0302
相変わらず便はゆるいが、もうだいぶいい。
今日も朝飯を昨日と同じところで食って、昨日と同じように出勤。歩いて。五分くらい。
コヴァーラムで焼けた額の皮がむけ始めて、ひどくみっともないことになっている。そこで、cafe do brasilと書かれたばかげた帽子が手放せない。東京でかぶっていても、ばかげてることはばかげているが、インドでは輪をかけて全くばかげて見える。誰一人として、なぜそんなことがかかれたオレンジとブルーの帽子をかぶり、的が胸に大きくかかれた水色のTシャツにジーンズ姿なのか、理解できないだろう。まるでちんどん屋が歩いているようにしかおもわない。自分でも理解できない。自分がちんどん屋にでもなったような心持ちがする。皆振り返り、子供たちは手を振る。
インド綿のシャツに腰布で裸足のおっちゃんたちの方が、正しいような気がしてくる。というか、正しいんだけど。
トリバンドラム市内では、あまり牛やイヌを見かけない。牛やイヌもこの暑さに参っているのかもしれない。っていうか、今冬なんですけど・・・・。
牛やイヌを見ない代わりに、共産党の赤い旗が、至る所にはためいている。しかも、日本の横断歩道に備えてある学童用の黄色い旗のように、一所に旗が何本も植えてある。張り紙禁止、とかかれていない壁という壁に貼られているのは、たいてい、へんてこ映画の手書きのポスターか、共産党のスローガンが書かれた文字だけのポスターだ。
トリバンドラムはどんなところかといったら、赤い旗と椰子の木とリキシャのまちだ、としか答えられない。こんな事は考えていなかったが、ここへはもう二度とこないんじゃないか、と思った。二度くる?二度くるなんて、インドの街ではどこに行っても考えられない。考えられないが、二度くるのだ。いつかくることになるのか・・・・。赤旗と椰子とリキシャの街に。
午前中、インド人のdirector使いのおじさん(こう書くと蛇使いみたいなのを想像するな、おじさんといっても二十代後半くらい何だろうな。ここの人は、ちゃんと教育を受けた技術者たちだ。みんな身なりだってキチンとしてる)が、ちょっとやってきたんだけど見てくれ、といってモックアップみたいなのを作って、きてしまった・・・。しかも、なんていうか、銀行のATMの画面みたいなデザインで、ボタンとか、変な色のマーブルだったりして・・・この言葉、あまり使いたくないけど、ダサイ。でもかなり作り込んでる。まあそれはいい。まずいのは、彼らが指示を待たず、突っ走り始めていたことだ(笑)無駄な作業と無駄な時間が発生している。それは、俺が昨日おととい、クリスについて行ってみよう、と思ってしまったからだ。それもあるし、彼らは彼らの仕事の進め方があるだろうし、それを理解しないまま、こっちもいつもこんな感じだから、ということでコミュニケーションを怠っていたからだ。長年連れ立っているかみさんにも、ちゃんと毎日愛してるといわなければいけない、みたいなことだ。ちがうか・・・。違うな、全く(笑)よしわった、やっぱり俺が仕切る、ということで、クリスジャイアヌーシャ俺で緊急会議。進め方の再確認と、こういう段取りにしてくれということをお願い。というか、再確認。俺の作ったスケジュール表とドキュメントの最新バージョンをちゃんと見ながら、話を進めてくれ!明日でいいから、全員集めろっ。
勉強になるなあ・・。基本的なことの(笑)いや、なんて事ないんだよ、日本でだったら誰でも出来るようなことが俺には出来ないんだから、ここで勉強するわけだ(笑)それともちがうか・・・?そう、それはインドだからだ、ということも出来る・・・。いやインドだから、じゃないな・・・俺の責任だ。俺の言葉の壁と(これは正直、ひどく大きい・・・・何回そんな反省してるんだろう、何で時間があったのに勉強していなかったんだろう・・・と何年思っているんだろう・・・言葉を知らないから、例えば、「一石二鳥」といえばわかる概念を、いちいち回りくどく、しっている簡単な言葉だけで表現しなければいけないのだ・・・)クリスやジャイに頼ってれば何とかなっていくだろう、という甘えのせいだ。
まあ、とにかく、クリスもジャイもしきり屋さんではないようなのでここは日本人の俺が、細かく管理することにした。細かく、っていったって、細かいことにならないんだけど。
昨日、ぶった切れたイーサケーブルは、ほぐして、何本かある切れた導線をねじって結ぶことで復帰。なんだそれ・・・・。つかれる・・・。
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