土曜日、あまり天気はよくなかったけれど部屋を掃除して大量の洗濯物を片付ける。
最近、猫のロイの鼻の調子がよくないので午後から医者に連れて行く。体重も落ちてきたし頻繁に水を飲みたがるので、もしやとおもい血液検査をしてもらうと腎不全だった。
十五歳以上の老猫になると3割が腎不全になるという話を聞いたことがあるが、うちのロイは血液検査の数値から見ると結構重度であるらしい。しかも治癒が不可能な病気である。まあ、病気というか、老化というか。活性炭を食わす食餌療法など、進行を遅らせる治療法はあるが、ただでさえ食欲が昔ほどでなくなっているのにまずい飯に変えてこれ以上やせてくるとそれこそまずいので、とりあえず今のところ特別に無理なことはしないことに決めた。食べられるシニアご飯のブランド探しと、どこでもいつでも大量に水が飲めるようにする環境を作ってやることくらいか。
ネットで調べると、彼はこれからこの病気とながくて大変なつきあいになりそうである。
ミシェルゴンドリーの「僕らのミライへ逆回転」と、チェーホフが原作らしいんだがヴェンダースが監督じゃなくてプロデュースしたとかいう「レイン」を観る。
ゴンドリーのやつは、ものすごいでたらめな設定なんだけどジャックなんとかというデブとアイデアがすごすぎて納得させられたようでさせられてないようだけど、最後に涙が出た。レインは何人かの日常がいい雰囲気のジャズをバックに並行して語られるよくある感じのやつだけど、それはそれで良い。見ている間は、ストーリーとか台詞がなんだかいろいろ自分にフィードバックしてくるから結構苦々しく物思いにふけるんだけど、みおわったらそれはそれで又、ファンタジーだったなと。現実の俺の生活はそんなに苦々しくはないし、そんなに明るい天望があるわけでもないし・・・。映画の中がファンタジーなのか、現実がファンタジーなのか。リアルのアウトサイドに立つことが出来ればまだ人間的である。それだけが。
ホワイトデーなのでうちの奥さんが前からほしいといっていた428というwiiのゲームを買ってみる。サウンドノベルというジャンルらしいが、なかなかすばらしいアイデアである。そういえばむかし「かまいたちの夜」とかやった覚えがある。それの進化したやつか。渋谷を舞台に誰が何かすると誰に影響してそれが又誰か他の人物の行動に影響を与えて・・・という形でストーリーが進行するらしい。なんだかCMpの説明をするときにいつも持ち出すたとえ話みたいなんだけど、それがゲームになってるんだから興味深い。ただ、文章が稚拙。
日曜日、インドであったオリッシーダンサーの小野さんとトースト浜と飯田橋で待ち合わせる。昼飯を食おうと思っていたんだが、撮影があったとかで少し遅くなってしまったのでカナルカフェでビールを飲む。トーストがさんざん小野さんにアドバイスというか助言というか。至極まっとうでハードコアできちんとアートに誠実なので見直す。
カナルカフェからお堀を見ると、春だ、とおもう。
「それから」を読み始める。


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