感じの絵が並んでるのかなあ、としか思わなかったけれど、なかなか硬派だった。適当に見えて計算されてる、もしくは本当に適当だけどものすごくついている、もしくは徹底的に描き続けている、もしくはほんとは絵なんか興味がなくて違うことをふかーくずーっと考えててたまに絵を描く、とか。適当に薄塗りした一輪挿しの絵なんだけれど、花瓶代わりのエビアンのボトルのラベルの文字が全部書いてあるのはわらった。
    俺が物を作る人ではないことをじぶんでよーく知っているから、物を作る人を畏怖する。どうやってそのインスピレーションを得るのか、どういう衝動が形にまで昇華するのか、未だにわからない。俺には物を作る衝動も霊感も理由も目的も、ない。ただそういう状況を選んでしまったから、どうせやるなら出来る限り真面目にやるだけだ。
    終わり間際に駆け込んだんだけれど、旦那さんに勧められるままワインを飲んで、長居。
    帰りにツタヤに寄ったら、プリンスやらP-funkやらアースやらが参加したジミヘンのトリビュート盤を試聴。うれしくなってにやけながら結局ほとんどその場で聞く、でも買わない。
    DVDでウッディ・アレンのスリーパーとチャーリーズエンジェルフルスロットル。スリーパーはジャケットのロボットに扮したアホヅラをビデオ屋で見かけるたびにつぼにはまって笑ってしまっていたんだけど、見たことがなかった。中味も相当アホだった。アホヅラが頭から離れない。チャーリーズエンジェルは飛行機の中で見たことあったけど、なんか女の子たちが楽しそうにしてるので、中味はどうでもいいけどうれしくなる。幸せそうで良かったって感じ。

    なにかやらなければだめになっていきそうなので(別に何でもいいのだけれど)いろいろ自分の立場を考えて、芸術作品を作ろうかなと思い、頭をひねってみる。なんだかありがちなアイデアばかり浮かぶけれど、そういっていても始まらないので何か形にしてみようかと思い、いろいろ作り始める。手作業に没頭するもリハビリ。
    インドに行く前に読み返していた、中上健次の「地の果て至上の時」の続きを読み出して、電車の中で読み終える。アホ学生の時に読んだときとは比べ物にならないほどのインパクトを感じる。大きな神話的な構造と、腹が減ったら飯食って飯を食うからくそをして・・・的な動物的な欲動が入り組んで、すごいうねりを作る。すごい、というけど、現実に自分もあのようなうねりの一部の中にいて、それを生きてる。この小説は、普通の人生のようにだらだらと続く。
    紀州の方言が頭から離れない(笑)

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    Sat, 15 May 2004

    つかれたなあ、と思う
    食べる機会は少ないし、不規則なんだけれど、食うときに大量に食い過ぎて腹が痛い。頭の中の何かがおかしい。

    久しぶりにコンタクトレンズを買いに行ったら、使い捨て一月分千五百円だった。安さにびっくり。

    パワーブックの動きがとろくていらいらするので、気休めにしかならないとわかっているけれど、デフラグをしたりする。

    小説をいくつか、しかも一部だけを拾い読み。

    どうでもいいことがいっぱい。一つ一つにはなんの感想も無し。

    非常におめでたい。喜びも悲しみもない。ノーアイデア。ここに書く意味もない。

    そういえば、きのうはオランダのコンペのミーティングをしたんだっけ・・・。うまくプレゼンできれば、シンプルで強いと思う。でも他の参加者のアイデアを早く見てみたい。パブリックスペースにかんする漠然としたテーマ。こんなのでみんなどんなアイデアを出してくるのか。それはたのしみ、ではある。

    いろんな事を言いっぱなしで先に進んでいないことに責任を感じている。本当はかなり焦っているんだと思う。その焦りに自分でもリアリティーを感じていないことがある。といってもわからないと思うけど、うまく書くつもりもない。

    非常に疲れた。その疲労感は、仕事で疲れた、とか、人間関係で疲れた、とかの疲労感ではない。ただ疲れることもある。

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    Wed, 12 May 2004

    記憶にない/暑い日
    今日は朝から吐き下し。自分から逃げ出したい気分で目を覚ます。免疫力も低下していたんだろう。風邪をひいたみたい。午後になってやっと落ち着いてきたので、近くにある学生時代によくいっていた定食屋へ十二〜三年ぶりに行く。お姉さんも外装も内装もなんにも変わっていなかった。同じ席で同じメニューを食べていたら、具合悪いことも手伝って、自分がいつの時代のどこにいるのかわからなくなってきて、ものすごくなんていうか・・・・悲しい気分になった。ああいう気分を味わいたいときは、また同じ段取りを踏めばいいんだな、と思う(笑)

    こういう日は、こんがらがった糸をほぐそうとしても糸口が見つからない様な気分。どんどん膨張してでっかくなっていく。無力感。まいったな・・・子供のころよく見ていた夢に、周りのせかいがどんどん膨張していく中で、自分が部屋の隅にしゃがみ込んでどんどん小さくなっていくのを眺めている、というとても悲しい夢があった。そんな感じ。

    夕飯はぐちゃぐちゃと適当にソースを作ってパスタ。食い過ぎた。気分はどんどん悪くなる。おまけに呼吸が苦しい。

    実質的に何もしていないので、ほとんど覚えていない。あつかったのは覚えてるけど。

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    Tue, 11 May 2004

    連休明け2
    ゴールデンウィーク最後の日曜は、見ていなかったマトリックスをぶっ続けで見る。戦闘シーンのすごさはわかるんだけど、はじめの独特な世界観は少し薄らいできてしまって、結局普通のハリウッド超大作映画になっちゃってた。戦闘シーンの割合が多すぎる気がする。あまりにすごくて笑ってしまう。それでもいくつかすてきな映像っていうかきれいなシーンがあって楽しめた。
    具合が悪くて、書いていられない。今日は終わり。

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    Sat, 08 May 2004

    連休明けの金曜日
    アラートたちとパブリックスペースにかんするコンペの話し合い。といっても、俺はノーアイデア。アラートが持ってきたアイデアはなかなかいい感じ。つまんないことしか思い浮かばない自分の無力さにちょっと落ち込む。

    今日は暖かかった。また急に気候が変わったせいか、軽い頭痛がずっと続く。目も疲れているんだろう。今日はめがねをかけていたのだけど、それのせいかもしれない。肩が重くこっている。

    中途半端な気分が続く。何を見ても何を聞いてもおもしろくもつまらなくもない。

    明日が土曜でよかった。流れの速い川を岸で眺めているような感じ。

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    Thu, 06 May 2004

    ゴールデンウィーク
    ゴールデンウィークは特別どこかへ出かけることもなく、映画を見たり、展覧会見に行ったり、近所ぶらぶらしたり。かみさんと一緒に。
    ロストイントランスレーションは全く思った通りの出来、話の展開、だったけど、おもしろかった。役者も良かったし。それはないだろう、っていうシーンもあったけど、異文化での体験をちょっと誇張気味に話したりして受けねらうって事もよくあることだから・・・・その程度のこと。just like honeyが最後で流れてなんか感じたことのあるすてきな寂しさ。
    映画はそのほかDVDでいくつか見たけど、あまり記憶にないな。
    テキスタイルアーティストの古い友人のグループ展へ行ったあと、六本木ヒルズへ草間弥生展へ。そのあと見たMoMA展がボリューム満点だったので満足。
    slowmediaの展覧会にあわせて出される冊子に載せるための対談を、日高さん、田中浩也さん濱中さんと。そもそも今の建築のトピックをフォローしていないので、どうもポイントがわからず・・・・。どうだったんだろう、つかえるのかな。自分で何話しているのか、何が言いたいのかわからないまま、思いついたまま暗闇にボールを投げてる感じで・・・。勉強が必要だな・・・。いまいち、日高さんの言うソフト・アーキテクチュア、ソフト・アーバニズムっていうのが捉えきれない。正直、もう一回やりたい。
    アップリンクで飯名氏と六月にアップリンクでやるワークショップの打ち合わせ。いろんな人が集まって新しい出会いがあると思うと楽しみ。新学期みたい(笑)
    そろそろ休み気分を捨てて、やるべき事をやるべきだな。

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    Fri, 30 Apr 2004

    バッキー教団
    ゴールデンウィーク初日のみどりの日は大学時代の仲間たちと久々にあって、駒沢公園でピクニック。十年以上あっていなかったのに、やりとりとか間合いの取り方とか、そのころのままだな・・・と。俺はあまりやってることとか、考えてることとか、状況とか、この十五年進歩していないのでよけいに学生に戻ったような気がするのかな。もちろんみんなそれぞれ大人になって子供もいたりして、いろいろ大変なこととか、そのころ考えてもいなかったようなこととか、たくさん経験してきたんだろう。学生の時、みんな歳をとったときに幸せになっていてほしいな、と思っていたけど、どうも今のところ幸せそうなので安心した。まだまだ、これから先長いから、お互いにお互いの幸せを願えるような仲間っていうのは大切なんだな、と、まっとうな感想。
    オランダのコンペの飲み打ち合わせは、具体的なアイデアがでるところまでたどり着かず。なんとなく、ポイントは明らかになってきたと思うんだけど。最後は結局振り出しに戻って、時間切れ。もう少しつっこんで、考えてみるひつようあり。
    DVDで「シカゴ」を見る。思わずにやけてしまうくらいたのしい。芸にしろ、演出にしろ、演技にしろ・・・・完成された世界観は、見ていてにんまりしてしまう。ちなみに、俺はアンチエンターテインメントだと思われるようだけど、自分のやってることが、いわゆるエンターテインメントだと思っていないだけで、エンターテイメントは好きです。

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    Wed, 28 Apr 2004

    風の強い日
    修理に出していたemi2|6が戻ってきた。症状が認められなかったが、念のため、丸ごと交換とのこと。交換は二回目。さんざん使って傷だらけにしたあげく、ぴかぴかになってかえってきた(笑)さすがになおっている。たぶん。
    ブラウンシュヴァイクで現地でがんばってくれたアラートが突然来日。一ヶ月仕事で滞在するとのこと。こんどはオランダのコンペ、一緒にやろうということに。考えなくちゃ・・・・むずかしい。
    本当にハードディスクの余裕がなくなってるので、取りあえずはいらないデータをCDに焼く。HDがほしい・・・・。早いマックも。
    飯名氏からメール。ほんとにmaxmspの教室やるらしい。俺が教えてもらいたい位なんだけど・・・。なので、ストレートにプログラム教える、みたいなのじゃなくて、ワークショップにしていかないとな。
    ヤマミチ氏が会社を辞めてしばらく音に専念するというメール。二日前に聞いてたけど、ほんとだった(笑)こもると延々音いじりしてそうな人だから、大量の曲ができあがってくるんだろう。恐ろし。
    風が強い日だった。建物がみしみしいう。小さいころ、実家の建設中に台風がきて、晴れ上がった次の日心配になった親と見に行ったことがある、様な気がする。

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    Tue, 27 Apr 2004

    壮行
    週末、lost in translationを見ようとシネマライズへ行くも、タイミング悪く、立ち見ということなので、パルコブックセンター(名前変わったか・・・)で時間つぶして、次の回にチャレンジしたが、またタイミング悪く立ち見ということで・・・・。やめた。ほとぼりが冷めてからにしよう。そんなにすごい人気なんだね・・・。音がケビンシールズで東京が舞台でソフィアコッポラで、って、キャッチーだね・・・・。キャッチー(笑) いつものツタヤでかりるDVDをえらんでいたら、友人のお別れパーティーのお誘いの電話。何でも急に九州に引っ越すことになったらしい。驚いて、駆けつける。事情はよくわからないけど、とにかく、行ってらっしゃい、としか・・・・・。さびしくなる。SAL VANILLAもいい方向に進めばいいのだけど。

    きょうは、CMpの企画ミーティング。少し整理されたかな。方向性は。コンセプトの部分は実は非常に細かい部分への気の使い方が重要。大きな違いより微妙な違いにこそ大切なことが隠されている。
    ロンドンは乗り気らしい。申請書類をはちやまさんに任せっきりで申し訳ない・・・。

    アンビルドの建築、っていうのがあっていいように、アンビルドのパフォーマンスワークもあっていいかな、と(笑)それは限りなくコミュニケーション論、または都市論のようなものにもなっていく。

    sonic youthの新作がでることを今日初めて知った。で、webで試聴。鳥肌。昨日、ヤマミチ氏に最近何聞いてもつまんない、といったばかりなのに、これは・・・・非常に待ち遠しい。丁寧に、丁寧に音を「おいていく」ように演奏する感じは、ますますとぎすまされているよう。タイトルもさえてる。[SONIC NURSE]かよ。sonic toothっていうのもすごかったけど、ジャケットも合わせて、今回もやられた(笑)かっこよすぎる。絶好調。

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    Fri, 23 Apr 2004

    結局徹夜作業
    仕事が長引き、結局、帰宅が朝四時過ぎ。
    powerbookが遅い。ハードディスクに空きがない。そろそろ対策を。
    ニュースを見ていて、ふと、二十一世紀って、百年間、大量殺戮が続くんじゃないかと思った。
    ほか、特筆すること無し。

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    Thu, 22 Apr 2004

    規則正しい生活をめざして
    今日は、銀行へよってから事務所へ行って仕事。十二時頃帰宅。スパゲッティーをゆでて食って、ネットでニュースを見て、ちょっとMAXいじったり、ちょっとテレビ見たり(またベストヒットUSAをやってる。もう一週間か・・・)本をぱらぱら眺めたりネット眺めたりしてたら、こんな時間。ていうか四時。寝なくては。昼夜逆転しているから、精神にも体にも良くない。じじいなんだから・・・・規則正しい生活が気持ちにも体にも非常に影響するということはよーくわかっている。長く生きてるから・・・

    作品の完成ということについて思ったこと。
    ある形態に着地して「もの」として「完成」される、ということとは別に、ある形に定着することはなく、柔軟に形を変え続ける自由度を持つように至るという意味での「完成」もある。

    ヤマミチ氏からギターで作ったトラックを気に入ってくれたというメール。少しうれしい。

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    Wed, 21 Apr 2004

    流れないように
    結果としてのバリエーションがどかどかでてくるとしても、CMpのモデルで作られたスコアを読むということである限り、それはある程度予想のつく枠組みの中にある。CMpのモデルそのものを揺さぶり続けるような制作プロセスという次元に注目しなければいけない。最終的なスコアの記述を含めて、パフォーマンスとして何らかの形態が生成されるのだが、そのプロセスにおいてはCMpのモデリング自体を議論し作り上げていくことでなければいけない。
    何度も気にとめてきたことだが、取りあえず。
    スコアを作って読み取る、っていうだけの方に流れていったらだめ。
    ということ、みたいなこと、がいいたいんだけど、どう説明すればいいかわかんない、というかまとまっていない。

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    Tue, 20 Apr 2004

    やめちまえ
    帰国した三人、さぞつらいだろう。かえってこられたのに、なんであんなにへこまされるのか・・・・迷惑だとか何とかいう人がいることが、つらい。何が迷惑だっつーの。俺が払った税金を使いやがって、っていうのもあるんだろうけど、そんなんだったらもっと無駄にして迷惑かけてるやついるだろう。しかも、彼らは私腹を肥やすために行ったんじゃない。で、さらに、政府のやつが、迷惑だとか金はらえとか、そんなこという権利はない。それが国家の仕事だろう。そんなことなら国家なんてやめちまえ。
    ねられない・・・・かんがえちゃって・・・・最近寝られないのはこれのせいもあるんだな。
    昼間はあっちこっち銀行行ったりきたりお金のやりくりとか、そういうつらい(笑)ことをする。少し仕事。だめ、何も集中できない。
    借りているサーバーで、DBが使えるようになったというので、ためしにMovabletypeを入れてみる。全然こっちの方が便利だって事は知ってるけど、今まで使えなかったから・・・・でも、おもしろそう。動かすのはすぐ出来たけど、スキームをデザインしなくちゃいけないな。めんどくせ。デザインに情熱を感じないタイプなので(笑)大学生くらいまでは結構好きだったんだけどな。人生は一つずつ何かへの情熱をへらしていく物だと思う(笑)
    CMpの次の企画にかんするメールが来てるんだけど、いろいろ書きたいことがいっぱいあるようでなぜかまとまらない。にらめっこで結局深夜、というか朝・・・・

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    Mon, 19 Apr 2004

    水面でじたばた
    週末、DVDで「光の雨」「ギター弾きの恋」「ガンジー」。 週明け、金、手詰まり感、ノーアイデア。 人質問題、自衛隊問題にかんするネット上にあるニュース記事、意見を中心に読む。 へこむ。
    そういえば、アヌーシャから深夜三時に電話。トラブルだというので、なんだと思ったら、マッキントッシュのモニターの解像度がどうのこうの・・・・システムは動いてるのかと聞けばインスタレーションはうまくいってると・・・・PBの画面が半分になっちゃったーとかわめいてる。インスタレーションに影響なければ、半分だろうがなんだろうが、たいした問題じゃないので、マックに詳しいやつに直してもらえ、と。九時間の時差を忘れていたのか、俺が寝てるわけないと思っているのか(笑)それとも・・・ものすごいハイテンションで声がでかくて、時々ぎゃー、とか後ろでオランダ人の声がする・・・・きまってるな・・・・。

