MATSUO MEMO
   


KUNIHIKO MATSUO
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    Fri, 29 Apr 2005

    0429
    一週間以上書いていなかった。って、みりゃわかるね。
    いろいろな人にあった。いろいろなはなしをした。いろいろな本を読んだ。とばし読みをした。覚えていない。いろいろな物を食って、呑んだ。あるときは朝まで呑んだり、あるときはビール一杯で気分が悪くなったりもした。 いろいろな音楽を聴いた。聞き流した。
    自分は何も出来ない人間だけれど、失礼な人間にだけはなりたくないと思った、が、生きていると、失礼なこともするだろう。と、そればかりを考えていた。一週間。仕事もせずに。ド阿呆だ。
    子供のころからの愛聴盤、stonesのIt's only rock'n rollが今日はまた違って聞こえる。あまりにも美しすぎて言葉が出ない。久しぶりに音楽を聴いた、と思った。
    こんな音楽を作る事が出来るようになることは望まないが、失礼で傲慢な人間にならないことを強く望む。しかし、生きていると失礼な事もするだろう。別に、この一週間、失礼なことをした覚えはないけれど。と、そればかりを考えていた。一週間。仕事もせずに。ド阿呆だ。
    自分にとって、それほど、芸術とやらが一大事ではなくてよかったと思う。
    美しい友人や家族と、生きていくことが出来るようにすることが、一番の望みだ。やれることをやるだけさ、だからうまくいくんだよ、とディランがいってた。ってみうらじゅんみたいだな(笑)美しい友人たちと美しく生きるためには、やれることをやるだけさ、そしてうまくやる必要がある。
    日記でも何でもないな、これは。では日記のようなことを書きます。
    四月二十九日。事務所の引っ越し。疲れる。焼き肉後、五十番でまんじゅう買って帰宅。ネコいじり。しながらIt's only rock'n roll。メールチェック。これを書いて、インド仕事に取りかかる予定。
    ガス抜きが必要だ。しかしガスがたまっていないので、苦しい。
    どうでもいいけど、せめて、おもしろいはなししかしない人間になりたい(笑)

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    Wed, 20 Apr 2005

    東京日記0419飯田橋青山一丁目インド神楽坂インド方面
    九時に起きて、コーンフレークを食い、シャワーを浴びて、焼酎が呑んでくれ呑んでくれと攻撃をしかけてくるのを必死でかわし、青山へ。午後二時頃、webの修正作業を終え、いつもここで作業になると昼飯を食うインドカレー屋チェーンへ。(最近は近所で働くかみさんもここによく昼飯を食いに来るようになったらしい)。違うなあ・・・微妙に・・・とか思いながら、うまいなあ、微妙に、とか思う。
    事務所に戻って、バラタナティヤム作業。itunesでランダムに音楽を爆音で聞いていたら、タモリのものすごいいんちき古典落語(天才)のつぎに、シドバレットのbaby lemonadeがかかり、直後もうずいぶん前にアムステルダムで作ったダンス公演のための自作のサウンドトラックがかかり、自分を天才だと思い、図に乗って、酒が飲みたくなる。今はこんなの作れないな。たいしたことないんだけどね。自分でも三流以下だと思う。でもね、結構大切。というのも、音楽なんて作る気力が、今全くないからだ。寝たい。baby lemonadeの次に俺だよ?ああ、因果なもんだ。で、どっこいどっこいに感じるんだよ、それでまた俺の耳は。シドバレット、つまんねえなあ。太郎ちゃん、石山・・・あのとき、結構おもろかったねえ・・・。どうする?
    少しはなしがしたかったのだ。おもしろいはなしを聞きたかった。それで、友人らと連れだって目の前のカレー屋に(夕食もカレーだ、って、インドではふつーだから、夕食もカレーだな、と思ったとき、いやインドじゃふつーじゃん、なにいってんの、ふつーじゃん、と思ったのだ)。
    ありがとう、みんなはなしを聞いてくれて、うれしい、「セクハラ大王」なんて陳腐な言葉まで使って、阿呆な事を阿呆と同じ態度で(つもり、それは阿呆に全く見えるということに違いない)まくし立てたのに、はなしを聞いてくれてありがとうございます。で、毎度のことだけれどセクハラ大王とかいってるうちに、気がつくとおれが人の話を聞いていないまま皆終電で帰ってしまう、と。おやすみなさい。
    きのうのより、もっとましな、いや「ああ、すてきな方がすてきなかたりくちでステキに自分の生活を暴露なさっていて、ステキの上塗りのようなかただわあ」と思われるようにつとめるつもりだったけれど、やっぱり恥の上塗りのようなことになった。お休みなさい。

