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KUNIHIKO MATSUO
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(c)2003 MATSUO kunihiko All rights reserved.
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のべつ幕なし
昨夜は某STDサイトの打ち上げ。広尾で地中海料理。すてきなところで、例のごとく、のべつ幕なしにすてきでないことを話し続け、勝手に撃沈。迷惑千万。反省している。
帰宅して、ロンドンの同時多発テロのことを知る。かなりよっていて気分が悪かったので、それどころではなかった。しかし世界は、よっていて気分が悪い、どころの騒ぎではないのだ。
おかげで今日は一日中気分が優れなかった。椅子に座ってもいられず、ずるずると机の下にずり落ち、そのまましばし仮眠。みっともない。
辻君が事務所に来るが、そんなわけであまりきちんと対応できなくて申し訳なかった。
たまたまネットで見つけたハンガリーのUltrahang Festっていう音楽のお祭りでのいろんな人の演奏の音源が公開されてたので、最近の(っていっても2003年だけど)エレクトロニカ?っていうのはどうなの?とおもって聴いてみる。九割が屑。残りの一割でいいな、と思えるのは「わかんないんですけど・・・でちゃってます・・・」という感じで、無為な音。歳をとっていろいろいやらしいものを見たり聞いたりしてくると、同じようなノイズ垂れ流しの用に聞こえる音でも、そこにいやらしさが見え隠れするものはわかる。わけわかんない電子音で物語を語ろうとなんてしなくていい。嫌らしいノイズ聴いてるよりは、上手な四つ打ち聴いてたほうが全然気分はいい。
ラップトップミュージシャンとかいう奴らは、九割九分の音をコンピュータに自動演奏させるべきだ。やることないなら客の中に降りてきて一緒に酒でも飲んだらどうだ。そっちの方がよっぽど客とコミュニケーションとってる。しかつめらしい顔をしてモニター眺めたりマウスをせわしなく動かしたりなんてしなくていい。吐き気がする。
ケージのいいところは、そこにあるのは音だけ、というところだ。 人間はそうする必要のないものまで休みなく組織化し続けようとする、たとえば音楽など。とケージは言っていた。きがする。
見事に組織化された音楽を聴くことは、決められた手順できちんと家事をこなしていくことに似ている。世界はあまりにも複雑すぎるので、たまに身近なものをきれいに一つずつ並べてやる必要があるのだ。人間の思考はあまりにも複雑なポリリズムのようなものなので、ふらふらになったときに、それでも倒れないように寄りかかる柱が必要なように、単純なビートがほしくなるのかもしれない。 優れたノイズをきくことは日曜の昼下がりに適当なところにぶっ倒れて、どうでもよくなってそのままねてしまうことに似ている/いない。
と、適当に脈絡なく筋のでたらめなことを書いてみたけれど、結局、つかれてるんだろう、音楽なんて、聴きたくない。しかし、ずっとどこかで音楽がなっている。誰か止めてくれ。止めると死ぬのかな?
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