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    Sat, 17 Apr 2004

    逆ギレ
    眠くないと思っていたが、一度ねたらものすごく寝た。
    いらいらが原因でたばこを吸いすぎて少し気管支炎気味。そのせいか気分が暗い。背中が痛い。
    何も考えがまとまらないので、思いつきで本をめくったり、ギターを抱えたり、テレビを見たり・・・・
    でたらめにひいたギターの音をハードディスクの中でいじり回して、変な音を作ってみても、何も満足しない。何も満足しないまま十曲ぐらい出来た。くずの山。ひらめきがない。誰でも出来る。でも最近こういうギターを音源にしてDSPでいじくり回した音をよく耳にするけど、こんなんだったらいくらでも出来る。でも気分が盛り上がらないので、どれもダウナー。つかえないなあ・・・・
    そんなことより、CMPでの音の扱い方に関して、もっとつっこんで考えなければいけない。のに考えていない。
    日本人の人質が開放されたらしい。よかったね。ぶじで。でもなんか腑に落ちないことがいっぱい。自己責任の議論とか、自衛隊撤退とか、テロに屈しないとか、いろんな事がごちゃ混ぜになってる気がする。
    でも、彼らが解放されたのは、政府がいろいろ動いたっていうことより、ボランティア活動する映像が流れたことでのことなんじゃないだろうか。そもそも、人質に取られたのは、政府がアメリカの戦争に荷担している形になっていると向こうが判断しているからだし、要求も日本政府に突きつけられたことだろう。奴らも日本人と日本政府を意図的に分けて声明を発表していたし。要求をのまず自衛隊を撤退させなかったのは仕方ない正解だと思うけど、それと自衛隊を派遣しているという事実は別だろうと思う。小泉とかいばって自己責任とか何とかいってるけど、こっちがその強い口調にごまかされないようにしないといけない。家族の混乱した対応もどうかとは思うけど、人質になった人たちは別に自分で責任をとろうとしないで行ってたわけではないんじゃないかな、と思う。確かにあまりにもひどい状況の中につっこんでいくのはタイミングが悪いことだと思うけど、それでもいいって気合い入れて行ってるんだろうし、行かなきゃいけないジャーナリストだっている。彼女らはただゲリラにとっつかまって、何がなんだかわからない中、人質になったことを誰のせいにもしていなかったんじゃないかな?彼らの知らないところで日本政府に要求がだされたわけで、別に家族に身代金が要求されたのを代わりに払ったってわけではない。で、結局、解放の決め手は彼らがイラクの人たちに対していいことをしていたことがわかった、ということだったんだと思う。問題を突きつけられたのは政府なんだから、ちゃんと責任を持って解決するのは当然だと思うけど。それを、あいつらが勝手に行ったから金と労力をたくさん払わなくちゃいけないことになったじゃないか、なんてなんでおこるのかな。逆ギレのような気がするんだけど。国民に、国家のじゃますんなよ、といってるんだな。そもそもどさくさで人道支援とかいう名目でアメリカ政府のポチ役をしっぽ振ってひきうけて国民にはうやむやにしたまま強引に自衛隊派遣までしたのは政府だ。逆に人質になった人たちにとっては、とんだ迷惑でもあると思う。で、政府はうやむやなままやり過ごすことが出来て喜んで自己責任問題にだけ注意を向けてこれで解決したことにしようとするだろうけど、まだ解決していないじゃん。・・・支離滅裂な文になってるな・・・。自己責任であることは当たり前。でも、政府も逆ギレするな。それで解決されていない問題をごまかすなよ、と。どっちかといったら、国民が主役なんだと思ってたら、どさくさに紛れて政府に主役ヅラされてた、っていう印象。ゆっとくけど、俺はアメリカのイヌになることなんか賛成しなかったのに、あなた達が国民を代弁する、っていうたてまえの元やってるんだから、ちゃんと責任とってほしい。アメリカのイヌになるにはそれだけのリスクはあるんだから。

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    Fri, 16 Apr 2004

    水面でぷかぷか
    CMprocessのスコアリングについて、もう一度考え直していると、何とも自分がどうしようもなく惨めな気分になってきた。アイデアの断片がなんのつながりもなく並んでいるように見える。それをまとめて理路整然とした道具にまとめるまでの力量がない。ならば勉強しよう。これをまとめることができれば、明らかに次の大きな展開が待っている。惨めな気分になっているどころではない。取りあえず、深淵まで見つめなければ、何も本質的な仕事は出来ないだろう。できあがってくる物は、一見ものすごく単純でおおざっぱに見える物かもしれないけれど。

    しかし、これは確実に風邪をひいている、けど、なんか気合いでハイになっている。夜寝る気がしない。べつにテンションが高く興奮しているわけではない。反対にテンションは異常に低い。何かに集中しているわけでもない。何かに一生懸命集中するエネルギーだったら歓迎だけど、そういうもんでもない。ただ何も考えずバッツリ覚醒しているというだけの気分。でも気分はロー。たぶん、変な物質が脳内で分泌されているんだろう(笑)。時々おかしくなる。こういうときは、黙ってうちにいてやり過ごすのがいい。いろいろ動くのはトラブルの元。

    イーノの言葉を思い出す。
    ”我々の孫は今の時代の人々を見て、驚いてこういうのではないだろうか。「え、じゃあまるっきり同じ物を何度も繰り返して聞いていたわけ?」”
    ジェネラティブミュージックについて。
    でも、今、何度も同じ音楽を繰り返し聞くことはまれ。ジェネラティブミュージックのアイデアはすばらしいけど。
    一度聴いたレコードは聞き捨てる、という次元のことと、アルゴリズムによって二度と聞くことのない音が生成されるという次元の話は、どうつながるのだろう・・・・取りあえず、こういう事考えるのはおいといて・・・・

    とにかく、まずどこから手をつけたらいいのか。しばらく、ワークショップやら、ちょっと出しとか?そんなことばかりやってきたから根元的に考え込むことをしてこなかった。底に潜る時期かな(笑)

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    Thu, 15 Apr 2004

    「プリンスのニューアルバム」
    事務所でCMprocessの展開について打ち合わせ。次の企てでは、当初思っていたような展開のプロトタイプが出来るだろう。助成が得られれば。ほんとは助成金に頼らない仕組み作りをしなければいけないのだけど・・・・・。五年で達成できる目標も、十年、十五年かかるかもしれない。
    少しだけ仕事をして十一時半くらいに帰宅。少しだけギターをいじって少しだけ録音。早くヤマミチ氏に送らなければ。
    テレビをつけたら、ベストヒットUSAでバンヘイレンのホットフォーティーチャーをやっていて懐かしがっていたらプリンスの新曲。かっちょいい!プリンスは特別な存在。中高生の俺には、プリンスのニューアルバム、っていうのは、「何か新しいこと」の象徴としてあった。あのころプリンスのアルバムが一枚出るごとに味わったような衝撃は、もうこの時代には味わえないのかな・・・・それとも俺が歳をとって、すれてしまったからか・・・まあ、少なくとも音楽を聴く時の態度やポイントもかわっている。それは自分だけが原因ではないだろう。時代が変わって音楽の聞こえ方が変わっている。
    レコードもスピーカーもラジオもがなかった時代に、音楽はどんなふうにきこえてたんだろう。音楽のどこを聞いていたんだろうか。
    ケージのハッピーニューイヤーっていうのもすごい。笑えないしゃれ、っていうのもすごい(笑)けど、オーディエンスの耳が変わる、っていう。実際、今の時代、ケージが爆音で演奏したようなノイズを普通に「いいねえ」なんて音楽として聴いてるし。
    そのうちこう思う日も来るのだろうか?「その当時はダンスはどうみえていたんだろう」とか。

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    Wed, 14 Apr 2004

    徹夜
    昨日は結局事務所に泊まり。S堂サイトの修正の件で。体調が悪かったし、寒かったし、で非常につらかった。昨日の夜は何か新しいアイデアを形にするべく少し集中して物を考えようと思っていたのに、出鼻をくじかれた・・・・・なかなかうまいタイミングをつかめない。時間の使い方をうまくしなければいけない。やるべきことがたまっている。ケツが決まった時間の中ではなかなか考えに集中することが出来ない、のは、良くない、大人として。ということで夕方四時まで熟睡。夜は事務所で打ち合わせがあるので、これから出かけなければいけない。でももっとねたい。

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    Thu, 08 Apr 2004

    気合い
    ちょっと気がゆるんだのか、抵抗力がだらだらと落ちて、鼻の頭にヘルペス(だと思う)。気合いが入っていないと、こうなる。いやな持病だ。大学一年の時、ばりばりに気合いが入っていないばかりか栄養失調ぎみだったころ、初めてひどいのにかかってからというもの、気合いが入りづらい季節(笑)になるとたまにでる。ひどくはないが、痛がゆいのでいらいらする。この病気で病は気合いが関係するということを思い知らされた。
    しかし、ここ一月くらい時間のたつのが異常に早く感じる。朝起きるとあっという間に昼で、あっという間に夕方であっという間に深夜。すごく忙しくて時間を忘れて・・・・みたいな早さじゃなくて、ただ早い。五分くらいボーっとしたかな、と思うと、実は二時間たってたりする。
    それは気合いが入っていないことと関係が大ありだな。なんだ気合いって?
    暖かくなってきたし、いろいろめんどくさがらないでやるべきことをやっておかなくては。いまのうちに。

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    Wed, 07 Apr 2004

    春の一日
    特別、急ぎのしごともなく(気がついていないだけ、もしくは無意識に無視しているだけかもしれない)一日中、イベントのための映像システムを作ったり、メールを整理したり。プログラムに少し面倒なところがあって、何かネタがないかと、メーリングリストのログを見だしたらとまらなくなり、あっという間に一日の終わり。
    とてもいい気候。ここに書くことが何も思い浮かばない。少なくとも、愚痴はない。いいことだ。

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    Tue, 06 Apr 2004

    同世代
    金曜はルドとヴァレリーのうちに招かれてかみさんと一緒に。夕飯をごちそうになる。ヴァレリーのおフランスなキッシュとワインとカボチャ焼酎。ヴァレリーはイースターエッグ作りのワークショップを中野の子供集めてやるつもりらしい。中野の悪がきどもにあの家荒らされまくること必至。がんばってね(笑)
    テレビで連日深夜、「24」という異様にテンションの高いアメリカのドラマをやっていて、つい見てしまう。大しておもしろくないけど、かみさんは夢中。ねぶそく。
    土曜は目黒川沿いはものすごい人出。酔っぱらい多数。でも、桜は強力に美しい。コンクリートで出来た川に、もっと自然がのこっていたら良かったのに。
    日曜は、松橋氏のうちの花見に行く予定が、うちは日曜が日曜でないので、例のごとく遅い時間にしかいけなくなってしまい、結局うちでDVD鑑賞。ポール・トーマス・アンダーソンのパンチドランクラブとかいうすごいタイトルのやつと、青山真治のユリイカ。前者はマグノリアもブギーナイツも、「人生」という言葉を持ち出したくなるほど非常に良く普通の屈折した小市民が描けていたので、期待してみたら、やっぱり、うまかった(笑)マグノリアほど傑作!とはいわないけど、やっぱりいい。どんな監督かと思って調べたら、歳が一つ上。たいしたもんだなあ、と思うと同時に、同世代だからかあ・・・・と。
    ユリイカは・・・・こんなにすばらしいとは思ってなかった。久しぶりにこんなに美しい映像を見た、とおもった。映画が出来ることを映画らしくきちんとやったという感じの、映画を超えた力を持つ作品、という感じ。青山氏もいくつだろうと思って調べたら、五つぐらい上の人。同世代じゃん・・・・。
    もっと上の世代が世の中をリードしているのかと思っていたら、いつの間にか、自分の世代の番になっているようだ(笑)

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    Fri, 02 Apr 2004

    開放と消滅
    やっと帰宅。事務所に三泊。今回のサイト構築は、ちょっと手に負えなかった。それほど複雑なサイトではない。今まで、もっとやっかいなものを手がけてきた。だけど・・・なんだろう、スタート時点で構造設計にあまり口出しできなかったため、トータルなサイトイメージをつかめなかった。構造を見極める前に部分から手がけたため、最後まで全体を見渡すことが出来なかった。反省・・・・。じっくり構造設計とイメージ作りに時間をかければ、あとはほぼ自動的にプログラムは進んでいく、事が多い。ルールは簡単だ。複雑に見える相互にリゾーム状にひもづけられた構造も、実は一つ一つはなんでもない簡単なルールでつながりあってかさなりあっているだけな事がわかる。すべての部分はすべての部分とつながり合う。桶屋が儲かる理論と同じ。だからつねに漠然と全体を眺めていなければ、部分は成り立たない。
    濱中さんから教えてもらった、ネットの記事、二件。濱中さんも、思うところあったらしい。伊東豊夫氏の生成プロセスの話、と青木淳氏の建築はそもそも現象である、という話。二人のレクチャーのレポートだけど、今をときめく人たちがこういう事をかんがえていることとで勇気が出てくる。
    CMpの動き生成ツールのアイデアは、分断された振り、ポーズ、フォームを時間的につなげていく事でダンスを構築することだけではなく、ものや身体それ自体を動きと未分化なままにみること、流れるからだの動きが身体であるという観点から動き続ける身体を動機づけるために考えたものだ。そこで重要なのはその動機や目的、それを生み出す動き生成ツールではなく、それらによって生み出される動き、身体性そのもの。解釈され得るパターンを持たない延々と動き続ける全身体。それは、「なんのメッセージも持たない純粋なイメージ」になるのではないか、ということだった。身体は、実際の物や想像物との関係性の間で動き続けるからだ、現象である。
    パフォーマンス、その製作プロセスを含めてのパフォーマンス作品を建築と捉えれば、CMpで考えてきたことは、伊東氏の考える建築とにている。アルゴリズムに基づいて生成される非線形の振り、動きは、身体同士がさらに非線形にコミュニケーションのネットワークを生成し続けながら、その形態をはじめから想定することは出来ないが、そうなるべくしてなった、しかし、数多くの可能性の中から偶然選び取られた一回性の出来事を形作っていく。しかも製作プロセスにおいても、特定のディレクターは存在せず多様な価値が簡単なルール、アルゴリズムに従って、その都度ルールを更新しながらプロジェクトが進行していく。このむちゃくちゃな作品づくりのアイデアは、もともと、自分の中にある、「何か形のある物を作ることで自分と世界は限定し閉じてしまうのではないか。」というおそれから来る、「何もしたくない」という気持ちから生まれた物だとおもう。
    生きることを選んだ上で何もしないことはあり得ないから、何もしないこと、何も意味しないことを、ただひたすらすることで、人とつながっていける職業は、俺の知識と想像の範囲では、アーティストしかない。しっかりといきながらにして開放し消滅していくことの出来る職業(笑)しかし、俺はまだうまくやっていないけど。
    ということを考えてきて早十年。あまり成果らしい成果は出ていない。成果らしい成果が出ないのが、開放と消滅の芸術(笑)
    アヌーシャからメール。ユトレヒトのスプリングダンスフェスティバルに参加するために今日出発するとのこと。インドで製作に協力したインスタレーションInside Inが展示される。うまくいくといいけど。プログラムが微妙にいい加減なので、最終的な微調整と現場への対応がキーになる。アヌーシャ、大丈夫か・・・・。

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    Mon, 29 Mar 2004

    一段落
    ルドの企画した新井薬師のお花見にちょっとよって、かみさんをおいて六本木のばらしへ。二トン三往復。カーラジオでタモリ。おもしろくて、ゆっくり車を走らせる(笑)
    終わったあと、高田馬場で、懐かしの「鳥やす」へ。栄通り。懐かしい、とかそんな言葉じゃ表現しようもない。馬場の駅前からあたりを見渡すと、どこの居酒屋も幾度となく飲みまくりべしゃりまくった思い出のある店ばかり。居酒屋、つぶれないなあ。
    高田馬場ではマイルストーンにもよくいってた。大学の時はロック専門だったからジャズのことは全然詳しくなかったけど、あー、これがコルトレーンっていうの?マイルスデイビスっていうの?よくわかんないけど、盛り上がるねえ、とかおもいながら、アキラとか手塚治虫とか漫画読んでた。十年くらい前にいったとき、ジャズ喫茶じゃなくて、ジャズバーになってた。今度いってみよう。まだあるよな・・・・
    そういえば、学生のころから、ずっと脳に霞がかかっているような感じが続いている。具体的に、ゴムのような膜が脳を覆っているような気がする。時々、それをはがしたくなる。それは、食べたら、すごく歯ごたえがあって、おいしいと思う。 今、気になってマイルストーンを検索したら、あるページにオーナーのあのおっさんのインタビューがあった。たぶんあのころと同じオーナーだと思うけど、好きなマイルスは、との質問に、六十年代後半から七十年代のマイルス、だと!むちゃくちゃうれしい。やっぱり、俺はマイルストーンでジャズを聴いてたんだ(笑)

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    Fri, 26 Mar 2004

    Thank You For The Music
    昨日、結局、深夜、というか、朝までギターをいじっていてひるまでねてしまったので、午後から事務所へ。いろいろいじっては見たもののたいした成果はなし。まあ、なんか没入、っていうか、つかむと何かしらいいかんじのものは出来るんだろうけど。もうちょっとがんばるつもり。
    仕事が、にっちもさっちもいかないので、ストラビンスキーの春の祭典とジョンマクラフリンのシャクティー復活ライブを聴く。濱中さんから借りて。なんかむちゃくちゃ興奮したので、仕事どころじゃない、という気持ちは抑えて静かにしていた。
    デビッドシルビアンの新作、といっても去年のだけど、Blemishっていうのもいい。繰り返し聞く。もし、俺に何かできるのなら、こういうのがやりたい。今は。こういう音、というわけではなくて、技術と(というか芸というか)知識の蓄積があった上での、ちゃんとしたやりっ放し。っていってもわかんないね・・・。うまく表現できない。ちゃんと世界に埋没して消えてしまえるようなもの。
    事務所のまえのアジア料理屋で、すこしビールを飲む。事務所に戻ったとき、よっていたせいか、なんか糸の切れた凧になった気分がした。時々、春はそんな気分になる。ストラビンスキーとジョンマクラフリンとデビッドシルビアンのおかげで、少し気分がいい。

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    Thu, 25 Mar 2004

    本屋怖い
    最近、本を読んでいない。通して読みたい本は、いつでもある。どんどん出てくる。しかし、手の届くところの本をぱらぱらとめくって拾い読みすることはあるけど、通して新しいのを読みとおさない。小説でさえそうだ。読んだことがある小説を途中から数ページ読んで、取りあえず納得してやめる。理由は、ばかばかしいほど単純。今この瞬間に読みたい本が買えないのだ。買う機会を逃す。気がつくと懐に本を買う余裕がなくなっている。負けず嫌いなので、今は情報をシャットダウンして何かをアウトプットする時期だ、とか、今まで読んだ本だってちゃんと読めているのかわからないから新しく買う必要なし繰り返し読め、とかいいわけを考えたりする。 本屋に行くのが怖い。たぶんどれもこれも買いたくなるのは目に見えていて、金と時間と戦わなくてはならなくなるのは必至だから。そのエネルギーを使うエネルギーがない。
    でも、最近知りたいことがいっぱいあって、フラストレーションがたまる。考えるために、自分のなかに参照情報が足りなすぎる気がする。
    周りを見回すと、そういうわけで何度も繰り返し読まざるを得なかった本(別に気に入っているわけでもない)がころがっていて、それをまたぱらぱらとめくることになる。(だからといって、その本に関してたいしたことを語れるわけでもないけど)
    意識的に読書の優先順位を上げなければ、新しい重量級の情報にはぶち当たらないだろう。今は、ネットもあるしそれに費やす時間も多い。しかしまだ、ネット上よりも、本の中に大切な情報があるように見える。そのうち、それも逆転するんだろうか?

