MATSUO MEMO
   


KUNIHIKO MATSUO
matsuo@cmprocess.com

Calendar
February 2012
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     
     

Categories


Archives


Links

  • CMprocess
  • Subscribe
    Subscribe to a syndicated feed of my weblog, brought to you by the wonders of RSS.

    (c)2003 MATSUO kunihiko All rights reserved.


               
    Fri, 27 Jan 2006

    0127
    とにかく忙しかった。もう五日くらい書いていない?もっと?
    機能はワークショップ最後のショーイングの日。百五十人くらい、外部から人を招き、九本のパフォーマンスを一気に見せる。メインホールはもちろん、ECCキャンパスの至る所を使って。
    そのうち四つのパフォーマンスではフルに関わっているのであちこち機材を引きずりながらいったり来たり。
    今年は前回に比べて完成度が高いと思うが、ディレクターたちは完成度を求めてファシリテーターにいろいろ多く求めすぎて我々が忙しくなり、なかなかプロセスに立ち会えなくなったのが残念。時間が限られているので、もっとプロセスに重点を置く必要があると思う。中途半端になってしまう。
    それはいいとして、ショーイング終了後はハーブアンドスパイスで打ち上げのはずだったのだが、残念ながらお休みでココナッツグローブへ。そのあとメインホールに戻って前回と同じくDJ大会。朝5時まで。
    一夜明けてフィードバックセッションと称する感想を一人ずつ言う会合があって、帰る人とはハグをしてランチ食って、今これ書いてて・・・
    詳細はあとで。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Mon, 23 Jan 2006

    0121
    二十一日。
    朝九時に食堂前に集合してファシリテーター八人で車に乗り込みバンガロールのジャイ宅へ。ディプロマのプログラムに関する相談。いろいろみんなああでもないこうでもないといっているが、結局ジャイとエリアムはいろんな学校へ直接リサーチに行った方がいいと思う。
    教育に関してはよくわからないのであまり力になれず。
    一時くらいからニックとイエル、エリアムたちとコシーズへ。俺とロレンゾは昼間からビール。
    三時くらいにタクシーに乗って(エリアムと一緒に移動するときは決まってタクシーだ・・・金持ってるからリキシャには乗らない・・・(笑))ロレンゾの希望でマッサージをしてくれるところに行きたいというのでバンガロールクラブという金持ちのクラブハウスみたいなところへ。なんだかパレス。全く別世界。
    おれはリハーサルをみなければならないのでアタカラリへ。メールチェックしたり返事を書いたり、ちょっとだけ仕事したり。まだプロジェクションも音も何も出せないので、口頭で少しずつ構造に関する相談しかできないが、ワークショップが終わったらセッティングして一つずつ詰めていかなければならないだろう。
    しかし、こういうワークショップを主催したりダンスとテクノロジーのカンファレンスに参加したりする割には、ジャイ自身には全くそういった新しいメディアとダンスに関するアイデアは全くと言っていいほど無い。彼のばあい、俺やジョーやクリスチャンとコラボレーションすることが「なんだかヨーロッパでは最近こんな感じの潮流だぞ・・・」というところに食らいついていくための戦略なのだろう。
    すこし腹の調子が悪くなって熱もでたようで、とっととECCへ帰ろうと思ったところにロレンゾから電話。エリアムの娘の家にいるからこっち来て一緒に帰ろうという。ということで例の豪華マンションへ。エリアムの娘は一つ上の階にすんでいる。何で一緒に住まないのかわからないが4LDKにそれぞれ一人暮らし。日本だったら年収何千万円と言うような上流階級のお宅でしかみられないような豪華調度品に囲まれて暮らしている。壁には有名なインドの絵描きの巨大な絵が何枚も飾られ、有名デザイナーの椅子やテーブル。リビングには日本製の精巧な彫り物のある大きな座卓がおかれ、ゴールデンリトリバーが二匹。
    座卓を囲んでまるでインド人らしからぬヨーロッパやアメリカの若者と変わらないノリのワイルドな若者たち六人がワイングラスを片手に、違う種類のたばこを回しながら、インドの現状について熱く語っている。この若者たちがあのインドの街を歩いている姿が想像つかないのだけれど・・・・・。どうやって、どこに生きているのだろう・・・。彼らの生活圏は車で点と点を移動するレイヤーにあるのだろうか・・・?日本なら芸能人やタレントと呼ばれるひとたちがそうであるのかも知れないな・・・。
    外の世界からは全く想像がつかない光景にあっけにとられながら、非常に混乱する。具合がどんどん悪くなっていったので一時間くらいでおいとましたが、もう少しあの若者たちと話してこの混乱をおちつかせたかった。
    落ち着かない胸騒ぎのようなものを抱えながらタクシーでECCへ。十一時半。
    足湯をしたあと、ipodでベルベットアンダーグラウンドなんかを聴きながら就寝。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Sat, 21 Jan 2006

    0120
    もしかして一月十九日の日記を書くのを忘れてる?
    今日は一月二十一日。十六時二十分。二十日の日記も書いていない。思い出したことだけ書く。順番に。
    十九日。全く記憶にない。
    二十日。朝九時に起きて、またもや朝飯を食えず。テックパークへ。コーヒーデイに到着すると、すでにロレンゾ、チットラ、ジョーとニックがラップトップに向かってカタカタやってる。チキンバーガーを食いながら俺もメールチェックなど。コーヒーデイの隣にiPodなんかも売ってる証明写真屋があって、そこでipodをボイスレコーダーにするitalkが売っていたので、いくらで売ってくれるか聞いてみたら二千四百・・・。日本で買うのよりちょっとだけやすいような・・・。試しに、二千で売ってくれと値切ったらオーケーだというので、千八百とかいっときゃよかった、と思いながら購入。日本円にして五千円くらいか。これ、安いの?日本で買うと、もっと安かったりして・・・。
    午後はとにかく、ディーやらサラやらキャロラインやらディーパックやらとミーティングして、ファイナルカットいじったり、マックスいじったり、フラッシュいじったり・・・・。
    九時頃までそんな感じで、ホワイトフィールドのハーブアンドスパイスへ。ビール二本くらい飲んで、なんだかインド料理ではないけどインドの味がするチキンをくって、ECCヘ帰ったのが十二時半くらい。それから泊まってる棟のロビーでロレンゾとジョーととチットラとラジーブと一緒に少し飲む。
    もっと英語が流れるように話せるようになりたいなあ(笑)あ、それと、難しい単語を使った会話も聞き取れるように・・・・(笑)

