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KUNIHIKO MATSUO
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    (c)2003 MATSUO kunihiko All rights reserved.


               
    Fri, 29 Oct 2004

    どうもたくさんかけているようだが何がかけているのか自分ではよくわからないようだ
    修理に出したpowerbookが一日で帰ってきた。すばらしい。何年か前は、どうでもいい故障で三週間も一ヶ月も待ったものなのに。やれば出来るんじゃん。俺もやれば出来ることから、言い訳しながら逃げるのはやめよう(笑)

    おとといあたりから、某建築家先生のblogでふれられていたので、つい日本近代文学の起源を手にとり再読。大学一年生の時に柄谷の著作でこれを初めて読んで、夜も寝られないくらいのショックを受けた。再読して改めてこの本が自分のスタートだった事を確認。おもしろすぎる。そしてのあとの探求1,2、トランスクリティーク・・・・盛り上がります。でも、今はもっと軽く、しかもシリアスに読む。

    最近、耳がおかしい。朝起きると、(汚い話だけど)みみだれが・・・ミミカキしすぎたのかな・・・・。おじさんになると、いつもどこか調子が悪い。耳鼻科いかなくちゃ。中耳炎は痛いんだよな。子供の時痛くてねむれなかった覚えがある。

    インドに行くのかいかないのか。いつもこんな事で迷っている。馬鹿者。人に必要とされることなんて、そんなありがたい話・・・・・。行くだろうな・・・俺は。そしてまた一月あの喧噪の中で日本にいるときより働くんだろう。
    でも未だそれは現実的な話じゃない。金の問題。そして今度こそはwebの仕事との関わりをはっきりさせることになるだろう。それも金の問題だ。やっぱり現実的じゃないなあ。でもなぜだろう・・・・・俺がばかで間抜けだからだ。

    風邪をひいたらしい。風邪をひいたときの、あの、なんていうか、四百メートル走ったあとのような息苦しさと筋肉の疲れが、別に走っていないのに。つまりこれはひどい風邪だ。今俺は風邪をひいている。今気がついた。

    やけくそだ。酒が飲みたい。

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    Tue, 26 Oct 2004

    香港
    二十四日に香港から帰ってきた。二日ほど寝たい気分。むちゃくちゃに疲れた。忘れないうちにメモ。忘れないうちに、っていうけど、ほとんど無我夢中だったので、リアルな夢のディテールを思い出そうとするのに似ている。
    一日目は午後三時くらいにホテル着、だったような。九龍のYMCAホテル。会場の香港文化中心の、目と鼻の先。荷物を置いて劇場へ。すり鉢状のテニスコートのような劇場。下見を終えて、近くの飯屋で腹ごなしと乾杯を済ませてから、レセプションパーティーへ。全員坊主の荒くれっぽい雰囲気が完全に浮きまくり。VIPっぽいひとたちも声をかけずらかろう・・・(笑)まあ、毎度のこと。
    いろいろ世話を焼いてくれるフェスティバルスタッフは全員若い女性。日本語が達者なzoeさんが通訳をしてくれるので、なかなかスムーズに事が運ぶ。
    で、例によって、町に繰り出し、屋台で大酒。サルバニラの面子はみてるだけで楽しい(笑)
    二日目は九時に劇場入りして仕込みまくり。十時?十一時?まで。で、今度は近くの飯屋でカレーやら。陽気なおばちゃん(リューシー)のいる店。そのあとはおとなしくホテルへ。
    三日目は、いよいよテクリハ。現場主義としてはここが勝負。もう何をどうつめたんだかわからないけど、いろいろいじくってアイデアを詰め込んで八割方の俺のパートのねた、演出はここでできあがる。照明卓にMIDIが遅れないなど問題もあったが、スムーズに事が運ぶ。しかし、あまり現地の人とのコミュニケーションが必要なく、こっちだけで完結してしまうようなシステムなので、なんだか、みんなが現地のスタッフとああでもないこうでもないとやっているのがうらやましい。
    で、この日はスタッフの女の子たちオススメのタイ料理屋へ。あんまり辛くなくて、うまい。あまい。ちょっと高級料理。コンビニによってビールかって、素直にホテルへ。ちょっとのんで就寝。
    四日目。ゲネ。さいごのつめ。本番。結構いい作品になったと思う。失敗もなく、そつなく見せた。終演後、一人、大ブーイングをする観客がいたけど(笑)we want less!とか叫んでたな・・・。他の客の反応はどうだったんだろう。話が出来なかったので、どうもいまいちわからない。
    夕飯は、油麻地へいっていい感じの鍋料理の店へ。牛肉の煮込みやらなにやら。しかし、臓物やら髄やらが多い。普通の赤身の部分とかはどこへ行ってるんだろう?
    ホテルへ戻って、録画ビデオをみんなで見ながら、自画自賛。いいじゃんか、これ。
    五日目は、昼間にワークショップ。前半はダンス、後半はテクノロジー関係のデモンストレーション。これはいつものように。特筆すべきはなし。数人、やっぱりMAXjitterで構築したシステムに食いついてくる若者あり。
    多少の映像ネタの入れ替えをして、夜、二回目の公演。客は一日目二日目とも、九割方埋まっていたようだ。子供からおばあちゃんまで、いろいろ。西洋人も多い。この日も成功、だったと思う。客の反応がいまいちわかりずらい。二時間で撤収してから、また女の子たちのオススメの、こじゃれたバーへ。キャバレーの余興のようなルールがいまいちわからない変なさいころゲームをやりながら数本ビールを飲み、女の子たちが終電でかえるのをみおくってから、初日にいった屋台へ。巨大なシャコがうますぎ。味の素の結晶がバラバラ落ちてくる(笑)
    こういう舞台物の打ち上げにありがちなああすれば良かったこうすれば良かったみたいなことで喧々囂々やらあったりして、朝六時まで。気がつくと、周りのテーブルと椅子は片づけられて、残るはスキンヘッドの軍団だけ。
    歩いてホテルまで帰って、三〜四時間寝て、集合。空港へ。
    結局、香港島へは行けず。対岸から、ばかばかしく電飾されてレーザービームを発射しているでっかい看板みたいな高層ビル群を眺めただけ。観光で行くところではないなあ。
    amplifiedで作ったネタは、もちろんまだまだ改良の余地はあるけれど、今年のおもちゃいじりの集大成的なネタになった。音をもっといじることが出来たら、という心残りはあるけれど。来年、また機会があれば、今度は全く新しいアイデアを試してみたいな。なんかかんがえよう。