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    Wed, 24 Mar 2004

    bit数低すぎ
    午前中、六本木の現場によって少し、ほんとに少しだけ作業。
    事務所で、一日、だらだら、ほんとにだらだらと作業。
    全く集中力が続かない。何も生み出さない、何もやる気も起きない、まま一日が過ぎる。そんな日は、食事も苦痛。食欲がわかないんじゃなくて、腹が減ることにいらだちを覚える。つまり、働かざる者食うべからず。半ば自暴自棄になって、ジャンクフードを食いまくる。楽しい。
    アメーバのような生活。死にたくなければ、というか、生きることをすでにあらかじめ選択させられているから、食って、くそして、ねる。
    それでもいいけど、なかなかそうも行かない。
    春になったら、何か納得がいくんだろうか。
    寒いなあ、ものすごく寒いんですけど。なんで、俺はこんな調子で鬱病とかにならないんだろう。あまりにも楽天的すぎる。複雑なことが理解できない。理解したい。けど、世の中あまりにも複雑すぎて、人間、特に俺のようなbit数が低い人間にとっては、とうてい太刀打ちできるようなもんではない、ので、あきらめた。
    ギターちょっといじってねよう。少しくらい進めておかないと。

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    Tue, 23 Mar 2004

    無策、怠惰、コアレス、芸者
    午前中、私と町の現場にDVDをとどけるも、なぜかやっぱり読めなくて、焼き直し。二往復。寒いし。
    豚丼を初めて食った。牛丼よりうまかった。
    昨日の谷川詩の朗読ライブはルドのタブラのおかげでなんとか形になったけど、やっぱりもうちょっと準備というか、策が必要だった、ので反省。でも、音出しながら、なんとなく、もうちょっと、この偽インド音楽、というかラーガエレクトロニカも詰めたらおもしろい音になりそうな予感がしたので、またやってみようと思う。
    飯名氏と、「漫・画、狂言、T詩、中年エレクトロニカアーティスト」というコンセプトの話。実現したら盛り上がるなあ。
    フェムケから、新しいコンペの情報。別に、コンペにこだわるつもりはないけど、今のノリでやってみるか。まだ、どういうものか、読んでないけど。
    上滑りしている気がする。ちゃんと自分のコアなコンセプトを磨かないと。腑に落ちないまま流れていって、いつのまにか、すべて見失ってしまうことにならないように。でも、流れていくことも忘れずに。特に俺みたいに何者でもない人には、このストラグルが仕事みたいなものだ。ひどいな。芸者か。

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    Tue, 16 Mar 2004

    きっかけ
    少し風邪気味で、すべてが億劫。何をするにも気合いがいる。些細なことまで。めんどくさくなる。そういうときは仲間がめんどうな頼み事に「もちろん、いいよ」とこたえてくれる一言がやる気を起こさせてくれる。「俺もいいよ!」っていいたくなる。すてき(笑)
    プログラムを組んでいて、じっと同じところでぐるぐる回って解決の糸口が見つからないとき、ぶち君が解決のヒントをくれた。すーっとする気持ち。思いこみからすくってくれるのは、いつも友人。
    しかし、プログラムは苦手だけど、袋小路からでたときの爽快感が楽しくてやるんだな、忘れてた。たのしい。そんな難しいことは出来ないながらも、この楽しみだけは、手放せない。
    出力センターへ行って、詩のボードを発注してから帰宅。腹が減って落ち着かない。何か食ってからねるか・・・・。食うのも億劫なので、何かきっかけがほしい。元気が出るきっかけ。ああ、めんどくさい。

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    Mon, 15 Mar 2004

    祈り
    午後から渋谷新宿デパート巡り。しまいに、頭がボーっとしてきた。ボンジュールレコードでいくつか試聴。山道氏からエレクトロジャズトリオの音にかんするメールが来てたし、最近のちまたの音を聞いて、ちょっとやる気がわいてきた。でも、この二三日はそれどころじゃないだろう。もりあがってるのにな・・・・
    そのあと事務所に行って、webの仕事。
    十時頃ジャイから電話。なぜか今頃インドの新聞でフェスティバルの記事が出たという。よくわからん。で、少しこれからの計画をざっくりと話す。なんだかインドチームに全部つきあってると、なんていうか、つまり生活が出来ない。こっちでもいろいろあるし。深刻な問題。なるようになれ、か。でもちゃんと計画たてないとな。長いスパンで。
    新聞では、テロ、テロ、テロ・・・・。絶望的。お願いだから、やめて。ほんとにお願い。土下座でも何でもするから、やめて。自分が消えちゃってもいいから、やめて。誰にお願いすればいいのか、神様?

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    Sat, 13 Mar 2004

    Congratulations! We got the first prize.
    ブラウンシュヴァイク、なんと、一等賞になってしまった。おめでとう!いくつか賞があったみたいで、5000ユーロ丸ごとというわけにはいかなかったけど、賞金ゲット。
    昨日は、ドイツと東京でネットと電話でコミュニケーションを取りながらの作業。おもしろかった。相変わらず、俺はうろうろしてるだけだったけど・・・・。俺にもっと能力があれば、ベストチームになるな。あ、俺がいなければ・・・かな。
    とにかく、2010年の文化首都にブラウンシュヴァイクが選ばれれば(可能性は少ないと見た・・・)実際にプロジェクトが立ち上がることになるだろう。大興奮。おもしろいね。こういうのも。
    ちょっと、やることが詰まりすぎ。しかも、時間がかかることばかり。時間をうまく、使わなくては。

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    Thu, 11 Mar 2004

    東京-ドイツ
    ブラウンシュバイクのワークショップが進んでいる。現地のアラートと連絡を取りながら、東京とドイツで並行して作業。プレゼンがうまくいくと賞金が出ることがわかって、なんかモチベーションがあがっちゃってる、っていうか、動き始めちゃってるからやらなきゃならないっていうか。アラートは現地で大変なんだろう。こっちはこっちで大変だけど、俺はしゃべってばかりいるだけなので、申し訳ないことにならないように、がんばらなければ。明日。
    私と町プロジェクトもゆるーく進む。
    問題は、webの仕事が進んでないこと。そっちは明日のよるから、参戦。
    基本的に、一つのことしか考えられないので、同時に複数抱えられる人がうらやましい。けど、自分のキャパシティーはいままでの経験からわかってる。だから、いつも、この程度でリミットをかけないと、精神衛生上、良くない。かといって、一つのことに、ものすごく、集中して、さくさく物事をすすめていくアビリティーもない。のも十分承知なので、ゆっくり間合いをとっていかないと。
    [coded:decoded]が戻ってきたという知らせ。手元に戻すのにまた金が・・・・。がっくり。

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    Tue, 09 Mar 2004

    スタックインザミドル
    昨日は、ロストインラマンチャとアダプテーションのDVD二本立て。両方とも作家の話。
    テリーギリアムのやつは、ドキュメンタリー。笑えない。けど、笑っているテリーギリアムの頭はどっかおかしい。笑ってる。とにかく。その笑いが周りを安心させると同時に、危機感をなくさせる、のか。なんかものすごいことになっていたんだ、と衝撃。分かり切ったことがすべてだめな方向へだめな方向へと進んでいく。背筋が凍る。うまく説明するには、ここはふさわしくない。
    で、アダプテーションも、「出来ない!」ということでおいつめられた作家の最後の手段の話、の話。非常に手が込んでいる。でも、これやっちゃったら、もうこれは二度と出来ないぞ、っていう、逃げ方。背筋が凍る。
    あの二本立てはヘビーだったなあ。
    うちかえってきて、LIVE3のデモをいじくっていたら、いままで使ってなかったのがもったいないくらい、すごいソフトだって事がわかった。なんだ、おもしろいね、これ。金がいるね。シリアスな問題だなあ。

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    Fri, 05 Mar 2004

    切り替え
    昨日は、私と街プロジェクトの打ち合わせ。もう決めちゃいたい。あんまり込み入っていない話なんだけど、込み入って考えがちになってるみたい。簡単な話。すぐ出来る。めんどくさがらなければ。夜は、フェムケの友達がオランダから来てるというので、渋谷でのみ。おもろい奴ら。靴職人の息子。オヤジさんの展覧会が日本であるから来日。なんかよくわからないけど、インターネットの話とか。ビール四杯で二日酔い。
    今日は、少し打ち合わせ、少し仕事。ドイツには行かないことにした。いけない。とにかく。
    その代わり、といっては何だが、来週中に企画を二つほど、見えるところまで完成させることにした。意地になって。一つは、狂言。ひとつはCMP。それは、アヌーシャの作品と一緒にモナコへ・・・・・。馬鹿な志。まただんす?ダンス、もういいよ・・・・。という気分。

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    Wed, 03 Mar 2004

    続く
    そういえば、週末、かみさんとドッグヴィルを見た。かなりストレートな問題を、ストレートに投げかける。内容はショッキングではあるけれど、まるで絵に描いたように物事が進んでいく。あまりにも当たり前に存在する悲劇が、こうなると、こうなって・・・というようにただストーリーを追っていくと、袋小路が待っている感じ。でも、現実世界ってそういうものだろう。ああいうセットで、ああいう仕掛けで、あそこまでわかりやすくポイントをむき出さないと、巧妙に隠されている「ゆがみ」の部分に問題意識はむかないんだろう。日本では、たぶんアメリカも、社会の表層だけでなく、一人一人の人生の一瞬一瞬にさえ、リアリティーはなくなっている。解像度が低くなってる。やりたい放題。どこかにしわ寄せがいく。ラストはテストのよう。お芝居のなかの村で良かった。けど現実は続く。
    今日は特に何も無し。ということは、何も結論は出ていないと言うこと。少し一人になりたいけど、一人で考えたくはない感じ。インドで修行したにもかかわらず、何も成長せず(笑)

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    Tue, 02 Mar 2004

    解像度
    かえってきてみるとちょうど坂本龍一のCDがでていたので、買って聞いてみたらなんか非常にしっくり来て、毎日繰り返し聞いている。例の六本木のやつもはいってるんだけど、去年の嫌らしい盛り上がりを少し客観的に眺めることが出来るようになったせいか、なんだか悪くなく聞こえる。ゆるい曲も、何を今更というアイデアも、きちんとまとまった音響を作るから、いつも、ああたいしたもんだな、と思ってしまう。耳の解像度が高いんだろう。自分にここまで解像度を上げて判断できるメディアがあるかといえば、あまり自信がない。
    インドでは、インド人もびっくりするほど健康だったのに、東京に帰ってきて、腹はこわすし、目の周りは少しただれ気味だし・・・。気候が合わないのか、緊張がゆるんでいるのか、解像度が低くなっているのか・・・・。
    そういえば、古い友人が今日からロンドン生活を始めているはず。期待を裏切らないように、健康に気をつけて、立派にやり遂げてきてください。体も、頭も解像度を上げて。

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    Sat, 28 Feb 2004

    東京日記
    東京に戻ってきて、早くも五日間。インドにいるときよりも、時間の流れが速い。
    しかし、まだにもつは部屋にぶちまけたまま。全く、片づけをする気がしない。まあ、そのうち。
    いろいろと、後処理をしつつ、東京で抱える問題を一つずつ確認する。いっぱいいっぱいのまま出発したので、インドに行っている間、勝手に物事が処理されるわけもなく、やっぱりいっぱいいっぱいなまま、何の解決もされていない。
    「私と街」プロジェクトのこともそうだし、ブラウンシュヴァイクの件。なんだか、ドイツはやっぱり行った方がいいような気がしてきた。いつものようなステージアート関係の面子ではないところに飛び込むことで、貴重な経験になることは間違いないし、うまくいけば、お金にもなるだろう。しかも、結構な金額の。俺が行けば・・・・という自信もある。
    しかし、問題は、三月末の「私と街」と、一月半も仕事場を空けてしまったことへの後ろめたさ・・・・。それから、金。それは何とかなる。だって儲け話をしに行くつもりだから。
    この時点で自分の中で回答がでていないというのは、あわただしく逃げるように出国してしまうことになるか、なんとなく、ああ、行かなかったなあ、俺・・・・・と思いながら日本で仕事をするか、どっちかだろう。
    決断しなければ。行った方がいいに決まってる。目に見える、見えないにしろ、個人的には大変な成果を手に入れることが出来るだろう。しかし、日本で迷惑をかけることになる人々には、そんなことどうでもいいことだ。行ってしまったら、申し訳ないことになる・・・・。きびしい。

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    Wed, 25 Feb 2004

    10
    2004_02_10
    本番前で、忙しくて、書く暇がなかった。昨日、おとといと、部屋に戻ってからも、朝四時過ぎまでバラ何たら・・・・というアヌーシャ振り付けのインドの古典舞踊のシーンのための音作り。ダンサーがリズムがとりにくいというので、四苦八苦して、何とかでっち上げる。ぶっといベースとプチプチ言う音で女性の古典舞踊を踊ったらおもしろいだろうなと思ったんだけど、うまくいったかな・・・・・
    とにかく、今日は一回きりの本番。結局映像担当だったアランは自分のインスタレーションで忙しすぎるのか、なんなのか、俺に十枚ほどの写真をくれただけで、ランスルーにさえ顔を出さない・・・・。つまり、プロジェクションに関しては、全部俺が決めなければいけないことに。
    しかも、本番で、出してほしかったソースを間違えるし・・・・。まあいいや。
    客層は、なんだかよくわからないけど、家族連れからいけてる若者、なんとバンガロール市長まできていた。
    で、内容はどうだったかというと、やっぱり音はまずかった。ちょっとチャイルディッシュ。おまけに、時代遅れのオリエンタリズムがジョンにはあるのだろう。やはり、どんなときにどんな音を鳴らすかには、その人の思想がでる。がっかり。映像は悪くなかったと思う。目新しいことは何もしなかったけど。あと少し、プロジェクターにパワーがあれば・・・。でも、バックプロジェクションが、急に没になったのには困った(テクニカルプロブレムで・・・・)。それから、やっぱり、マシンにパワーがほしい・・・。
    午前中は昨日の夜やっと到着した[coded: decoded]のセッティング。朝十時から、一人でこつこつやり始めたら、どこから集まってきたのか、インド人の人だかり。じっと俺の作業を見つめている。で、なんか突然首を振りながら重いものを持ってくれたり、支えてくれたりする。で、最後まで残っていた青年が、とても手伝いたそうにしていたので、このケーブルを、こういう風にさしてくれる?みたいに頼んだら、ものすごいうれしそうにこつこつやってくれる。勝手にフライデー君と名付けた。フライデー君はのぞきに来るインド人に、これはこうやってつなげるんだぞ、ここはスピーカーだぞ、みたいに、説明してくれていた。
    で、反応はどうだったかというと、皆さんにグレート、アメージング、ビューティフル、と圧倒的な賛辞をいただいた。ジャイアン、ありがとう。皆さんありがとう。
    市長の挨拶が終わって、撤収が終わって、パークホテルでのレセプションパーティーへ。ワークショップのメンバーでまだインドに残っている人たちも集まって。やたらうまい飯(カレー類)をたらふく食って、十一時にホテルへ。
    ジャイとアヌーシャと俺の部屋でビール。二本あけたところで、疲れたので、みんなベッドへ。
    お疲れ様でした。明日は、トークセッションと、キャシーのインスタレーション。それから、リオーたちのインスタレーション。