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Fri, 20 Jan 2006

    0118
    インドに来てから二週間。
    その間に洗濯二回。ちょうど一週間分の下着を持ってきているから。これはどこに行くときも同じ。
    ということはどうでも良くて、一月十七日は・・・まあ、それもどうでも良さそうだな・・・。
    午前中、キャロラインの話を聞く。どういう映像が作りたいか。なんだかスペクタクルなことを言ってる。疲れた。ファイナルカットで編集。
    午後いっぱいつかってキャロラインの映像編集(思わぬ事にキャロラインのやつに一番手こずりそうだ・・・ファイナルカットわかんないし・・・そもそも、ほかの奴らはみんなサウンドアーティストなのでオーディオビジュアルに関しては俺かジョーのところに来る、あれ、ニックもビデオだよな・・・なんでみんな俺にやらせるんだ・・・・ジョーもニックも、それはマツオに聞いてみろ、といってるらしい・・・)。そのあと、サラの半インスタレーション作品のインタラクティブな仕組みの部分の相談。サリーにタッチセンサーを仕込んで、それを着てたっているひとにふれるとその人物の話し声や咳や体をこする音なんかが聞こえるというもの。同時にその人物に関連した映像がコンビニ袋の花が咲いた木に投影される。仕組みは簡単なので、これは後回し。
    飯食ったあと、ロレンゾにサウンドファイルをもらい、ウイスキーを飲みながら、ディーパック用のパッチをくむ。
    ていうか、言われたとおりに編集するとか、プログラムや仕組みとかの部分ばっかりでつまらんなあ・・・。戦略が必要だ・・・。
    かみさんから携帯に電話。スカイプで二十分くらい話したんだけど、いくらくらいなんだろう。彼女もこっちにこられることになった。早くインドを見せてあげたい。
    あ、それと、ジャイと浜さんと真中の共同作品「プルシャルタ」のボンでの公演日程が決まった。五月十三日と十四日。ゴールデンウィークを使ってこっちでリハーサルしてそのままドイツかな・・・。
    なんだか、柄にもなく茫洋とした将来のこととか考えたら(笑)眠れなくなってしまって寝るのが明け方になってしまった。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Wed, 18 Jan 2006

    0117
    マツオです。
    一月十七日。朝九時起床。で、なんだっけ・・・・?メールチェックをして、ティータイムになり、そのあとジョーと一緒にディーの作品の相談に乗る。彼のイメージはなんというかサイバーパンクというかコンピューターのエラーを表現してみたりダンサーをスキャンするようなラインを出したいとか・・・・(笑)つまり、そういう雰囲気をビジュアル化するというか表現するというか、まあ、ネストで昔やってたみたいなカンジ。syntaxerrorとか。あのときはフェイク人間スキャナーとか、スクリーンにダイアログが現れるとか・・うんざりだった。なんでそういう「雰囲気」を「表現」しなければならないんだろう・・・と。そんなに「コンピュータ世代」ならコンピュータ世代のものの考え方、制作手法で作品を作ったらいいじゃないか、と。手法や表現は何も変わっちゃいないのだ。かといって言いたいことが新しいわけでもない。
    それはディーにもいえる。もちろんジャイにも。ハイテックを導入したいが作り方やアプローチの仕方やプロセスがまるで石器時代と変わらない。ラジカセを使ってプリレコーディングの音楽をリハーサルに使っているだけで、あとはテクノロジーなんて何もない。振付家が振りを考え(ここでコンピュータのエラーっぽく動く、とかユニゾンがシステムに支配される人間を表す・・・とか)ラジカセの音に合わせて1234・・・。
    で、「まつお、ここで後ろのスクリーンにこんなイメージを出したいんだけど・・・」「ライブカメラの映像をダンサーにオーバーラップさせたいんだけど・・・」・・・・・
    何がメディアパフォーマンスじゃ(笑)ハイテクは書き割りの転換をラクにしただけだ(笑)
    そういうことを一生懸命伝えようとしてつたない英語を繰り出すんだが・・・・やっぱえいごが話せないとバカに見えるのかな・・・・。何をとんちんかんなこと言ってるんだ・・・・みたいな。
    そんなこんなで午後はディーパックの作品用のパッチ作り。インドのコールセンターを題材にした作品で、これはなかなかメッセージに芯があっていい。パッチは4chにそれぞれインド英語、アメリカ英語、ロレンゾとラジーブの現代音楽(笑)。それらをダンサーの動きとストーリーにあわせてミックスするだけ。それと二十個くらいの単語のサンプルをキーに割り振ってダンサーの動きにあわせてプレイする、とか。ディーパックのアイデアを実現してあげる。
    インドのコールセンターのトレーニングマニュアルを見せてもらったんだけど、それがまるでジョーク本のようだ。アメリカ、ヨーロッパの世代別、職業別の典型的な人物像や、生活習慣、精神的傾向、知的レベル、好きなブランド、ファッション、グッズ、食い物などが事細かくかかれていて、こんな場合はこんなやりとりをしなければいけない・・・などと徹底的にたたき込まれるらしい。ここインドに住んでいると、全く想像もつかないようなバックグランドを持つ人物と対等に渡り合うためのマニュアル。一部持って帰りたい。
    夕方からジャイがファシリテーターを集めてディプロマコースに関する相談ミーティング。俺は教育関係には関わっていないので、どういったことが重要なのかよくわからなから、そういうのはジョーとかロレンゾにお任せ。
    夕飯を食って、ビールを飲みながら、オーディオフィルタの読み込みがうまくいかないで立ち上がらなくなっていたファイナルカットをなんとか立ち上がるようにする。キャロラインに頼まれて、ファイナルカットで彼女の映像編集を手伝うため。 十二時半。就寝。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Tue, 17 Jan 2006

