大学一年生のとき(二十年前!)に買ったヒステリックグラマーのTシャツがある。当時8000円ほどした覚えがあるから、貧乏学生にとっては相当思い切った買い物だった。池袋のパルコだか西武だかでなんども前を行ったり来たりしたあげくに買った物だ。胸に茨でデコられたLove & Peace & Brown Riceとプリントしてある赤いTシャツである。今では相当色あせてしまって襟はすり切れてしまいふつうのおとなだったら即廃棄処分。しばらく部屋着になっていた時期もあるがここ二〜三年、なぜか第一線に復活していた。気分で。
そのTシャツを着て芸大の学祭に行ったらちょっとした奇跡があった。なんとそいつのプリントをデザインした方に偶然あったのである。「なつかしー、それボクがデザインしたんですよ」と声をかけていただいたときには一瞬何を言っているのかさっぱりわからなかった。
すごく不思議な感覚である。これまで匿名だったLove & Peace & Brown Riceのデザインが人格を持ったというか、お父さんに会えて良かったねTシャツ君というか、ああ・・・なんていうか、いろんな不思議な感じがするわけです。同じ気持ちを味わいたかったら、しつこく気に入ったTシャツを毎年着続けて二十年後にそれをデザインした人に偶然あってみるとよい。
で、何で芸大に行ったのかというと、スーパーマヌケットとかいう間抜けな店をやってる娘達が気合い入れてがんばっているから様子を見に来てくれというので奥さんつれて若いエキスを吸いにいったのである。ところが、なんとその若い間抜け達のお父さんだったのがTシャツの神だったという奇跡。


あれですか〜…!