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    Tue, 19 Apr 2005

    読むと具合悪くなるし、そもそも恥ずかしいからよまないで、ってなんでここに書くかな普通、っていうその言い回しがきもい
    昼過ぎに飯田橋に戻る。シャワーを浴びて、スパゲティーをゆでて食い、まとわりつくネコに留守をしたことをたくさんあやまり、事務所へ。バラタナティヤム作業、directorいじり。
    思考が一分と続かない。脳波が父と同調したままだ。
    出張でフランスにいる妻のことを思う。いろいろすまないことをした。出来ることなら、今抱きしめてすべてを謝りたい。全身全霊を込めて。どれを?といわれても、どれでもない。存在そのものを。自分がコンクラーベで満場一致で直ちに法王に選出されるような偉人であったらと、ありえないことを考え、落ちる。
    弱気になってるな、俺。
    何を書いてるんだ。混乱している。しかし、俺が混乱してもしようがない。いや、っていうか、あまりにも混乱した人間なのだな、生まれつき。混乱、という言葉しか思いつかないが、イヌであればいいのじゃないか、と思う。イヌ、じゃないな、ネコだ。とも違うな、虫だな、しかも蟻のような社会性の持ったようなのじゃなくて、虫。
    ああ、腹が痛い、とか足がかゆい、とかそんなことだけでいきていけたら、いいな。くらいな事しか考えていません、すいません。
    阿呆だな、俺。
    誰も読むなよ、こんなの。
    といいながら、誰かと無性にはなしをしたい。
    とかいってると、非常にばかばかしくなる。俺はバカか、と。だから誰も読むなといってるのに(笑)
    ああ、はずかしい。というか、おれ、きもい(笑)
    明るく行こうね、明るく。

    というような小説でも書いたら読むやついるかな?
    ああ、よかった、紙を無駄にしていないからね。そうだね、これ紙じゃないもんね。まさかプリントアウトするお馬鹿さんもいないだろうからね。むむむむ、俺なんか無駄にしてる?え、俺の想像力じゃわかんない、なんか無駄にしてる?あ、俺のエネルギーを無駄にしてるな。社会では一応、俺、働き盛りとおもわれてるし、そんないいおやじがこうやってきしょい独り言垂れ流してるんだからね。もっと人様の役に立つように日々奔走しなさい、ということか。
    ああ、読んでしまった人の時間も無駄にしました、すいません。
    もっと中味のあることかけねえのか、君。
    狂ってる、この人、完全に狂った。きもい。
    今日は酒呑んでないけど、ここ何日か、なんか呑んじゃって、気力は十分だが、二日酔いのような、そうでないような、ああ、寒いな、非常に寒い、悪寒がする。気力は十分だが、ってもとから気力ないじゃん。
    ふがいない、非常にふがいない、この局面で、俺はネコにまとわりつかれながら、ひとり、しらじらしい坂本龍一のピアノのCD何ぞを聞いて、ほーんとにたわけたことを考えている、っていうか、考えてない、なーんも考えていない。
    とか書きながら、まだ、いいかっこしようとうまいこといおうとする自分がいて、ほーんと情けない。なーんもうまいこと思いつかん。
    仕事しよう、仕事。
    ああ、よんじゃった?ごめん。
    うん、これで、これを読む人いなくなっただろうな、バイバイ。ありがとうございました。
    っていうか、君は、何を甘えて、ナメクジのようにいきているんだね、君、っておれ。
    ああきもい、おれ。いき方にスタイルという物がない(笑)っていうか、(笑)って書くな、俺。わらうな。へらへらしてるんじゃない、働け、仕事ください!今やってるやつ終わらせてからいえ。
    ごたごたで返事も遅れ気味なのでインドではよっぽど気をもむと思って実際の所を彼らにだけはしらせておいた。返事が返ってきた。美しいメールだったな。
    風呂はいってくそして寝よう。
    あああ、恥ずかしいから、これ最新にしたくないので、明日もかこう、ちゃんと、はやいうちにしたーの方に押しやっちゃおう。ってけせばいいんじゃ、と思っても、そういうのだけはやめようと・・・・もう、けさんと・・・。さけのみたいなあ。

