INDO REPORT 6

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REPORT5までがインドで書いた物である。
2月23日夜、日本へ戻ってきた。
風邪がひどくなって、ちょっとつらい。マディケリのホテルでかかった風邪だ。

まあ、たいしたできごとはなかったんだが、あとでメモしておく。写真もいくつかアップしておこう。

ということで続き。
今日は2月27日。東京にいます。
時は戻って、二月十九日?二十日?まあ、どっちでもいいや。そのときマイソールです。
朝八時に目が覚め、シャワーを浴びようと蛇口をひねり湯を待つ。でない。五分ほど放置。でない。素直にあきらめ水シャワー。
マイソールにはもう用がないので、とっととマディケリに移動することにする。バスステーションへ行くと、またもやここではなくあっちのバスステーションといわれ、五分ほどあるくと今まさに出発するところ。
四時間半のバスの旅である。
で、このバスがひどい。バンピーこの上ない。エクスプレスはTATAの車両。いい加減な作りである。サスペンションもあったもんでない。道も適当な舗装なうえに、幅が狭く、ものすごいスピードで対向車とすれ違うもんだから、常に片輪は舗装の外である。しかも・・・これは俺が悪いのだが、一番後ろの席に座ってしまった。気がついたら満席である。一番後ろの席は最後になって埋まった。インド人後ろ嫌いなのかな・・・と思った程度だったが、走り出して訳がわかった。はねるとケツが十五センチは浮く。おかげで、腰に来た。ぎっくり腰に鳴りはしないかと冷や冷やした。
これでタミルナードゥで乗ったバスのように、二台のテレビでそれぞれ別のボリウッドムービーを爆音で流していたりしたら、発狂していたかもしれない。
景色は山に代わり、空気も澄んでくる。日本の山林のような景色だ。よく見ると謎の植物が生えていたりするが。バスがはねなければ気分がいい。
マディケリは標高千七百メートルくらいにある、小さな街だった。要塞意外に観光地としてはあまり見るところはない。ロンリープラネットを見ると、みんなここをトレッキングの拠点にするらしい。といっても一泊して明日バンガロールに戻らなければならない俺には時間がないから、とにかくホテルにチェックインして街をぶらぶらすることにする。
トーマスに勧められたホテルコーベリーを探し出し、チェックイン。ところが結構泊まり客が多いらしく、一階の薄暗い部屋しか開いていないという。見せてもらってそこに決める。そのときは、多少ジメッとしてるな・・・位の印象しかなかった。風邪気味のためかスモッグのアレルギーのためか鼻が詰まっていたのである。
荷物を置いて、サイフだけもって街をぶらぶらする。どいなかである。茨城の田園地帯のようである。山に囲まれて・・・・遠目に山は綺麗だった。足下はゴミだらけである。
道をあるいていると、よく声をかけられる。「ワッチョネー?カントリー?」「松尾!ジャパン」と何度もやりとりをした。
帰宅途中の女子中学生?達にきゃーきゃー言われる。スターになった気分だ(笑)昔テレビでMCやってたときのことをおもいだす。あのときも、知らない女学生にたまに声をかけられて手を振ったおぼえがある。
歩き疲れて五時頃。もういいかな、そろそろあれの時間だね、と思って、薄暗いバー(インドではバーはなんか悪いことしているみたいにたいてい薄暗くひっそり営業している)へはいると、そこは昼真っからだめなおじさんたちが撃沈していまくっている。キングフィッシャーを注文して薄暗い店内のさらに薄暗い奥の席へ。一本飲み終わる頃に、さっきからちらちら俺を気にしていたおじさんが意を決したのか話しかけてきた。ヒンディー語である。英語は少しだけ。日本から来たアーティストだというと、ちょっと待っててくれといい、店を出て行く。五分ぐらいして戻ってくると、分厚い写真アルバムを持っている。「あー、これ全部見せられる・・・」と思ったのは正解。なにいってんのかさっぱりわからんが、どうも、結婚式場の装飾なんかを生業としているオヤジらしい。一枚一枚、とても詳しく説明してくれるが、ヒンディー。とりあえず、グレートを連発しておいたら気をよくした。「今日は酒、ノー」をくりかえすが、まあ、一杯つきあえよ、ということで、おごってやる。するとつぎからつぎへとおやじが周りに集まってくる。五人くらいのオヤジに一杯ずつおごってやることにした。
悪質な安ラムを俺には危険きわまりない水道水でわってのむ。彼らは酒の味を楽しむと言うことは頭にないようだ。ほぼ、みんな一気のみである。酔うことが目的の酒だ。
おれがといれにたってもどってきたら、もうみんなのグラスに酒はなかった。
ところで、あの人達は、非常に酒に弱い。たったシングルのラムで撃沈である。目がどろどろになる。人格ががらっと変わる。インド人の体質にアルコールは合わないのだろう。だから、アルコールは禁じられなければならないのか。
デリーの宿の使用人の兄ちゃんもアルコールに関してダメ人間であった。俺とジュンジの部屋へ来て、「私、こんなにアルコールを飲んでしまったんですが、それはいけないことでしょうか?」と、どろんとした悲しい目できいてきたので、「だめ、お酒は味を楽しむ程度に。夜しかのんじゃダメ」と説教した。「結婚したらやめます。やめます。すいませんでした・・・」と反省しきりの兄ちゃんは、ほんとダメ人間。
アタカラリの名物使用人、バハドゥも酒にはまるでダメだ。ダメになっちゃうので、禁じられているらしい。一年半のんでいないんだと胸を張っていたが、デリーのアンジェリカの豪邸でやった打ち上げパーティーでジャイの目を盗んでビール一杯のんじゃって、四次元世界にいってしまっていた。
まあ、とにかく、バーでみんなに一杯おごったわけである。ちょっと五人は予想していなかったので、奮発しちゃったかなあ・・・と思って会計したら、俺のビールが二本で140ルピーくらいか、あとオヤジたちの分払って合計156ルピーとか。あのオヤジたちどんだけ安酒のんでるんだ(笑)
八時頃ホテルに戻ると、そこでものすごい悪臭に気がつく。強烈なカビのにおいだ。便所には電気がない。
あわてて部屋を変えてくれとお願いするも、もう満室で他に部屋ないんですよ・・・とのこと。
以前、チェンナイで借りた部屋の鍵が壊れて入れなくなり、別の部屋に一泊しなければならないことになり、それがまたすごい部屋で、外がどぶでものすごい悪臭がして蚊がぶんぶん飛びまくる部屋にねたときに勝る地獄。結局、廊下の方がましだった。
じめじめして臭くて寝付けない。マイソールで買ったお香を焚きまくる。いっそ気を失いたいくらいだった。外は山だから意外と冷える。廊下は無理だ。200ルピーの地獄である。
風邪をひいた。
朝七時、逃げるようにしてバンガロール行きのバスに飛び乗る。ばいばい。もう来ない。

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コメント(1)

あれ、もう戻って来ちゃったのか。
もっと読みたかったのに。

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このブログ記事について

このページは、matsuoが2008年2月25日 19:49に書いたブログ記事です。

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