あしたの夜、ライブがあるので映像を準備する。2007年の11月に初演した高橋英明氏のオペラ「アワーブリンク」のDVD発売記念ライブ。発売記念、だと思う。実際は天井に六つスクリーン吊ったり、大量にツイーターぶら下げたり、生ストリングスが八人入ったりするんだけれど、今回はそこまでやらない。いろいろやらないまでも高橋さんの曲は、曲それのみで十分美しい。
二年前に作った映像はいろいろなおしたいところや変えたいところもあるんだけど、出来る限りそのままやる。非常に実直な映像です。それまで舞台上でダンスとの「からみ」を考えた、どっちかというとアブストラクトな、映像というよりプロジェクション「ねた」を作ってきたんだけど、アワーブリンクで初めて、自分で撮影した生の素材と記録映像アーカイブから拾ってきた素材を中心に組み立てた。1時間の音楽に映像をつけるのは大変・・・。雰囲気が出てればいいVJ的なパフォーマンスだったらいくらでもやってられるのかともおもうが、とはいえ、VJなんてあんまりやったときないから、その奥深さはわかってないんだけれど。
当初意気込んでへんてこなアイデアはいっぱいあったんだけど、最終的にストレートなところに落ち着く。ある意味、仕上げは客任せ的な。浮かんだアイデアみんな実現したらすごく、なんていうかミシェルゴンドリーかよ!みたいなもんになってたかも、しれないけど(笑)まあ、そんな技術も力量もなく、結局ほぼギミックなし、そこまでないのか!くらいストレートな映像となる。
そういう音楽だったから。
つくってるとき、毎日あの音をずっと聞きっぱなしだった。どうしようかまよったとき、あの曲をお経のように聴いてればなんとかなるんじゃないか、とか。思い返すと、それがとても幸せな時間だったな、と思う。
そういえば、高校生の時、毎日ロバートジョンソンやらマディーウォーターズやらエルモアジェイムスやらジョンリーフッカーやら・・・をヘッドフォンで聴き続け、これはありがたいお経のような物で、繰り返し聞くことで本場ブルーズのソウルというものが理解できるのだ!と思いこんでいた頃を思い出す。スイーツ頭の幸せな青少年だった。そもそもアメリカ黒人の友達もいないし、なんであんな脳天気な日本の高校生がブルーズのなんたるかをそこまでして理解したかったのかわからんが・・・(笑)ブルーズマン達の心の叫びを聴けば聴くほど、ギターのチョーキング一発に魂がこもるとでも思っていたんだろう。実際は、歌詞の英語も聞き取れなかったっていうのに。
最近はギターを抱えることもないが、数々の本物のブルーズを乗り越えてきたので、今ならチョーキング一発に完璧なブルーズをぶち込む事が出来るかもしれない(笑)
まあ、クウォータートーンのチョーキング一発!みたいなかんじです、あしたのも。
あ、福岡ユタカさんのうなり節は、ブルーズです。
豚インフルエンザとやらが大変なことになっているらしい。パンデミック?
やだなあ・・・こういう季節は風が気持ちいいし、つい飲み過ぎて公園で全裸になってはしゃいで体力落ちたりしてるときに、変なウイルスにやられたりするから気をつけよう。タミフルはまだちゃんと効くらしいけど、こわいなあ・・・。