    0116
    十五日と十六日の分。
    十五日日曜。ゆっくり寝てジャイの家を十一時くらいにでる。リハーサルは四時からなので、それまで特に何もすることはなく、”とりあえず”MGロードへいいき、コーヒーを飲みながら、十六日の俺の単独ワークショップの段取りを考えることにする。ipodで細野晴臣をシャッフルで聴きながら行き交う人たちを眺めていたら結局何も考えないまま一時になり、腹が減ってしかも便所に行きたくなったので、誰もみていないことを確認しながら(笑)KFCへ。例のごとく、インド味のチキンを食いながらナイスなワークショップの段取りを思いつき、思いついたら特にすべきことはないので、アタカラリへいってメールチェックをすることにする。
    珍しくリキシャとの交渉に手こずり何台かのリキシャドライバーと例のごとくけんか腰のネゴシエーションをしなければならないはめに。やっとアタカラリへたどり着き、休みで誰もいないので門番のオヤジにいれてもらってメールチェック。四時まで寝転がったり書き物したりしていたら、いつの間にかリハーサルが始まっていた。
    リハーサルは・・・うーん、考え物だ。ジャイのものの作り方はあり得ないほどコンサバティブで、出遅れた俺には割り込む余地が無く、どうしたらいいものかとリハーサルをみながら戦略を練る。
    そういうのは得意だ。というか、多分才能があるんだと思う(笑)穴を見つけてひねりこんでいく、というか・・・。まあ、こういう事考えるのも楽しいし、訓練になる。
    八時までリハーサルにつきあったあと、これからECCへ戻ると夕飯を食い逃すのでジャイと安レストランを見つけケララパラタとチキンカレー。で、一生懸命いろいろ思いついたことを説明。特に進め方、やり方、つまりプロセスについて。大丈夫。三割くらいで。
    リキシャを捕まえジャイに交渉してもらって二百ルピーでECCへ。四十五分。道中ずっとYMOを聞いていた。ほかに聞きたくなるものがないんだけど・・・・。
    ECCにかえると、ロレンゾたちが我々の棟のラウンジにオーディオセットをくんで仕事場にしていた。アンプの調子が悪いのでなにやら大変だったようだ。
    ちょっとだべって、俺はお休み。
    十六日月曜。例のごとく、朝飯は無視。ラジーブに淹れてもらったコーヒーを飲みながら、もちろんみんな朝飯抜きのファシリテーターチームで少しだべって、何人かはテックパークへ。俺は午後からセッションがあるのでまあ特に準備はないんだけど、のこってもういちどかんがえてみることにする。で、結局誰かと話したりボーとしてたりしているうちに、昼飯になり、俺の時間。
    クリスが少しイントロダクションをしてくれて、なんだかよくわからないけど、とにかくこれは非常に重要なトライなんだと・・・。コンテクストをわかりやすく解説してくれたあと、例のごとくつたない英語でベーシックを説明。即座にグループ分け、とっとと制作。一時間後にはショーイング。
    こういつもいつも成功したとか好反応とか書くと自画自賛に聞こえるだろうけど、結構ほんとにおもしろがってくれる。何人かはなにやらショックだったらしい。このワークショップで一番重要な日だった、といってくれた人もいた。まあ、わかりやすく、違うからね・・・。
    俺のやつが一段落したら、今度はそれぞれのコリオグラファーの作品制作がスタート。ファシリテーターはそれぞれの担当のグループを回りながらアドバイスをしたりコンセプトを確認したり。
    疲れた・・・・。
    いつの間にか七時になる。ビザの関係と飛行機の都合で足止めを食っていたアフリカからの参加者がきたので、すこし話をする。ナイロビから来た彼は向こうでビザの取得に手間取り、出国はできたもののムンバイであしどめをくらい、バンガロールに到着するのに結局一週間もかかったという。
    ビールを買って一本あける頃、夕食の時間。終わって、またビールを買い、一本あける頃、ジョーのimovie講座がはじまり、ちょっと拝聴。あきたので、バハドゥルディとおしゃべり。聞けばコンピュータルームにマットレスを敷いて寝ているというので、じゃあ蚊がいっぱいで眠れないだろう?蚊取り線香持ってないのか?と聞くと、そうだというので俺の電池で動くベープを貸してやる。十一時くらいに部屋に戻って、これを書いて就寝。今十一時半。お休み。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Sun, 15 Jan 2006

    0114
    一月十四日。土曜日。
    とにかく今週は、午前中にすることはないので、またもやテックパークへ。ロレンゾとラジーブとロレンゾの友達(エリス?だっけ・・・)といっしょ。ナショナルホリデーらしいが、テックパークの中はいつもと変わらず。
    wi-fiのパスワードを買ってインターネットに接続。せっかくブロードバンドで接続できたのでOSXをアップデート。それから今までのダイアルアップの接続時間を確認。五時間半。あとどれくらいエクストラを払わずに使えるのかと思って契約内容を確認してみたら五時間以上の接続は一分十円課金されるという。ガーン。まあ、いいか。たかが知れてる。
    昼食後、最終日にやるショーイングのそれぞれのパフォーマンスのコリオグラファーと呼ばれるひとたちによるアイデアプレゼンテーション。かれら八人をのぞいてほかのダンサーと呼ばれる人たちには、アイデア実現のチャンスがない!
    ロレンゾやラジーブといっしょにコリオグラファーとダンサーをわけるのはナンセンスだ、とさんざんクレームをつけているんだけど、クリスを始め、イギリス人勢はどうも明確に区別をつけたがるようで、とにかく何するにもグループ分けするとなぜか突然コリオグラファーと呼ばれる人たちが隊長になって軍隊スタイルが始まる。そもそも参加者募集の段階で振付家とよばれるクリエイターと自分の身体を彼らに捧げるダンサーと呼ばれる人たちを明確にわけているのだ・・・。ものすごく基本的なことなんだけれど、俺が一生懸命そんな区別をするのはナンセンスだということを一生懸命説明しても、理解が得られない。なるほど・・・インタレスティングな考え方だ・・・しかしそれでは「作品」と呼ばれるものはできないよ・・なんて。自分では何もできないダンサーは振り付けられたがっていて、振付家は彼らを素材としてリニアなダンスシークエンスを作る職業の人たち、という固定観念に全く疑いを持っていない。それとも、そういう既成のアートフォームを疑わないような人材をどんどん送り出そうとしているのか。非常に、がっかりだ・・・。こういうワークショップの時ぐらい、ラディカルに実験したっていいじゃねえか。
    そういう状況だから、彼ら振付家と呼ばれる人たちも、なかなかおれの考え方が理解できないようで、俺に手伝ってほしいと願い出るひとが、いない!まったく。何人かはほんとうんざりするんだけど、何でか知らんが未だにウェストミーツイーストというテーマで作品を作りたがる。話を聞いていてものすごくいらだつ。彼らにも俺ががっかりしたりうんざりしていることがちょっとわかったようで、すこし距離ができてしまったようだ。でもなぜがっかりしてるのか理解できていないのではないか。最後には開き直って、やはり結局、「西洋人には理解できない東洋のひと」というおきまりのパターンなんだ。ということで、一見どこの国だかわからないような作品、しかも共存、共作、グループワーク、ネットワーク、生成的・・・なんていってるおれに相談を持ちかけてくる人はあまりいなく、たとえば、音楽はヒップホップみたいなのとインド音楽を混ぜてみたい、とか、西洋風の振付をインドのダンサーに踊ってほしいとか、モダンダンスの伴奏にタブラをつかいたい、とか(笑)はあ・・・。うーん、こういう状況なのかあ、コンテンポラリーダンスの世界って・・・・?それともここだけ?こまった。こんな世界にいたんでは、俺の方がどうにもならん。
    夜はファシリテーター全員でバンガロールへ。アタカラリのディプロマコースのプログラムを担当している女性(名前が難しくて覚えられない・・・)のうちへお呼ばれ。ものすごいリッチなマンションで、宮殿のようなところに独りで住んでいる。ものすごい金持ちなんだそうだ。アタカラリでの仕事は趣味のようなものらしい。酔っぱらって、コルビジュエのいすで寝そうになる。
    十二時くらいまで大騒ぎをし、この日はジャイの家へトーマスとイムレといっしょに泊まることにする。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Sat, 14 Jan 2006

