0219
えーと・・・思い出せない。
今十一時十五分。日本とは三時間半の時差があるから、東京は今、二時四十五分か。深夜だね。みんなねてる。ねてないか・・・・。毎日三時に寝てる人の方が、少ないな、俺の周りには。
朝起きると、クリスがいた。いた、といっても、隣の部屋で寝ている様子。九時くらいになったら起きるかと思ってまっていても起きないようなので、腹がへったから、朝飯を食いに行く。近くの立ち食いメシや。マサラドーサ以外の物を頼もうと思ったんだけれど、おっさんたちが食べてる、他のどんな料理も食指が動かないので、やっぱりマサラドーサ・・・。例のごとく、おじさんたちにもみくちゃにされながら、食券を片手にかざし、ずんずん前に進まなければ、朝飯も食えん。
部屋に戻り、ペットボトルの水で歯を磨いていると、パンツ一丁にリンゴを持ったクリスが起きてきて、「おはよう、リンゴ食う?」(笑)
なぜか、ものすごくほっとした。こんな事があって、あんな事があって・・・・なぜなら・・・ここはインドだからだ!という笑い話が出来るのは、インド人以外とだけだからね(笑)
で、クリスが朝飯がくいたいというので、アタカラリの近くの角のいつもの食堂へいき、やっぱりクリスもマサラドーサ、俺はコーヒー。今までお互いがなにやってたかとか、あいつはしってるか、あいつは今何やってる?みたいな話。
そのあと、せっかく近くまで来たので、事務所によって挨拶とメールチェック。
どうも、クリスは今ちょっとしたもめ事に巻き込まれているらしく(詳しくは書かないけど、どうやら、一緒に作品を作ったアーティストとの契約のことらしい・・・)ちょっと腰を据えてメールを書かなければならないようで、いちど部屋にコンピュータを取りに帰るのにつきあい(道がわからないから)、また事務所へ。で、奴は長々とメールのあと、愚痴をたれまくっていた。相手の、ちょっと子供っぽいジェラシーに基づくトラブルらしい。それはいいとして、バラタナティヤムの撮影を見学。
六時まえに撮影が終了したあと、また角の食堂で、ジャイとアヌーシャとクリスと撮影監督のおじさんと、これからの進め方について、確認とアイデアだし。さすが、クリスはフォーサイスとの仕事に照らしていろんな話をしてくれる。それに、いろいろ話してるうちに何をすべきか見えてきた、ような気がする。たくさん話して、たくさん考える・・・、物事の理解のスピードが人より少し遅い自分にとって、それが一番の方法だ。物事の理解のスピードが元々遅いのに、英語の問題でさらについていくのが難しく、まだまだ見えないところがいっぱい。でも俺の話が、結構重要トピックになって話が進むので、今のところついて行けてるようだ。
クリスの話を聞いているだけでおもしろい。フォーサイスとの仕事のエピソードやら、あのシステムを作り上げていくのエピソード、いろいろな試行錯誤とか、いくつかあったプロトタイプの話やらレア話。それもおもしろいけど、もっとおもしろいのが、ジャイとアヌーシャのバラタナティヤムの話。理論的でスピリチュアル。ふかい・・・・。深いのはそれでおもしろいんだけど、それをまとめられるのか・・・ドイツ人と日本人が(笑)
七時半くらいまで猛烈に集中したミーティングを済ませて、ダニエラが登場したので、クリスとダニエラとココナツグローブという、これもなじみのレストランへ。ダニエラ(スイス人だった)とクリスは、ドイツ語で話をした方が楽だし、ダニエラがもう数ヶ月ドイツ語を話していなくてドイツ語が話したかったらしかったんだけど、俺のための英語とドイツ語をチャンポンで話してくれた。結構いいおばさんじゃん・・・。俺はとにかくビールが飲みたかったので、俺のことは気にするな、ドイツ語はなせ、といってしこたまビールをのむ。帰ったり来たり結局ほぼ一年と二ヶ月こっちにいたというダニエラは月曜にはまたスイスに帰るらしい。
へやに帰ってきたら、ゴキブリがこわいというクリスは部屋を移動し(笑)となりの部屋で本を読んでるようす。
あしたは、トリバンドラムから一緒に働くスタッフのリーダーがやってきて、テクニカルミーティング。
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