    2004_02_11
    あっという間に一ヶ月が過ぎた・・・。
    今日は、朝から会場でキャシーのインスタレーションの準備。見栄えがよくないなあ・・・。あまりそういうことに注力しないんだよなあ。ていうか、アートなのに・・・。まいった。
    そのあとアリアンス・フランセーズで、テクノロジーとアートみたいなテーマで、トークセッション。いきなりジャイに話を振られて、つたない英語で思うところをだーっと述べて、あとはもうコンテクストについていくのでいっぱいいっぱい。途中までは、ちょこちょこ口を挟んでいたんだけど、なんか哲学者だかなんだかが話し始めたら、極端に聞き取るのが難しくなって、口を挟む余地なし。でもまあ、はじめにディスカッションのポイントと方向性を作れたので、だいたいはフォローできた。ましかな。
    それでまた会場に戻って、こんどはcoded:decodedを起動。しかし、電気のトラブルが多すぎる。ホントによく停電するので、どうにもならない。頻繁に再起動しなければいけない。つきっきり。
    今日のパフォーマンスの客は、やたら質問してくるので、がんばって説明するんだけど、なかなか自分の中でうまい答えが見つからない・・・・。一番多い質問は、「で、何が見せたいんだ?」ということ、「アート作品としてのアイデンティティー」みたいなこと。つまり、プロダクトとしてぴかぴか光ってきれいだけど、それだけなら、ほかにもっとすごいのがあるじゃない?みたいな感じ・・・・センサーとカメラのモザイクがサーキュレーションを作ってるのはわかるんだけど、で、なにがしたいんだ?みたいな・・・。そこまでつっこまれると、まず、CMprocessの説明をして・・・・・みたいなことになって、でもやっぱりそれとも違うじゃないか?みたいなことまで、ちゃんとつっこんでくるので、自分でもまとまらなくなってくる・・・・。でもまあ、きれいだよ・・・・なんて、慰めのようなほめ言葉をもらったり。結構、こっちのミドルクラスの若者も、いろんな情報を持ってるので、やっぱり宮島がどうの、とか、こういうのを見たことがある、あれはよかったなあ、とか、とにかく、現代アートのコンテクストをちゃんと理解していたりするので、ごまかしもきかない。これは、ヨーロッパになんか持って行くなら、相当な理論武装って言うか、コンテクスト作りをしないと、中途半端なプロダクトとしてしか受け取られないだろう。きれいなのはわかる。でももっときれいなものを知っている、もっとおもしろい、もっとすごいのを見たことある、それで?社会やらアートやらにどういう切り込み方をしてるの?っていうのが、現代の観客なんだろうな・・・・。高度資本主義社会では、ものすごい金と才能がプロダクトデザインに流れ込んでいる。アート作品としてのアイデンティティーとは・・・・。タレルだってなんだってただ美しいだけだけど、たぶん強烈に見るものの何かを動かすポイントを突いてくる。しかし、coded:decodedにはそれがないということか?難しいね、浜中さん、助けて・・・しかも、あちらさんは、日本に関しての典型的なイメージを強烈に背負ってやってくる。
    で、公演終了、アーティストミーティングが終わって、インドでは有名らしい映像作家のアヌーシャの母親とジャイとアヌーシャと飯を食って、フェスティバルのカフェとなってる、ゼログラビティーでジョンとアショクのライブがあるので、移動。ところがライブは終わっていて、もうディスコタイム。俺のために演奏スペースと、インプットまで用意していてくれたのに、残念。
    風邪気味なので、早めにかえって、今日はおしまい。

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    3
    2004_01_24
    昨日はつかれすぎて書く元気がなかったので、ここに簡単に書くと、朝カレーを食べて、昼はカレーを食べたくなかったから、マウロがパスタが食いたいというので、ホワイトフィールドに一緒にでて、食ったらすぐ戻ってこようと思ったら、案の定、イタリア人は食事をゆっくり楽しむんだ焦るな何とかなる、ということで、帰りが三時。せっかちなイギリス人たちが待ちかまえていて、あれやりたいこれやりたい。そもそも何がやりたいのか、何を見せたいのか、コンセプトは・・・・みたいなはなしから・・・・。一日中走り回って、ミーティングして、ビール飲んで・・・・しこたまビール飲んでよったので、アヌーシャと散歩。ホワイトフィールドまで往復。いろいろ作品作りのモチベーションについて。下手な英語で説明したにもかかわらず、すんなり理解してくれる。うれしい。
    今日はオフ。朝からマウロとアヌーシャとアタカラリのリハーサルを見学に。事務所でインターネットに少しだけ接続。やっと・・・・。昼飯をダンサーたちと食べたあと、俺とマウロはショッピング。マウロがマムとガールフレンドにドレスを買うんだと言って、コマーシャルストリートへ。俺もかみさんに一着日本でも着られそうなやつをゲット。いろいろ歩き回って六時くらいまで砂埃舞うバンガロールをいったりきたり。しかし何でこんなにほこりっぽいんだ・・・・。狭い路地にはいるとさらに、もういろんなにおいが入り交じって、空気が固まりになって迫ってくる。しかし、生活必需品は激安なのに、嗜好品やら、おしゃれ用品、CDやらビデオカメラなどの電化製品は、日本の七割引ぐらい。実際、そんなやすくない。貧富の差がありすぎ。マウロと一緒に歩いていると、がきどもがまとわりついてきて、マニマニマニマニ、と金をせびる。
    六時くらいまで歩き回って、オートリキシャでホワイトフィールドのテックパークへ。ソフトウェア会社などの入った、巨大なオフィスコンプレックス。まるでそこの中だけはシンガポールにいるような感じ。一歩外に出るとすごいことになっているのに。夕飯は結局マウロが俺はチーズバーガーが食べたいんだ、それ以外はいやだ、とぬかすので、一緒にテックパーク内のケンタッキーフライドチキン。スパイシー(笑)
    八時頃ECCへ。しかしショップが閉まっていてビールが買えない。ラウンジへ行って、けちをつけたりしながらテレビをザッピング。ブルースリーやらインドのブリトニーやらスティーブンセガールやら妙なシチュエーションのインドメロドラマやら。テレビを見ていると、どうしても、こういうどの国に行っても同じようなグローバリゼーションと、外に広がる驚異的にインドな世界がつながらない。で、十一時、部屋へ戻る。どうも、今日はみんな街に泊まるらしい。誰も帰ってこない・・・・・。ホテルがやすいから、簡単に外泊できるんだな。

    2003_01_25
    日曜なので、遅くまで寝て、マウロと昼頃ホワイトフィールドへ。ハーブアンドスパイシーというイギリス人のみんながうまいというレストランへ行く。まずい。インド人も恐るべし、だけど、イギリス人も恐るべし。ステーキを食う。ビーフ。信じられない。インドで。久しぶりに食べると、なんだか牛肉って獣のにおいがする、と思ってしまう。
    しかし、マニマニマニ攻撃には困った・・・・。小銭を持っていたらくれてやるのがいいのか・・・・?そうなんだろうな・・・・施しを受けることが彼らの職業なんだ・・・・。システムが違うんだ、少なくとも今のところ。
    三時過ぎに戻って、ラウンジでテレビで馬鹿アメリカ番組をみたあと昼寝。ゆうがたはほんをよんだりり敷地内をうろついたりしていたら、夕飯の時間。食堂に行ったら、ダニエルとミラ。テックパーク内にカラオケラウンジがあったから、日本人の俺を連れて行きたいという。ということで、いやがるマウロをつれてテックパークへ。しかし休日なのでやってなかった。で、喜ぶマウロはまたケンタッキーフライドチキンでチーズバーガーを食い、大満足。
    帰りにビールを買って、ラウンジで音楽を聴きながらのもうということになったのだが、ラウンジに行ってみると、テレビでインド人とイギリス人の文化の違いに基づいたアニタアンドミーという映画をやっていて、みんな見入ってしまう。英語がわからないマウロはとっとと部屋へ帰る。
    そのあとダニエルと二人で話し込む。インドのことについて、日本のことについて、イギリスのことについて。ダニエルは去年の九月からボーイフレンドと一緒にデリに住んでいる。オーマイガ。信じられない。彼女も何をしているのか、何でインドにいるのか、わけわかってないらしい。彼女は二十年前六歳の時日本に行ったことがあるという。そのときの日本のイメージは、女の人はみんな髪が腰まで長くてくろくて、いつも首を傾けて髪の毛を掻き上げている・・・という印象だったというはなしをしてくれた。なるほど。ワンレンとかがはやってたときだな。

    2003_01_26
    今日、やっとアダプターが復活。なんと新しいのを買ってきたんではなく、直してきた。一つ引っかかりがとれた感じ。
    しかし、バッテリーの寿命が短すぎる。たぶん、OSのマネージメントがうまくいっていないんだろう。十分もすると予備電源で作動します・・・なんたら、というメッセージがでる。まあ、アダプターが復活したからいいけど。
    今日は午前中からイニシエーター会議。それぞれのプロジェクトリーダーたちが経過報告。で、俺らが問題を解決すべく助言をする。たいした問題でもないけど。
    朝、今日から参加するフランス人振付家のミシェル(男)によるワークショップ。マウロがものすごくイタリア人なら、ミシェルはものすごくフランス人という印象。彼はここには滞在しないという。毎日街から通うらしい。わけわからん。
    夕食後はディパリのために、プロジェクションの実験。やはりインド人はサイケデリックなものが好きなのか、過剰なコントラストと、色遣いに、きゃーきゃー言う。わらった。
    そういえば、おととい街に出たときによったCD屋でマウロが買ったCDは、なんとあけてみたら、CDRに焼いた海賊版だった。入り口でセキュリティーチェックがあるようなモダンな店だったのに。おそるべし・・・・。

    2003_01_30
    忙しくてまるでプライベートに時間をとれなかった。29日と30日はそれぞれショウイング。なにやらたくさん人が集まってきた。学生からメディアの人まで百人くらい。俺は主にアヌーシャとディパリの作品に関わったほか、いろいろ細かいご相談やらお手伝いやら。
    この三日間くらいは何をやってたのかおぼえてないが、ずっと走り回って、片言でしゃべりまくって。
    初日のショウイングのあとは朝五時まで「the club」というものすごい、半分アンダーコンストラクションの異様な外観のクラブへ。中に入れば、プールまであって、中流階級の若者たちのたまりば。音も雰囲気も、ヨーロッパのクラブのよう。マウロとスペイン人のパトリシアは、はじめからとばしまくっていたので心配したが、全く同じテンションが朝の五時まで続く。ラテン、恐るべし。イタリア人は自分が楽しい限り、ずっとはしゃぎまくる。おもしろい話をするのは、自分が受けて気持ちよくなるため。興味がなければちかよりもしない。パトリシアは、すごいサービス精神。笑いがとぎれないようにつとめている。そしてものすごく繊細。たぶん一生のほとんどの時間をそこに費やすのだろう。それこそ人生だ、といわんばかり。イギリス人は日本人に態度が似ている。しかし日本人はイギリス人より、ずうずうしくない。
    それから、浜中からファックスが届く。coded:decodedを発送した知らせ。グランデ!浜中さん、ホントありがとうございました。あとは何とかします。
    どのショウイングもこんな短時間なのに、というか短時間だからこそ、ポイントが絞れていたのか、すばらしかった。というか、なんだか自由な発想力がうらやましくもあった。トムは赤いスクウェアがクールに移動するミニマルなアニメーションを使ってさすがの構成力で圧倒的だったし(音楽は俺とマウロ)、ニューヨークで活動しているキャロルはニューヨークっぽいなという感じの参加型のイベント。みんなに迷彩服を着せてマーチさせるというもの。ワークショップなのにやたらかねかかってるとおもったら、実はアメリカから助成を受けてるらしい。実は幼稚園やらプールやらいろんなところで同じことをやっていて、シリーズもの。今回はダンスワークショップ参加者編、というわけでまんまとしてやられている。アヌーシャは、インスタレーション作品。すごい時間をこの作品の相談に費やした。クロマキーを使ったシステムのトリック。表と外、親密と疎遠みたいなことを感じさせようとするもの。意図は実現したかはわからないが、なかなか雰囲気のある作品になった。
    十時頃すべてのショウが終わって、ホワイトフィールドにある、俺とマウロ行きつけのハーブアンドスパイスというレストランでパーティー。というか打ち上げ。やっと終わるな、と思ったらほっとした、と当時にみんなそれぞれの国へ帰ったりどっかに旅に出て行ったりするんだと思って寂しくなった。ECCに帰ってきてからなにやらみんなでわになって、アニーとマギーたちが作ったという、いわゆる「一番〜だったで賞」授賞式。俺は「ポストモダンマン_プライズ」だって。そのあとホールにマウロと一緒にサウンドシステムを大急ぎで作ってダンスパーティー。トムとマウロ三人でiTunesでDJ。こんなことなら踊れる曲をたくさん持ってくればよかった・・・・ソウルやらヒップホップやらレゲエやらボサノバやら80'sやらをかけまくってまた朝の五時まで・・・・鍵を俺が預かることになっていたので、朝五時にみんなを追い出す。マウロは最後まで残ってぽつねんと一人階段に座っていた。

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    Tue, 24 Feb 2004

    最後のインド日記
    2004_02_20-23
    昨夜帰国。
    とりあえず、最後のインド日記ということで、二十日から帰国までを簡単に。
    二十日の早朝四時半おきで、ホテルをチェックアウト。アタカラリへ荷物を置いて、ジャイと中央駅へ。五時間かけてチェンナイ(マドラス)到着。
    チェンナイは港町なので、デカン高原標高九百メートルのバンガロールより気温は高いが海風がきもちいい。砂埃も少ない感じ、少し湿度もあって過ごしやすい。(俺にとっては)。
    ビーチの近くのホテル、というかツーリストゲストハウス、みたいなところに荷物を置いて、タクシーを一日チャーターし、チェンナイの有名な何たら、という寺へ。巨大なドラヴィダ様式の門は葉っぱで覆われていて色の塗り直し中。残念。だけど、巨大。靴を脱いで中へ入れば、ものすごいヒンズー臭。すばらしいものいっぱい。でも、ちゃんとメンテナンスしていないのがインド。そのあと親爺二人きりで巨大なマリーナビーチで昼寝。
    夜はミシェルカラミニスの公演があるというので、二回目の鑑賞。開演前にあったら、ひどく疲れているようで、できはまあまあだったけど、はらはらした。倒れるんじゃないかと。独り言をぶつぶつ言いながら踊るんだけど、途中携帯電話が客席から聞こえて、せりふの中に携帯電話のスイッチを切れ、っていう叫ぶせりふをアドリブで挿入していたのが笑えた。いらついていたんだろう。
    そのあと、見に来ていたジャイの友達たちとビーチにある、高級イタリア料理店へ。味はまあまあ。メンバーは、東洋哲学者のマシュー。奥さんは日本人で、和光大学でも美術史を教えている先生。でも今は日本に帰っているということであえなかった。マシュウはそういうことで日本語が話せる。それからなんだか知らないけど、お金持ちのお嬢様がたとバンガロールから来たアーティストのハンサムガイ。ジャイによると、彼らの両親はお金持ちで、彼らは毎日パーティーなんかして悠々自適だという。ダンサーです、詩を書いてますとか、なんか浮世離れして聞こえる。で、見た目もゴージャスな美人さんたち。MTVから抜け出たみたいな。そこで村上春樹やらおず安二郎やら溝口やら北野やら三木崇やら吉本ばななやら「空」の概念やら「禅」やらの、インドでは浮世離れしてきこえるインテリチックなトピックを高い飯を食いながら。へんなの。
    二十一日はハイヤーでカーンチープラムとマーマップラム(正しいかどうかわからない)へ。感チープラムはヒンズーの寺が百五十もある南インドの聖地。ジャイと二人で、寺巡り。巨大な、オイルでぎらぎらしたヴィシュヌ神を暗がりの奥に見たときは正直、邪悪なエネルギーを感じてびびった・・・・。マーマップラムは海岸沿いにあるすごい石造りの寺院群。石窟寺院のレリーフはむちゃくちゃ感動。石窟と石積みの寺院が混在している。ヒンズーの寺ははじめ石窟寺院が中心だったけど、それを石積みの構造にすることで、場所を選ばなくなり、ここからインド中に広まっていったという。寺院建築史的にもおもしろいところ。聞けば世界遺産らしい。けど、ここでもインド的なメンテナンス方法がとられているので、風化が激しい。なくなっちゃうぞ。
    そのあとまたもやビーチで昼寝。のあとチェンナイへ。ジャイの古い友達のうちで、家庭料理をごちそうになる。友達たちを呼んで、マシューの奥さんからもらったという焼酎を飲みながら、時間の許す限りおしゃべり。八歳の息子がいて、お母さんは日本の教育制度について興味津々の様子。インドは今大変な受験地獄。ミドルクラスの子供たちは大変そう。
    十一時の寝台車で、バンガロールへ。二十二日の早朝五時に到着。ジャイのフラットへ。アランとジャイアンをたたき起こしてあけてもらう。
    午後、アタカラリへいって、フライト時間をも一回確認してみたら、二十三日の零時五十分発だった。すっかり、二十三日の昼十二時だとばかり思っていた。ということで二十二日が最後の日ということに。ちょうど映画祭をやっていて、招待されていたので一本ラシアンアークというすばらしい映画(ホントにすばらしかった)を見て、ジャイ、アラン、例の彼女、偶然会ったパトリシアとコシーズでランチ。最後のディナーを一緒に食べることを約束して俺はパトリシアにつきあってもらってスーパーマーケットで買い物。でも、なんかいいものない。そのあとアビラッシュも加わってお茶。バイバイまたね、をいってお別れしてアタカラリへ。荷物をまとめ直して、いろいろジャイアンに確認をとったあと、ジャイと茶を飲みながら、新リフレクションズのアイデアについてディスカッション。いくつかアイデアを思いつき、提案。ノリノリ。とりあえず、次はエセックスで七月に公演か、もしくは制作のためのリサーチプロジェクトを行おうということ。直樹にステージデザインで是非参加してもらいたいのでそのための予算を確保したい、といっていた。よ、浜中。
    最後のディナーはなんとアラブ料理。といってもインディアンに似てるんだけど・・・。最初はアランたちがサプライ図で、日本料理屋に連れて行ってくれることだったらしい。でも、運悪く、休み。中山さんによれば、ちゃんと日本の味がするらしかったので、残念。と同時に少しほっとした。だって、日本で食べたかったから。
    十時にタクシーが迎えに来て、みんなにお別れ。アタカラリで荷物をピックアップしてジャイアンたちにバイバイして空港へ。アランとジャイがついてきてくれて、あついお別れ。じゃあね。またすぐあいましょう。
    帰国の道のりはへとへとで何も考えたくなかったので、寝まくっていた。覚えていない。いつの間にか東京へ。はじめの一瞬、東京に違和感、を感じたんだろう、けど、速攻東京の人に。
    インド、は遠い昔のような・・・、あまりに違いすぎて、夢の中の世界だったんじゃないかと思えてくる。でも、なんかいろいろ、まだインドとやりとりしなくちゃいけないことが多いので、つながった世界なんだなあ、と思える。
    明日から、東京日記が始まる。

