いまマイソールのホテルの部屋でこれを書いている。コンピュータなど持ってきていないので、とても久しぶりに手書きで日記をつける。あとで自分で読み返せるかが心配。
午後四時頃、アタカラリの近くの大きなバスターミナルからマイソール行きのバスが出ているとウィルソンが言うのを信じていってみると、マジェスティーバスステーション(シティターミナルの前の巨大なバスターミナル)からしか出ていないと言われる。とりあえず適当にバスに乗りそこへ行くと気が変わり、列車で行くことにした。目の前がセントラルステーションだったので。
すぐに各停が出るところだったので、24ルピーでチケット買ってそれでいくことにする。急行でも三時間半。各停で四時間も悪くないかと思って。
2等車両の前で裸足のオヤジたちに囲まれながら待っていると、他の車両のドアがいっせいに開くのに目の前の車両のドアだけなぜか開かない。いつまでたってもあかないので大騒ぎ。そこで日本だったら、駅員に報告に行くところだが、おっちゃん達は窓をこじ開け、ガキは頭半分ドアに張られた鉄格子の隙間につっこんでいる。なにやらちいさな少年がオヤジたちに持ち上げられ、開いた窓から中に放り込まれた。中から鍵を開けてこい、ということらしい。すると、他のオヤジが、どうも向こう側のドアが開いていることに気がつき、連結部分をまたぎ、車両の向こうに渡り車内に侵入。重いドアを蹴破る事に成功。ドアが開くと同時に一気に人がなだれ込む。なんだかものすごくおかしくて笑いが止まらない。俺も負けてられないので、「おらおらおら」とかつぶやきながらなんとか席を確保。はじめに窓からつっこまれた少年はちゃっかり窓際のいい席に座っている。
車内は足の踏み場がないほどおやじおばちゃんガキがゆかに座り込むは、荷台にオヤジはゆうゆうとねているは、すし詰め状態というかなんかすごくスパイス臭いすし詰め。席が取れなかったらと思うと冷や汗をかく。
iPodも壊れたし、持ってきた本も飛行機に忘れてしまったしなんもすることがないので、じっとインド人達を眺めて四時間の旅だった。トーマスに借りたロンリープラネットは隣のインド人に貸したら、次から次に又貸しされて、降りる直前までかえってこなかったし。
マイソールに到着すると、駅前でリキシャつかまえて、トーマスに教えてもらったDASAPRAKASHというホテルへ向かう。バックパッカーが一杯。とりあえず、近くのRRRという飯やでビリヤニを食う。少し歩いたがなんの変哲もない街、のように見える。が、向こうの方に、なにやら宮殿の屋根のさきっちょがチラみえ。
明日はパレスとチャムンディーの丘へ。
そろそろ、なんだかインド人のペースにイライラし出したので、これはいかん。リラックス。
インド人がめし食っているのを見て違和感を覚え始めるともうアウトだ。
なんでおかしいのか少し考えてみたが、普通日本人が箸を使って物食うとき、食べ物をいじるときに、その対象を見ながらいじるんだが、インド人は手で食うから対象物を特に見る必要がなく、よそ見をしながら食べ物を手でこね、口へ運ぶ。あれが、どうもなかなか落ち着かないのだ。


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