    0113
    インターネットのことを書いておくのを忘れた。
    結局、ブロードバンドはひかれないことになった。初日の朝にラジーブがつなげたきり、全然つながらなくなってしまったから。ということでダイアルアップでつないでいる。
    ところが、みんなのプロバイダーはローミング用のローカルナンバーを持っていないらしく(おれはso-netなのでgricのネットワークにつなげることができる。みんなそんな手段があるのを知らないのかみんなのプロバイダーがローミングサービスをしていないのかわからないけど)クリスとチットラに俺のアカウントを貸すことに。しかしひと月十時間という制限がある。こんなにスローでは一回の接続が三十分を超えることが多いからすぐにオーバーしてエクストラを払うことになるだろう・・・。クリスは彼の大学が払ってくれるだろうから、レシートをくれといっていたけど・・・・。
    午後は、プレスの人たちが来て記者会見。アタカラリの宣伝にいいように使われている気もしないでもないけど、まあ、とにかく、ずらっと外人が並び、それぞれ自己紹介。アタカラリとしては、こんなに海外から優秀なアーティストたちが結集してディプロマコースの開設に尽力しているから、宣伝をよろしく・・・ということなのだろう。
    トーマスのワークショップは非常にわかりやすく照明の基本知識から理論、実際の機材の使い方や設置のテクニックなど、実用的でおもしろく、つい聞き込んでしまった。
    ロレンゾの友人がマイソールから来たと言うこともあり、またスパイスアンドハーブへ。酒を出さないところなので途中で酒屋へ寄ってビールをそれぞれ買い込む。
    俺はアラビアータを食ってみた。なかなかちゃんとイタリアンの味がする。
    十一時半くらいまでいてあるいてECCへ帰り就寝。
    ここに書こうと思っていたいろいろ思ったことがあった、けれども忘れた。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Fri, 13 Jan 2006

    0112
    一月十二日の日記。
    きのうのよるは、ホワイトフィールドに飯を食いに行ってECCに二十一時半くらいに帰ってきたので、これを書かずに寝た。
    いま朝九時半。コンピュータルームの近くのロビーでこれを書いている。
    昨日の朝は八時半に起きて給湯室に湯をくみに行き行水をして(シャワーからはお湯がでないのでみんなこうしている)外に出るとロレンゾもちょうど出てきたところ。テックパークへ行くというので朝飯を食いに同行する。ラジーブも一緒。
    コーヒーデイでまたもやチキンバーガーとカプチーノ。彼らはwi-fiのパスワード(一時間50ルピー)を買ってインターネットに接続。俺はローカルナンバーを持っていてECCからダイアルアップで接続しているのでその必要は無し。
    昼ちょっと前に戻ってきて俺はコンピュータルームへ。28800しかスピードが出ない。毎日大量のスパムが来るので非常にむかつく。さらに新年の挨拶に十メガものアタッチメントをつけてきたメールがあって、それをダウンロードするのに一時間以上かかった。しかも、ccで大量の人に送っている(笑)もしかしたらインドにいる人もいるかもしれないので、大きなもの送るときは、不特定多数を対象にしないでほしい・・・・(今考えれば容量制限をしてスキップすれば良かったのだ・・・)
    結局三十分しかない昼飯タイムをのがし、しかも遅れてジャイとチャンドランのワークショップを見学にいく。うーん、特にスペシャルなアイデアは無し。ジャイは基本的に非常にコンサバティブな作品作りの視点を持っているし、チャンドランは使っている機材はプロツールズやプラグイン、その他諸々最近のエレクトロニカの人が使うのと全く同じものなんだけれど、出てくる音は、驚くほどフツーのフュージョンみたいなもの。しかもちょっとすっとこどっこい。スーパーマーケットで流れているような音。なるほどね・・・。やっぱり機材じゃなくて、耳の問題なんだね・・・。
    彼にはいわゆるエレクトロニカなんてのは音楽として聞こえないんだろう。
    ロレンゾとラジーブといっしょに外に出て、彼らは彼らのセッティングがあったため俺のワークショップを逃していたので、俺の話が聞きたいと言うから二人に特別プレゼンテーション。非常に反応がよく、二人とも大変興奮してくれた。何人か周りに集まってきていろいろまくし立てたり質問してきたりするんだけど、なんだかさっぱりわからん。次から次へとインスピレーションがわいてきたよう。ちょっとうれしい。
    夕飯は外で食おうと言うことになってもう一人のイタリア人のエマニュエラを加えハーブアンドスパイスへ。ものすごく辛いチキンステーキとビール二本。
    で、帰ってきて就寝。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Thu, 12 Jan 2006