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    Fri, 20 Feb 2004

    18
    2004_02_19
    ネストはどうだったかな?つきあい長いから、だいたいイメージできるんだけど、もし、イメージ通りだったら、どうしよう(笑)半分うれしい、半分残念。白い衣装で、白い装置。プロジェクターに、VJ的な早い展開のイメージ映像。時々、ちょっとデカダンスな感じの衣装の男女が、思わせぶりにステージを練り歩く。スライディングに、ムービングライト。だな、たぶん。生で見たかったなあ・・・。ネストの評価は俺が落としたような自責の念があるので、申し訳ないと思っている。何かできることはないか・・・・・。でも、俺が口を挟むと、だめになるのは目に見えてる。何もしないのがみんなのためなんじゃないか、と思う。精神衛生上よくない。東京から世界へ発信する、参加者全員が胸を張れる傑作であったことを願う。
    今日は、朝、リオーとカロリンとホテルでお別れの儀式。いい奴らだな。ラッキーな奴らだ。なんか、奴らはいつも笑いに包まれてる。リオーのユーモアセンスと、カロリンのリラックスした態度がみんなを和ませるんだろう。笑いのツボは、イギリス人よりも日本人に近い。
    そのあと、街に出て、楽器屋探し。エレクトリックタンブラという、小さな機械の箱を求めに。びろーんびろーんとドローンをならすだけの、ばかげた機械。値段はピンからキリまでで、ピンは結構機能が充実していて、いろいろできそうなんだけど、馬鹿高い。六千ルピーというから、二万五千円くらいか・・・・。あ、そんなもんなんだな。こっちの価値観で生活してるから、そんなのあり得ない・・・と思ってしまう。で、一番ベーシックなベストセラーを購入。二千五百ルピー。pasasasaかpa-sasasaというアルペジオでドローンを奏でる。なんだそれ・・・。基本的に、楽器の練習用か、歌の練習の伴奏用なんだろう。でも、こんなのいままで見たことないし、ばかばかしいので、記念に買って帰ることに。音源に使って、いろいろエフェクトかけたりしたら、何かの時に使えるだろう。
    事務所に帰って、パリから来たダンサーのアンと茶飲み話をして、荷物の関係の書類にサインしまくったあと、ジャイとアランとロンドンの美術館のおばさん(毎日あってるんだけど、名前を知らない、今更聞くのも・・・というかんじなので)と飯屋へ。パスタ。しょっぱかったけど、カレーじゃないからうれしい。
    明日は朝五時起きで、ジャイとチェンナイへ。ホントは公演しに行く予定だったけど、観光、というか、ちょっとバンガロールからでてリフレッシュしようという企画。ジャイにとってはチェンナイに行くなんてあんまり特別なことじゃないだろうけど、たぶん、俺へのサービスなんだろう。ありがとうジャイ。
    六月に、エセックスで新リフレクションズの公演、たぶんまたバンガロールでリハーサル。そのあと、インドの古典舞踊、格闘技のカラリのデータベース作りの仕事がまってるらしい。

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    Thu, 19 Feb 2004

    17
    2004_02_18
    今日は十一時からセントジョーンズで[coded:decoded]のばらし。アタカラリの使用人のネパール人のかれ(名前を覚えられない、ごめん)が手伝ってくれて、一時間で終了。そのあと乗用車の上に縛り付けてアタカラリに運んで運送会社の人が来て中身のチェック。ちょっとケーブルを足したけど、大丈夫かな・・・・。重量が違うと面倒なことになるから・・・・。四〜五キロの変動は大丈夫じゃないか、と思うんだけど。
    そんなこんなでいろいろにもつのことをやっていたら、ボタニティーガーデンであったアランのフォトセッションに参加できず。今回彼が展示した作品の続き。ぎりぎりになってリオーたちとボタニティーガーデンの中で迷って、結局たどり着いたときには、アランは撤収してしまっていた。ものすごい行列ができていたという・・・・。ざんねん。
    リオーたちはピザ屋へ。俺とアランとジャイはコシーズでまちあわせ。アニーとジェイドも参加。場所を移動して、なんだかカラオケを歌ってるような生演奏の音楽が流れる、ホテルの屋上のレストランへ。キャロルとパトリシアも参加。うまかった、けど、なぜかそんなに頼んでないのに8000ルピーの請求が・・・・。頼んでないものもたくさん請求されている・・・。もめまくったあげく、みんなかんかんになって店を出る。
    今日はシヴァの祭りだということで、ホテルの近くの小さい寺に行くことに。リオーたちドイツ人グループとアニーとジェイド。路地裏では、遅くまで子供たちが遊んでいる。西洋人と日本人が珍しいらしく、ものすごい人だかりに・・・・名前を聞いてくる、どこから来たか聞いてくる、ものすごいスピードでヒンディで話しかけてくる。なぜか父親の名前と母親の名前を聞いてくる。少し大きなガキはたばこをせがむ。仕事をくれといってくる。近くの小さな寺は閉まっていて、何もなかったので、ちょっと歩いて、違う寺へ。歩いてると、どんどん人だかり。何も言わずにただついてくる。普通に横に並んで歩いてくる。顔を見ている・・・・。時々テンプル、テンプル・・・とか話しかけて首を振る。変な二人乗りしたバイクがずっと横を併走している。かと思ったら、いきなり、後ろに乗ったやつが「俺群馬、おめはどこ?東京?」といきなり日本語。びっくりして、たぶん知ってる言葉をしゃべってるだけだろう、と思って無視したら、ちゃんとしゃべってる!わけわからん・・・。「東京のどこ?」ときくので、「めぐろ」と答えると、「ああ目黒なの?俺東新宿に住んでたことある」とかいう。なぞ・・・。
    で、寺に着くと、またすごい歓迎。靴を脱いではいると、そんなに盛り上がってないんだけど、歌はあり太鼓はあり、親爺がぶつぶつお話を聞かせてたり。こいというのでついて行ったら、火を持ってきて、こうやれというので手を日にかざして頭へ。そんで、なぜか記念写真を撮られまくられ、ヒンディーの神様の説明をまくしたてられる。横ではものすごい拝みまくっているお兄さん、お姉さん。白人の若い女性が珍しいらしく、ダンサーの女の子が、入れかわり立ち替わりツーショットで写真を撮られている。変な感じだったけど、おもしろい体験をした。
    今日でリオーたちともお別れ。俺の部屋でちょっとおしゃべり。ありがとうリオー、カロリン。次はドイツか東京で。
    今日はネストの初日だね。どうだったか知りたい。うまくいったことを願う。

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    Wed, 18 Feb 2004

    16
    2004_02_17
    十時にアタカラリを出発して、どこだかわからないけど、一時間ほど車で行ったところにある、田舎の小さな学校に行く。パトリシアとキャロルと中山さんにジジュウ。ジョン・デバラシ氏が中心になって建てた学校だという。小さなきれいな学校。子供たちもみんな美しい。
    バンガロールに戻って制作中のジョンにあう。カリスマ的な魅力を持った人なんだろう。エネルギッシュ。とても話がうまい人。単純でわかりやすいストレートな意見を持つ人で、有言実行タイプ。俺がひねくれてるのか、しかしなんか・・・・と思ってしまう。でも、実際に、たくさんの人たちに希望と力を与えている。それはすばらしい。
    考えたことはいろいろある。一言で整理がつかないから、書くのはやめる。このことについて考えることは、たぶん俺の考えていることの核心に触れることなんだろう。いつも必ず、ピントがずれたように、思考が不明瞭になる。平行線が闇に消えてくような感じ。
    戻って、セントジョーンズへ。最後の起動。
    最後のショーはインド人の女性振付家によるカンパニー。三作品。はじめの作品はすごかった。タブラと何とかっていう太鼓の、超絶リズムに合わせてステップを踏んだりクラップやらタップやら、なんだか知らんけど民族舞踊のような感じなんだけど、その超絶リズムに完全にシンクロしている。複雑な展開。複雑なポリリズム。もちろん、声とステップ、クラップもマイクで拾ってミックスしているんだけど、ものすごいグルーブ。みんな思わず、ヒューーとか叫んでいる。やられた。二本目は、全く音のないモダンダンス。まるでモダンダンスのパロディーを見ているようなモダンダンス。なんだ、この芸風の差は。最後は振付家の女性のソロ。それもまた、ものすごいべったりした作りで、情念こもった音楽に合わせて、女の苦しみを表現しました、という感じのソロダンス。最後は血糊まで登場。芸風がバラバラ・・・・。ホントにパロディーだったら、とてもひねくれた人だろう、俺みたいに。と思った。
    終演後、フェスティバルの締めのアーティストミーティング。一言ずつご挨拶。ジャイが、coded:decodedのことに触れると、会場から大喝采があがる。ありがとうございました。
    なかなかうまい写真が撮れていないので、一生懸命工夫してたくさん写真を撮る。でも、なんかやっぱりうまくない。カメラがそういうカメラじゃないからな。すいません。一応写真には収めてます。
    最後に劇場を出て、コシーズへ。アニーと、アランと、今日ついたばかりだというジェイドと飯。疲れたので、すぐにホテルへ。
    フェスティバルも終わり。アタカラリスタッフは後処理。アーティストたちはそれぞれがそれぞれの祭りの後・・・・。

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    Tue, 17 Feb 2004

    15
    2004_02_16
    十時にリオーとカロリンと待ち合わせて現場に行くはずだったのが、なんとリオーがぶっ倒れて病院へかつぎ込まれたという・・・。ということで、十一時までアタカラリでまつことに。で、リオーの面倒を見終わったカロリンと一緒に現場入り。何とかクセニアと三人でインド人スタッフにあれこれ指示を出しながら仕込みまくる。ダンサーたちと一緒にリオー登場。へろへろ。しかも、ワイアレスでとばすはずだったビデオがトランスミッターの故障か何かで作動せず。トラブル続き。電気は止まるし、コンセントはルーズだし・・・・。へろへろになりながら、リオーも静かにクレーム。俺もインド人スタッフにはクレームいいたくなったけど、クレームつけるより、自分でやった方が早いので、あきらめることにしながら、がんばる。
    結局、開演前にcoded:decodedを起動することができず。
    Man Danceという作品。ところが、いろいろトラブルがあったにもかかわらず、たぶんこのフェスティバルで、一番のできだった。映像出しながら、むちゃくちゃ感動した。泣きそうになった。リオーがへろへろになりながらもものすごい集中力を見せて、最高のでき。カロリンもあんなリオーははじめて見た、といっていた。俺もなかなかムード作りには貢献したと思う。オペもものすごく集中して一瞬一瞬が、きたきた・・・という感じだったし。
    終演後のアーティストミーティングも、一番客が残っていたんじゃないかと思う。おかげで、終演後に起動したcoded:decodedもちゃんと皆さんに見てもらえたし。万歳。
    そのあと、コシーズでパーティー。今日までという人たちも多いので、またさよなら大会。キャシー、ジョン、マヤも今日でお別れ。はじめからずっと一緒だったので、なんか急に寂しくなる。あ、ホントに寂しいなあ。いろんな人が来ては去っていく。
    明日でフェスティバルも終わり。
    そろそろパックアップのことを考えなければ・・・・。

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    Mon, 16 Feb 2004

    14
    2004_02_15
    十一時頃アタカラリにいって、リオーたちの映像の仕込み。ネタはほとんど出そろっている。つまり俺のやることは、リアルタイムビデオをいかにおもしろくするか、ってこと。カメラを二台設置して、うまくエフェクトとスイッチングで見せることができるか。で、うまくいく予感。予感、ていうか、明日本番だね。
    アヌーシャから電話。ワークショップで一緒に作ったインスタレーションが、アムステルダムのスプリングダンスで展示されることが決まったという。ということで、いろいろ、これからもっと詰めたり、しなければならないだろう。もっとうまいシステムを組んで、送ってやらなければ。アムステルダムか・・・・・行きたいなあ。
    六時過ぎまでリオーのリハーサルにつきあったおかげで、六時のエレンのパフォーマンスを見逃す。残念。明日の朝、出発するという。2005年のコラボレーション企画を約束して、さよなら。
    直ちにセントジョーンズへ行ってcoded:decodedを起動。今日は、特に「何これ?」と聞いてくる客が多い。だんだん説明も上手になってくる。
    ミシェルカラミニスの公演。上品なおフランスでございますよ、ってかんじの公演。可もなく不可もない、ソネットという感じ。
    そのあと、またもやゼログラビティーへ。ジョン、アショクたちのライブ。可もなく不可もなく。しかし、タブラと、何とかっていうインドの壺太鼓の複雑なリズムに合わせて、インド人が熱狂して踊っているのは圧巻。生太鼓のあと、スイスからきたDJ Pinちゃんがアホテクノをかけまくるんだけど、全然グルーブを感じない。タブラと変な壺太鼓のポリリズムで一度行くところまでいってしまうと、テクノのヨツウチがもどかしく感じる。
    明日は忙しくなるだろう。本番だから。

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    Sun, 15 Feb 2004

    13
    2004_02_14
    結局、キャシーのインスタレーションはあきらめることに・・・・。朝からセントジョーンズで仕込んだけどトラブルが多すぎて、見せられるものにまで持って行くことが難しいということで、あきらめよう、と提案。仕方ないけど、まあ、そのうちちゃんと予算を確保してうまいものを作る、ということで決着。
    アタカラリに戻ってリオーたちのリハーサルに参加。作品は「現代に男が男として生きていく」みたいなことをユーモラスに展開する、ひねりのきいたパフォーマンス。リオーのユーモアセンスがそのまんま現れている。いいやつ。急なのでまだよくつかめないけど、リアルタイム中継映像に軽くブラーをかけたり、そんな程度がちょうどいい。全体的に生々しい方がいいだろう。明日またリハーサルでいろいろ決めて、プログラムすることにする。気がついたら、今度はまわりがドイツ人ばっかり。ドイツ人のグループだから当たり前か(笑)でも、奴ら、リハーサルは英語とドイツ語のチャンポン。俺も含めてドイツ人だけじゃないからか。だれ・・・・。へんなの。
    で、またセントジョーンズに戻って、今度はcoded:decodedの起動。今日から、プロジェクター付き。一応、たくさん写真を撮る。おまけに、ビデオまで撮る。PALで。また明日もとる。
    今日の公演は、オッサンのソロ。古典舞踊を基本にした動き。大野一雄を若くした感じ。でももうちょっと抽象的で、幾何学的。で、切れがある。はじめはなんか退屈だなあ・・・・なんて思っていたけど、だんだん引き込まれてしまう。さらに終盤、ラスト十分間に、とんでもないものを見てしまう。少なくとも五分間は回っていただろう。スーフィー。テリーライリーのような陶酔的なピアノにのって、回る回る。スカートをはいてるんだけど、それがひらひら開く。しかも、最後までへたれない。見ている誰もがたぶん、人間の限界を超えてるだろう・・・・・と思ったはず。で、ちゃんととまって、普通に踊り始めて、また回る回る(笑)オッサンなのに。終演後、スタンディングオベーション。なんか、最後のあれだけで全部まとめたって感じ。みごと。
    そのあと、アリアンスフランセーズでミシェルカラミニスのパーティーがあるというので、行こうとしたけど、なんか遅くなってしまったので、ホテルへ帰ることに。ゼログラビティーのバレンタインスペシャルナイトもキャンセル。ホテルに帰って閉店間際のレストランでビリヤニ(インドチャーハン)。
    金がないのに気がつく。たぶん銀行にもない。インドで金がない。大変なことに(笑)財布に一万円入ってるので、明日、両替に行こう。日曜日にやってるのか?

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    Sat, 14 Feb 2004

    12
    2004_02_13
    十一時にアタカラリに行って、ドイツ人のグループ、リオーたちのパフォーマンスの映像について相談を受ける。とりあえず、いろいろ、できることがあったら、アイデアがほしいという。ワークインプログレスだから、おもしろいアイデアがほしいと・・・・。とにかく、リハーサルにつきあうことに。明日から。
    今日は、昼間は何もしたくないので、四時頃ビールを買って部屋で飲んで寝る。いい加減疲れたので、とことん寝たい。
    七時頃まで寝たあと、ゼログラビティーでアタカラリの若手ダンサーのショウの映像を頼まれていたので、小一時間仕込んだあと、部屋を出る。
    現場でビールを一本飲んだあと、五分でセッティングをすませ、みんなの喜ぶ派手な映像ショー。やっぱりインド人は派手な色遣いが好きみたい、うけた。
    デンマークからきたエレンとティムとミーティング。来年のコラボレーションの可能性について。かなり真剣なプロポーザルを受ける。何かデンマークでできそう。
    オープニング公演にきていた、児童労働に関する活動をしている中山さんに電話。彼女は、バンガロールに在住していて、債務奴隷の子供たちや、ストリートチルドレンなどのために学校を作ったり、社会にコミットする機会としてワークショップなんかをアーティストと一緒に行っている人。でいいのかな?十七日に、それらの子供たちの学校を見に、田舎に行くことに。
    インドでとにかく思うのは、貧困層とそうでない人たちとの格差がひどいということ。グローバリゼイションにのっている人々は世界標準の収入で生活しているが、そうでない人々は、どうにもならない生活を強いられている。ものすごい違和感。東京にいると、その違和感はぬるま湯の中に消えていく。だけど、現実にものすげえおとろしい状況は目の前にある。
    とにかく、中山さんとジョンさんに、ついて行ってみることにしよう。

