ベルリン5

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十一月二日水曜日。午前十時。
観光、という概念が欠如した人生を送ってきたようで、何をすればよいのかまったくわからず、たぶん歩けばいいのだろうと思って町中を歩き回っている。
ガイドブックに紹介されているエリアや場所へ出かけていっては、その周辺をなるべくホテルに近づくようなルートを探してくまなくまわり、途中、昼間っから売店の店先でビール飲んでるおっさんたちにまぎれてビール飲んだりぼーっとしたり、疲れ切ったところでまたはiPhoneのバッテリーがそろそろ切れるかというタイミングで電車に乗るかそのまま歩いて帰るか・・・それが俺の中では都市観光。
都市観光をしまくってわかったのだが、観光するなら南の島なんかがいい。都市はどこも同じだ。
といっても、今回はそんなことは十分わかった上で、ここに来たのである。歩き回ることも言ってみれば主な目的の一つである。歩き回りながら瞑想しようと思っていたのである。ここ二年ほど毎日8キロほどの道のりを東京でも歩いているのだが、それによって会得した歩き瞑想の技術であるw
そんなことはどうでもいい。

昨日の記録。
朝飯をまたもや食い過ぎたことはかいた。腹ごなしにまた歩きに行く。今度はzoo駅のまわりにいってみた。十年ほど前に初めて来たとき、まず町に出たのがこのあたりなので、ベルリンと言えばこのあたりの印象が強かった。さらに、U2のzoo stationという曲、というか神アルバムを学生の頃爆音で聴きながらベルリンを夢見ていたのであるw あと、ボウイとイーノのベルリン三部作。
ひとり、なつかしー、なつかしー、といいながら歩き回ったらまた10キロほど歩いていた。なつかしいけど、なにもないところである。(おれにとっては・・・であって、クーダムあたりのしゃれ乙な高級店や、セックス博物館に用があれば別)
電車で引き返し、途中何とか言う駅で降りてユダヤ博物館へ。以前来たときはバウハウスと同じでわらわらとみんな出来たのでじっくり見ることが出来なかったので、今回は二時間?もっとかな・・・くらいかけて、キャプションも読んで観た。見せ方がすごくうまいですね。勉強になりました。いろいろバイアスもかかっているんだろうけど、ユダヤの虐げられた歴史がよくわかったよ。ユダヤ人がいかに優秀か、優秀であらねばならなかったかということが、お子様でも観光客でも容易に感じられるように出来てる。同時に、なんかたまに、優秀でこしゃくなやついるじゃないですか。そいつにいらっとさせられるような気持ち、もあるんじゃないかともおもったなあ。追い詰めれば追い詰めるほどうまくやるやつむかーっ、みたいな。
で、ちかくにベルリーニッシェギャラリーとかいう現代美術館があるようなので、いってみた。が、閉館六時とかいてあるのに、妙に閑散としている。まだ時間はたっぷりある。ドアが開いていたので、入っていってチケットくれと言ったら、おばちゃんが今日はもう閉めたので明日おいで・・・と。今回、なんだか美術館に縁がない。ナショナルギャラリーもここも絵画館も全部休みでは入れなかった。
いわゆる美術館島も、入場制限されているもんのすごい観光客の行列をみて退散したのだった。なにやら有名なポートレートを集めた展覧会をやっているらしいが・・・。きょうは、グッゲンハイムで待ち合わせがあるので、ついでに見てみようか。もしかしたら、やってなかったりして・・・あ、おもいだした。昔ネストでワークショップやったのはクンストヴェルケというところだ。いってみるか。
仕方なく、歩いて夕暮れの町を観ながらホテルへ帰る。あ、途中、古い建物のレストランにはいる。ソーセージの山もいやだったので、英語メニューにトラディショナルと書かれていた料理とビールを注文。なんだろう。ワインで煮た牛肉?酸っぱかったけど柔らかくてうまかった。
夜九時頃、夜の散歩へ。近所のちっこい店でジャイアントコーンの小袋とビールを一本買い開けてもらって、橋を渡りラジアルシステムVとかいうアートセンターを横目に、すっごい道幅の広さが、ガチ東ドイツなカールマルクス通りにでて、少し寒々しさをおぼえながらぐるっと別の橋を渡って帰ってきた。5キロぐらい?もう一本くらいビール飲みたかったんだが、途中売店がなかった・・・つまらんエリアだ。

坂本龍一のUSTをやっていたので聴いていたのだが、なんかここのwifiがすっごく遠くてブチブチ切れるので、仕方なくiTunesで1996聴きながら寝る。

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このページは、matsuoが2011年11月 2日 18:51に書いたブログ記事です。

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