デリー十日目と十一日目

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デリー十日目と十一日目。21日と22日の日記。
今二十二日の夜。二十三日深夜1時半。

日本だったら新聞沙汰か社会問題かワイドショーのネタで大騒ぎになるようなことが、この街では普通に至るところで起きているのを目撃する。
それと、幹線道路脇におっさんからばばあ子供まで大量に寝ているんだが、冬はどうするんだろうか?あと、局部は露出していてもオーケーらしい。
あ、巨大に(スイカ大)腫れ上がった局部をみせながら信号待ちの車の窓をたたいて物乞いをするおじさんとかもみた。もっとすごいのも見たけど、ふれない。
あ、おもしろいおっちゃんがいた。これはいってもただおもしろいだけだから書くけど、ケータイで電話しているとき、マイクを口まで持ってきてはしゃべり、すかさず耳に持って行き相手の話を聞き、聞き終わるとまたマイクを口まで持っていってはしゃべるおじさんがいて、吹いた。トランシーバーみたいに。しかも動きが妙に素早い。こんなちっこい穴が口の近くになくてどうやって俺の声を拾うことが出来るのだ、という疑いの心がそうさせるのだろうか。

二十一日月曜日。終日リハーサル。マックスミューラー。壁にプロジェクションして、例のタリランタキタカディッディッ的ビートに合わせて絵を動かす練習とか、もう何が何だかわからん。七時頃、プロジェクターを吊る係のおっさん達がやってきていきなり天井をぶっ壊し始める。ドライバーとかスパナとかでばっこんばっこんめくらめっぽう天井を殴りまくる。おかしいのは俺だけらしいが、なんだか笑いをこらえきれない。何やってんだおれは。天井をはがしたら、今度はいきなりがつがつでっかいドリルで穴開け始めてがらがらどしゃどしゃ天井のかけらがおちてくる。で、ドリルにはコンセントプラグがなくてご存じコンセントにむき出しのケーブルをつっこんでいる。これはインドではスタンダード。そこまでぶっ壊してから、突如スピードダウンしていろいろオヤジ会議。はたして、やっぱり釣り方を変えるから明日の朝やる、といって帰ってしまった。テロである。

二十二日。朝十一時頃、吊ったプロジェクターのアジャストメントのためにマックスミューラーへ向かう。なんか無理天井からぶら下がっているが、ちゃんと言ったとおりの結果を得られるようにはなっていた。天井が低いから大きな絵がとれないので、二つ吊ってくっつけようという魂胆である。アジャストに小一時間かかる。失敗した。バルブの消耗の度合いもちがうので色も微妙に合わない。まあ、なんとか・・・というところまで調整。この日本人のおっさん、こまけえな・・・と思われたに違いない。が、遠慮はいらない。それが彼らのデューティーである。黙々とやってくれる。東京では現場の人が怖いので恐縮してしまう。今まで、何度も何度も、嫌みや小言を言いながら威張りながら仕事をするテクニシャンと仕事をしてきたなあ・・・。
で、吊ったプロジェクターで絵を出しながら、途中でとめながらの頭から通す。照明もうち合わせ通りに吊ってあって、照明のゴッタム君にここはこうでああでこうだ、と説明しながら。
八時頃終了して、衣装のうち合わせと並行して照明プランの変更作業。

プロジェクションで床全体をカバーする予定だったのが真ん中だけになってしまったために、なんだか焚き火の周りを回る儀式のようになってしまうという事態が起こってしまった。主張が強すぎるか・・・。もっと引っ込める必要があるな。
ということでうちへ戻って少々作業。もうねむいから、まだどこにもたどり着いていないが、寝る。

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このページは、matsuoが2009年9月23日 05:28に書いたブログ記事です。

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