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    Fri, 13 Feb 2004

    11
    2004_02_12
    インドにきて、初めて昼過ぎまで寝た。二時半にシアターでキャシーと待ち合わせがあるので昼飯も食わなくちゃいけないし、急いでリキシャ。カラマングラは開発が進んでる地域で、いろいろ新しいショッピングセンターやら、コンビニのようなものやらがある。そこで、無性にピザが食いたくてピザ屋へ。ちょっと変なピザだけど、まあまあ。久しぶりに普通の食べ物を食べる。
    今日はシアターは別の催し物が行われていて、ものすごい人。変なイベント。意味不明の集会。偉い人がなんかしゃべってみんなで拍手をして、歌を歌って・・・みたいな。
    結局劇場のスタッフが、忙しくて電力の供給ができなくて、何もすることなし。そこで、変な親爺に捕まって、おもしろかった。おもしろいと思えるようになったのが自分でもすごいとおもう。近づいてきて、異様な興奮度でどこからきたのか、とか、何をやってるのかとか聞きまくったあげく、住所と電話番号を教えろ、とすごい剣幕。別におこってるわけではないけど、なんか勢いに押される。結局何も教えなかったけど、なんだかおかしかった。
    六時のアヌーシャの公演まで、何もすることがないので、キャシーがショッピングに行くけど、一緒に行かないかというので、ついて行くことに。キャシーが見つけた繁華街ではない、中途半端なところにある店。いい感じなので、ママスアンドパパスにおみやげのクルタを買う。ちょっと出費。一万円くらいか?少し予算オーバー。もう銀行にお金ないかも。
    アリアンスフランセーズでアヌーシャとお母さんのインスタレーションパフォーマンス。イラクとアメリカをテーマにした三面のスクリーンを使ったシリアスな作品。まあまあだったけど、今回のフェスティバルにはこういう、明らかに社会にコミットメントした作品がなかったので新鮮。というか、ちゃんと現在にリンクした印象のある作品で、少し安心。
    そのあとアビラシュとディパックの会場へ移動。彼らのダンスは見事だった。短くタイトにミニマルにまとめて、しかも動きは複雑に振り付けられている。体はきれいだし・・・。基本がカラリなので、俺にとっては物珍しいから楽しめた。そのあとのひげのオッサン一人のダンスは、退屈だった。でも西洋人受けするんだろう。変なグルがひらひら踊るみたいな、中途半端なオリエンタリズム。やっぱりというか、ジョンは非常に高くかっていた。特にイギリス人が高く買っていた、けど、アジアを馬鹿にすんなよ、ってかんじ。
    で、そのあとゼログラビティーでダニエラのインスタレーションパフォーマンス。それがまたひどくて、日頃のストレスがたまっていたのか、みていて怒りにふるえて、ホントに足がガクガクいった。思わず、アヌーシャを捕まえて思いのたけをぶちまける。ぜんぶshitだと。うちに帰って一人でやってろ、と。
    で、今日はアヌーシャとお母さん最後なので、俺の部屋でお話。明日の朝五時起きだという。さいなら。こんどは東京かデリで会いましょう。

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    Sun, 08 Feb 2004

    9
    2004_02_07
    十時にアタカラリでキャシーと待ち合わせて、インスタレーションの相談。時間もないので、これしかできない、というところで決着。そして、プログラム。ところが、また停電。一時間半。何もできないので、映像のシステムプランと、音楽のスコア作り。あっという間に二時半のプレスカンファレンスの時間に。急いでパークホテルへ。
    高級ホテルらしく、エアコンききまくり。対応も、まるで植民地時代の西洋人になった気分。で、数人のメディアの人を前に、ジャイがスピーチ。そのあと、軽食を食いながら雑談。久しぶりにブラックコーヒーを飲んだ。こっちのコーヒーはコーヒー牛乳を温めたみたいなものだから、涙が出そうになる。でも、ホントは、うまい緑茶が飲みたい・・・。
    そのあとアタカラリに戻って、映像のことやら、音のことやら、続き。アランと少しミーティング。アランはフェスティバルのブローシャやら、ポスターやら、バナーやらを作っていたので、忙しくて何もできてないらしい。じゃあ、俺がやるしかないじゃん、ということで過去のネタをいろいろいじって見せて、俺中心にネタを練る。結局過去の焼き直しか・・・。
    八時くらいになって、蚊の量が激増してきて、辟易したので、もう何もする気がなくなって、アランと一緒にココナッツグローブへ。ビールを飲みながら、カルチャーギャップの話やら、フェスティバルについて。あいつはこうだ、あいつはちょっと・・・みたいな話。
    コシーズでデリからきた、ジェイムスジョイス研究で有名な、ものすごい切れ者のインド人と会っていたというジャイの運転でホテルへ。明日からはハードになるね、という話をしてバイバイ。
    ジャイによれば、月曜日の夕方[coded:decoded]が手にはいるという。これだけの努力のかいがある作品であることを約束。驚かせて見せましょう。そういえば、プレスの人も、あまり君からたくさんネタばれ話を聞くと、当日の驚きがなくなるから終わってからたくさんインタビューしたい、といわれた。
    俺が一番注力しているのは、すべてを、まるで一流ピアニストのように、デジタル機器をリアルタイムに演奏すること。一にオペレーション、二にネタ作り。要は、なんでもないネタを、いかに「演奏」するかと言うことだ。ピアノの鍵盤は誰でも押せる。機材のボタンは誰でも押せる。俺の自慢できるところは、アイデアもそうだけど、ライブのノリの確かさだと思う、と最近思う(笑)。マニュアルでいじれるパラメーターが増えれば増えるほど、本領を発揮する。プログラムより、練習時間を確保する必要がある。デストロイ・バンガロール!

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    Sat, 07 Feb 2004

    8
    2004_02_06
    十時半からアタカラリで、キャシーのインスタレーションのシステムのテスト。とりあえずBIGEYEを使うことに。しかし、めんどくさい。そのまま、システムを組んで、一応、とりあえず、完成。でも、いっぱいやること山積み。
    二時からリハーサル。ばっちり振り付けが隅から隅まで決まっているので、構造は理解しやすいけど、ライブのノリ、がない。いくらダンサーが熟達していても、そのノリは難しい。
    いろいろライブのためにネタを用意する。今までのネタを少し変えたり。だらだらやっていたけど、結局ほぼ今の時点で、方向性は決めてしまう。でももう一歩。
    八時くらいから、ミュージカルファウンテン、つまり音の出る噴水に、なぜか行くことに。キャシー、キャロル、ジョン。それが、これはどうなの?と問いたくなるような、とんでもない代物。ヒンディーポップに合わせて、完璧にシンクロした噴水がびゅんびゅん吹き出すというもの。びびった。最後はナショナル案セムに合わせて噴水が吹き出して、インドの名所が次々とスライドで上映される。まあいいいや。
    そのあと、プリゲードロードのpikosという、バンガロールで一番ヒップなパブへ。ロードオブザリングを見てきたという、フレアとマヤとエリスが合流して、飲み会。何を話したかわからないけど、盛り上がって、終了。
    あ、フェスティバルのブローシャができあがってきた。そこで、重大なミスを発見。浜中直樹が、hamanaka naokoになっていた・・・・ごめん、浜中。直子。ごめん・・・。ちゃんとチェックして、naokiになってるのを確認したんですよ。どこでだれが書き直したのか・・・・。たぶんアラン。

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    Fri, 06 Feb 2004

    7
    2004_02_05
    午前中、アタカラリでリハーサルのためにとりあえず機材のセットアップ。のあと、ジョンとジャイと打ち合わせ。タイムカウントについてと、スコアリング、音とのインタラクションについてのアイデアの交換。といっても、俺には時間が必要なんだよなあ・・・・。いろいろなことに巻き込まれすぎて、なんだかちゃんと優先順位をつけないと、結局中途半端になってしまいそう。ドイツ人のクリストフとリオーのパフォーマンスの映像システムの相談も受ける・・・。簡単だからいいけど。たぶん本番もつくことになるんだろう。何か作ることになるかもしれない、ってやりすぎだよ・・・。
    午後から、やっぱりまた空港に行くことに。それでまたたらい回しにあって、結局一番えらいひとに会いに行くことに。まるで二十世紀。「こうこうこういうワケ何でございます、サー。」という話を延々としたあげく、なんだかよくわかんないけど、とりあえず、十五パーセントだか払って、帰るときに返してもらうとか、そんな話になったらしい。今日はもう一人、ちょっと詳しい人を連れてきてもらって、ジャイアンと三人でアタック。しかし、いい人もいる、悪い人もいる。あの仕組みと、えらいひとには怒り心頭だった。まあ、明日引き取れることに。
    事務所に五時半に帰ってきて、それからエントランス用の仕掛けのためのネタ作り。それと、シンプルなタイムカウントをフラッシュで作成。完成。そこでキャシーから電話がかかってきて、アランと飯を食いながらインスタレーションのことで打ち合わせがしたいというので、町中へ。アランお薦めの西洋料理やで、なんとまたステーキを食ってしまう。獣くさいけど、疲れもたまっていたので、肉はうれしいです。とりあえず、明日実験するから、いろいろああでもないこうでもない言うのはやめてくれ、といって、明日実際にやってみることに。
    そのあとアランは撮影をしたいからということで先にかえって、ジョンとキャシーとプリゲードロードにあるパブへ。ものすごく音が大きくて辟易する。HUBみたいなところ。ビール一杯で退散。リキシャでホテルへ戻ってくる。キャシーとジョンはジャイのフラットに移ったので、途中で分かれてバイバイ、チャオチャオ。
    リキシャはやすくて便利なんだけど、ものすごく交通マナーが悪い。というか、ルールがない。驚いたことに、信号が町中どこにもない。何カ所かみかけたけど、ほとんど機能していない。車線も引いていない。引いてあっても無視する。道路が穴だらけ、でこぼこだらけ。盛り上がったところではみんなスピードを落とすので、交通渋滞が起こる。牛がいるので、まともにまっすぐはしれない。馬車や牛車が車と一緒に走ってる。常にクラクションを鳴らしながら走っている。排気ガス規制があるのかないのか、ものすごいスモッグ。目がしばしばして、息ができない。ものすごくくさい。頭が痛くなる。もういい加減にしてください。

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    Thu, 05 Feb 2004

    6
    2004_02_04
    朝からアタカラリへ言って、ジャイとミーティング。公演の時のエントランス部分の仕掛けについてと、スコアについて。少しだけ。あんまり必要ない気がするんだけど・・・・そっちにばかり時間を割いていられないので、軽めにできそうなやつを提案。できなかったら、やめよう・・・。
    チェンナイの日本領事館に、サポートしてもらえるかどうか聞いてほしいというので、だめだと思うけど、ということで、電話。久しぶりの日本語。しかし、やはりインドでやっていくにはけんか腰になる必要があるのか、政府だからか、なんだか嫌みな冷たい受け答え。話していてだんだんむかついてきた。で、軽くあしらわれて、おしまい。
    そのあと、空港に[coded:decoded]を取りに行くことに。空港といっても、汚い倉庫みたいなところ。結果を言えば、まだ受け取れていない。さんざんな目に遭う。やつらは絶対にシステムを変えるべきだ。四時間同じ建物の中をたらい回し。誰々のサインが必要で、誰々にあって戻ってきて、またはんこを押して、また誰々に会いに行って、事情を説明して、手紙を書けと言うから、手紙まで書いて、えらいひとに面通しされて、また事情を説明してサインをもらって・・・・・四時間そんなことを十数回繰り返したあげく、やっと荷物と対面して、今度はインスペクターのチェックが入って荷物の中身を取り出して一つ一つ全部!説明して、インスペクターが値段を判断して、関税を決める。でまたえらいひとに説明にあがって、別のえらいひとにあえというから行けば、すれ違いで三十分待てと言う。建物の中には人がたくさん。見れば同じ人がいったりきたり。お互いをサー付けで呼び合ってる。そんなにおまえら偉いのか?馬鹿じゃないか?効率的にすれば、たぶん五人で十分だろう。しかし、どう見ても二百人はいる。とろい。なぜ行ったりきたり、させるのか。これとこれが同じ部屋にあれば・・・・と考えるだけで、時間と労力の節約になるのに・・・・・偉い人はホントに偉そうにしてのけぞり帰っている。むかつく。偉くない人は、明らかに、びびっている・・・・。で、結局最後のえらいひとによれば、インスペクターが決めた7000ルピーという価値と、エージェントからきた書類に書いてあった12861000円という額が違いすぎるらしくて、どうもインスペクターは、その額面を見ないで決めたらしいんだけど、まあそれはいいとして・・・・四十パーセントのタックスを払え、という。払わなければ、入国はできない、と。百三十万の四十パーセント・・・・!ちょっと愕然として、胸ぐらをつかみかかりそうになってしまった・・・・・。おまえら、そんなことじゃ、この国どうにもなんないぞ、と。そんなところで馬鹿なことやってないで、そこら辺にいる忙しそうにしてるけど、全く使えない、信用ならない、簡単な用事一つ平気で忘れたふりをするアホどもの首を切れ!と怒鳴ってみたくなる。怒鳴っても無駄・・・・ここはインドなんだ。にっちもさっちもいかない。ということで、どっちにしろ、今日は引き渡すことはできないから、また今度こい、という。六時間。むだ。ジャイアンはどうするつもりだろうか。なんか泣きそうな顔でえらいひとにお願いしてくれていたけど、どうなんだろう。何とかするみたいなことは言っていたけど、とにかく、アタカラリに任せるしかないのか。こっちはこっちで作品も作らなくてはならないし。これはただごとではなくなってきました。
    強力に消耗した一日だった。一日が丸つぶれ。アタカラリに戻ってから、今日はマギー最後の夜なので、キャシー、マヤ、フレアと飯を食ってビールを飲んで・・・・。マギーが一番ノリが近かったので、彼女がいなくなると・・・つまんないなあ、というか、相談相手がいなくなる。

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    Tue, 03 Feb 2004

    5
    2004_02_03
    昨夜は、やっぱりあのレストランで待ち合わせで、ところが違うところに行こうと言うことで、十五分くらいうろついてから、ちょっとお高いレストランへ。高いと言っても、日本円にすればファミレス並み。じゃない、タンドーリチキンハーフが百十ルピーだから三百円くらいか。お金持ちしかいけないレストラン、サービスも高級なのに、千円で豪華料理・・・・。外では飢えてる人たちが一ルピーをせびっている・・・・。
    うちあわせといっても、ホテルがどうだとか、快適なところはないか、だとか、あれがほしいこれがほしい、生活のこと・・・・・。特にイギリス人のおばさんのキャシーはいちいち細かいようだ・・・。俺は何が問題か全くわからないので、ミニマルなユーティリティーと電話線があれば、いつでもハッピーだからあまり気にしないでくれ、といっておいた。
    それと、なんとショッキングな事実を聞かされる。バンガロールでのフェスティバルのあとに予定されていたチェンナイでの公演がキャンセルに・・・・。何があったか、よくわからないが、何かあったらしい。まあいいや。つまり、十七日でフェスティバルが終わって、インスタレーションを撤収したあとは、4日間のオフ・・・。4日間・・・。途方に暮れる。ジャイは、仕方ないから、アタカラリのみんなとどっかに行こう、とかいってるけど、どうなることやら。少し落ち着いて、何かプランを練らなければ。
    今日は朝十時くらいに起きて、当てもなくまたぶらつきに行くことに。観光すると言っても、かえって観光名所の方が、あんまり目新しいものではないので、裏道探検をメインに。朝飯(マサラ・ドーサ)を偶然居合わせたケネスとクリストフとアタカラリ近くの飯屋で食って、観光に行ってきます、プランもないです。ということで地図も見ずにただうろつくこと二時間。もうだめだ、疲れた、と思ったら、自分がシティーマーケットにいることを発見。疲れも限界の中またもや迷宮入り。一時間ほどまたうろついて、やっと抜け出せたところでリキシャにのって、アダプターを求めてまたMGロード。でもまたしまっている。がっかり。でまたもやケンタッキー。そこでなんと今度はアンドレアと再会。彼女もうろつき回ってオアシスを求めてケンタッキー(笑)彼女は今晩なんだかわかんないところへ出発して、土曜に戻ってくるという。聞けば、あと一ヶ月のインド滞在。ハンガリーでウェイトレスをしながら貯めた金でインド一人旅らしい。見た目によらず、エネルギッシュ。そこで土曜の再会を約束して、俺はパブを求めてうろつくことにする。が、今度はキャシーとマヤの親子に町なかで捕まって、インスタレーションのことで相談があるから、コーヒー飲みに行こう、ということでまだましなカフェへ。小一時間スケジュールなどのプランを練ったあと、いい加減ホテルに帰りたくなったのでバイバイ。ホテル近くの酒屋でキングフィッシャーを一本購入する。こっちの酒屋は、なんかいけないことをしているように、ひっそりと営業していて、客の方も、なんかいけないことをしているような気分になる。で、ビールを飲みながら、テレビを見ながら、これを書いている。
    テレビのチャンネル数が多い。いろんな言語のテレビ局があるからだろう。ほとんどが映画。例の「踊るマハラジャ」みたいなやつを延々オンエアー。それからCNN、BBC。どこでもやってるやつ。ファッションTVという局があって、ずっとモデルの追っかけとかファッションショーのレポートとかやってるんだけど、複雑な気持ちになる。ファッション・イン・ザ・ハードプレイス。しかしインドでこんなに大量のファッションショーの映像を見るとは・・・。舞台芸術の一つのカッティングエッジはファッションショーにあることを再確認。
    きょうは、これから(五時半)ちょっと昼寝をして、夕食を近くのベジ・レストランでくって、明日からのリハーサルに備えて準備をするつもり。作戦を練らなければ。ジャイは、すでにこうでなければだめだ、というイメージを持っているらしく、なかなかコラボレーションのしにくい男で、ダンサーに対してもボッシーなので、相当緻密な戦略が必要だろう。アランは、どうにもつかめない男で、別の意味でいいものができるか心配。この部分は俺ががんばる必要があるだろうな、クオリティーの面で。ジョン、アンドキャシー・・・・。さらにいかん・・・・。アショク。彼と、もう一人のインド人ドラマーだけが頼りだ。アショクもこっそり、音に関しては心配なので、よろしく頼む、といってきた。
    まあ、とりあえず、の作品は作れるだろうけど、衝撃的な作品にするためには、がつんと一発活を入れる必要がある、ということ。
    キャシーのインスタレーションのシステムを作るのが、負担大だなあ・・・・。
    明日からは忙しくなる。ネットに接続するタイミングも減りそうだな。