    0107
    どういう訳か七日の分が上がってなかったので、たいした内容ではないけど、一応あげておく。

    ちょっと、今これ書くのめんどくさいな・・・。酔っぱらってるから(笑)
    でも書いておこう、書かないと心配する人も何人かいてくれるから。
    いまちょうどジャイの家からワークショップが行われるホワイトフィールドにファシリテーターの皆さんが帰ったところ。キックオフミーティングを兼ねた夕食会に皆さんを招待してパーティー。
    明日は朝九時半にはここから車で一時間のホワイトフィールドにいなければいけないので細かいことを書いていると寝る時間が無くなるから時間軸に沿って記録だけ。
    一月七日、朝九時半に早朝からどこかに出かけていたジャイからの電話で起こされて、すぐに家に戻るから一緒に朝ご飯を食べて事務所に行こうというので急いでしたく。パンを焼いてコーヒーをいれて喰って飲んで事務所に出発。事務所でメールチェック。している間に何人か初対面の人到着。ファシリテーターと参加者のダンサーとかコリオグラファー。
    ジャイの車とリキシャでワークショップ会場のECCへ。そうね、二年前もこんな感じだったね。でも今回は多少、というか全然びびってないけど(ちょうど二年前の日記参照のこと)
    ECCでは結局何もすることなくて、次々と集まってくる参加者と自己紹介したり、だべったり。
    イギリスからの参加者の女の子が一人、おとうさんのぐあいが悪くなってまだ始まってもいないのについたばかりですぐに帰らなくてはならなくなって、パニック気味の彼女のそばについていてあげたり・・・。
    二年ぶりの食堂の飯は相変わらずカレーカレーカレー三昧のあの味。少し安心する、っていうか、ちょっと涙が出るね(笑)同じ人でしょ。作ってるの。
    とにかく、次から次へと握手自己紹介握手自己紹介の繰り返し。つかれた、けど、これだけたくさんの人に出会う機会があるのは楽しい。
    六時半くらいにジョーがゴアから到着。前から知ってる友達がいるのといないのでは空気が違う。寒い外から帰ってきて温かい風呂にでも入った感じ。和む。
    で、ホールに集まり参加者全員(二〜三人まだ到着していないけど)で自己紹介タイム。日本人の女性が一人参加していた。デンマークに住んでるらしい。しかし、まだ日本語で会話していない。でも何でデンマークなんだろう・・・?(笑)
    で、そのあとジャイの家にリーダーチームだけ集まってアーマの作ったチキンカレー(最高傑作、超うまい)をくいながら親睦を深める。ないす。また明日。お休み。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    0111
    またしても朝飯を食い逃す。朝飯は八時半から九時まで。どう考えても九時に起きれば間に合わないことはわかっているのだけれど、寝ぼけながら九時までは寝られる・・・・と思って目覚ましを止めてしまう。バカだ・・・。
    ネットにつなげようと思ってコンピュータルームと呼んでいる電話線が一本つながっているだけでコンピュータも何も無い部屋へ行き、接続を試すも電話線自体が死んでいて何もできず。仕方ないので前日の日記を書き、仕方ないので歩いて十五分くらいにあるホワイトフィールドどいうまちへ。今日はインドでは休日らしく、なんだかどんどん太鼓をたたいたりする人たちや、花で飾られた御輿みたいなものをトラックの荷台に積んだ行列やらに出会う。惜しくもカメラを持たずに手ぶらでポケットにたばこと銭をつっこんだだけで出てきてしまった。
    インドの三本プラグから二本プラグへ変換するアダプターをゲットし、ベーカリーへ。ショーケースに並べられたパンやらお菓子やらはどれも食指が動かないので結局ポテトチップを買ってそいつをつまみながらECCへ戻る。
    ロレンゾとラジーブのセッティングを手伝って、昼飯。結局彼らのワークショップは四時に延期になり、それまで何もすること無いのでぶらぶらしたり部屋で寝ころんで音楽聞いたり。まだ三日目なので参加者からのアポイントメントもなく、もう自分のワークショップは済んでしまったので焦る必要もなく、ちょうど暇な時期。といっても、ほんとはプルシャルタの準備をすべきなんだろうけど、すこしリラックスさせてください。
    ・・・明日は街に行く必要もないからヨガクラスを受けてみようか・・・。
    ロレンゾたちのワークショップに関しては詳しいことはめんどくさいから省略。庭のいろんなところに仕掛けたスピーカーからロレンゾの現代音楽チックなエレクトリックサウンドと、ラジーブのやっぱり現代音楽チックなサウンドが流れる中、ダンサーたちがめいめい好き勝手なことをしながらうろつく。なんだかロレンゾがうんちくをたれたあと、じゃあ、やってみましょう・・・というとみんな突然気がふれたように「表現」し始めるのは、なんだか、キモイ(笑)どうも駄目だ、俺、やっぱり「コンテンポラリーダンス」って言うか身体表現っていうかなんなんだろう、こういうのが嫌い。
    何でヨガのクラスもちょっと気が引けるのかっていうと、なんだかみんなのヨガに対するアプローチに違和感を感じて、なんていうか、よくコンテンポラリーダンスのレッスンのストレッチとかウォーミングアップにあるような「からだをかんじて・・・」とか「相手の気の流れを感じて・・・・」とか、そんなののあとにみんなで拍手なんかしちゃったりして、そんなのが駄目、だからかも知れなくて・・・。すいません、心が広くなくて・・・。ニューエイジ?奴らはそんな感じでヨガを捉えてるような感じがして・・・。
    まあ、いいや。思うところ、たくさんあるんだけど、筋道たてて書くのがめんどくさいのでまたあとで。で、夕飯食って、ビール二本飲んで、お休みなさい。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    0110
    インド日記一月十日。
    朝八時半に起きる。朝飯は八時から八時半までなので食いそびれる。参加者たちは九時から朝のヨガとコンテンポラリーテクニックのセッションがあるのだが、自分たちのセッションのないファシリテーターにとっては午前中はあまりすることがない。今のところ。作品作りが始まると毎朝参加者に塚末弟いろいろ相談に乗ったり教えたり手伝ったりしなければならなくなる。でも特に今のところすること無し。
    ということで、テックパークへ行って携帯料金のリチャージと朝飯をゲットしに行くことにする。
    あ、ほんとうはクリスに頼まれて彼のダイアルアップコネクトのセッティングをしてあげる予定だったんだけど、朝飯の時にやるよと約束したんだけれど、寝坊したおかげで破る。すまん。
    で、テックパークまでとぼとぼ一人ものすごくほこりっぽくて建設現場作業に携わる人たちが作ったなんだかすごいスラムみたいなコロニーが点々としているぐちゃぐちゃな道を歩く。テックパークは朝早かったせいでKFCもピザ屋もまだオープンしていなくて、仕方なくコーヒーデイにはいってチキンバーガー(みたいなもの)とカプチーノを注文。待っているとジョーが登場。かれも寝坊して朝飯を食い逃したらしい。さすがテックパークにはワイヤレスネットワークがあって、パスワードを購入すればネットに接続できる。おれはコンピュータを持ってこなかったから接続しなかったけど、ジョーはなにやら大量のメールに返事をしたり生徒たちにメールを送ったりしていた。
    食い終わって俺は一人ホワイトフィールドへ。部屋のコンセントが二穴なのでインドの三本タイプからヨーロッパの二本タイプへの変換コネクターを探すがみつからず。何でこんなにコンセントのタイプがバラバラなんだろ・・・。アメリカー日本タイプの平行プラグが一番優秀な企画の様な気がする。
    午後はニックのセッション。超音波センサーを使ったデモンストレーションなんかをやっていた。まあ、特に特別なことは無し。しかし、彼らのような人たちにとって何でダンスのフィールドなのか、そこにこだわるのかそのモチベーションがまだわからない。プロジェクターとビデオカメラを配分し、六グループぐらいに分かれて五分ほどのショーイングまで持っていったのだけれど、とにかく、何でいつもプロジェクションとビデオとダンスなのか、ちっともわからない(笑)それにあのコンテンポラリーダンス臭。ちょっとうんざり。毎度おなじみの感想。郡司先生の言葉「表現?卑しいねえ。」
    ロレンゾとラジーブと俺はそのあいだ、ロレンゾのアイデアで庭に大量のスピーカーを仕込む作業に没頭。買い込んできた変な素焼きのツボやら植木鉢にコーンをセットし、無許可でバラの花壇に穴掘ったり木からぶら下げたりしてECCのディレクターに怒られた、らしい。スピーカーはセットできたんだけど、頼んでおいたこれまた大量のアンプが手配できていないらしく(ウィルソンにとっては無理な注文だけど)未だ音は出ず。 夕飯のあとビールを片手に例のごとく若者たちを待ち伏せ。ビール一本と若者がくれたラムをちょっと飲んだあと、就寝。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Tue, 10 Jan 2006

