ロイの右後ろ足は麻痺してほとんど動かないのだけれど、たまに、がんばって歩く。少しでも血の巡りを良くしてやろうと、マッサージと屈伸運動。もうはっきりとしたグルグルも出来なくなったけれど、全ての体重を預けて少し楽そうなようすをみせる。
水を自分で飲んでいる姿も見なくなった。昨日は朝起きたら寝小便で腹がびっしょりぬれていた。
でも、目は確かである。ぼんやりかもしれないが、視力はある。ちゃんと目で語ることが出来ている。元気だった頃にくらべて、見つめてもあまり目をそらすことのなくなった猫とじっと見つめ合っていると、なんだか自分と猫の境目がなくなって、ありったけの力で強く抱きしめたくなる。そのまま強く抱きしめると抱いた自分の胸にロイがふわっと埋まっていってしまうのではないかというような錯覚を起こす。
頭の半分では、もうあと少し、つらいのもあと数日じゃないか・・・とおもいながらも、あとの半分、いや七分くらいでは、普通の生活が出来るところまで回復して、腎臓ケアの療法食なんかをまずいまずいと言いながらもばりばり食べて、子供みたいに走り回らなくとも好きなネズミやプロペラをちらつかせればパンチをするくらいになったロイと一緒のいつもの生活のイメージを持ち続けているのである。
ロイが今唯一食べられるニュートリスタットというチューブ入りの栄養剤を朝ご飯にスプーン三杯、もうちょっと食べようかもうちょっとなめようかと励ましながら食べさせている途中、一緒に生きること、それが生きる意味のだいたいの答えだと感じたのが不思議であった。
きのうは、NHKで1983年のYMOがでた回のYOUを再放送していた。月曜は矢沢の三十年前のインタビュー、で、今夜はRCのライブらしい。ETV、やるな。じじいホイホイだ。
じじいといえば、おとといの深夜にビートたけしがやった絶対見ちゃいけないTVというのも、じじいホイホイであった。あまりにくだらなくて、死ぬかと思った。もっとやれ。


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