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KUNIHIKO MATSUO
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    Tue, 18 May 2004

    だらだらと続くのはそういうもんだから仕方がない
    日曜はかみさんの友人の個展へ。ポストカードの印象からは、なんか天然型のかわいい感じの絵が並んでるのかなあ、としか思わなかったけれど、なかなか硬派だった。適当に見えて計算されてる、もしくは本当に適当だけどものすごくついている、もしくは徹底的に描き続けている、もしくはほんとは絵なんか興味がなくて違うことをふかーくずーっと考えててたまに絵を描く、とか。適当に薄塗りした一輪挿しの絵なんだけれど、花瓶代わりのエビアンのボトルのラベルの文字が全部書いてあるのはわらった。
    俺が物を作る人ではないことをじぶんでよーく知っているから、物を作る人を畏怖する。どうやってそのインスピレーションを得るのか、どういう衝動が形にまで昇華するのか、未だにわからない。俺には物を作る衝動も霊感も理由も目的も、ない。ただそういう状況を選んでしまったから、どうせやるなら出来る限り真面目にやるだけだ。
    終わり間際に駆け込んだんだけれど、旦那さんに勧められるままワインを飲んで、長居。
    帰りにツタヤに寄ったら、プリンスやらP-funkやらアースやらが参加したジミヘンのトリビュート盤を試聴。うれしくなってにやけながら結局ほとんどその場で聞く、でも買わない。
    DVDでウッディ・アレンのスリーパーとチャーリーズエンジェルフルスロットル。スリーパーはジャケットのロボットに扮したアホヅラをビデオ屋で見かけるたびにつぼにはまって笑ってしまっていたんだけど、見たことがなかった。中味も相当アホだった。アホヅラが頭から離れない。チャーリーズエンジェルは飛行機の中で見たことあったけど、なんか女の子たちが楽しそうにしてるので、中味はどうでもいいけどうれしくなる。幸せそうで良かったって感じ。

    なにかやらなければだめになっていきそうなので(別に何でもいいのだけれど)いろいろ自分の立場を考えて、芸術作品を作ろうかなと思い、頭をひねってみる。なんだかありがちなアイデアばかり浮かぶけれど、そういっていても始まらないので何か形にしてみようかと思い、いろいろ作り始める。手作業に没頭するもリハビリ。
    インドに行く前に読み返していた、中上健次の「地の果て至上の時」の続きを読み出して、電車の中で読み終える。アホ学生の時に読んだときとは比べ物にならないほどのインパクトを感じる。大きな神話的な構造と、腹が減ったら飯食って飯を食うからくそをして・・・的な動物的な欲動が入り組んで、すごいうねりを作る。すごい、というけど、現実に自分もあのようなうねりの一部の中にいて、それを生きてる。この小説は、普通の人生のようにだらだらと続く。
    紀州の方言が頭から離れない(笑)

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