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KUNIHIKO MATSUO
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(c)2003 MATSUO kunihiko All rights reserved.
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2004_01_17
電圧が安定しないせいで、マックのアダプターがぶっ飛んだ。おかげで、この二三日自室でマックを使うことが不可能だった・・・・。というわけで、久しぶりのインド日記になってしまった。
とにかく忙しい。朝から晩までみっちりスケジュールが詰まっている。八時に朝飯(カレー)。そのあと、ダンスメインの参加者はダンスのクラス。メディア系の参加者は、俺らリソースメンバーをめいめいブッキングして、いろいろ聞き出したり教わったり・・・・。マギーと俺がデジタル系を受け持っているが、次から次へと「ああしたいがどうすればいいか、こうするとどうなるのか、こんなアイデアはどう実現できるのか」とかにつきあわされる。で、午後は、みんな集めてワークショップ。日替わりで俺らワークショップリーダーがそれぞれのセッションをする。
ということで、昨日と今日は俺の日。いつものやつ+マギーと一緒にビデオキャプチャリングセンサーのデモンストレーション。ここに書く元気がないので段取りは省略するけど、大成功。今までで一番よかったんじゃないか。終了後に大喝采があがる。ばっちり。よかった!フィードバックセッションも盛り上がったし。ほかのリーダーたちからの反応もいい。
しかし!英語がなってない・・・・死ぬかと思った。成功の裏には、おれのたどたどしい(たどたどしいってもんじゃないな。ジャイにはまるで詩のようなスピーチだ、といわれるし・・・・)英語を一生懸命話す姿に対する応援の気持ちもあるんだろうけど。肝心のフィードバックセッションが聞き取れない。やたら真剣に盛り上がっていたが、何を盛り上がってるのか・・・・・たまにちょっと文脈がつかめて、一言口を挟むと、みんながーっとよってくる。でたどたどしく一言・・・・で、みんながやがやああでもないこうでもないと話してるが、よくわかんない・・・・
まあ、とにかく一仕事終わったわけだ。
終了後、バンガロール市内でお芝居があるというので、ジャイとアヌーシャと一緒にお出かけ。イギリスからきた二人組の芝居。ブリティッシュカウンシル主催なので、ただ。どこにも存在しないオリジナルの言葉を使った、変な芝居。「サミット」という芝居で、ゴルバチョフとレーガンをモデルにした、二人の権力者のやりとりをジェスチャーと変な言葉で見せる。アイデア満載。おもしろかった。役者が達人。
そのあとバンガロールのアーティストが集まるというレストランで、マギーやらジョンやらと合流。夕食(カレー)を食って、さっきECCへ戻ってきた。
明日は、参加者たちはお休み。フェスティバルに参加するアーティストたちは、朝から、会場下見とリハーサルに参加。
月曜にアダプターを買ってきてくれると言うけど、どうなんだろ・・・
ちなみに、接続していた電話回線が、なぜか今死んでいる。想像するに、土曜は半日、日曜はお休み、なんじゃないだろうか・・・・であってほしい。でもそんなことがあり得るのか?資料には電話が使えるスケジュールが書いてあるが、確かに使えなくなった時間と合致する・・・。そうであってほしい。
ということで、月曜を待つことに。
2004_01_18
どうも、マギーの弁によるとファシリテーターのウィルソンが、電話線を切ったらしい。つまり、みんな(俺も含めて)電話線を使いすぎているらしい。というわけで、外にアクセスするときは、ウィルソンの部屋からしなければならなくなった。shit!....とにかくメールを送るときは一日一回ウィルソンにお伺いを立てなければいけなくなった。非常に困った・・・・
今日は朝からダンサーのアヌーシャとタクシーでバンガロールの事務所でのミーティングにむかう。新作の構想なんかを話して、すでに作り始めているジャイの振り付けのリハーサルをみる。ふりつけは非常に込み入っているし、インド人ダンサーたちはすばらしくうつくしい。絶対日本で見せるぞ、と心に決める、ほど。長い手足と、複雑なリズムに対する適応力、バネ、に加えて、整った顔立ちと、何事にも耐えそうな涼しげな表情。ブリリアント!基本的には、インドの古武術のカラリとコンテンポラリーダンス、モダンダンス、バレエのメソッドのミックス。
