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一月十四日。土曜日。
とにかく今週は、午前中にすることはないので、またもやテックパークへ。ロレンゾとラジーブとロレンゾの友達(エリス?だっけ・・・)といっしょ。ナショナルホリデーらしいが、テックパークの中はいつもと変わらず。
wi-fiのパスワードを買ってインターネットに接続。せっかくブロードバンドで接続できたのでOSXをアップデート。それから今までのダイアルアップの接続時間を確認。五時間半。あとどれくらいエクストラを払わずに使えるのかと思って契約内容を確認してみたら五時間以上の接続は一分十円課金されるという。ガーン。まあ、いいか。たかが知れてる。
昼食後、最終日にやるショーイングのそれぞれのパフォーマンスのコリオグラファーと呼ばれるひとたちによるアイデアプレゼンテーション。かれら八人をのぞいてほかのダンサーと呼ばれる人たちには、アイデア実現のチャンスがない!
ロレンゾやラジーブといっしょにコリオグラファーとダンサーをわけるのはナンセンスだ、とさんざんクレームをつけているんだけど、クリスを始め、イギリス人勢はどうも明確に区別をつけたがるようで、とにかく何するにもグループ分けするとなぜか突然コリオグラファーと呼ばれる人たちが隊長になって軍隊スタイルが始まる。そもそも参加者募集の段階で振付家とよばれるクリエイターと自分の身体を彼らに捧げるダンサーと呼ばれる人たちを明確にわけているのだ・・・。ものすごく基本的なことなんだけれど、俺が一生懸命そんな区別をするのはナンセンスだということを一生懸命説明しても、理解が得られない。なるほど・・・インタレスティングな考え方だ・・・しかしそれでは「作品」と呼ばれるものはできないよ・・なんて。自分では何もできないダンサーは振り付けられたがっていて、振付家は彼らを素材としてリニアなダンスシークエンスを作る職業の人たち、という固定観念に全く疑いを持っていない。それとも、そういう既成のアートフォームを疑わないような人材をどんどん送り出そうとしているのか。非常に、がっかりだ・・・。こういうワークショップの時ぐらい、ラディカルに実験したっていいじゃねえか。
そういう状況だから、彼ら振付家と呼ばれる人たちも、なかなかおれの考え方が理解できないようで、俺に手伝ってほしいと願い出るひとが、いない!まったく。何人かはほんとうんざりするんだけど、何でか知らんが未だにウェストミーツイーストというテーマで作品を作りたがる。話を聞いていてものすごくいらだつ。彼らにも俺ががっかりしたりうんざりしていることがちょっとわかったようで、すこし距離ができてしまったようだ。でもなぜがっかりしてるのか理解できていないのではないか。最後には開き直って、やはり結局、「西洋人には理解できない東洋のひと」というおきまりのパターンなんだ。ということで、一見どこの国だかわからないような作品、しかも共存、共作、グループワーク、ネットワーク、生成的・・・なんていってるおれに相談を持ちかけてくる人はあまりいなく、たとえば、音楽はヒップホップみたいなのとインド音楽を混ぜてみたい、とか、西洋風の振付をインドのダンサーに踊ってほしいとか、モダンダンスの伴奏にタブラをつかいたい、とか(笑)はあ・・・。うーん、こういう状況なのかあ、コンテンポラリーダンスの世界って・・・・?それともここだけ?こまった。こんな世界にいたんでは、俺の方がどうにもならん。
夜はファシリテーター全員でバンガロールへ。アタカラリのディプロマコースのプログラムを担当している女性(名前が難しくて覚えられない・・・)のうちへお呼ばれ。ものすごいリッチなマンションで、宮殿のようなところに独りで住んでいる。ものすごい金持ちなんだそうだ。アタカラリでの仕事は趣味のようなものらしい。酔っぱらって、コルビジュエのいすで寝そうになる。
十二時くらいまで大騒ぎをし、この日はジャイの家へトーマスとイムレといっしょに泊まることにする。
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