Wed, 25 Feb 2004

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2004_01_24
昨日はつかれすぎて書く元気がなかったので、ここに簡単に書くと、朝カレーを食べて、昼はカレーを食べたくなかったから、マウロがパスタが食いたいというので、ホワイトフィールドに一緒にでて、食ったらすぐ戻ってこようと思ったら、案の定、イタリア人は食事をゆっくり楽しむんだ焦るな何とかなる、ということで、帰りが三時。せっかちなイギリス人たちが待ちかまえていて、あれやりたいこれやりたい。そもそも何がやりたいのか、何を見せたいのか、コンセプトは・・・・みたいなはなしから・・・・。一日中走り回って、ミーティングして、ビール飲んで・・・・しこたまビール飲んでよったので、アヌーシャと散歩。ホワイトフィールドまで往復。いろいろ作品作りのモチベーションについて。下手な英語で説明したにもかかわらず、すんなり理解してくれる。うれしい。
今日はオフ。朝からマウロとアヌーシャとアタカラリのリハーサルを見学に。事務所でインターネットに少しだけ接続。やっと・・・・。昼飯をダンサーたちと食べたあと、俺とマウロはショッピング。マウロがマムとガールフレンドにドレスを買うんだと言って、コマーシャルストリートへ。俺もかみさんに一着日本でも着られそうなやつをゲット。いろいろ歩き回って六時くらいまで砂埃舞うバンガロールをいったりきたり。しかし何でこんなにほこりっぽいんだ・・・・。狭い路地にはいるとさらに、もういろんなにおいが入り交じって、空気が固まりになって迫ってくる。しかし、生活必需品は激安なのに、嗜好品やら、おしゃれ用品、CDやらビデオカメラなどの電化製品は、日本の七割引ぐらい。実際、そんなやすくない。貧富の差がありすぎ。マウロと一緒に歩いていると、がきどもがまとわりついてきて、マニマニマニマニ、と金をせびる。
六時くらいまで歩き回って、オートリキシャでホワイトフィールドのテックパークへ。ソフトウェア会社などの入った、巨大なオフィスコンプレックス。まるでそこの中だけはシンガポールにいるような感じ。一歩外に出るとすごいことになっているのに。夕飯は結局マウロが俺はチーズバーガーが食べたいんだ、それ以外はいやだ、とぬかすので、一緒にテックパーク内のケンタッキーフライドチキン。スパイシー(笑)
八時頃ECCへ。しかしショップが閉まっていてビールが買えない。ラウンジへ行って、けちをつけたりしながらテレビをザッピング。ブルースリーやらインドのブリトニーやらスティーブンセガールやら妙なシチュエーションのインドメロドラマやら。テレビを見ていると、どうしても、こういうどの国に行っても同じようなグローバリゼーションと、外に広がる驚異的にインドな世界がつながらない。で、十一時、部屋へ戻る。どうも、今日はみんな街に泊まるらしい。誰も帰ってこない・・・・・。ホテルがやすいから、簡単に外泊できるんだな。

2003_01_25
日曜なので、遅くまで寝て、マウロと昼頃ホワイトフィールドへ。ハーブアンドスパイシーというイギリス人のみんながうまいというレストランへ行く。まずい。インド人も恐るべし、だけど、イギリス人も恐るべし。ステーキを食う。ビーフ。信じられない。インドで。久しぶりに食べると、なんだか牛肉って獣のにおいがする、と思ってしまう。
しかし、マニマニマニ攻撃には困った・・・・。小銭を持っていたらくれてやるのがいいのか・・・・?そうなんだろうな・・・・施しを受けることが彼らの職業なんだ・・・・。システムが違うんだ、少なくとも今のところ。
三時過ぎに戻って、ラウンジでテレビで馬鹿アメリカ番組をみたあと昼寝。ゆうがたはほんをよんだりり敷地内をうろついたりしていたら、夕飯の時間。食堂に行ったら、ダニエルとミラ。テックパーク内にカラオケラウンジがあったから、日本人の俺を連れて行きたいという。ということで、いやがるマウロをつれてテックパークへ。しかし休日なのでやってなかった。で、喜ぶマウロはまたケンタッキーフライドチキンでチーズバーガーを食い、大満足。
帰りにビールを買って、ラウンジで音楽を聴きながらのもうということになったのだが、ラウンジに行ってみると、テレビでインド人とイギリス人の文化の違いに基づいたアニタアンドミーという映画をやっていて、みんな見入ってしまう。英語がわからないマウロはとっとと部屋へ帰る。
そのあとダニエルと二人で話し込む。インドのことについて、日本のことについて、イギリスのことについて。ダニエルは去年の九月からボーイフレンドと一緒にデリに住んでいる。オーマイガ。信じられない。彼女も何をしているのか、何でインドにいるのか、わけわかってないらしい。彼女は二十年前六歳の時日本に行ったことがあるという。そのときの日本のイメージは、女の人はみんな髪が腰まで長くてくろくて、いつも首を傾けて髪の毛を掻き上げている・・・という印象だったというはなしをしてくれた。なるほど。ワンレンとかがはやってたときだな。