五つのリズムの構造にあわせた振り付けの断片がたくさんあって、それをCMprocessのアイデアを使って構成し、音と映像とエトセトラのインタラクションを俺がプログラムするという寸法。それらのマテリアルは、インド人ミュージシャンのアショックとイギリス人ミュージシャンのジョンとキャシー、イギリス人映像作家のアランがつくる。そいつらを俺がデジタルにつなげて料理するという進め方。この際、テック云々と言うことに注力するよりも、CMprocessの解釈やらは彼らに任せて、思いっきり(とまで行くかどうかだけれど)ポップなテイストをぶち込んで、日本人受けするようにしたら・・・・・と、いろいろアイデアもふくらむ。まあとにかく、その作業を一週間かそこらでやり遂げなければいけないのだから、異常なハードスケジュール。そして、日本に帰ったら金策を練らなければ。
昼食をとったあと、ジョン一家とアラン、アヌーシャと一緒に近くのボタニティーガーデンという、新宿御苑みたいなところへ。お花祭り。公園の中心、というか目玉はむき出しになった岩盤。山になっていて、頂上にヒンズーのほこらみたいなのがあって・・・・でもまあ、公園は公園。どこの国も同じ。女の人がサリーをきているかどうかの違い。と感じるのは、インドになれてきたからだろうか・・・・
ECCに帰ってきてマギーとダニエル、アヌーシャ、ミラとエントランスでビールのみまくり。夜も更けてくるとだんだんオフを楽しんでみんな帰ってくる。それぞれ、今日は何を買っただの、すごいものをみただの、めいめい報告してくる。こういう時の英語はなぜか聞き取れるし、のりでついて行ける・・・・。
明日からは参加者のプレゼンテーションやら、ご相談タイムやらのワークショップの日々。 ところで、イタリア人のアホのマウロは勝手にとった三日のオフから帰ってくるだろうか・・・ビーチに行くって言ってたけど・・・非常にイタリアン。それでも、音楽学校で作曲を教えてる先生らしい(笑)オーストラリア人のマギーは、やつとは話を進めるのが困難だ、といってた。極端すぎるんだな、マウロは。イタリアンな感じが(笑)自分は勝手すぎる上に、じぶんがまきこまれそうな状況に際して説明を求めすぎる・・・・何で?何で?何で?と人には聞いて、自分では理由も言わずに(たぶん人生を楽しみたいからだ、という答えしか返ってこないだろうけど)やりたいことをする。そのまんまイタリアンのイメージ。筋金入り。
それから、ダニエルは結構たくさんコンタクトとってくるし、「知りたい光線」がたくさんでてるんだけど、もうちょっとゆっくり、大きな声でしゃべってくれないかな・・・・たくさん話す機会があるのに、あまり重要なことが伝えられない。何言ってるのかわかんないから。たぶん、外国人にわかりやすく話す、という才能に欠けてるんだろう・・・・それかただ若いのか・・・・わかりやすくしゃべろうとして、一生懸命考えながらしゃべってくれるのに、それがまたわかりにくい言葉遣い、単語を話す・・・・・。わかりやすい言葉で深いことをちゃんと説明できるかどうかが重要、っていうけど、そういうことかもな・・・・。せっかくしばらく考えてくれて話し始めた言葉が、わけわかんない聞いたこともない単語だったりするときは、え?ええ?という感じになる(笑)まあ、それも、おれが英語を話せないことが悪いんだけど。
2004_01_19
昨日の夜、疲れているのにビールをしこたま飲んだせいか、寝起きが悪くて朝飯(カレー)を食い逃す。
午前中は、最後のショウイングのためのアイデアをみんなから聞く会。あんまりぱっとしたのがないけど、まあそんなもんだろう。何がしたいのかわかんないただ機械を使いたいだけのアイデアから、なんだか壮大なテーマを結局ありがちな表現でまとめようとするようなものまで。
午後はそれらの作品で音を編集したいだの、映像を使いたいだのという人たちにこうすればいいああすればいい、こんなこともできる、みたいな個人セッション。CUBASEのつかいかたやら、MAXの仕組みやら、フラッシュやらディレクターやら、MIDIの説明やらいろいろ。そのあと、トムに捕まってCMprocessのおはなし。日本語で話せば五分くらいですむはなしを延々と・・・・くやしい・・・・。
危うく夕飯(カレー)を食い逃すところだった。
これは夕食後に書いてる。これから、ジョンの部屋に行って、お話大会。また英語地獄・・・・。がんばれ、おれ。
2004_01_20