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    Mon, 02 Feb 2004

    4
    2003_02_01
    昨日は、最後のフィードバック大会を午前中にすませ、すぐに帰国する人たちを中心にみんな街へ出て行った。最後のおやすみ。俺はバラバラになった荷物や機材を回収してパッキング。ケーブルなどいくつか損失。ちゃんと管理していたのだが、テンパッた参加者たちが勝手にいろいろ持って行くので、分けわからなくなっている。なぜかスピーカーのアダプター(日本/米国タイプ)がなくなっている。しかも百ボルト専用なのに。アタカラリの機材をチェックする必要があるな。
    しかし今回のワークショップは、機材的にも技術的にも、俺がいなかったらたち行かなくなっていた。第一誰もプロジェクターの使い方を知らないし、ケーブルもない、コネクターもない、コンピュータにはソフトもインストールしていない・・・・。そもそも、プログラムの組み方が漠然としすぎていて、環境設定がしっかりしていないだけに、自由度がありすぎて、そのくせ機材の調達もこんなところでしっかりできるはずもなく、その解決をほとんど俺が受け持つことになってしまう。まだ続けるつもりなら、何とか考え直してください。とジャイには言っておいた。
    何人かでホワイトフィールドのハーブアンドスパイシーへカレーじゃないものを食いに行ったあと、マウロと少しぶらつく。ECCへ帰ってきて、マウロは昼寝。俺は日記やら、メールの返事やら。夕方起きたマウロが迎えにきて、ビールのもうというので、ビールを飲んでいたら、もうひとり街に行かないでECCに残っていたハンガリアンのアンドレアを発見。テックパークで夕飯を食うことに。で、やっぱり絶対に米は食いたくないというマウロがだだをこねて、ケンタッキーへ。そのあと、三人でワークショップを振り返って文句言いまくり。マウロは実はジョーハイドに会いに来たことが判明。なんとアンドレアも。マウロ(三十八才)はガールフレンド(二十三才)が参加する予定だったが、こられなかったので休みが取れたやつが彼女に勧められたからきたらしい。もしジョーが来ないことがわかっていたら、キャンセルしてビーチに行っていたのに、という。でもジャイからはなぜ彼が来られなくなったのか、参加者に説明がなかったという・・・・。ほかにもジョー目当ての参加者はいっぱいいるだろう。あらら・・・・・。でも、少なくとも彼らふたりは、今回の一番の収穫は松尾のアイデアに出会えたことだと言ってくれた。松尾がいなかったらナッシングだとも・・・。ありがとう(笑)マウロは俺と二人で「ヤクザマフィアコーポレーション」というユニットを作って、ファーストアルバムは「デストロイバンガロール」というタイトルにするがいいか?と聞いてきた。どうぞ(笑)そんなこと言っている38才、大学で現代音楽、電子音楽を教える講師、黒いアルファロメオのオープンカーに乗っているらしい。ちなみにやつはこないだ行ったthe clubで裸足で踊っていて、靴をなくし、裸足で帰ってきた。
    今日は、朝、出発するみんなを見送り。なぜかみんな部屋に蓄えていたビールを俺にくれる・・・・。二十人ほどとハグまくり。しかし、寂しいなあ。
    昼頃アタカラリ事務所へ行って荷物を置き、彼らが用意してくれたホテルへ。くさいし、お湯もでないので、変えてくれと言って、二日目の夜に俺が泊まったホテルへいどう。そのあとマギー、キャシー、マヤ、フレアと飯を食いに街へ。例のアーティストの集まるレストランへ行ったら、なんとマウロたちと再会。深夜二時の飛行機なので、一日バンガロールで時間つぶしをしなければいけないという。なんと十時からそのレストランで奴らはビールのみまくって宴会をしていた。で、俺たちと入れ替わりでそのまま奴らは街へ繰り出していった。チャオチャオ!バイバイ!
    食い終わって、マギーたちはラストサムライをみに映画館へ。おれはMGロードのあたりをうろついてから、リキシャでアタカラリへ。ネットへ接続。ホテルへ帰ってメールの返事。
    今日は疲れたのでとっとと寝よう。明日とあさってはお休み。バンガロール観光でもしてみようと思う。

    2004_02_02
    昨日の夜、腹減ったので、十一時頃下のレストランでなんか食おうと思って入ったら、あとからマギーもきて、二人で飯。彼女はラストサムライをみてきた。ハリウッド映画の話、ストーリーテリングについての話、歴史の話、あああ、しかし、もっと英語が話せれば。
    朝、ホテルの近くの飯屋で朝飯(マサラ・ドーサ)を食べて、アタカラリで買わなければいけないアダプターの種類を確認したあと、歩いてシティーマーケットへ行ってみることに。ものすごいアバウトな地図しかないので、とりあえず方向を確かめて、なるべくディープな裏道を選んで探検。
    しかし、道が悪すぎて、ものすごく疲れる。至る所に穴が開いていて、水たまりがあって、牛のくそがあって、犬の糞があって、タンやら、食いかすやら、寝てる人やら、洗濯のおばさんやらをよけながら進む。歩くのを止めると、子供を抱えた女が近寄ってきて、マニマニというし。
    ここではたばこがばら売りされている。店でこれくれ、と指さすと、一本だけ渡されるので、いいや一箱くれといえば、口が開いている中途半端なやつを渡される。
    いい加減疲れたので、リキシャを捕まえてシティーマーケットへ。そこがまた、ものすごいことになっていた。どう説明すればいいのか。とにかく、迷宮のよう。狭い道を挟んで小さな商店がびっしりと店を構えている。道には人と牛とひとでないひとと犬があふれていて、前に進むのもむずかしい。糞やら小便やらが足下を埋め尽くす中、頭に巨大な荷物を載せた親爺や子供たち、バイクやリキシャまでが行き交う。どの角を曲がっても同じ。よく見ると、どうもこのあたりは装飾品、このあたりは食品、このあたりは工具、というようにエリアが分かれている。小さなほこらのようなヒンズーの寺も至る所にある。しかし、写真を撮ろうと思っても、やっぱり、おとろしくて、少し開けたところでしかカメラを取り出せない。むむむ。店先にある使途不明の商品に気をとられていたら、危うくウサギの人にぶつかりそうになってしまった。たぶん自分をウサギかなんかだと思っている人なんだろう。ウサギのようにぴょんぴょん跳んで前に進んでいる。
    この迷宮の中に、バンガロールの秋葉原発見。ラジオ会館のような品揃え。しかも広大なエリア。ここでアダプターを探そうかと思ったが、なんだか引いてしまう。でも、なんか技術と知識は確かそうなんだよな・・・・。でも店構えが・・・・。
    「あー、もうここからでたい」と日本語でぶつぶつ繰り返しながら、やっとの事でちょっと違う開けたところへ。とにかく、ちゃんとしたところにいって冷たいものでも飲みたいと思ったので、リキシャを捕まえMGロードへ。で、ケンタッキーフライドチキンで、ペプシとバーガー。悔しいけど、どこに行っても同じシステムに、ものすごく安心して休める・・・・。
    MGロードでアダプターを買おうと思って、とってもきれいな電気屋に入ろうとしたけど、なぜか休み。また明日だな。ということで、いい加減疲れたので、ホテルに帰ってビールでも飲もうと思い、一本購入してリキシャでホテルへ。四時。ビール飲んで変なテレビを眺めて、ガイドブックを眺めて、いつの間にか寝てしまっていた。起きてドアにメモが挟んであるのを発見。マギーから。八時からジャイとミーティングをするからKOSHY'Sにこいという。コシーズ?知らないよ、そんなところ・・・・たぶん俺が知っていると思って書いたのだろうから、一緒に行ったことのあるレストランだろう。となればあそこだろうな。アーティストが集まるところ。ということで、今日の続きは帰ってきてから。

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    Sat, 24 Jan 2004

    2
    2004_01_17
    電圧が安定しないせいで、マックのアダプターがぶっ飛んだ。おかげで、この二三日自室でマックを使うことが不可能だった・・・・。というわけで、久しぶりのインド日記になってしまった。
    とにかく忙しい。朝から晩までみっちりスケジュールが詰まっている。八時に朝飯(カレー)。そのあと、ダンスメインの参加者はダンスのクラス。メディア系の参加者は、俺らリソースメンバーをめいめいブッキングして、いろいろ聞き出したり教わったり・・・・。マギーと俺がデジタル系を受け持っているが、次から次へと「ああしたいがどうすればいいか、こうするとどうなるのか、こんなアイデアはどう実現できるのか」とかにつきあわされる。で、午後は、みんな集めてワークショップ。日替わりで俺らワークショップリーダーがそれぞれのセッションをする。
    ということで、昨日と今日は俺の日。いつものやつ+マギーと一緒にビデオキャプチャリングセンサーのデモンストレーション。ここに書く元気がないので段取りは省略するけど、大成功。今までで一番よかったんじゃないか。終了後に大喝采があがる。ばっちり。よかった!フィードバックセッションも盛り上がったし。ほかのリーダーたちからの反応もいい。
    しかし!英語がなってない・・・・死ぬかと思った。成功の裏には、おれのたどたどしい(たどたどしいってもんじゃないな。ジャイにはまるで詩のようなスピーチだ、といわれるし・・・・)英語を一生懸命話す姿に対する応援の気持ちもあるんだろうけど。肝心のフィードバックセッションが聞き取れない。やたら真剣に盛り上がっていたが、何を盛り上がってるのか・・・・・たまにちょっと文脈がつかめて、一言口を挟むと、みんながーっとよってくる。でたどたどしく一言・・・・で、みんながやがやああでもないこうでもないと話してるが、よくわかんない・・・・
    まあ、とにかく一仕事終わったわけだ。
    終了後、バンガロール市内でお芝居があるというので、ジャイとアヌーシャと一緒にお出かけ。イギリスからきた二人組の芝居。ブリティッシュカウンシル主催なので、ただ。どこにも存在しないオリジナルの言葉を使った、変な芝居。「サミット」という芝居で、ゴルバチョフとレーガンをモデルにした、二人の権力者のやりとりをジェスチャーと変な言葉で見せる。アイデア満載。おもしろかった。役者が達人。
    そのあとバンガロールのアーティストが集まるというレストランで、マギーやらジョンやらと合流。夕食(カレー)を食って、さっきECCへ戻ってきた。
    明日は、参加者たちはお休み。フェスティバルに参加するアーティストたちは、朝から、会場下見とリハーサルに参加。
    月曜にアダプターを買ってきてくれると言うけど、どうなんだろ・・・
    ちなみに、接続していた電話回線が、なぜか今死んでいる。想像するに、土曜は半日、日曜はお休み、なんじゃないだろうか・・・・であってほしい。でもそんなことがあり得るのか?資料には電話が使えるスケジュールが書いてあるが、確かに使えなくなった時間と合致する・・・。そうであってほしい。
    ということで、月曜を待つことに。

    2004_01_18
    どうも、マギーの弁によるとファシリテーターのウィルソンが、電話線を切ったらしい。つまり、みんな(俺も含めて)電話線を使いすぎているらしい。というわけで、外にアクセスするときは、ウィルソンの部屋からしなければならなくなった。shit!....とにかくメールを送るときは一日一回ウィルソンにお伺いを立てなければいけなくなった。非常に困った・・・・
    今日は朝からダンサーのアヌーシャとタクシーでバンガロールの事務所でのミーティングにむかう。新作の構想なんかを話して、すでに作り始めているジャイの振り付けのリハーサルをみる。ふりつけは非常に込み入っているし、インド人ダンサーたちはすばらしくうつくしい。絶対日本で見せるぞ、と心に決める、ほど。長い手足と、複雑なリズムに対する適応力、バネ、に加えて、整った顔立ちと、何事にも耐えそうな涼しげな表情。ブリリアント!基本的には、インドの古武術のカラリとコンテンポラリーダンス、モダンダンス、バレエのメソッドのミックス。
    五つのリズムの構造にあわせた振り付けの断片がたくさんあって、それをCMprocessのアイデアを使って構成し、音と映像とエトセトラのインタラクションを俺がプログラムするという寸法。それらのマテリアルは、インド人ミュージシャンのアショックとイギリス人ミュージシャンのジョンとキャシー、イギリス人映像作家のアランがつくる。そいつらを俺がデジタルにつなげて料理するという進め方。この際、テック云々と言うことに注力するよりも、CMprocessの解釈やらは彼らに任せて、思いっきり(とまで行くかどうかだけれど)ポップなテイストをぶち込んで、日本人受けするようにしたら・・・・・と、いろいろアイデアもふくらむ。まあとにかく、その作業を一週間かそこらでやり遂げなければいけないのだから、異常なハードスケジュール。そして、日本に帰ったら金策を練らなければ。
    昼食をとったあと、ジョン一家とアラン、アヌーシャと一緒に近くのボタニティーガーデンという、新宿御苑みたいなところへ。お花祭り。公園の中心、というか目玉はむき出しになった岩盤。山になっていて、頂上にヒンズーのほこらみたいなのがあって・・・・でもまあ、公園は公園。どこの国も同じ。女の人がサリーをきているかどうかの違い。と感じるのは、インドになれてきたからだろうか・・・・
    ECCに帰ってきてマギーとダニエル、アヌーシャ、ミラとエントランスでビールのみまくり。夜も更けてくるとだんだんオフを楽しんでみんな帰ってくる。それぞれ、今日は何を買っただの、すごいものをみただの、めいめい報告してくる。こういう時の英語はなぜか聞き取れるし、のりでついて行ける・・・・。
    明日からは参加者のプレゼンテーションやら、ご相談タイムやらのワークショップの日々。
    ところで、イタリア人のアホのマウロは勝手にとった三日のオフから帰ってくるだろうか・・・ビーチに行くって言ってたけど・・・非常にイタリアン。それでも、音楽学校で作曲を教えてる先生らしい(笑)オーストラリア人のマギーは、やつとは話を進めるのが困難だ、といってた。極端すぎるんだな、マウロは。イタリアンな感じが(笑)自分は勝手すぎる上に、じぶんがまきこまれそうな状況に際して説明を求めすぎる・・・・何で?何で?何で?と人には聞いて、自分では理由も言わずに(たぶん人生を楽しみたいからだ、という答えしか返ってこないだろうけど)やりたいことをする。そのまんまイタリアンのイメージ。筋金入り。
    それから、ダニエルは結構たくさんコンタクトとってくるし、「知りたい光線」がたくさんでてるんだけど、もうちょっとゆっくり、大きな声でしゃべってくれないかな・・・・たくさん話す機会があるのに、あまり重要なことが伝えられない。何言ってるのかわかんないから。たぶん、外国人にわかりやすく話す、という才能に欠けてるんだろう・・・・それかただ若いのか・・・・わかりやすくしゃべろうとして、一生懸命考えながらしゃべってくれるのに、それがまたわかりにくい言葉遣い、単語を話す・・・・・。わかりやすい言葉で深いことをちゃんと説明できるかどうかが重要、っていうけど、そういうことかもな・・・・。せっかくしばらく考えてくれて話し始めた言葉が、わけわかんない聞いたこともない単語だったりするときは、え?ええ?という感じになる(笑)まあ、それも、おれが英語を話せないことが悪いんだけど。

    2004_01_19
    昨日の夜、疲れているのにビールをしこたま飲んだせいか、寝起きが悪くて朝飯(カレー)を食い逃す。
    午前中は、最後のショウイングのためのアイデアをみんなから聞く会。あんまりぱっとしたのがないけど、まあそんなもんだろう。何がしたいのかわかんないただ機械を使いたいだけのアイデアから、なんだか壮大なテーマを結局ありがちな表現でまとめようとするようなものまで。
    午後はそれらの作品で音を編集したいだの、映像を使いたいだのという人たちにこうすればいいああすればいい、こんなこともできる、みたいな個人セッション。CUBASEのつかいかたやら、MAXの仕組みやら、フラッシュやらディレクターやら、MIDIの説明やらいろいろ。そのあと、トムに捕まってCMprocessのおはなし。日本語で話せば五分くらいですむはなしを延々と・・・・くやしい・・・・。
    危うく夕飯(カレー)を食い逃すところだった。
    これは夕食後に書いてる。これから、ジョンの部屋に行って、お話大会。また英語地獄・・・・。がんばれ、おれ。

    2004_01_20
    インターネットにつなげない。ウィルソンの部屋で何度もトライするのだが、だめ。マギーはつなげたという。とにかく、いろんな設定を試してみるのだけれど、だめ。何か見落としているのか、モデムがいかれているのか・・・・。非常に困った。何で、ラウンジの電話ではつなげていたものが、あそこではだめなのか・・・・。もうインドいやだ。
    今日は半日かけて、みんなの何やりたいこれやりたいの発表会。で、そのあとそれぞれがブッキングしてきて、具体的に一人一人相談に乗る。ごめんね、英語がまずくて。
    しかし、やることが異常に多すぎる。情報を持っているのが俺だけというものが多くて、何でもかんでも俺にくる・・・・。非常に困った。
    それらの合間に、どっかの新聞だかなんだかのインタビューを受ける。簡単な話。それはそれでうまくいった。ラジオに出演とかそんな話だったら、困るんだけど・・・・。もうちょっとしゃべれるようになってからじゃないと困るなあ・・・そんなことがあったら。
    目下の悩みはインターネットとやること多すぎることと[coded:decoded]がちゃんと届くかどうかと言うことと、マラリア。マラリアは大丈夫だと思うんだけどな・・・・。まあ、心配なので、休みの日にでもスキンガードみたいなやつを買ってこよう。
    アニメーションを作りたいというやつがいるので、なぜか、明日の朝は急遽フラッシュやらディレクターの使い方のレクチャーを何人かにしなくてはいけない。覚えてないよ・・・・これから、少しいじって思い出さなければ・・・・。

    2004_01_21
    今日はインターネットに接続する暇もなく忙しかった。朝飯のあとはマウロのプロジェクトのためにbigeyeのシステムを作る。しかしやっぱりbigeyeはうまくない。softVNSを試そうとするが、なぜかエラーをはいて落ちる。こんな時インターネットにつなげたら、何か解決策が見つかるかもしれないのに・・・・
    午後は午後で、ずーっとフラッシュやらビデオのことやら音のことやら、いろんなプロジェクトのご相談、と作業。いつの間にか十一時を回って一日が終わる。
    ホールの前でマギーとアヌーシャと遅くまで立ち話。アートのことから戦争のこと、みたいな壮大なはなしから、もkのすごく卑近な問題まで。
    明日は朝からバンガロールに言ってフェスティバルの現場を見に行く予定。小一時間問題解決に頭をひねってから寝ることにする。
    明日こそはネット接続にトライしなければ。