2003_01_26
今日、やっとアダプターが復活。なんと新しいのを買ってきたんではなく、直してきた。一つ引っかかりがとれた感じ。
しかし、バッテリーの寿命が短すぎる。たぶん、OSのマネージメントがうまくいっていないんだろう。十分もすると予備電源で作動します・・・なんたら、というメッセージがでる。まあ、アダプターが復活したからいいけど。
今日は午前中からイニシエーター会議。それぞれのプロジェクトリーダーたちが経過報告。で、俺らが問題を解決すべく助言をする。たいした問題でもないけど。
朝、今日から参加するフランス人振付家のミシェル(男)によるワークショップ。マウロがものすごくイタリア人なら、ミシェルはものすごくフランス人という印象。彼はここには滞在しないという。毎日街から通うらしい。わけわからん。
夕食後はディパリのために、プロジェクションの実験。やはりインド人はサイケデリックなものが好きなのか、過剰なコントラストと、色遣いに、きゃーきゃー言う。わらった。
そういえば、おととい街に出たときによったCD屋でマウロが買ったCDは、なんとあけてみたら、CDRに焼いた海賊版だった。入り口でセキュリティーチェックがあるようなモダンな店だったのに。おそるべし・・・・。

2003_01_30
忙しくてまるでプライベートに時間をとれなかった。29日と30日はそれぞれショウイング。なにやらたくさん人が集まってきた。学生からメディアの人まで百人くらい。俺は主にアヌーシャとディパリの作品に関わったほか、いろいろ細かいご相談やらお手伝いやら。
この三日間くらいは何をやってたのかおぼえてないが、ずっと走り回って、片言でしゃべりまくって。
初日のショウイングのあとは朝五時まで「the club」というものすごい、半分アンダーコンストラクションの異様な外観のクラブへ。中に入れば、プールまであって、中流階級の若者たちのたまりば。音も雰囲気も、ヨーロッパのクラブのよう。マウロとスペイン人のパトリシアは、はじめからとばしまくっていたので心配したが、全く同じテンションが朝の五時まで続く。ラテン、恐るべし。イタリア人は自分が楽しい限り、ずっとはしゃぎまくる。おもしろい話をするのは、自分が受けて気持ちよくなるため。興味がなければちかよりもしない。パトリシアは、すごいサービス精神。笑いがとぎれないようにつとめている。そしてものすごく繊細。たぶん一生のほとんどの時間をそこに費やすのだろう。それこそ人生だ、といわんばかり。イギリス人は日本人に態度が似ている。しかし日本人はイギリス人より、ずうずうしくない。
それから、浜中からファックスが届く。coded:decodedを発送した知らせ。グランデ!浜中さん、ホントありがとうございました。あとは何とかします。
どのショウイングもこんな短時間なのに、というか短時間だからこそ、ポイントが絞れていたのか、すばらしかった。というか、なんだか自由な発想力がうらやましくもあった。トムは赤いスクウェアがクールに移動するミニマルなアニメーションを使ってさすがの構成力で圧倒的だったし(音楽は俺とマウロ)、ニューヨークで活動しているキャロルはニューヨークっぽいなという感じの参加型のイベント。みんなに迷彩服を着せてマーチさせるというもの。ワークショップなのにやたらかねかかってるとおもったら、実はアメリカから助成を受けてるらしい。実は幼稚園やらプールやらいろんなところで同じことをやっていて、シリーズもの。今回はダンスワークショップ参加者編、というわけでまんまとしてやられている。アヌーシャは、インスタレーション作品。すごい時間をこの作品の相談に費やした。クロマキーを使ったシステムのトリック。表と外、親密と疎遠みたいなことを感じさせようとするもの。意図は実現したかはわからないが、なかなか雰囲気のある作品になった。
十時頃すべてのショウが終わって、ホワイトフィールドにある、俺とマウロ行きつけのハーブアンドスパイスというレストランでパーティー。というか打ち上げ。やっと終わるな、と思ったらほっとした、と当時にみんなそれぞれの国へ帰ったりどっかに旅に出て行ったりするんだと思って寂しくなった。ECCに帰ってきてからなにやらみんなでわになって、アニーとマギーたちが作ったという、いわゆる「一番〜だったで賞」授賞式。俺は「ポストモダンマン_プライズ」だって。そのあとホールにマウロと一緒にサウンドシステムを大急ぎで作ってダンスパーティー。トムとマウロ三人でiTunesでDJ。こんなことなら踊れる曲をたくさん持ってくればよかった・・・・ソウルやらヒップホップやらレゲエやらボサノバやら80'sやらをかけまくってまた朝の五時まで・・・・鍵を俺が預かることになっていたので、朝五時にみんなを追い出す。マウロは最後まで残ってぽつねんと一人階段に座っていた。

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