インターネットにつなげない。ウィルソンの部屋で何度もトライするのだが、だめ。マギーはつなげたという。とにかく、いろんな設定を試してみるのだけれど、だめ。何か見落としているのか、モデムがいかれているのか・・・・。非常に困った。何で、ラウンジの電話ではつなげていたものが、あそこではだめなのか・・・・。もうインドいやだ。
今日は半日かけて、みんなの何やりたいこれやりたいの発表会。で、そのあとそれぞれがブッキングしてきて、具体的に一人一人相談に乗る。ごめんね、英語がまずくて。
しかし、やることが異常に多すぎる。情報を持っているのが俺だけというものが多くて、何でもかんでも俺にくる・・・・。非常に困った。
それらの合間に、どっかの新聞だかなんだかのインタビューを受ける。簡単な話。それはそれでうまくいった。ラジオに出演とかそんな話だったら、困るんだけど・・・・。もうちょっとしゃべれるようになってからじゃないと困るなあ・・・そんなことがあったら。
目下の悩みはインターネットとやること多すぎることと[coded:decoded]がちゃんと届くかどうかと言うことと、マラリア。マラリアは大丈夫だと思うんだけどな・・・・。まあ、心配なので、休みの日にでもスキンガードみたいなやつを買ってこよう。
アニメーションを作りたいというやつがいるので、なぜか、明日の朝は急遽フラッシュやらディレクターの使い方のレクチャーを何人かにしなくてはいけない。覚えてないよ・・・・これから、少しいじって思い出さなければ・・・・。
2004_01_21
今日はインターネットに接続する暇もなく忙しかった。朝飯のあとはマウロのプロジェクトのためにbigeyeのシステムを作る。しかしやっぱりbigeyeはうまくない。softVNSを試そうとするが、なぜかエラーをはいて落ちる。こんな時インターネットにつなげたら、何か解決策が見つかるかもしれないのに・・・・
午後は午後で、ずーっとフラッシュやらビデオのことやら音のことやら、いろんなプロジェクトのご相談、と作業。いつの間にか十一時を回って一日が終わる。
ホールの前でマギーとアヌーシャと遅くまで立ち話。アートのことから戦争のこと、みたいな壮大なはなしから、もkのすごく卑近な問題まで。
明日は朝からバンガロールに言ってフェスティバルの現場を見に行く予定。小一時間問題解決に頭をひねってから寝ることにする。
明日こそはネット接続にトライしなければ。
2004_01_22
おきてすぐに朝飯(カレー)を食べて、そのあとすぐにバンガロールへ。劇場はなかなかいい感じ。もちろん、日本だったら何処かの市民ホールみたいな所だけど。なんと舞台奥が前回になって外につながるようになっていて、そこは反対側の野外劇場につながっている。クライマックスで、そこを全開にすることに。舞台面と、舞台奥に透過スクリーンをつる。上下左右、さらに背面からもカメラでねらいそれをミックスして・・・・。映像はアランとの共同作業。音はタブら奏者とサックスフルート、ラップトップ。そいつらをMAXMSPJITTERで制御。フル装備。でも、時間がないので、タイトにしなければ。
coded:decodedはその劇場のエントランスに設置することにする。フェスティバル中常設展示。しかし、上からつることが不可能。今回は床おきだな・・・。インド人スタッフが、つれるようにバーを設置するとかいってきたが、たぶん美しくないので、仕方ないだろう、断った。その代わり、ちゃんとプロジェクターを用意してもらう。設置はそれほど問題はないと思うが、届くかどうかが心配。
キャシーがインスタレーションを作るといって相談してきたが、問題多すぎ。結局、俺のアイデアで、俺の技術で、俺がつくることになるんじゃないか・・・?困ったなあ・・・・クレジットつけてもらわなくちゃなあ・・・・・。でも、問題が解決しない限りできないなあ・・・。cyclopsを使うことになるな。使ったことないから勉強。
一時過ぎに帰ってきて、みんなと合流。やたら忙しい。あれがやってみたいだの、プロジェクションがうまくいかないだの、これはどうやってつなげるかだの、どういうシステムが考えられるかだの、細かい相談に乗って走り回っていたら日が暮れた。
電話が使えるようになった、と思ったら、外からはかかってくるけど、うちからはかけられないようにしやがった。まいりまくり。ウィルソン。厳しすぎるぞ。電話代くらい俺が払う。何とかしてくれ。
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