    0109
    一月八日と九日の日記。
    今は九日が終わってちょうど十日になった時間。今日は非常に疲れたので、とりあえず事実の羅列。
    八日はジャイの電話で起こされ、荷物をまとめてワークショップ会場のECCへ移動。ちょうどゴアから帰ってきたというスウェーデン人のライティングデザイナー二人組も一緒。到着すると早速参加者全体のミーティング。そのあとファシリテーターミーティング。これから三週間の方向性の確認と、それぞれ持ち寄った機材のリストアップ。今回のメンツはミュージシャンが多く、ダンスフィールドからメディアアートにアプローチしているのは俺だけ。
    どいつもこいつもおもしろそうな人たちなんだけれど、特にイタリア人のロレンゾはイタリア人丸出し。っていうか、イタリア人でイタリア人丸出しじゃない人にあったこと無いんだけど、なんなんだろうイタリア人。
    午後からはクリスの先導でちょっとした自己紹介ワークショップ。これはファシリテーターも含めて全員参加。コンテンポラリーダンスのワークショップによくあるようなストレッチしたりコンタクトインプロビゼーションしたり。ミュージシャン連中は普段着で硬そうな体を不器用にうごかす。ロレンゾとイギリス人のニックはちょっと風貌が宇治野さんに似ていて、何となくおかしくて一人にやにやしてしまう。
    夕食は食堂で二年前と全く変わらないメニュー。夕食後、売店でビールを買おうとしたら、売店のオヤジに「前回もいたでしょ?おぼえてるよ、おまえはビール野郎だろ?」と聞かれた。そういえば売店のオヤジも変わっていなかった。
    ビール片手に一人、去年たまり場になっていた参加者の泊まっている棟のエントランスホールにいって若者たちを待ち伏せる。みゅうしょくをすませた参加者たちがあつまってくるが、前回と違うのはみんなおとなしい感じ。まあ、初日だから。ビール片手なのは俺くらい。この日本人のオヤジは何者なんだ・・・という感じ。ちょっと抑え気味に行こう・・・。
    結局三本ほどビールを飲んで、お休み。
    九日。実は、今日がジョーと俺のワークショップの日。一つの山場。昨日ちょっとジョーと打ち合わせたくらいだけれど、まあ、一緒にワークショップやったことあるし、CMprocessのプレゼンも(英語でやらなければいけない以外は)毎度のことで材料もそろってるしなんとかなるな、という感じのノリ。
    八時半ぎりぎりで朝飯を食ってコンピュータルームにいき、ワークショップで使うパッチやら資料やらを整理していたら、ジョーがテックパークへコーヒーのみにいこうというので、つきあう。ニックも一緒。テックパークでコーヒーのみながらまたちょっとした打ち合わせ。結局ちょっと段取りを整理して、まあ、なんとかなる、と(笑)
    昼飯後にセッションがスタート。まずジョーが全体の流れを紹介してから、俺のプレゼン。何分ぐらい必要?とジョーに聞かれ、十五分位じゃないの?と答えたのだが結局一時間もやってしまった。しかし、これは何度も繰り返すことでほんとに自分で嫌気がさすんだけれど、英語がなっていない。一時間の話の中で俺はどれだけの英単語を話したんだろう?多分十〜二十くらいの単語しか使っていないんではないか(笑)ほんとにご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。と心から謝りたい。けど、この心から謝る言葉が英語で出てこない(笑)
    しかし、内容に関してははずれはなかったようで、みんな興味津々で聞いてくれた。
    いつも思うんだけれど、プロパーなコンテンポラリーダンサーやコリオグラファーにはかなりラディカルに聞こえるようで、コンセプトを説明するに至るまでのコンテクストの確認に力を入れて説明しなければいけない。ダンス、というか身体、あるアートフォームをハックする様な感じのことだから、そのハックされる対象にハックする必要性を感じていないところでどうすることもできない。コンテンポラリーダンスが好きでこれからコンテンポラリーダンスの世界でコンテンポラリーダンスらしいコンテンポラリーダンスを作っていきたい、踊っていきたい、と思っている若いダンサーたちにはちょっとハイブローすぎるのかも知れない。
    結局もう一時間使ったジョーのプレゼンのあと、彼のプレゼンの中でも紹介した東京と山口でやったアンプリファイドからシャドーを使ったシーンのシステムとかいろいろ見せて、ダンサーたちに遊んでもらいながらこういうアイデアもあるしこうやって考える方法もあるし・・・みたいな可能性の話。
    夕食後はロレンゾとパリから来たインド人のラジーブといっしょにロレンゾが持ってきたairmacエクスプレスの設定。今年は口を酸っぱくして言っておいたのでブロードバンドがひかれた。ので、ロレンゾの持ってきたものが大活躍、するはずだったのだけれど、ADSLが死んでつながらず。設定は明日に延期。明日からはairmacでつながるはず。
    そのあとロレンゾとラジーブがなんだか壮大なプランを考えているようでサラウンドシステムのセッティングやら何やらを手伝う。奴らは、バンガロールの秋葉原で大量の植木鉢やら裸のスピーカーやらを買い込んできた。ウィルソンにあと二百メーターケーブルが足りない、などと訴えてる(笑)おもしろすぎる、インド人とイタリア人。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Sat, 07 Jan 2006

