0323
プログラムの方に気をとられていたら、ビデオがやばい。バックアップのためのハードディスク購入のために、容量を調べようと、編集を一時中断してもらってファイルのチェックをしてみると、でたらめだ(笑)6テラバイトのアップルのディスクアレイが泣いてる(笑)
ということでファイルの整理とこれからの進行を管理。もうあと二日しかない。ぎりぎりだ。全くうまくいったとしても、トリバンドラムを出発する日曜の朝までかかる。
プランBに移行。(あまり考えないようにしていたのだが)すべてのファイルを日本に持ち帰り、デバッグとマスタリングは日本でやることになりそうだ。しかし、どこまでやれたかの確認のために、完成イメージのディスクを一枚作って行かなくてはいけない。
結局、インターフェイスに関しては、クリスの意向を最大限取り入れて落ち着かせた。あとは不具合を解消してムービーのキューポイント認識の仕組みをカスタマイズするだけだ。まあ、全部のビデオ(四百分!)をつっこんでみないとわかんないけど。
ということで、明日はビデオのコンプリートを目指す。
二十八日にバンガロールに帰り、二十九日火曜日に発つ。それまでは休みはない。二十八日にアヌーシャのお母さんがバンガロールに来るそうなので、一年ぶりに再会してどこかに飯を食いに行くのが唯一の楽しみとなった。アヌーシャのお母さんは、インドでは有名な(といっても一部のインテリ層に)ドキュメンタリー映像作家で、なかなか男らしいかっこいいおばさんだ。去年、夜遅くまで一緒にクラブで呑んだりした。発言にもユーモアが効いている(ような感じ、英語がよくわかんないからあれだけど)。
しかし、また十八時間かけてバンガロールへ夜行列車で行くのを考えるとぞっとする。外を見ても、ただココナツの森が延々続くだけだし・・・・。夜は真っ暗で何も見えないし(当たり前か)。
なかなか電話も出来ない。心配してると思う。ごめんね。なんか、ここ数日、周りがあわただしく行き交うインド人で埋め尽くされているから(彼らも何かの仕事の大詰めらしい)なかなか堂々とやれないのだ。明日はチャレンジしてみよう。
今日は東京ではネストの仕込みが始まったことだろう。ということは、もう内容はフィックスしたと言うことだね。楽しみ。東京にいないで制作にほとんど関わっていないくせに、結構今回のやつは自信があるんだよね。っていうか、何もみていないんだけど(笑)みなくてもいいんです。CMpはそういうもんなんだ。絶対おもしろくて、絶対つまんないに決まってるから(笑)だけど、希望を言えば、客を二万光年くらい突き放してほしいということ。どうにも理解できないからもしかしたら我々はネストより四千年くらい遅れているんじゃないか?くらいに思わせる、と。
頭の中真っ白にさせて、貧血にさせる。 判断不能の極致で、最後のカーテンコールでこれは芸術だということ納得させる。少なくとも俺はいまは、そういう物がみたい。 おもしろいものやきれいな物や珍しい物や汚い物はもうたくさんみたから。 インドの道でねているおじさん、砂漠の真ん中でどこから来たのかどこへ行くのか全く理解できないおじさんの頭の中が見たい。 観客にとって、ネストはそういう存在でありたい。と、ひどい注文を今回の演出をしているはちやまさんに送りました。そうなってるかどうかは見てのお楽しみ。っていうかこれだけよんだら、何だ奇をてらったことやればいいとおもってんじゃないのか?と思われるかもしれないけど、そうじゃなくて・・・・。そういう物を見て、感じて、考えて、おちこんで、もう全部いやになって、でもかんがえて、これだな、これだよ、これでいこう、どうすればいいの?こうしよう、このやり方で行こう、詰めていこう、泣きそうになりながら詰めていこう、泣いた、けんかした、行き詰まった、けなされた、それでもやる、密かに詰める、小さい脳みそで徹底的に考える、考えた、今も考えている、考えない日はない、・・・結果が、われわれのCMprocessだ。これでもくらえ、そして何でも言ってくれ。うまくいけば、世界中の人が黙るだろう。うまくいったとき、その瞬間、その時もう、ネストは、ない。俺もいない。それが今回のVanishing Pointsだ。と勝手に言わせてもらう(笑)っていうか、すでに俺はいないのに(笑)
皆さん、絶対に見に行ってやってください。で、俺が、全く物作りに興味がないことを笑ってやってください。ただし笑えるならば。この程度か、と笑ってくれてもいい、でも、それだけだ。それだけなんです。すいません、つまんない男で。つまんないと思ったら、いろいろ細部を観ておもしろいところをさがしてやってください。今回は、頭の柔らかい人でないととうてい理解できないような天才さんたちがあつまっています。細かいことやってます。盗めるネタがあったら盗んでやってください。あまりにばかばかしくて、自分がやるのもどうかなあ、みたいなことがてんこ盛りです。そうやって指をくわえている間に、俺のいないところでネストの人たちは、そういう人たちの墓の上で踊り続けるんです、目的も意味も考えず。がんばれネスト(笑)それしかやることのなかった愛すべき人たち。
ネスト新作バニシングポイント情報!三月二十五日と二十六日代官山ですよ。
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