木曜は、クリスティンとイェンスと呑みにいく約束をしていたので、濱中さんをさそって恵比寿横町へ。うちの奥さんと彼女の友達もくる。彼らは野菜しか食わないのでひたすら野菜を網で焼いて食う。
金曜日、アムステルダムに住むバスク人ハヴィエが東京に来ているから会おうということで、夜十一時に浅草ビューホテル前で待ち合わせる。遅いので元から終電はあきらめるつもりで。彼はバンガロールのワークショップの参加者で、中でもひときわスーパーフレンドリーな奴だった。去年はアムステルダムで一緒にパーティーをした。インドでは自分で作ったという奇妙な服装で太鼓をたたきながら血を流していた。ひとことで言えば中央線高円寺系バスク人。たまたま浅草で知り合った人がバーを経営していてそこに三週間居候するのだという。わけがわからんハッピー加減。連れて行ってもらうとタブラにジャンベにギターにドラム、それからハヴィエの持ち歩いているハンというUFOみたいな携帯用スティールドラムっていうかそういう楽器で大騒ぎであった。あとからハヴィエの幼なじみのバスク人メークアップアーティストも登場。果たして二時すぎ、宴もたけなわに失礼する。吉原から大曲まで歩く。酔っていたためか途中判断を誤り近道と思われる通りが大きく弓なりに曲がっていたらしくいつのまにか逆戻りしていたりして、結局帰宅が五時になる。久しぶりに無心に歩いた。何も考えてはいけない、と考えながら歩いた。何かを考えたら、自滅しそうだったからである。
土曜日、一度午前中父からの電話で起こされたが二度寝。二度寝にありがちであるが、リアルで奇妙な夢を見る。どういういきさつでそこへ行ったかは覚えていないが、だだっ広いカンファレンスホールか何かのロビーで、滝沢さんが高価な宝石をスーツ姿で売っている。俺とうちの奥さんは滝沢さんとたあいのない立ち話をする。じゃあね、といって我々は帰る。振り返るとわらって手を振っている滝沢さんの笑顔に何か複雑な陰を見たような気がして、ものすごく、夢なのでなぜかわからんがほんとにエクストリームに悲しい気持ちになり、彼女に見えなくなったなと思ったところで号泣する。その自分の泣き声で起きる。
わけのわからない夢をみて呆然としたあと、ひとり阿佐ヶ谷へ向かう。高橋さんからハードディスクを受け取るため。
阿佐ヶ谷で降りるつもりもなかったのだが阿佐ヶ谷までの210円の切符を買ってしまっていたので、なんだかそのまま戻るのも・・・とおもい、せっかくだから数年ぶりに高円寺で降りてみることにする。高円寺で奥さんと知り合い、一緒に生活を初めた。もう十七年前の話。商店街をぶらぶらしていると七時ぐらい。腹も減ってくる。たんたんというラーメン屋によくいったことを思い出したので懐かしいあのやけくそなみそおろちょんラーメンは健在かどうか確かめに行く。全く変わらなくきたない。あのおやじはいなかった。うまいかまずいかときかれても答えようがない。好きか嫌いかでしか判断できない。あれを完食することは少し自殺願望に近いというか・・・すこし投げやりな気持ちでないと食えない。おもえば、高円寺時代、投げやりな気分が生活の根底を支配していた。とか、そんなことを考えながら無料の替え玉まで完食する。600円。すこし、十数年前とは印象が違うような。もっと辛くてなんだか表現できないような極悪な色をして、さらに臭かった気がする。あのオヤジがレンゲに山盛りぶっこむ謎の粉が気になって仕方なかったのも思い出した(笑)気がついて確認しようと思った時にはもう目の前に肥だめみたいな色の食い物が置かれていたので残念。なんだろうあの粉。あの粉でスープがどろどろになるんだよな・・・。
奥さんは友達に会いに出かけてしまったので帰宅しても一人。テレビをつけたらオーランドブルームとキルスティンダンストが出ているベタな映画をやっていたのでつい見てしまう。エリザベスなんとか。で、泣く。キルスティンダンストがとても魅力的であることに気がつく。何であの不細工が・・・と思っていたことを、本気で謝る。そうやって身近にいた人の魅力にふとしたきっかけで突然気がついたりして恋が始まったりするんだね、おじさんには遠い昔の話だけど。


Regarding the inside the majority of these vehicles the people of Modern York were, I ought to divulge, far too much for me.