十四日午前十一時。アヌーシャの所に居候しているヴィーナと一緒に、朝食を食い終わって、後ろで女中さんが部屋を掃除している中、これを書いてます。
昨日は遅くまで寝て、朝食に目玉焼きとトーストを食ったあと、やっと荷物を開けてラップトップを引っ張り出し、とりあえず何から始めるか迷って日記を書く。
何やって良いのか、まだうち合わせしてないし、情報も少なく漠然としているので、とりあえず現場を見にいこうと言うことで、昼飯にカレーを食ってマックスミューラーバーバンへ。マックスミューラーバーバンっつうのは、青山にあるゲーテインスティテュートみたいなところ。
とりあえず、ステージをどこにするだの客をどう入れるだのサイズを測ったり設備を確認したり。日立の結構良いプロジェクターが二台同じ物があったので、こいつを何とか使う方向で。天井が四メートル弱しかないので吊って床前面をカバーすることが出来ないし、正方形のステージの四方に客を配置したかったというのと客の視界を遮る物を作りたくないということで側面にスクリーンを設置するのもしたくないから、さてどうしたものかと小一時間メジャー片手に悩む。ちなみに何でか知らんがフィートとインチをつかうのでわけわからん。
結局、二台のプロジェクターを天井につり、真四角のステージの真ん中に真四角のプロジェクションエリアを作ることにする。ステージを囲む黒枠を入れると三層になるし、投影イメージの中は何層にもバームクーヘンみたいに出来る。
ステージを4×4のグリッドできって、天井から16基のスポットでそれぞれのセルを照らす。照明のやつにうまくプログラムしてもらって走らせることが出来るかな。
振付はなにやらバラタナティヤムをばらばらにしてミニマルに再構築し、レイヤーを重ねてトランシーにした感じ。四方を正面にすることで動きのベクトルが九十度ずつせわしなく変わるということがねらいの一つなので、床もそれとシンクロするようなものにして、ルーレット。こまかいシフトには加速度センサー(っていってもwiiリモコンだがw)を付けてもらって何かおもしろいこと出来るかな・・・と。あとはポエジー・・・w
十日くらいしかないから、出来るだけシンプルに。
マックスミューラーのカフェで学生に混じってコーヒーをのんで帰宅。アヌーシャママがオランドとかいうヴァージニアウルフ原作の映画を見るというので結局なんだか一緒に見させられる。言葉が難しくてわけわからんが、おもしろい映画、のようだ。
夕飯は家族全員でテーブルを囲い、召使いが作ったしゃれたインド料理をくいながら、ヴァージニアウルフやジェーンオースティンやオスカーワイルドやフェミニズムに関するジョークなどをとばす。もちろんおれはとばさん。できればもうちょっと卑近なところへ落としていただければ・・・、と思いながら。弟君が「いやあこないだ友達といった食い放題の店がさあ」とはなし始めて救われる。アンリミテッド!を連発するので、またその言い方がおかしくておかしくてその話だけにはげらげら笑うおれ。下流である。
部屋へ退散して、作業の準備。なんだか疲れて眠くなってきて、すぐに負ける。
暑さと湿気であまり寝付けず。


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