Thu, 10 Feb 2005

何が一番むかつくって、一番静かなところでがさがさ遅刻してくる奴
横浜には、行った。週末。しかし、あの黒猫とおもろいおっさん展のみなとみらい駅は素通りして馬車道へ。池野が映像をやったという「浄土」という舞台を見に。宮城さん演出。
まあ、五分ほど遅れて到着し、静かなシーンでがさごそと満員の客席に紛れ込んだ失礼もあるので、あまり大きな事はいえないので、小さくいえば、あまり興味ない。

ここからは、特に「浄土」のことを書くわけではないが、まあ、そいつもふくめて、大体何か、お芸術作品を鑑賞したりするときは、自分の記憶やら経験やら価値判断なんかに照らし合わせて、ああ、これはいいもんだな、とか、こいつはまあまあだな、とか思うんだけれど、正直そういういう範囲の物には全く興味ない。
自分の判断、というのだけではなくて、まあ、世の中で、こういう判断、というかコードが通用しているだろう、というのも、なんとなくわかるのでそれに照らし合わせて、いいんじゃないのとか、よくないね、とかはなしたりするんだけど、それはそれで結構なことでしょう。それでいえば、なんの思い入れもない「浄土」とやらは、俺にとって、ああ結構なことですね、ということ。本気なのがまたまずい。
別に、こっちの方が興味あるぞ、っていうことで書くわけではないけど、それにあんまり興味があるわけでも、あえてどん欲にそれを探し求めているわけでもないんだが、自分の判断基準、自分が見るところ世間の価値判断とはこのようなもんだろう、という基準を度し難くはずしていて、全く理解不能な物、醜いのか美しいのか、価値あるのか、無駄なのか判断つきがたいものの方が、よっぽど、なんていうか、ああすいません、こんな言葉しか出ないんですが、「興奮する」。

芸術っぽいジャン。横浜だけあって、そうジャン!とかいってたんだろうか?

出演していた役者さんは(お話ししてみないとわからないけれど)話がおもしろくなさそうだな。それは、数少ない経験からいうことなんだけど、ぶたいで何かするときに、ゆっくり動いていたかとおもうと、突然だだだっと動いて、とまって遠くを見つめるような役者に、おもしろい奴はいないんだよ。
いやあ、でも音楽はよかったな、とか書きたいところなんだけど、そっちも輪にかけて、芸術っぽくて辟易した。なんだあの、ピロピロぽろぽろ・・・とかいうのは。IRCAMだかなんだかしらんが、ありゃだめだ。太鼓の女の方は言わずもがな。
芸術を鑑賞して、気分よくお帰りになられた方、すいません。
でもね、芸術とやらには、いい芸術と悪い芸術しかなくて、いわゆる「芸術」は悪い芸術のなかにあって、そんなかでまた、悪い、まあまあ、いい、にわかれていて、そいつらはどうでもよい。いい芸術のなかはなんにも分かれてなくて、もうそこでは芸術かどうかなんてどうでもよくて、判断もつかないから、大の大人がこわくて泣いちゃうようなことなんだよ、と思う。 あ、でも、遅刻はよくない。申し訳なかったと思う。がさがさしてすいませんでした。ごめんなさい。
ちょっと、毒づきすぎた。


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