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KUNIHIKO MATSUO
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    Wed, 09 Nov 2005

    しゃべるサル
    あさ、ディランのイギリスツアーの記録みたついでに、ボウイのジギースターダストの最終公演の映像もすこし見てしまった。イギリス。おもしろい人たちだ。

    となりのこれまたおもしろい国では、なにやら暴動が拡大して大変なことになってるらしい。暴動?!大丈夫か?この世は。

    ルネッサンスジェネレーションは今週末だった。すっかり来週末くらいかと思っていた。
    で、ルネッサンスジェネレーションはもう満員で受け付け終了だってさ。
    見に来たい人は連絡ください。なんとかできる場合もある。ない場合もある。
    毎年、非常に、ためになります。けっこう、これ見ると考え込むネタには困らなくなる。
    しかし、あの学者の先生方は難しいことだけずーっとしゃべってるんだよな。よくネタが尽きないもんだ、難しいことだけはなしてて。

    渡英には、真注と117氏も同行することになった。ちょっと手伝ってね。ポイントで助けてくれれば、あとはくそ寒いイギリス地方都市と変なオタクの集会を満喫してください(笑)仕込みやらセッティングにオペレーションまで全部一人でこなすのはきつそうだから、そこんとこだけ。あ、松本さんは例のヘンタイをお願いします。
    若いときはね、きついことをわざわざやったもんだけど、今はね・・・・ラクして楽しみながら、なるべく疲れない方向で。

    東京奇譚集読了。村上春樹を読み慣れないかみさんはしゃべるサルがどうにもふしぎな感覚らしい。
    やっぱ、ねじまき鳥くらいの長編読みたいな。まだ、読んだことないひとがうらやましい。
    そういう作品はいくつかあって、たとえば、ツインピークスを見たことのない人がすごくうらやましかったりする。
    でも、まあ、ツインピークスは一回見ればもうおなかいっぱいだけど、ねじまき鳥くらいだと読むたびになんか違う感動が・・・。
    そういえば、小学生とか中学生の頃、四月に新しい教科書もらうと、その日のうちにだいたいおもしろそうな読み物は読んでしまって、つまらない思いをしたな・・・。国語の教科書に載っている詩が楽しみで、はじめに読んでしまうと、なんかもう終わりかあ・・・と思って寂しくなった。でも、それ以上探求したくなって自分から図書館で詩集を借りて読んだりするような殊勝なガキではなくて、本といったらだいたい教科書くらいしか読まなかった。何読めばわかんなかったし、おやじの本棚にある歴史小説とかビジネス本には全く興味がわかなかったし、自分で買うにも本は高くて、四谷第三小学校の図書室にはろくな本がなかったし、唯一そこで見つけて好きだったシュートショートSFみたいなのが入ったシリーズは数が少なかったのですぐに読み終わってしまって・・・。買ってまで読む気は起こらなかった。
    みんな小学生とか中学生の時は何を読むんだ?白鯨とか大地とか怒りの葡萄とか読むのか?まさか・・・。太宰治とか三島由紀夫とか?まさか・・・。俺は教科書よんでた。
    大学生の頃はご多分に漏れずジュネとかセリーヌとかバタイユとか・・・・つまんないのがまんして(笑)そんなのよみながら、実は一番しっくりきたのは村上春樹と村上龍と中上健次。村上龍は読まなくなったな。なんか説教くさくて。机の前に「必勝」って書いた紙を張ってる受験生みたいな感じがして、貧乏くさい。というか、窮屈。
    東京奇譚に出てくる若い小説家にこんな事を語らせている。観察して観察して、さらに観察して、答えを出すのを先送りするのが小説家の仕事だ、とか。村上龍は、ちょっと勉強してさらに勉強してわかったつもり、答えが出たつもりになって、きいた言葉を忘れないうちに人に話しておこう、みたいな感じ。じゃない?
    つーかこんな事かいてないで、仕事しよう。

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