五日前に書いたようだが、あれからもう七日くらいたってしまったような気がしている。
今日は十九日か。もう作品はできあがって本番中である。ずっと、いつか本番がきて、毎日同じことをいかにうまく手際よく美しくこなすかを考え、さくっとおわらせてビールを飲む日々を、一ヶ月前から、いやいやこのプロジェクトの話が来たあの日からかんがえておったのである。
公演が始まってみればただただ毎日自分で作ったシステムのスタートボタンを自分で押し、自分で決めたアルゴリズムに従い改良を加えライブに全精力を傾け演じていくのであるが、これが毎日となると体力的にきつい。森光子・・・ええええ?九十歳超w
さて、今いるのはエッシュという街である。フランスとの国境にある。
非常にわかりやすい街である。来てみればわかる。メインストリートが一本。
この部屋の持ち主はロンドンへ行っているとのことだ。若い女性、二十代後半くらいの女性だと思う。マリネラの友達らしい。アーティスト。なんかいろいろ陶器やらオブジェの写真が貼ってあるんだが、どれかが彼女の作品だと思う。
駅から徒歩二分。駅前の通り沿いにある。難点は通りにつき出したベッドルーム(といってもとっても広い2K)の三面の窓のシャッターを開けると外から丸見えであり、さらに駅前なのでちょっとTOXICな人たちが多いからなんかいやだなあ、と思うことくらいか。あ、キッチンもでっかくガラス窓が開いてるんだけど、カーテンがないから向かいのお宅のおっさんとよく顔を合わせることも、なんだかなあ・・・・。
ヨーロッパではよくカーテンがなくて中丸見えっていううちをみるが、これはキリスト教文化のなんかそういう倫理観というか社会的なシステムなんだろうか?
このエッシュという街からルクセンブルクまでは電車で片道二十分強である。毎日本番が朝十時という、このスケジュール作った人は精神的におかしいのではないか?と思われるような時間
なので、ウォーミングアップやらセッティングのことを考えると八時半には少なくとも小屋入りしなければいけないから、ここを八時にでることになる。といいたいところであるが、そう簡単に東京みたいに五分おきに電車がくるわけじゃあない。ので、まじめに行くとすれば七時半にはうちを出ることになる。はあ。
ところで、この公演は楽しい。何より子供が喜んでるのが楽しい。泣きそうになる。みんな、大人になっても忘れないだろうな。観たことないような不思議なことがあると口ぽかーんと開けて見入り、何かずっこけたおもしろいことがあるとギャーギャー言いながら喜ぶ。帰りに、みんなアディ!アディ!っていいながら(どうもさよならって意味らしいけど)、目をキラキラさせながら名残惜しそうに劇場を出て行くんだぜ!はあ。まあ、とにかく、良い経験させてもらった。
ところで、こういう、子供のための(コンテンポラリーな)パフォーマンス新作作品を劇場がアーティストに依頼してつくらせ、近隣の街から毎日子供達がバスで乗り付けて見に来るとか、日本ではいまんところないよね。驚き。でもいいなあ、子供達結構喜んでるよ。もちろん古典も見せてるとは思うけどね。
劇場が中心になれば変わるのにねえw 劇場が主体になっていろんな所から金集めて、アーティストに作品を作らせるっていうのは、日本ではできないの?そうすればいいのに。だって、その方がお上が直接どこの馬の骨かわからんアーティストと称する人(俺みたいな)に助成金はらうより、現場を知ってる(と思われる)劇場運営者を助成して彼らにアーティストにギャラ払って作品制作上演依頼させた方が良いんではないのか、と。まあ、こういうこと言うと昔っから、おまえなにもわかってない!とかって怒られ続けてきたら・・・違ってたらごめんなさいwまあ、そうなると劇場運営するためにみんなウケする作品がどかどか・・・いやいや、そんなこともないよ。うけてなんぼさ・・・。ねえ?そんなリテラシー低くないよねえ、日本の観客は。
しかし、塩漬け肉がうめえなあ。こっちは。
ベルギービール、っていうの?それと疲れでもう眠くなってきたのでやめます。
お休みなさい。
東京帰ってから詳しいことは書く。
ところで帰れるのかどうか笑っちゃうくらい深刻なんだがw 噴火で。