    というような事を考えている男のはなしを人ごとのように話したら、みんな聞いてくれるだろうか?きくわけないね。教養にならないから、得にならないから。ああ、得がしたい。風呂はいってくそして寝よう。わすれて。いまいったこと。

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    Sat, 16 Apr 2005

    ライフ
    自分は父に似ている。見た目はもちろん、仕草や、態度もにている。若いころはそれを認めたくなかったが、ここまで似ていると、認めざるをえない。以前は母にもとても似ていた。とにかく、親子なのだ。
    父と離れて生活するようになって、十七年?になる。銀行員だった父のしてきたこととはにてもにつかないことをしてきたのに、会うたびに、この人は俺と同じ神経メカニズムを持っているんだという事実が顕著になっていくような気がする。反射神経なのだ。遺伝的な。思想やポリシーといった後天的なこととはちがう。それは似ていない。議論をすれば明らかに意見はくいちがう。即物的に、外界との反応の仕方が同じなのだ。脳細胞のつながり方が同じなのだ。
    二〜三日、時計の時間がのびたりちぢんだりするような日を過ごしている。会うことは出来ない。遠く離れていながら、父の脳細胞の活動リズムと、自分の脳細胞の活動リズムがシンクロしているような感覚。
    たぶん、それは幻想だろう。しかし、父がある局面でどのように感じたか、どのように反応したか、どのような行動をとったか、そして、今何を感じているか、手に取るようにわかってしまう、ような気がする。(それは錯覚かもしれない)そして、母のそばにいて、俺がとるべきと感じる行動も、父であればとるはずだった行動に違いない、と確信する事が出来る、不思議と。それを誇りに思う。こんな事は若いときは思わなかったよ、父と彼の行動を誇りに思うなんて(笑)
    しかし、人の人生は不思議だ、とつくづくおもう。こっち側とあっち側、光りと影・・・そんな風には捉えられない。たぶん人生はコーヒーカップの中でミルクとコーヒーが完全に混ざりきらないような、そういう状態なんだと思う。あっちもこっちも生も死も闇も光も全部人生に含まれているんだと、つくづく思う。それが人生なんだ。that's life.だ。それ以下でもそれ以上でもない。
    何も書くことが出来ない。何かを書くことでバランスがとれることはしっている。父は書かない。読むだろう。
    父のために(笑)と書いておく(笑)