    0106
    夜八時くらいに帰宅。アタカラリからジャイの家まで歩いてみる。それほど遠くないし、iPodがあるおかげで歩くのも楽しい。YMOの「浮気なぼくら」なんて聴きながらそしてインド名物のクラクションならしまくりのリキシャに負けないくらい大きな声で歌いながら。気の狂った日本人にみえただろう(笑)
    ジャイは誰かとミーティングらしく帰りが遅くなると言うので、ひとりでメイドの作っておいてくれた飯を食ったあと、これを書いている。
    きょうは、十時頃まで寝てお茶を一杯のみ、メールを書いたりファイルの整理をしたりしたあと、マットレスに横になって二度寝して十二時くらいに起きるとメイドが昼飯を喰えというので起きてカレー。
    一時くらいまでうだうだしていたらジャイが戻ってきて一緒にお茶。忙しすぎで具合が悪くなったのでリハーサルの始まる三時半まで寝るというから、それなら一緒にでかけることにして俺も寝る(笑)
    四時頃からスタジオでリハーサル。衣装デザイナーのいかしたインド人の兄ちゃんとそのパートナーらしき彼女も一緒に。すでにダンスのシークエンスはしっかりできていて、どう食い込んでいけばいいか悩みどころ。十二人もダンサーがいるし。
    ジャイにはこれはダンス先行で考えすぎなのでちょっと俺にも考えさせてくれ、時間をくれ、やり方を変えよう、これはおれの思っていたものとちょっと違う・・・などと一生懸命説明。わかってますけどね。ジャイとコラボレーションというのはそういうことを乗り越える作業であることは。乗り越えた上でカッティングエッジを目指さなければいけない。
    リハーサル用に以前俺があげたsakamoto+alva notoのCDをつかっているのだが、どうもやはり一枚幕が掛かったような感じ。プレゼンスがない。トランセンデンタルというか。メタフィジカルというか、ロマンティックというか。言葉はよくわかんないけど。音はない方がまだましだ。結局俺と真中三で作ることになるから、どうしても必要な音だけしか入れないくらいの勢いで行こう。
    おれがこの作品に求めているのは徹底的な現前性だ。そこで起こっていることがすべてであり、奥行きも何もないリアリティー。それだけでプルシャルタを表現していること。
    (笑)幼児英語しか話していないので幼児化が甚だしく、日本語でちゃんと言葉にできないので、少し考えてからあとで書きます。感じてはいるんだけどね。
    ダンサーはすばらしい。二年前と比べても、大人になってさらに表現力が増した、なんてフィギュアスケート選手をほめてるみたいだけど。でもほんとに顔つきと体つきが大人になったんだよね。そりゃそうだよな。ロヒニには去年結婚したと言うし、へまも婚約者を紹介してくれた。ミラは二年前は新婚だった。高校生くらいにしか見えなかったのに、みんな。髪型も服装もなんとなく世界共通のおしゃれな感じになってきたように感じる。ディーパックなんて日本に来たらモテモテだろうな、きっと、ギャルの人たちに。やばいフェロモンがでてる。ヒップな感じ。それもグローバリゼーション。
    今日はそんな日でした。
    電話ください。なんか、電話持ってるだけで、ずいぶん気持ちが違うんだねえ。いつでも連絡できるから、東京にいるのと気分が変わらない(笑)

    [category: /misc]   comment |  permanent link | edit

    Fri, 06 Jan 2006

    0105
    起き抜けに枕元においたipodの時計をみて、今日はゆっくり十二時まで寝た、とおもったが印度時間にあわせていなかったので八時半だった。深夜、疲れと埃と家ダニのせいか、喘息がひどくなり起きてしまってあまり眠れず。

    リビングに出て行くと七時に事務所へ行くと言っていたジャイは当たり前だがすでにいなくて、かわりにメイドのアーマが台所仕事をしていた。彼女はあまり英語が話せない。俺もあまり話せない。身振り手振りで「今度はもう一人の日本人はいないのか?」と聞いてきたので、「彼は日本でとても忙しい」といったらとても残念そうなというか、悲しそうな顔をしていた。どうも俺より濱中さんの方に戻ってきてほしかったようだ。しかし、彼女はかわいいね、濱中さん(笑)あ、誤解されると困るから言っておくけど、旦那さんも子供もいるおばあさんとまではいかないけどいい年のおばさんです。