    2004_01_22
    おきてすぐに朝飯(カレー)を食べて、そのあとすぐにバンガロールへ。劇場はなかなかいい感じ。もちろん、日本だったら何処かの市民ホールみたいな所だけど。なんと舞台奥が前回になって外につながるようになっていて、そこは反対側の野外劇場につながっている。クライマックスで、そこを全開にすることに。舞台面と、舞台奥に透過スクリーンをつる。上下左右、さらに背面からもカメラでねらいそれをミックスして・・・・。映像はアランとの共同作業。音はタブら奏者とサックスフルート、ラップトップ。そいつらをMAXMSPJITTERで制御。フル装備。でも、時間がないので、タイトにしなければ。
    coded:decodedはその劇場のエントランスに設置することにする。フェスティバル中常設展示。しかし、上からつることが不可能。今回は床おきだな・・・。インド人スタッフが、つれるようにバーを設置するとかいってきたが、たぶん美しくないので、仕方ないだろう、断った。その代わり、ちゃんとプロジェクターを用意してもらう。設置はそれほど問題はないと思うが、届くかどうかが心配。
    キャシーがインスタレーションを作るといって相談してきたが、問題多すぎ。結局、俺のアイデアで、俺の技術で、俺がつくることになるんじゃないか・・・?困ったなあ・・・・クレジットつけてもらわなくちゃなあ・・・・・。でも、問題が解決しない限りできないなあ・・・。cyclopsを使うことになるな。使ったことないから勉強。
    一時過ぎに帰ってきて、みんなと合流。やたら忙しい。あれがやってみたいだの、プロジェクションがうまくいかないだの、これはどうやってつなげるかだの、どういうシステムが考えられるかだの、細かい相談に乗って走り回っていたら日が暮れた。
    電話が使えるようになった、と思ったら、外からはかかってくるけど、うちからはかけられないようにしやがった。まいりまくり。ウィルソン。厳しすぎるぞ。電話代くらい俺が払う。何とかしてくれ。

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    Thu, 15 Jan 2004

    インド日記01
    インド日記 2004_01_09
    昨夜、深夜十二時頃バンガロール到着。
    ひとの流れに乗って、誰か迎えにきているんではないかという淡い期待を胸に、とりあえず外に出る。ものすごいタクシー攻撃。おまけに勝手に荷物をつかんでタクシータクシーとさけぶ。辺りを見回してもどうも俺を迎えにきているような人間はいないので、あわてて空港内に退散。やばかった。両替もしていなかったのでとっととすませ、ジャイに電話。「あー、きたの?げんき?」みたいな感じで、四十分待てという。右も左もわからないまま地方の寂れた駅みたいなロビーで待つこと三十分。ジャイの顔を見た瞬間、ものすごい安心感。
    今夜はとりあえず、一晩の宿を取っておいたから、そこで安めという。ジャイは荷物をつかむとものすごい勢いで待たせていたタクシーへ。タクシーの運ちゃんが荷物を持とうといっても「さわるな!」。すごい人あしらい。そういうところにきたんだなー、と実感。
    ホテルに到着すると、車で一分待てという。ジャイは中で交渉しているがなかなか出てこない。ものすごい人だかりができている。気がついたら、車をじっとのぞき込む男出現。タオルで頭を拭いている。何がなんだかわからない。怖くなってきた。ジャイに呼ばれて荷物を持ってフロントへ。人だかり・・・・。深夜一時すぎているのに。しかも、何か用事があるとも思えない。フロントにもたれて、じっと人の顔を眺めている。ジャイは荷物を完全にプロテクトしながら、一生懸命に対応してくれている。そこへ、どこからともなく、怒りまくった男出現!どうも「このホテルはうるさくて眠れん!」と叫んでいるらしい・・・・・。フロントに何語かわからない言葉でさんざんまくし立てた後、What is your name?!だけ英語で叫ぶ。わけわからん。その間も、人だかりはただじっと誰かの顔を眺めている。おとろし。
    やっと部屋へ。ジャイにありがとうをいって、明日の約束をし、分かれる。
    へやはひろい。けど、なにもない。この広い部屋に電源コンセントは二つ。一つはテレビに。もちろん、ネットワークなんてあるわけもなく、電話線はもうすぐ引きちぎれそうになっている。お湯なんて一度もでたことないだろう。蛇口をひねってしばらく待っても、でるのは茶色い水ばかり。ミネラルウォーターも買ってこなかったので、歯も磨けない・・・・。セキュリティーなんて、言葉の意味も違うだろう。もう誰か迎えにくるまで、この部屋から動きたくない。
    トイレには、もちろん紙がない。その代わり、例のバケツ。
    疲れているのになかなか寝付けなかった。朝、ものすごいクラクションの音と、人の叫び声の中で目が覚めてみると、ここがやっぱりインドであることに気づかされて思わず、助けてくれー、とつぶやいて、でもそんなネガティブじゃいけない楽しまなければ、と思いなおし、朝食とミネラルウォーターを求めて部屋を出ると、すべてがインド丸出しの、インド、そのまんまの世界が広がっていたよ。初めてのブレックファストは、激辛カレー・・・・・。ところで、ここはバンガロールのどの辺なんだ・・・・。

    2004_01_10
    ホテル内の食堂で朝飯を食べてから部屋に戻って、もう一度爆睡。とにかく、外がうるさい。窓からのぞけば、そこはインド丸出し。二時に迎えにくると行っているので、それまでは部屋でおとなしくしているつもりだったが、眠れないので、荷物の整理。
    一時頃、変な親爺が迎えにくる。分けもわからず、どこに行くかも聞いていず、とにかくタクシーに乗れという。ジャイは二時っていってたし・・・・・怪しいので、一度追い返したら、三十分ぐらいしたら、ジャイアンというスタッフが迎えにくる。やっぱり、奴らが呼んだタクシーだったらしい。分けわからん。
    とりあえず、事務所へむかう。初めての昼間のインド。ものすごい人のかず。信じられないほどの排気ガス。スラム。バラック・・・話に聞いていた光景。牛、犬。なんていうか、マッシブ。あついし。
    attattakaliの事務所はなんかすてきなところ。ボールみたい。一回にスタジオ。二回に事務所。ジャイたちがガレージを改造したらしい。竹とかココナツとか植わっていて、なんかかっこいいじゃん、と思っても、一歩外に出ると、地べたにうごめく異形の人がいたり・・・・。とにかく分けわからん。
    三時からワークショップリーダー会議。顔合わせ、と、方向性の確認程度。変なメンツ。まあ、しょにちだから、そのうちだんだんわかってくるだろう・・・。ファーストインプレッションは、ロンドンの時と同じような感じか・・・。俺が一番年下か?
    で、ホントは今日ベニューにいく予定だったけど、明日みんなと一緒にはいることにしてもらって、別の近くのホテルをとってもらった。こっちの方がいい。こっちの方が小さいけれど、きれい。で、ねる。
    夜八時半に迎えにきてもらって、みんなで飯食いに行く。オートリキシャぶっ飛ばして、まるでインドテーマパークにいるみたい。激辛カレー。ていうか、それしかない。ホントにそれしかない。ちょっと、腹が張っている。大丈夫かな・・・・
    しかし、三十五人くらい参加者がいるらしい。ほとんどがなぜかヨーロッパからの参加者。どういう仕組みになってるのか、さっぱりわからん。

    2004_01_11
    十二時に迎えにくるというので、朝から迷子にならない程度に近所をぶらつく。今まで行ったどことも違う。牛がいっぱい。犬がいっぱい。排気ガスがすごい。建物のほとんど半分が崩れている・・・。売ってるものはどれもこれもほこりだらけ。みたことのない果物。みたことのない食い物に人がたかってる。最下層の人が車にひかれそうなところに寝そべってる。まだちょっとびびってるな・・・・カメラを取り出して写す勇気がない・・・・。まだまだチャンスはある。後一ヶ月半・・・・。
    ワークショップの会場となるECCキャンパス、というところは、バンガロールの中心から四五十分車で行ったところ。それまでの道のりがすごかった・・・・。中心地はまだ開かれていた・・・・。途中、突如として巨大なソフトウェア会社の建物があらわれたり、その横に難民キャンプみたいな集落があったり、これまた巨大なサイババ病院があったり・・・・。最後の村(これがまたものすごい。あるものあるもの、何に使うのか、何のためにあるのか、何でそこに人がたかっているのか、そんなところで何をしているのか、全く想像することができない。)を抜けると、たどり着いたのはキリスト教徒のための巨大な敷地の中にある施設。サナトリウムのようなところ。敷地内のいたるところに、聖書からの引用やら、なんだか詩のようなものがかかれたボードがたっている。「この先湖」と書かれた立て看の通りに進むと、フェンスの向こうに見えたのは、でっかい泥水の水たまり。そこで女の人たちが洗濯をしているのが見える。なんだろう、高さ二メートルくらいのでっかい土の塔のようなものがいくつもたっている。蟻塚、ってやつだろうか・・・・。背筋が凍る。昨日、ジャイが「インドは人類最後のフロンティアなんだ」といっていた。フロンティア、ってなんのだろう。資本主義にとっての最後のフロンティア?西洋文化の?
    三日目、まだ思考停止状態。
    広い敷地内に点在する平屋建ての宿泊施設の中の一部屋に連れて行かれる。お湯は一応でる。トイレには紙はない。それぞれの部屋にシャワーがついてるだけ、まだましだろう。やっと落ち着いて荷物を広げられる。
    食堂へ行って飯(カレー)を食って、ちょっと休んで、プログラムがスタート。いつの間にやら、三十人の参加者が集まっている。三分の二が西洋人。見渡すと、モンゴロイド系は、俺ともう一人、ロンドン生まれの香港系中国人?のアニーというダンサーだけ。何でだ・・・・わけわからねえんだよ!と叫びたくなる。まず、我々リーダーたちの自己紹介が終わってから、ダンサーのクリスによる柔軟体操っていうかワークショップで和むという段取り。英語が苦手だと断ってから、適当におもしろおかしく思いつきをしゃべっていたら、やたら受けている。話の内容がおもしろいのか、英語がおかしいのか(笑)その後三十人が一言ずつ、自己紹介。あー、英語について行けない。人の名前が覚えられない。日本語の名前でさえ苦手なのに、カタカナで表現できないような名前ばっかりじゃないか・・・・・。
    無事初日のプログラムが終わると、めし。少し遅れていったら、席が空いていないのでサポートしてくれているインド人チームのテーブルになってしまって、話が盛り上がらない・・・・。寂しいなあ・・・・初日から仲間はずれかな・・・・仕方ないよなあ、俺と話すと疲れるんだろうなあ、英語がうまくないから・・・。こんな時は酒でも飲んで明るい気分になりたいなあ、と思っても、ここにはお酒がない。なぜならクリスチャンの施設だから。施設の外に一歩出れば、例のものすごい村。そこに酒なんて売ってるわけがない。早くいっておいてくれれば免税でウイスキーの一本くらいかっておいたのに・・・・。たぶん次の日曜の休みの日まで酒はないだろう。誰か気の利いたやつがかってきてくれないだろうか・・・・。
    ちなみに、今この時点で、インターネットにはいちども接続できていない。この施設の中にはどこかにつなげられるところがあるらしい。あるらしいけど、たぶんこの調子で行けば、三週間の間、何度接続できるのかわからない。それは困る。あ、それは非常に困る。やばいじゃん・・・・・。やはり、携帯電話を持ってくるべきだった・・・・・。ちょっと東京に電話をかけて、ついたよ、元気だよ、といいたくても、まず、どこに電話があるんだ・・・・・・この施設は。何はなくとも、携帯電話だった・・・・・。大失敗。でも後悔しても仕方ない。何とか手段を見つけよう。
    しかし、こっちにきてからずっと感じ続けているのは、想像していた最悪のパターンだ、ということだ。まさか、と思っていたために準備をしていなかったことが多すぎる。なるようになる、か・・・・
    ここが、こんな場所に、こんな状態である施設だったなんて・・・・あービールのみたい。

    2004_01_12
    いまだインターネットに接続できず。スタッフに聞いても、参加者の誰に聞いてもあんまり興味がないらしい・・・・。そのうち街にでも行ったときにホットメールがみれればいい、みたいなかんじ。一人、マウロというイタリアからのミュージシャンの参加者も同じ悩みを抱えているのを発見。やつもできれば自分のラップトップをつなげたいらしい・・・・。でも誰に聞いてもわからないといわれるという・・・・。これはますます一大事。明日は何とか接続にこぎ着けるぞ、と思ってるが、ワークショップは思ったよりハードで、いっぱいいっぱい。
    まず、みんな英語が早すぎる・・・・。たぶん半分くらいしか理解できていない。一応会議には参加しているんだけど、発言の機会がない。ふがいない、非常にふがいない。だいたい想像するに、ものすごい、あり得ないくらいの基本のレベルの問題でみんなああだこうだ行っているのはわかるんだけれど、「いや、だからそれはさあ・・・」という意見を言う暇もなく分けわかんない話にどんどん流れていくので、タイミングもつかめない。不甲斐ないなあ・・・。悔しい。非常に悔しい。しかし、英語がだんだんうまくなるのかと思ったら、どんどん話せなくなってきている。発音もろれつが回らなくなってきているし、どういうことだろう。早い会話のテンポについていこうとしてるからだろうか・・・・。いつもだったら、すんなりでる受け答えさえ、あー、あー、なんていって身振り手振りが先にでて言葉にならない。まずいなあ。英語のレベルが一番低いのが俺なので、気を遣ってくれないんだよなあ。ついて行くしかない。
    で、今日は朝からテックチームの本部をどこにするかとかそんなことが進んでいて、「いや、全部ホールにセットしちゃえばいいじゃん・・・こういうスケジュールにしてこうしてああして」とかいう暇もなく、これはああだから、こうでないとだめだ、ああそうだ、そうだ、みたいな感じにして物事が進んでいくので、もうなせばなる、だと思って朝から別室にセットアップ。もう、あとは自分の技術だけが頼りだな、と思ったけれど、セットアップしているといろいろ不具合が出てきて、ダウン。
    どうすればいいんだろう。何をすればいいんだろう。何ができるんだろう。もう、何がなんだかわからない。
    まず、俺のいっていることがわからないらしい。言葉じゃなくて、コンセプトの根本的なところが。たぶん俺の切り出し方も悪いんだろうが、全く興味がないようだ。おちる・・・。こういうワークショップにありがちなように、とにかく、参加者はいい雰囲気の音に合わせて、ありがちな動きをして、それをみんなに見てほしくてたまらない・・・みたいな・・・。一番盛り上がるのは、楽しいストレッチ体操、楽しいコンタクトインプロビゼーション。私が世界の中心で、ほかはみんな私の観客だ、とでもいわんばかりにやってる、やってる。目がいってる。まあ、そんなやつばっかりじゃないとは思うけど。ますます「表現するなんて卑しいことなんですよ」といった郡司さんの言葉がおもいおこされる。
    で、とにかく、俺が何やってるか、何ができるかもプレゼンできる機会もまだないし、わかってないだろうから、「なんだかあまりしゃべらない日本人だなあ、話すと疲れそうだなあ」くらいにしか思ってないだろう。「ラストサムライみたか?」なんて話をよくされるので、寡黙なボディーガードの侍みたいに思ってるのかもしれない(笑)
    別室でマックいじってどうしようかなあ・・・なんて考えてたら、呼ばれて、音を出せという。もうやけくそでものすごいのをやってやった。いいと思ったけどな、雰囲気あったし。マウロは「これぞ日本人の音だ」なんていって喜んでくれたけど。ほかはノーコメント。「ちー」とか「がー」とかまねしながら話してるのが聞こえたけど、悪口なんだろうな(笑)
    ビールを飲んだ。全部終わったあとのリーダーミーティングで。少し満足。でも足りない。愛他は売店のおっさんにビールもしいれてよ、といったら、「うん、明日買ってくるよ、でも内緒な、首になるから」といっていたので、これからは大丈夫だろう。
    しかし、あと二週間以上あるんだぞ、ワークショップ。どうする・・・。

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    Thu, 08 Jan 2004

    明日出発
    いよいよ明日からインドへ。機材をかき集めたら、ものすごい重量に・・・・
    ちょっと不安。
    インドからのレスポンスが悪いので、結局、いろいろなことがまだよく不明なままの出発。ものすごい不安。
    ガイドブックとかにも不安にさせるようなことばかり書いてあるし、インドだし。
    学生の頃から、いつかインドはいきたいと思っていた。でも行く勇気も、機会もないまま今に至る。で、結局あちらから手招きされた、と。
    インド旅行にまつわる伝説は、たくさん聞いてきた。ようやく、自分の目で確かめに行ってくるわけだ。
    しかし、向こうに着くのは夜の十一時過ぎ。迎えにくるとも、ついたらどこへ向かえとも、知らされていない。そんなことあり得ないだろ・・・・さんざん、どうすればいいか聞いたのに・・・
    まあ、何とかなるか。
    ネットワーク環境はどうなんだろう。もうしばらく、ここにもかけないかもしれない。
    でも、アジアのシリコンバレー、バンガロールだろ・・・・・
    たのむ・・・・・でも期待しないよ

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    Mon, 05 Jan 2004

    あけましておめでとう
    大晦日から妻の実家へ。元日は水戸に移動。袋田温泉へ弟と。ずーっとビールを飲み続けていて、四日の深夜のいまになってやっとアルコールのはいってない状態。正月気分も抜けるはずの明日からは、準備など諸々で激務が待っていそう。取りあえず、必要な物のリストなどを作ったり、買い物リストなんかも。テレビをつけたら、恒例のユーヤさん。ノーコメント。

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