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    Tue, 12 Apr 2005

    なにもわかっていない
    今日は案の定、明日パリへ出張する(なんかこれだけ聞くとすごいな)かみさんがほとんど荷物をまとめていない上に、深夜十二時近い帰りになったので、朝まで起きていることになった。さっきまでどたばたやっていた彼女は今寝ている。あとに時間ほどしたら起きてくるだろう。俺はしかし寝るわけに行かない。なぜなら目覚まし時計代わりだからだ。
    ということでこれを書くことにした。書くことないけど。
    時々、昔の些細なことをふと思い出すことがある。深夜、というか明け方までおきていると、その些細なことが頭の中で増殖し始め、手のつけられないくらいに大きくなり、不安になって眠れなくなる。いや俺の場合は、早く寝てしまいたくなる(眠れないことはめったにない)。
    子供のころから、自分はいつも誰でも理解している非常に重要なことを全く考えたこともなく理解せずに生きてきたんではないか、という不安にさいなまれてきた、って書くと大げさだけれど、たまに不安で眠れないことはあった。例えばそれはどういう事かと聞かれれば、何とも説明がつかないけれど、とにかく、飯を食わなければ死んでしまうとか、お金がなければ商品が買えないとか、そういう基本的なことだ。もちろん、そんなことくらいはわかっている、つもりなんだけれど、例えば金がなければ商品が買えないので金を稼がなければいけない、そのためには商品を買って食わなければならない、といったようなこと(そのくらいなら理解しているつもりなんだけど・・)を、自分以外の人間は非常にかんたんに理解できて・・・・まあ、それとか、愛とか友情とか、芸術とはこうあるべきだとか、これはきれいであれはそうでもない、とか(笑)。いや、そんなことではないな、たぶん俺は考えたことがないから、例を挙げて説明が出来ないのだ、何を理解しているのかいないのか。カエルが動く物しか見えないのと一緒だ。
    で、おもいだしたのが、たいしたことではないんだけど、昔あるFAXに書いてあった文面だ。
    そいつは、五〜六年前?MXテレビでJ-popだかそんなやつのPVをリクエストを受けて流す番組の司会をしていたことがある。司会といってもぶつぶつ言いながら調子を合わせていただけなんだけど、その時視聴者からのFAXのなかに某モノ雑誌の編集部だかなんだかのオッサン(だと思う)が記名して送ってきたファックスに「君のような教養のない人間がテレビではなす資格はない、目障りなのでやめろ」とあった。まあ、何万人も見ているんだから、そういう否定的な意見はしばしばあるんだけれど、その筆致と文面から「何もわかっていない君に確実なダメージを与えて今すぐやめたくなる気持ちにしてやろう」という意気込み(笑)がひしひしと感じられて、かなり落ちた覚えがある。しかし、まあ、その男が編集している雑誌というのが、雑誌の中で俺がいちばん嫌いな男のマストアイテム系のやつだったから、どうせろくなやろうじゃないんだろう、そいつの教養とやらはどうせ「ロレックスの何とかがいくら万円だから今が買いだ」とかそんなことなんだろう、くらいに思うことにした。
    しかし、何もかもうまくいかないように見えて、ロレックスの値段くらいしっているようなやつの方がうまくいっているように見えるとき、ほんとに俺はただ、ロレックスの値段のようなことだけ、しらないのか?と思ってしまう。他に何かしらない、理解できていない、考えたこともないようなことがいっぱいあるんじゃないのか?そもそもものすごく基本的なことがそこには隠されていて(俺には隠されていて)それさえも理解できないものだから、男のマストアイテム(笑)の値段さえしらないんじゃないのか?
    とこんな事をババッと書いてみてあほくさくなった。そんなわけねえだろ。というようなつまらないことを深夜には延々考えてしまうモノだ、ということがいいたかったわけだ・・・。だれに?
    誰に聞かせるわけでもない、といいながらこういう駄文を垂れ流しているから、おまえは教養がない、とFAXされるんだ(笑)
    読んでくださったかた、ありがとう。すいません。おやすみなさい。

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    Mon, 11 Apr 2005

    遠い国のはなし
    今日は近所の洋食屋で夕飯にオムライスを食いにいっただけで、ずーっとおうちにいました。頭痛くて。
    バラタナティヤムの仕事をすこしずつすすめているけれども、いっこうに前に進む気配がない・・・。トリバンドラムで、ありえないスケジューリングの中、がむしゃらに進めてきたあの「ノリ」をおもいだすと、今は百分の一のテンションだ・・・。少なくとも五十分の一くらいにあげていかないと、絶対終わらない。遠い国のはなしだから・・・。
    いい加減片づけた方がいい段ボールの中をあさってたらカルヴィーノの「見えない都市」がでてきて、ぱらぱらめくっていると、インドやそのほか国内含めていままで行ったいろんな街をおもいだす。
    一日中sketch showを聞いていた。歌はいい。っていうか、詩。言葉はいいな。あのおじさんたちは、ちゃんと言葉が書けるからいい。
    明日は雨らしい。ジャイからのメールによれば、バンガロールも今激しい雨が降っているそうだ。雨が降れば、何か変わるかな・・・。
    映像の圧縮をpowerbookG4-550ではじめたら、ありえないくらいに時間がかかることがわかる。でもこれでやる。しばらくフル稼働だ。
    中国では反日運動が盛り上がって大変なことになっているらしい。日本人だというだけで、殴られたやつもいるらしい。
    俺も日本人だ。殴られる。直接、何かしたわけではないのに。その個人にとって、殴られる理由が、日本で生まれたということだけだったら、それについてちゃんと考えないと。その因果について。

