トウキョウ

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今六日深夜2時。三日に帰ってきて今日は五日だったから・・・はえーな。

今日は夕方から新宿へ行って、修理に出してあった時計を引き取り、六本木へ移動して森美術館でターナー賞のすべてみたいな展覧会を見て、ミュージアムショップみたいな所で美術手帖とやらを買う(生まれてはじめて!)。現代アート事典とかいうすごくお勉強になる特集のやつ。お勉強。俺内現代美術ブームというか、近頃密度が濃かったので。北京の798とかターナー賞展とか・・・興味があるうちにちょっと勉強。

「みなさんさようなら」と「ハチミツとクローバー」という映画を見る。
「みなさんさようなら」は、すてきなところ一杯。一杯は一杯なんだけれどちょっとファンタジーだなあ、紋切り型過ぎるかなあ・・・とかおもいながらみていた。しまいにはそんなことはどうでもよくなってた。上手。しかし、まあ息子が金持ってるからできることで・・・少し腑に落ちないところは何となくあるんだけど。「おまえのような息子を持て」とオヤジが息子にいうところでは、ちょっと父に申し訳ない気持ちになっちゃいました。蜂蜜となんとかは随分流行って話題になっていたのでどんなもんかと。やっぱりいいですね、アートスクール。学校は漢文に返り点を打ったり図書館でコピーをガシガシする所かと思っていたんだけれど、ああいうことをやってる学校もあるんだなあ・・・・と(苦笑)たとえば、この身の回りにあるもの、たいていの人工物はあのような学校であのような青春を送った人たちによって、一つ一つの色や形が決められ、作られている。だから、ああいうんじゃなくてもいいけど、おもろい青春時代を送ってほしいなあ・・・もの作る人たち。で、いいものをあふれさせてほしい。おれはお酒ばかりのんで寝てばかり(時々図書館でコピーをとったり漢文に返り点をうったり四字成語の出典を大漢和辞典で調べていたりして)いたので、そういうお酒ばかり飲んで寝てばかりいる人間がろくなもの作らないのはよく承知しているのであります。

それから夢の遊民社の「半神」の録画をテレビで放映していたのでそれも見る。見るつもりなかったんだがちょっと冒頭見たら引き込まれて最後まで見る。すごい。たいていのこのころのお芝居、ちょうど俺が大学はいった頃で演劇ブームとかいわれてた時代のお芝居は俺にとっては気恥ずかしくてどうにも見てられないものばかりなんだが、やっぱり全然気恥ずかしくないといえば嘘だけれど、それでもすごくおもしろい。おもしろい、っていうんじゃないんだな、なんか引きつけるパワーがあるんだなあ。見ていなくちゃいけないような。おもしろいとか綺麗とかそういう判断以前にグッと引きつける力強さが。だから、人が話す言葉、それから演出家はこわいなあとか。

そういえば、中国から帰ってきた日に電車で見つけて読んだSPAに、これまたこの時代の演出家鴻上尚某のエッセイがのっていて、三千人の前で話をしたがその規模の観衆には単純なメッセージしか届かないことがわかった、と。芝居も客が千人越すと複雑なことは伝えられなくなる。千人を越すとイベントになってしまって、そういう規模だと単純なメッセージほど力を持ってしまう・・・と。これを読んで、ああやっぱりそうですよねえと・・・おもいました。
何千人規模をあいてに単純なメッセージを持った言葉をあんな優秀な演出家とパフォーマーが伝えようとしたら、こわいです。
お芝居とかダンスとか、ライブパフォーマンスっていうのは、まあマスメディアがどんどこマスになっていけばいくほど相対的にはどんどこ観客の規模は小さくなっていく。だから、マス相手では出来ないことをやったらいいんじゃないですか、基本的に。ものすごく複雑なことを伝えるとか、全く何も伝えない、無意味とか。

もうそろそろねる。

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このページは、matsuoが2008年5月 6日 01:06に書いたブログ記事です。

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