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    Sat, 16 Oct 2004

    幻覚か夢か
    香港amplifiedのためにパッチを組んでいたら日が暮れる。あまりおもしろいしかけはないけど。しかけの部分より、演出。
    問題は解像度、スピード。シーンごとに細かい調整が必要になってくる。GARANDOのスクリーンとあらかじめパースをつけた映像を投影する仕組みはよくできているけど、それぞれの面は四分の一の解像度。GARANDOは、あのゆがんだ投影の仕組みが見せどころなのかもしれないけれど、プロジェクターを八台同期させればもっと自由度がでるのに・・・。八台を二台で!っていう数の問題なのかな・・・・?
    まあ、とにかく悩まされる。
    明日のリハーサルが終わったら、機材関係をまとめないとどたばたしたまま出発し、向こうであれがないこれがない、また買わなくていいものを買う羽目になるので、しっかり計画しましょう・・・。
    なんだこれ、あんまり書かなくていいよな、こんな事。
    で、日曜日は中ザワさんの方法主義のイベントを見に行く予定。気になります。方法マシーンのダンス。
    とにかく、そろそろ、おもちゃいじりばかりではなく、あっちのほうも・・・と・・・・おもちゃいじりもちゃんとやれるとこまでやってみよう・・・・。
    時間をたどりながら、いろいろ音やら映像やら、光やら、ダンスやらを頭の中でぐるぐる回していると、なんか3Dの空間にありえない部材で建築物を建てているような感じだと思っていたのが、感じじゃなくて、そういう幻覚をみるようになった(笑)これはパッチを組んでいる時にコードをあっちにひっぱたりこっちにひっぱたり、あっちにとばしてこっちにとばして・・・・・結構、つらいんだろうな、自分。
    時々ぐわっと空中に跳ぶような感じで、世界がいろんなレイヤーに分かれたり、空間のいろんなものがものすごく、なんていうか、つながっていたり。
    ここ何日か、頭の中でなんか変な建物を組んでいる夢を見ておきる。

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    Wed, 13 Oct 2004

    瀬田君へ
    かなり久しぶりに書こうと思って、またもやいろいろ書くことが多すぎて、書くことがない。例によって、あやふやに、赤裸々にかきます。
    今日は瀬田君のお誕生日なので、十二時から焼き肉屋で濱中さんと三人で、お誕生会?。せたくんは、やさしいなあ・・・・。これからももっと優しくしてください。
    お誕生会?だというのに、あたまのなかはインドのことやこれからのことや今のことや、たった今のことでいっぱい。三十五にして、情緒不安定、で、子供のようなことしか頭に浮かばない。
    今日は、香港の映像/しかけ関係のプログラミング、っていうか、プログラミングまでいかないな、ネタ仕込み、を一日中。のっているときはいいんだけど、一瞬気がちると、モチベーションが下がって、どうでもよくなって眠くなる。
    でもそんなこといってられない。ちゃんと、何か新しいことを作らなくては・・・。新しいことと、さすがに見事なこと。どうでもいいからこそ美しいもの。
    そういえば、これを書かない間に何があったっけ?山形から帰ってきてから、書いたっけ?かいてないな。山形・・・仕事は失敗。俺に関しては。何もうまくいかなかった。何もうまくいかないことを切実に感じて、もっと何とかしなくちゃ、とか追いつめられ、それから睡眠もとらずに仕事しまくって、誰の追随も許さないような仕事をする、万歳、みたいなことにはならない。
    で、八日は原宿でEJTのライブ、か・・・。それも、まあ、中途半端、っていっちゃ中途半端・・・・。録音した音を聞いていないので、どうかわかんないけど、とにかく、次はもうちょっと考えないといけないだろうな。自分の勝負すべき所を明確にすることだ。命がけでやるべきだけど、長生きしたいので、命はかけない。
    俺は何屋だ?
    一月、インドに行くべきかいかざるべきか。三十五の男は、命綱無しの綱渡りのように、冷静に大胆に、決断を下さなければいけない。食えなくなる。しかも俺だけじゃなく。
    何屋か・・・。
    瀬田君にきいてみよう。瀬田君なら、教えてくれる、はず。優しいから。
    一緒に行ってさえくれる、はず。優しいから。俺も優しくする。

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