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    Sun, 10 Apr 2005

    さくら
    代々木公園が花見客ですごいことになっていて、こわい。邪悪なエネルギーを感じる。花見なのに(笑)
    ネストのお花見に行ったあと、サルバニラのバーに行き、終電で帰宅。酔っぱらって財布忘れた。
    どうも大きな声でばかなことをまくし立てていたようで、カラオケに行ったわけでもないのにのどがかれている。
    ばかだなあ、おれ(笑)ばかすぎる。ばかはよくしゃべる。ばかなことを。
    あ、そういえば、ローザスのビッチェスブリュみてきた。ビッチェスブリュだから。かっこよかった。ああいうのはかっこいいかかっこよくないかだ。マイルスは、聞いてて死ぬかと思った。かっこよすぎて。っていうか、何で椅子に座ってじっとしながらビッチェスブリュが聞けるんだ?拷問。
    あれは爆音で踊りながら聞くもんだ。ということは、やっぱりダンサーたちは気分よかったろうな。

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    Thu, 07 Apr 2005

    ぼくはちょっと・・・・
    日記には書かなかったが、インドではよく細野晴臣のHOSONO HOUSEをよく聞いた。部屋で聞くときは、大きな声で歌いながら聞いた。十八時間の列車の旅で、することがなかったので一曲目から思い出して小さな声で繰り返し歌った。「ぼくはちょっと、だまるつもりです」とか。何だろ、それ(笑)
    で、何でこんな事を書いたかというと、別にそういう、もう田舎に引っ込んで・・・なんて気持ちになっているからではなく、Airmacexpressとやらで、iTunesに入っているHOSONO HOUSEをワイヤレスでとばして聞いているからである。なんて事ないんだが、ここでいじった物が、線もつながってないのにあそこに反映される、っていうのが、おもしろい。いや、別に今はもうありふれたことなんだけど。アップルさんはいつも驚かせてくれるな。ワイヤレスに驚いて、HOSONO HOUSEを久しぶりに大きな音で聞いて、なきそうになるね、これは。もういいよ、ってきになっちゃう。
    きょうは、バラタナティヤムの映像加工を地味に進める。進めていると、花見の誘い。濱中さんと瀬田さんを待っていたら、事務所の引っ越しに関するミーティングを八時間くらいぶっ続けでやっていて、結局遅くなってしまい、いけず。残念、非常に。しかし、八時間(笑)よく人と仕事の話を八時間も話してられるな(笑)俺だったら、せいぜい二時間くらい話したら、ストレスが極限まで達して、ちょっと持って帰ってまた・・・とかなっちゃうけど・・・人の器の差をまた思い知りました。
    周りがあわただしくぐるぐる回る中で、地味に微妙な映像加工をしていたら、「僕はちょっと・・・・」と鼻歌を歌って、いい気分になって・・・どうでもよくなって帰宅。焼きそば作って、かみさんの帰りを待つ。
    あとよくインドで聞いたのは、ジムオルークのEUREKA、細野のはらいそ、坂本龍一のCHASM、BTTB、vrioon、ENOのbefore and after science、U2の新作、コーネリアスのやったリミックス集?とか・・・それが聞きたくてもっていったわけじゃなかったけど、たまたまiTunesにはいっていて、この辺だったら、インドで聞くのも悪くなかった。あ、beatlesね。悪くなかった。ああ、一番きいたの忘れてた、Arto Lindsayの何枚かを繰り返し。