    いれてくれたお茶を一杯飲んだあと家をでて、久しぶりにいつもの角のレストランでマサラドーサを食い、コーヒーをのみ、飲み水を買って事務所へ行きメールのチェックなどをしていると、クリス・バナマンが登場。かれこれ四年?五年?ぶりの再会。2004年のワークショップにも来るはずになっていたのだが、そのときは喉のポリープだかガンだかの手術があってこられなかった。今回は非常に健康そうな顔で登場。彼はミドルセックス大学の教授で今回のワークショップのスーパーバイザー。ナチュラルボーン先生な人という感じ。話は知的でウィットに富んでいて、ってひょうげんが貧困だけれど、まあ、とにかく「人物」な感じ。

    ディーパックに携帯電話屋に連れて行ってもらって1600ルピーでプリペイド携帯ゲット。四千円くらい?インド人も驚く激安プライス。でも四千円、っていんどでは相当な金額なんだろうけど、今はみんな持っているから、携帯を持つような人たちはそれなりに稼いでいるんだろう。こっちの携帯はチップをかえれば世界中どこでも使えるというんだけど、別にいらないからバカ安の電話番号固定チップ付き、つまり印度限定のやつにした。ヨーロッパではヨーロッパのやつ買えばいい。100ルピーは電話代。ローカルコールが一分1ルピー、国際電話はどのくらいかかるんだろう?

    しかし、日本の携帯電話はどうにも使えない。日本の携帯だけだ。日本でしか使えないのは。どういう経緯でこうなったかよく知らないけれど、(たぶんNTTが日本のシステムをグローバルスタンダードにしようとして負けたんでしょ?)日本の外から見ると、今日本は鎖国しているかのようだ。それに高いよ。だって収入の五パーセントは携帯電話代に消えるんだから、おれ。携帯、解約してもいいなあ。

    で、携帯をゲットしたあとはクリスとジャイの待つおなじみのコシーズへリキシャをとばす。そこで久しぶりのキングフィッシャー。印度の味と香り。クリスが会話に加わるだけで会話が非常に、なんというか・・・ウィットに富んだ(笑)感じになる。こっちまでさえている気分になる。ナイス。こういう感じ。

    そのあと別れて一人ブリゲードロード方面へぶらぶら歩きながらリキシャを捕まえてアタカラリへ。ゲットした携帯ナンバーをメールで東京の皆さんに送るが、どうも間違っていたらしい。頭につけた080というのはバンガロールの固定電話の市外局番じゃないのか?近くにいた、えーと、名前なんて言ったか事務所のやせた若いスタッフにきいたら「外国からかけるときは080をつけるんだよ」と教わって鵜呑みにしてそのまま書いたが、印度の国番号は91です。それに、日本ではじめに080をおしちゃったらだれかの携帯電話につながっちゃうじゃん。やべえ、あした、訂正のメールを送ろう。ん?しかし何でうちのおくさんは電話してきたんだ?俺が先に携帯に電話したので、番号が表示されたのか?スカイプで電話してきたんだけど、何か秘密があるのか?明日まず確認しよう。

    八時半頃帰宅して例のごとく用意されているカレーを温めて食って、ビールを飲み、井上陽水をジャイと一緒に聴きながらいかに彼はすごいかというのを説明し、もちろんジャイにはなんのことかさっぱりわからず、まあ、とにかくすごいんだと・・・、で、そろそろ寝ようかということになってジャイは彼の部屋へ。俺は携帯いじりをしたあとこれを書いています。

    今日は、こんな感じで、お休みでした。明日はリハーサルをみて、打ち合わせ。はたしてジョーは明日までにムンバイから帰ってくるのか?

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit

    Thu, 05 Jan 2006

    インド日記0104
    インド日記エピソード4。フォー!四回目ですか・・・・。 もうバンガロールも四回目になると慣れてしまってインドにいるということそれ自体にはそれほど感慨なんてものは特になく、ただこれから一月半もの間、うちに帰ることができないということが寂しい。
    けさ、七時半頃、東京を出るときに見送ってくれたかみさんのちょっと寂しそうな顔が道中ずっと頭にあって、眠気でぼーっとしながら帰りたい帰りたいとずっと念仏のように繰り返していたら、いつのまにかバンガロール空港でジャイにあっていた。夜九時半くらい。
    ジャイの車は修理に出しているというのでタクシーでジャイの家へ。
    いつも何かしらバッドニュースがあるので、何か無いかと聞いてみたら、やっぱりショックなことを口する。「フェスティバルは中止になった」「がーん!」
    といっても、予算の関係でいくつかのパフォーマンスの都合がつかなくなったので規模が縮小したために、フェスティバルという形をとらないことにした、ということらしい。よくわからん。早く言ってくれ・・・。我々の「オープニング」作品は、オープニングではなくなったけれど、中止にはなっていない。
    2004年に来たときも、チェンナイツアーが中止になったという前例があるけれど、フェスティバルが中止、というのは・・・さすがインド(笑)わらいごとじゃないなあ・・・・。どう落とし前つけるんだろう。
    もちろん、ワークショップのほうは中止にはなっておらず、あさってからは忙しいことになる。今回の参加者はヨーロッパから二十二〜三人。インドから十六人。アフリカから三人。だそうだ。われわれリーダーやらファシリテーターを入れると五十人近い人たちがバンガロール郊外のへんてこな施設で三週間、ダンスとメディアだかなんだかに関するワークショップを繰り広げるのだけれど・・・・と書いていたら2004年のことを思い出してきて気が重くなる。長距離を走る前のランナーの気持ち。走り始めればあっという間なんだけれど。
    ジョー・ハイドはもうすでに二日前に来てムンバイに行っちゃったらしい。ホリデー。六日にかえって来るという。ほかにもちらほら来ている人々もいるようだけれど、それぞれゴアに行っちゃったりどこぞへ観光に行っちゃったりしているらしい。
    まあ、とにかく、今日はむちゃくちゃつかれているので、もう寝ます。あしたは携帯を買いに行ったりして・・・・まあ、特に何もすること無いので、スケジュールの確認とか、もっとほかにも変更やらなにやらショッキングなニュースがないか探りを入れて、今後一月半の見通しを立てよう。それで、かみさんと松本さん(もちろん、濱中さんもね)がこっちに来るベストなタイミングを明日中にお知らせしなければ。濱中さんは無理かな・・・・。
    へとへとです。それではお休みなさい。

    [category: /misc]   comments, click here to add the first |  permanent link | edit