北京日記二

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28日、一回目のパフォーマンスが終了。パフォーマンス自体はうまくいった。まあ、準備不足、コミュニケーション不足で内容が練りきれていないから、作品自体はまだまだ詰めていく必要がある。それはこれから半年の間になんとか・・・。しかし、一緒に現場でリハーサルする時間がないのでやはりこういう長距離コラボレーションは難しい。いろいろ今までやってきたけど、ネットを通じたコミュニケーションにも限界がある。いや、ネットを通じたコミュニケーションに限界があるんではなくて、顔をつきあわせたコミュニケーションと通信手段をつかったコミュニケーションのバランスの問題だ。要は、うまく使い分けること。意識的に。

今回は、ちょっと疲れていたのか、こっちに来てからの俺のコミットメントが足りないかな・・・作業の現場では、事前に送ったプランに基づいてシャオクー達が作った振付のシークエンスに音やら映像なんかを当てはめる作業に終始して、こうするならこうしよう、ああした方が良い、これやってみようか・・・・みたいなやりとりがあまり進まない。
東京で大急ぎで作った映像と音のシステムのプラットフォームのプログラムがちょっと下手なことになってるので、リハーサルはじめの頃は直ぐにクラッシュしてしまって基本ネタを出すのが精一杯だったということもあり、ドタバタしてしまってなかなかつっこんで絡んでいけなかった。

今日の夜は2回目のパフォーマンスがある。それまでに、昨日かみさんにだめ出しされた部分をなんとかしようとおもっておる。


二十七日は、1日中リハーサル、といっても他にもう一組のグループが劇場を使っているのでかわりばんこに。夜七時頃には終えて大山子芸術村にある四川料理屋へ行き、火鍋。一口目でむせまくる。辛い物が好きな俺でも、これは辛すぎる。インドの複雑なスパイスの辛さと違い、ただ単に唐辛子が辛い。辛いもんが食えなければ男子漢ではない、というので、べつにナンツハンではないが、くう。他に食うもんがないので、くう。
夜、うちの奥さんが北京空港に到着。ハイヤーで迎えに行く。俺の到着が少し早めだったので、余裕を持って向かったんだが、少し後れて到着。この夜は、皆さんにご挨拶して、すぐ就寝。

昨日、二十八日、もちろんリハーサル。といっても二時からなので、それまで近所をぶらぶらする。あっちゃんもわざわざこの何もない村にやってきてくれる。昼飯はいつもの食堂で羊肉のしゃぶしゃぶ。あっちゃんに正しい食しかたの指導を受けながら、非常においしくいただく。しかも、激安。昼真っから、あれだけ食ったのに。
うちの奥さんとあっちゃんはそのあと北京中心へ向かう。俺はリハーサル。
リハを終えた辺りで日本人の青年が訪ねてくる。豊海さんという方で、こっちでダンスシアターに参加しながら、保育園で働いているのだという。語学留学がきっかけでこっちに来て、それからもう六年も住んでいるらしい。大変だっただろうなあ・・・・。
インドが落ち着く人もいれば、中国が落ち着く人もいるし、(おれのように)日本から出るなんて考えても見ないような人もいる。いろいろな日本人が世界中に散らばっている。外国に行くと、いつも現地にいる日本人には驚かされる。
パフォーマンス後、劇場の食堂で乾杯。あっちゃんが、シャオクーの彼氏のチャオチャオ君が小沢剛氏に似ていると指摘すると、さすが世界の小沢、皆さん知っておられて、いや似てないお、彼はもっとこう・・・・この辺がぷっくりとしてるお・・・等と盛り上がる。なかに、小沢さんと以前韓国で一緒に寝泊まりをしたことがあるというアーティストの方がいた、よ。その人も中国では高名な方らしい。(名前を失念、中国語で言われても覚えられん)
ひととおりお茶菓子とビールを楽しんだあと、あっちゃんと奥さんと三人で近所の新彊料理屋へいってなんだか大変な量のめんを食う。満腹。
あっちゃんがタクシーで帰り、お休みなさい。

きょうは、うちの奥さんはあっちゃんと北京の中心街で待ち合わせて、ぶらぶらするんでしょう。もう出かけていきました。
おれはこれから、仕事。

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その四川料理屋は、俺も行った。がんばって食べたが、中国人の友人曰く2度と行かない方がいいとのこと。
その作家は、ジャンチーかヤンジェンジョンだろうな。みんな日本の作家がビンボーなの知っているのでどんどんおごって貰ってください。
どうか食べ過ぎで体調を壊さぬよう。

天安門の東来順にて、本日も火鍋。
あそこは三人で60元でしたが、ここは二人で230元もします。

jizoさん
この方です。左の男性。右は今回の俺の相方シャオクーちゃん。

これ

ちなみに、チャオチャオ大沢

俺の隣にいるのがあっちゃんいわく「世界の小沢似」のチャオチャオ(日本名大沢恭則)
俺はどっちかというと、風貌はパルコさんかな・・と。
でも、声とか笑い方とかアティテュードみたいな物が小沢さんに似てた(笑)

ああ、ジャンチーだ。初期にはセンスティブな写真シリーズだったが、最近はかなりどぎついビデオ作品が多いんだよね。小説家としても有名みたい。おれはチャオチャオ似なのかい?!
それにしても驚いたのは、どうやら89年の同じ頃に北京に俺もいたということだ。天安門で銃を突きつけられたり、であった中国人の家に居候したり。あの天安門事件の傷跡のような、戦車のキャタピラの跡とか、物々しい軍隊とか、それらと何の関係もなく暮らすたくましき人民の生活とか薄汚い風景とかを見て過ごしていたが、あの感じをつい探してしまうmatsuo君の視点すごーく分かります。多分この18年の変貌は日本の60年分と考えればいいのかもしれません。過剰な急成長を遂げる国は魅力的ですが、失うものが多いことに気がつかず愚かな感じもしますが、トータルで面白くて仕方がありませんね。

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このブログ記事について

このページは、matsuoが2007年12月29日 12:01に書いたブログ記事です。

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