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    Tue, 05 Apr 2005

    東京は寒かったり暖かかったりするので、いろいろよけいなことを考えなくてはいけない、おまけに時間と場所をわきまえたり
    帰ってきたのが三十日の水曜日だから、今日は月曜日で、、そろそろ一週間になるな。やばい、諸々の些末事で、未だバラタナティヤムに手つかず。一応、環境は整えたけど。クリスから急に三通もその件でメール(笑)やつもそろそろ・・・と思い始めたな。
    週末はシンガポールから来たキムセンに会いに行く。珍しいキノコダンスチームの花は咲いていないけど花見。終電できたく、のつもりが、代々木で終わり、で、タクシーで帰宅。リキシャ・・・(笑)あれ、便利だよなあ・・・・。
    日本にいると、毎日のこと、すぐ忘れるな。週末の事なんて、全然思い出せない。
    今日のことは一応覚えているので、書いておきます。朝九時半に起きて、ベーグルをかじって、ラッシーを飲んで、具合が悪くなり、ぼーっとして、十時半に家を出て、青山一丁目にいき、仕事をし、少しひーひーいい、八時半くらいに家に帰り、かみさんが遅くなりそうなので、茶漬けを食い、ビールを飲み、かみさんがまだ帰らないので、鯛のあらで潮汁を作り、厚揚げをショウガで炒めて食い、かみさんが帰ってきて、風呂を沸かし、今から入って寝ます。
    いつも一本のケーブルを二人で抜いたり挿したりしながらインターネットにつないでいるのでおもいきってアップルから電波ネットの機械を買ってしまった。抜いたり挿したりしていたら、なんかトリバンドラムのシーディットのちぎれたケーブルと、それに文句を言ってハブを持ってこさせたことを思い出したから。家もあそこと変わらないな、と思って・・・・。
    インドでは毎日あんまり気候のこと気にしなくてよかったけど、寒かったり暖かかったりすると、いろいろ気を遣う。インド人はあんまりそんなの気にしなくていいなあ。外で寝られるし。でも、それがまたいろいろ文化に影響してるんだろう。あんまり衣食住に苦労しないでもいいんだもんな、南の国って。そんなに単純じゃないことはわかってるけど、ついそんなこと思ってしまう。

