ベルリン6

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11月4日 金曜日 午前九時半。
さて、明日の朝帰る。
別にやりたいことや行きたい所なんてのもなかったから、やり残したことや行きそびれた所なんてのはないのだが、このさきヨーロッパへ訪れる確かな予定がないので、すこしさびしい。
ヨーロッパへ引っ越すなどという考えも、震災直後はちらとあたまをよぎったし、それを勧めてくれたこっちの友人も数人いた。すくなくとも数ヶ月、こっちに避難したらどうか・・・とシリアスに考えてくれた友人もいたが、いまは急激に変わりつつある、というかこれでかわらなかったら先がないだろう、というような状況の日本にいてそれを感じたいと思うようになっている。

ベルリンにとりあえず三ヶ月くらいいて、引っ越しを前提に根回しをしてみたらどうかといってくれた友人の一人がロレンゾで、おとといはすれ違いで出張に行ってしまってあえなかった彼がベルリンに帰ってきたので、会うことにした。
ウンターデンリンデンのグッゲンハイムでみたいものがあるというのでそこを待ち合わせ場所にしたのだが、名前のビッグさに比してドイチェバンクの下の非常に小さなスペースだったので見つけることが困難だったw
マフィアみたいな格好をしたロレンゾとその東欧人の情婦みたいな(失礼w)おくさんが登場して場が一気にイタリアw
ALEMCH というアーティスト工房hが公開製作していたグッゲンハイムを観て、なにやらポッシュな通りのポッシュなカフェでコーヒーとビールを飲み、奥さんが「ずっと観たくてだけど三人目の子が出来てしまって子育ては忙しいし一緒に行こうと言ってもロレンゾはいつもいないしでいけなかった」と文句を言っていたポーランドとドイツのアートを両者の歴史と関係にそって展示した展覧会をみに、Martin Gropius Bauとかいうところにいく。おくさんはポーランド人なので熱が入っていた。すばらしい展示。音声ガイドに日本語なかったし、キャプションもドイツ語とポーランド語だけというハードコアな状況だったけれど、すばらしく展示方法がうまかったために、がっつり観ることが出来た。しかし、ポーランド人、天才多いな。コペルニクスがポーリッシュだとはしらなかった。
六時半頃、メシを食いに来いと誘われたのだが、金曜にホームパーティーに誘われてるしそのときに伺うよということにして、子供を待たせている二人と別れてUバーンに乗る。ホテルからちょっと離れた駅でおりて歩いて帰る途中身の丈に合っていそうなドイツ料理レストランがあったのでそこで適当にトラディショナルと書かれた料理とビールを注文。たぶんワインで煮た、酸っぱい牛肉。うまかった。歩いて帰る途中、メニューがローストチキンしかないという有名な古いレストランを発見してそこにすれば良かったかな、とビール瓶片手に少し後悔。
部屋に戻って少し休んだら、深夜の徘徊がしたくなって、近所の店でいつもの兄ちゃんからビールを買ってその場であけてもらい、ビンを片手にカールマルクス通りの方をぐるっと回って4~5キロほど歩いて帰宅。なんにもなかった。あ、廃工場みたいな敷地のおくに、なにやら派手な照明の場所があって、ビルの上の方に巨大なマシュマロマン?(木立に隠れてよく見えなかった)みたいな人形が座っていて手がウイーンウイーンって動いていてらいとアップされてる場所があった・・・どう説明していいのかわからんが。タクシーで乗り付けた初老の夫婦が手をつないで敷地内に入っていくので、興味があって後を付けたが途中でいなくなった。店?スクウォットされたアーティストの巣窟?看板ないしなんだかわからんので、びびって引き返す。

昨日は、昼頃からブラウンシュヴァイクを目指して中央駅へ。1時間半ICEにのってブラウンシュヴァイク中央駅へ到着。街中に行くトラムに乗って市庁舎前へ。降りて適当に少し歩いたら、ブラウンシュヴァイク君に急に出くわす。本物とは初対面。感慨深い。
あれは2005年だったか、2007年のヨーロピアンカルチャーキャピタルにブラウンシュヴァイクが立候補した際、市がアイデアコンペを実施しそれに濱中さんや瀬田さんやフェムケにアラートたちと応募したプランが一等賞をもらったことがあり、いつの日かベルリンへ行ったときについでに実際に町へ行ってみようとは思っていたのである。(ブラウンシュヴァイクは落選し、ルクセンブルクが選ばれたために、我々のプランは実現しなかった)
一時間ほど中心部をぶらついてみる。こじんまりして、戦災を免れた古い建物と、巨大スクリーンがはめ込まれた近代的な建物が違和感なく混在していて、悪くない町だと思った。もし、ココにあのプランが実現していたらと考えると、なんの不思議も感じない。建物の高さや広場の見通しの良さ、そして見通しの悪さ・・・。いま、iPhoneやネットなどで実現されている技術を考えると、当時は、実際はハードル高いぞ・・・なんて思っていたことが、すんなり実現できてしまうだろうと思うと、ぽしゃったのは残念だ。
長居してもやることないので、帰りもICEで1時間半。六時半頃ベルリンに戻る。ルクセンブルクチームのダンサーのゆうこさんのいもうとさんで、ベルリンに住んでるあいこさんと彼氏とめしをくう約束していたので、彼女たちの住んでいるあたりの駅へ行ってみる。が連絡がうまくいかなくて、すれ違い。残念。
ということで、ひとりまたビール瓶片手に歩いて帰る。ビール飲みすぎで、腹がたぷたぷ。酔わないのに。あと、ブラウンシュヴァイクで食ったシュニッツェルが腹にもたれて、夕飯抜き・・・。胃が拡張されている。休めなければ。
東京に帰ったら、少し絶食でもしてみるか・・・・

きょうは、夜はロレンゾのうちのホームパーティーへ行く予定。少し早めに行って、なにやらビジネスwの相談をしたいらしい・・・(ちなみに、やつは音楽家なんだが、いま独自に開発したサウンドシステムをフィリップスと共同で、空港のラウンジやら、公園やら、公共施設のビルなどにインストールするプロジェクトをやってるんだそうである・・・)
それまで、せっかくなので、まだ細々と一日一回上演しているPINA3Dをソニーセンターに見にいこうかと思っている。早めに行かないと込んでるのかな・・・。

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このページは、matsuoが2011年11月 4日 17:18に書いたブログ記事です。

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