Hurricane
ロイの調子は少し戻ってきたようだ。ひょこひょこと通常スピードで歩き回るようになった。しかし、高いところへ飛び移るのはおっくうらしく、押し入れの上の段、奥の方にある自分の部屋にも、いつもは俺が横になればすぐに飛び乗ってくるベッドの上にも上らずに、一番風通しのよいと思われるうちで一番頻繁に往来がある導線の真ん中にべったりとねている。
朝起きると、俺まで八十のじいさんになったような気分がして、今日、青山での出張作業に出かける事を、ぎりぎりまで信じることができず、そんなことは絶対にあり得ないのだけれど、どういいわけをつけていかないようにするか、それだけをずっと考え続けた。着替えながら、靴下をはきながら、歯を磨きながら、ポケットに鍵と小銭をつっこみながら、うちに鍵をかけながら・・・・。
こういう日もある。
昨日の夜、東京であれほどの暴風雨だったにもかかわらず、台風はまだやっと九州に上陸したばかりだ。明日、あさって、どうなってしまうのだろう。
昨日に引き続きこんな事書くのは不謹慎だが、台風や、地震が、子供の頃から好きだった。地震が来るたび、大きい一発を期待して、たいしたことがなかったりすると、心の中で残念がった。ただ大きい揺れを体験してみたいというのではなく、子供心にも、明らかに社会が混乱して大変なことになってしまえばいい、と望んでいた。
そして、大人になったいまも、そう思っていないわけでもない。それに加えて、本当にそんなことになってほしくないな、と思うようになっただけだ。
ニューオリンズのハリケーンのニュースは衝撃だった。911の時と同じかそれ以上だ。テレビで映る画面、すべてがおかしい。
天井につばを吐いているような物なので、こんどは内にどんどんこもっていく。こんどは奴らはどんな理由をつけて人のせいにするんだろうか。ますます、この災害が地球温暖化による人災である可能性があるなんていえなくなるだろう。
河内君から電話がかかってきて、サルバニラを見に来るか?とのこと。そうだ、もうすぐじゃないか。どんなことになっているんだろう。楽しみでもあるし、なんだか今は気分的に、猫と遊んだり、芸術よりも料理とか園芸の方が楽しいので、そんなに強い刺激があると困ってしまいそうだ・・・。それとも、良かれ悪しかれ、そんなに強い刺激でもないのか?今回のは、ずいぶん勝負に出ていそうな企画だから、ちょっと俺も参加したかったけど、九月はインドに行くことになるかも知れなかったしな・・・。結局十月になりそうだけど。
最近、久しぶりの友人から電話があると、今日本にいるのか?ときかれることがしばしばあるのだが、それほど頻繁に海外に行っているイメージがあるのだろうか?今年は年始めにインドに行ったきりだし・・・・。それからは、ぶっちゃけ、webの仕事以外、特に何もしてなかったし。企画もいくつか立ち消えた。
それにしても、今年は時のたつのが早い。
今年はなんていうか(まだ九月だけど)ストーンズのアルバムでいえば、black and blueみたいな感じ。頭で、もたった感じの重いんだか軽やかなんだかわかんないビートがきて、あとはスローになったりミディアムになったり、佳曲が続く、ってかんじの展開。いまはmelodyの頭あたりかな(笑)最後はCrazy Mamaか。いいんだけど、ちょっと尻つぼみ感が高いんだよねえ。
来年は最新作の感じで行きたいけど(笑)ああ、もちろん今年も来年も、そんな偉大なアルバムのように俺の一年も偉大ですよ、っていうんじゃなくさ、何となくね、のりがそんな感じなんだ。
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