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    Fri, 01 Apr 2005

    0330帰国
    三月三十日三時、成田到着。飛行機では半分起きてるようなねているような・・・・・バンコックで五時間待ち、の間もベンチで半分ねているような起きているような・・・カフェででっかいビールを飲み、プーケットやら何やらにいってきたんであろう日本人のお姉ちゃんとか、ゴルフにいってきたんであろう日本人のおじちゃんとか、妙に身なりのきれいなバックパッカーの兄さん、家族連れのインド人、フランス人などに混じりながら帰りの成田行きにのる。お姉ちゃんたちの話している中に出てくる「海外旅行とか行くとさあ・・・」という言葉がなんかとても不思議な響きがして、俺も海外旅行に行きたい、とか思う。
    成田では寝ぼけたまま気がつくと外に出ていて、スカイライナーのホームにいた。キオスクでビールとポテトチップと何でもいいから卑近な文章が読みたかったのでスパを購入。とばし読みながら気がつくと日暮里、秋葉原飯田橋・・・・。
    バンガロール空港で十キロオーバーのところを頼み込んで許してもらったスーツケースをタクシーに積み、一月半ぶりの自宅へ。
    道中ほとんどねていたし、何も考えていなかったせいもあり、「あれ、さっきまで、俺、インドみたいな所にいなかったか?さっき、ジャイの家にいなかったか?」と不思議な感覚。
    さて、最終日の話をします。これで終わりです。
    まったくねむれずに最後の夜を過ごす。A/C、つまりエアコンディションのない部屋で、しかも窓が開かず(窓は開いても開けたくないけど)天井のファンは回すと、ぐいんぐいん爆音を立てるのでそんな音で眠れるはずもないと判断しスイッチを切ったので、ものすごい暑い、空気がよどんでいる。テレビをつけて、なんだかよくわかんないひげと美人のへんなダンスや、ねちねちした男女の歌、つまんないアメリカだかイギリスだかの若いポップスターのMTVを見ているうちに、朝六時を回り、外ではお祈りの歌が鳴り響き、物売りの声が響き、クラクションがひっきりなしに鳴り続ける。
    いつの間にか寝ていたようで、気がつくと十一時。もう別にする事もないので、ゆっくり荷物をまとめ、ぶらりと外に出てアタカラリの角の飯屋でマサラドーサとコーヒー。リキシャを捕まえてMGロードへ。今回の旅の思い出に何か一品、と思い、なたらじゃの小さな置物をブリゲードにある土産物屋で購入。アヌーシャには踊るガネーシャの置物をもらったので、二つ並べればかわいい。ついでに、かみさんにちょっとしたアクセサリーを購入。なんか気が抜けて、おばちゃんの強引なセールスを拒む力もなく、いつもだったらあんなに長居して、そうだねえ、とかああいいねえ、とかそんなやりとりなんてしないのに、買う気もないのにいろいろ見せてもらったり、世間話したり・・・。
    そのあとはスーパーに寄って、ドーサやらカレー汁なんかのインスタント食材なんかを買い込む。東京でみんなに作ってやったらいいんじゃないか・・・たなみ君と一緒に作ってみようかな・・・なんて思いながら。
    カフェで一服したあと、三時にジャイと待ち合わせていたのでアタカラリへむかう。アタカラリではちょうど撮影スタッフのリーダーのひげの立派なおじさんが来ていて、ジャイがDVDを見せたいんだけど、アタカラリのパソコンにはDVDドライブがない(って、おれたちDVD-ROM作ってたんじゃないのか(笑)というので、俺のパワーブックで見せる。いたく感動してくれて、おめでとう、と。
    四時頃ダンサーたちとスタッフのみんなにおわかれをいい、ジャイの家へ。七時半くらいにはでないといけないがそれまでじかんもあるので、それまで、ジャイとつもる話でもしようということで。手料理を作るからビールでも買っていこう、ということに。ジャイは呑まないけど、今日は最後だから多少酔ってもいいやって事で三本キングフィッシャーを買って、今までを振り返って、あれはこうだったの、ああすればよかったの、これからはこうしようだの、おれはこう思うだの、つまりリラックスした世間話だ。取りあえず、これから二〜三日は休もうよ、と。アヌーシャが帰ってくるのは一週間後らしいし。クリスも音沙汰ないし。
    少しだけ次のプロジェクトの話をする。もしかしたら、九月か十月、インドかイギリスで・・・・ものすごく曖昧な話だな(笑)でも助成金が取れそうなので、たぶんこんどは濱中氏と一緒に何かやりに行くだろう。もしかしたら、東京の某母校で、という話もあるらしいけど、まあ、それは望み薄だろうな。
    ジャイの作ったあまりスパイスのきいていないなんかわかんない、あれ何だったんだろう・・・・カレー状のものとチャパティとパパラム?っていうぱりぱりせんべいをつまみにキングフィッシャーをちょうど三本飲み終わったころに出発の時間。
    ジャイに車で空港まで送ってもらい、すぐ会おう、と約束して俺は空港へ、ジャイは車で、誰もいない、俺の食い散らかした皿がまだでているであろう家へ。
    両替を済ませ、チェックインをし、コーヒー一杯分だけ残したルピーでカプチーノを呑みながら出発を待つ。何もすることがないと、いろいろなことを思い出す。何もすることがなくて、何も考えたくないときは、寝るに限る。眠れないときは、何をすればいいんだ。何もしなくていい。半分目を閉じて、流れに身を任せていれば、よけいなことを考えずに、時間だけが過ぎていく。不思議なことに、それが出来るようになった気がする。その時間が、無駄な時間ではないと思うようになった気がする。すべては大切な人生の一瞬。

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