Mon, 21 Mar 2005

0320
今日は日曜日。この辺のインド人も、さすがにお休みのようで、いつもはものすごくうるさいのが、今日は普通にうるさい。昼頃、普通のうるささで目が覚め、いつものようにお湯のでないシャワーをがたがたいいながら浴び、外に出てみると、小さい店はおおかた休んでいる。飯を食わんといかんな、と思い、てきとうな店を探して歩くが、方向がちょっと間違っていたようで、どこまで行っても飯屋にたどり着かない。この辺は新市街なので、駅の向こうの旧市街とはちがってごみごみとした感じはなく、大きな施設や、大きな・・・なんだかよくわかんない敷地がおおく、歩いている人も少ない。それでもたまに強力にカラフルで強力な匂いで強力にてらてらしている寺があったりは、する。
ふらっ、と手ぶらで出てきてしまって、帽子もかぶっていなかったので、一キロほど歩いたところで、降参。リキシャを捕まえて、ここらで一番豪華らしい、マスコットホテルへ行ってもらう。レストランもあるだろう、もしかしたらビールだって出すかもしれない。とおもい、でかい門を通り抜け、正面玄関にリキシャを横付けさせ、相場より五ルピーくらい多めに払い、このくそ暑いのにドアマンがよく着ているような服を着たドアマンに大きなガラス扉を開けさせ、フロントへ直行。レストランはどこか?「そこであります、サー」。ビーチサンダルによれよれのTシャツでカーキ色のカーゴパンツをはいてポケットに手をつっこんだ無精ひげの外国人が、いきなりレストランはどこか案内しろ、というのは、絶対変だ。それとも変ではないのか?
一番でかい、なかなか豪華なレストランにあんないされ、しかしここは夜にならないと開かないそうで、「入り口付近の小さいレストランならあいております、サー」。よし、そこでいい、連れて行ってくれ、とボーイのあとをついていくと、レストランには先客に親子連れと若い女性の二人組。しかーし、異常に静かだ。誰も(っていうか五人だけだけど)話していない。まあいい。そういう所なんだろう、ここは。誰も話がしたくなくなるのだ。日曜日の昼下がり、豪華な装飾が傾きかけた陽の光に照らされて、時間が止まっている。世界の終わりのあとに、生き残ったのはこの五人だけ、話すことももうなくなった・・・・という感じ。
待てども待てども注文をとりに来ない。こういうときは、待つ。別に腹が減って死にそうだとか、あと五分で新宿に到着しなければいけない、というわけではないのだ。やっと注文を撮りに来たボーイは、異常に声が小さい。クラブサンドイッチとコーヒーを注文したのだが、注文をリピートする彼の言葉が、俺のいった「クラブサンドイッチとコーヒー」という言葉の長さよりも約三倍はながい。おもわず、は?と聞き返すが、なんどいってもながい。コーヒーとは、なんとなくいっているようだ。別に、何かオプションを選べといっているわけでもない。発音も聞き取りづらい。まあいいや、それ持ってきて。待つこと三十分。出てきたのはクラブサンドイッチとコーヒー。味はまあまあ、コーヒーは豆はまずいがネスカフェではない。十分で平らげ、会計をしてもらおうとするが、ボーイが来ない。こういうときは、待つ。別に、食べたあと新宿で打ち合わせがあるわけではないのだ。やっときたボーイに金を払い、つりを待つ、が、またボーイが来ない。つりの三十ルピーをチップにして帰ってしまおうかとも思ったが、べつに早く帰らないと見たいテレビを見逃すわけではないから待って、十ルピーをチップにして、でる。十分で食えるサンドイッチとコーヒーに約一時間半。
このホテルには、何人の客が泊まっているのだろう。そしてトリバンドラムに何をしに来ているのだろう。まだまだわからないことばかりだ。大人の世界は奥が深い。
リキシャで部屋に戻り、仕事の続き。ここら辺まで来ると、あとは、根気で次から次に出てくる問題をつぶしまくっているうちに、気がついたら、あれもうやることないな・・・と気がつく、というパターンを期待する。まだまだやることはいっぱいある。そしてもう帰っちゃったクリスがああでもないこうでもないと言ってくる。
でも根気がないので、今日はお休みだ。やっぱりおやすみか・・・・世界の終わりで、今日は誰とも会話をしなかった。
テレビでは、シルバーホークとか言う香港映画?岩城滉一がでてる(笑)英語が吹き替えなんだけど、岩城滉一、演技へたくそだな・・・。こうやってモンゴロイドの顔を見ていると、安心することは確かだ。でも、インド美人の彫りが深く漫画のような顔は、強力だ。日本で紹介されているボリウッド映画に出てくる演技されたお面のようなインド美人ではなく、素の顔のインド美人の表情に人間くささを読み取ったとき、この人たちは世界で一番美しい民族だ、とさえ思ってしまう。
来週末は、どこに行こう?


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